2017年03月08日

【三島救命救急センター移転】人命を軽視?不可解な大阪医科大学敷地への移転

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高槻市にある大阪府三島救命救急センターは、高槻市・茨木市・摂津市・島本町の3市1町の住民の「最後の命の砦」である三次医療機関。三次医療機関というのは、脳卒中や心筋梗塞、頭部損傷等、重篤な患者に対応する医療機関のことです。

この三島救命救急センターを、大阪医科大学の敷地内に移転する話が進んでいると、センターの幹部職員の方から書面が届きました。読むと、センターの現場の意見を聞かず、移転ありきで、強引に進めている様子が伺えました。

市の担当者は、移転先の具体的な場所を尋ねても答えてくれなかったそうです。仮に、駅前の大学の敷地内だとすると、駅前はバスやタクシー、送迎待ちの一般車で混雑していることが多いし、3市1町の中心から遠くなります。救急車の1分1秒の遅れが、患者の命取りになりかねないのに、どうしてこんなところに移転するのか・・・



センターの幹部職員の方は、センターの真横の芥川公園に建て替えるべきだと提案をされたそうです。私もそれがよいと思います。

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私はセンターの現場の方に話を伺うなどして、議会で質問する準備を進めていました。すると先日、上の画像のお詫びが送られてきました。以前の書面はあくまで個人的に出したものであり、撤回するということです。圧力がかかったのでしょうか?

今日の本会議では、この移転の件について質問しましたが、納得できる答弁はまったくなく、やはり、大阪医科大へは移転すべきではないと思うに至りました。この移転話には、裏側で何らかの力が働いているような気がしてなりません。市民の命のために、絶対に移転を止めなければならないと考えています。

以下は今日のやり取りです。原稿とメモに基づいているので、不正解な部分もあることをお許しください。

■一般会計予算 救急医療(主要予算内容30ページ、予算説明書104ページ)

1.先日の濱田市長の施政方針では・・・
三島二次医療圏における望ましい救急医療体制の確保に向けて、大阪府三島救命救急センターの狭隘化や耐震性の課題等への対応として、茨木市・摂津市・島本町との協議の下、建て替えに向けて検討を進めます。
・・・と説明がされました。今後、どのように協議や検討を進めていくのでしょうか?移転について協議する委員会等を設置して、検討するのでしょうか?具体的にお答えください。
2.今年の2月に大阪府三島救命救急センターの関係者から送られてきた書面を見ると、高槻市はセンターの大阪医科大学敷地内への移転を決めようとしているとのことです。センター側は、高槻市の担当者である保健所長や課長から、こうした話を直接聞かされたということです。大阪医科大の敷地内への移転は、市の責任で決めたというような発言もあったとされています。高槻市医師会病院部会でも全く同じ説明をしたとも書かれています。これらは事実なのでしょうか?お答えください。
3.三島救命救急センターは、高槻市だけではなく、茨木市、摂津市、島本町の住民の「最後の命の砦」である三次医療機関です。三次医療機関というのは、二次医療機関で対応できない、脳卒中、心筋梗塞、頭部損傷等、重篤な患者に対応する医療機関のことですが、この3市1町の間では、いつ、どのような協議や合意がされたのでしょうか?詳細をお答えください。
4.移転先とされている大阪医科大学は、もちろん移転に合意しているのだと思いますが、大阪医科大とは、いつ、誰と誰との間で、どのような協議や合意をされたのでしょうか?詳細をお答えください。
5.大阪医科大の敷地に移転する場合、具体的には、どの場所に移転するのでしょうか?阪急高槻市駅の前でしょうか?他の場所でしょうか?具体的にお答えください。
6.仮に阪急高槻市駅前の大阪医科大の敷地に移転した場合、3市1町の中心部からより離れた位置になりますが、救急車の到着時間については、現在の場所と、移転先では、最大でどれだけの違いが出てくるのでしょうか?詳細をお答えください。
7.関係者からの書面によると、高槻市の担当課長は、大阪医大の建物の耐震性はどうなっているのかと尋ねられて、「今の建物の耐震性は知らない。ただ建て替えを予定されている。」と答えたとされています。大阪医大の建物の耐震性はどれだけなのでしょうか?また、建て替えは、いつ、どこにされるのでしょうか?どういった建物になるのでしょうか?それぞれ具体的にお答えください。
8.以前、奥本前市長が、大阪医科大学の理事になって報酬を得ていたことがありますが、現在の理事のお名前を見ると、以前、高槻市職員であった方がおられるようです。元市職員の方は、いつ、どういった経緯で、大阪医科大学のどういった役職に就かれているのでしょうか?お答えください。また、元議員の方も大阪医科大学に在籍されていると聞きましたが、いつ、どういった経緯で、どういった役職に就かれているのでしょうか?お答えください。
9.センターの関係者の書面によると、移転については、公益財団法人大阪府三島救命医療センターと大阪医科大学の、それぞれの理事会で移転案が可決されれば、決定となると書かれています。このほかに、移転については、具体的に、どのような手続きが必要なのでしょうか?3市1町の議会に議案が上程されるということはないのでしょうか?具体的にお答えください。
10.センターの真横には、芥川公園があって、その面積は、センターの敷地より広いのですが、関係者の書面によると、そこにセンターを新築できないのかと 高槻市側に尋ねたところ、都市公園法の関係で、手続きに1年から1年半かかるという回答があったということです。ということは、1年半待てば、芥川公園に建て替えができるということなのでしょうか?お答えください。
11.市としては、センターは移転するけれども、現在センターに併設されている応急診療所の移転は考えていないといことです。応急診療所はどうなるのでしょうか?現在の場所に残るということなのでしょうか?それとも廃止するということなのでしょうか?具体的にお答えください。

<答弁>
 1点目、4点目、5点目についてですが、先日、3市1町での検討結果について大阪府三島救命救急センターを運営する公益財団法人大阪府三島救急医療センターに報告し、同理事会において移転候補を大阪医科大学の敷地と決定されたところであり、大阪医科大学との協議は今後のこととなります。
 2点目についてですが、同救命救急センターは、現施設や施設を提供している行政の責務として、3市1町で移転候補地を選定すべきとの考えに立ち検討したものです。
 3点目についてですが、今年度、3市1町の救急医療に関する検討会で検討いたしました。
 6点目についてですが、現在地から大阪医科大学までの距離はおよそ1.8kmです。
 7点目についてですが、当該大学においては、建替えの計画をもたれているとお聞きしております。
 8点目についてですが、市が関知するものではございません。
 9点目についてですが、移転地の手続きについては、移転候補地としている大阪医科大学での決定後、協議を進める中での検討課題となります。
 10点目についてですが、都市公園法において、公園内に設置可能な施設が規定されており、救命救急センターは含まれておりません。
 11点目についてですが、夜間休日応急診療所については、今後の検討課題と考えております。

<2回目>
1.三島救命救急センターを大阪医科大学の敷地へ移転するということについては、3市1町で検討し、センターを運営する公益財団法人の理事会でも決定されたということです。関係者の書面によると、センターの現場の声を聞かずに決定されたということなんですが、なぜ、現場の声を聞かなかったのでしょうか?お答えください。
2.理事会の理事からは、どういった意見が出たのでしょうか?反対意見はなかったのでしょうか?お答えください。
3.移転先は大阪医科大学の敷地だということだけで、具体的にどこに移転するのかということについては答弁がありませんでした。現場の方によると、救急車の到着を考えると、3市1町の中心付近にセンターは存在すべきであって、現在の場所より、もう少し茨木市寄りにすべきだというご意見でした。先ほど、センターの現在地から大阪医科大学までの距離はおよそ1.8kmだという答弁はありましたが、そうすると、3市1町の中心から遠くなってしまいます。大学の敷地は駅前にありますが、駅前は、バスやタクシー、送迎待ちの一般車で混雑していることが多いですよね。国道のように片側2車線の道路なら、他の車に進路を譲ってもらうことで、比較的スムーズに救急車を進められるかもしれませんが、駅前の道路は1車線です。救急車の1分1秒の遅れが、患者の命取りになりかねないのに、なぜ、このような場所に移転することにしたのでしょうか?理由をお答えください。
4.あらためておききしますが、救急車の到着時間については、現在の場所と、移転先では、最大でどれだけの違いが出てくるのでしょうか?救急車の到着時間については、シミュレーションはされたのでしょうか?詳細を具体的にお答えください。
5.現場の方によると、大阪医科大学が、センターから複数の医師を引き上げたので、困ったということです。事実でしょうか?事実であれば、なぜそのようなことを大阪医科大学はしたのでしょうか?大阪医科大は、センターに対して、非協力的だったのではないのでしょうか?理由を具体的にお答えください。
6.移転後のセンターの体制はどうなるのでしょうか?今と変わらないのでしょうか?良くなるのでしょうか?悪くなるのでしょうか?具体的にお答えください。
7.現場の方は、大学の下にセンターが置かれると、鳥取大学のようになりかねないと危惧されていました。鳥取大学病院救命救急センターでは、救急医4人が一斉退職しました。センター長で、教授でもあった方のインタビュー記事を読むと、救急医療の現場だけではなく、救急医を育てるための教育も担当しなければならず、大変多忙であったことなどが原因のようです。こうした他の事例は検討されたのでしょうか?大阪医科大に移転しても、このようなことにはならないのでしょうか?お答えください。
8.あらためておききしますが、どの場所の、どんな建物に、センターは移転されるのでしょうか?
9.移転にはどれだけの費用がかかるのでしょうか?具体的にお答えください。
10.大阪医科大学は、何らかの費用負担をするのでしょうか?するのであれば、どれだけの負担をするのか、具体的にお答えください。
11.どの場所に、どんな形で移転するのか、どれだけの費用が必要なのか、何も分からないのであれば、なぜ何も分からないのに決定したのでしょうか?理由をお答えください。
12.この移転は3市1町の住民にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?お答えください。
13.この移転は3市1町それぞれにとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?お答えください。
14.この移転は大阪医科大学にとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか?お答えください。
15.現場の方によると、現在、センターが、どの医療機関とも離れた場所に置かれているのには理由があるそうです。その理由は、センターが、特定の病院(二次医療機関)の近くに置かれると、その病院が、センターで治療を受けた患者を受け入れることで、利益が上がるからだということです。医師会の方は、それを理由に、三島救命救急センターをどの病院にも近づけるなと言っていたそうです。これは事実なのでしょうか?センターが敷地内に移転する大阪医科大学は、利益が増えることになるのでしょうか?お答えください。
16.あらためて、おききしますが、現在の大阪医科大学の理事のお名前を見ると、以前、高槻市職員であった方がおられるようです。元市職員の方は、いつ、どういった経緯で、大阪医科大学のどういった役職に就かれているのでしょうか?皆さんの先輩だと思いますので、経緯を確認するのは簡単だと思います。お答えください。
17.1回目の質問で述べたとおり、関係者の書面によると、芥川公園にセンターを新築できないのかと 高槻市側に尋ねたところ、都市公園法の関係で、手続きに1年から1年半かかるという回答があったということです。そういう回答をしたことは事実なのでしょうか?事実か、そうではないのか、お答えください。

<答弁>
 1点目、2点目についてですが、公益財団法人大阪府三島救命救急センターに対しては、複数回説明を行っております。なお、理事会では全会一致で賛成されております。
 3点目、4点目についてですが、移転候補地の立地については、三島二次医療圏の災害拠点病院として、大阪医科大学附属病院は、大阪府三島救命救急センターとあわせて1か所として指定を受けているという観点で、検討を行ったものです。なお、救急車の到着の所要時間については、事案発生場所によって異なるため、一概には申し上げられません。
 12〜14点目についてですが、移転先におけるメリット等については、昨年12月の福祉企業委員会協議会において「三島二次医療圏における望ましい三次救急医療体制のあり方について」(報告書)についてご説明したとおりでございます。
 17点目についてですが、芥川公園について、そのような説明をした経過はございません。
残る9点の項目についてですが、大阪医科大学は、三島救命救急センターの設立当初から、医師の派遣についてご尽力されていると伺っております。
 また、今回の決定は移転候補地のみであり、医療体制等については今後の協議の中で進めてまいります。
 なお、元市職員に関するお尋ねについては、他の機関に関することであり、存じ上げません。また、医師会の方の発言につきましては、市では一切お聞きしたことがございません。

<3回目>
 あとは意見だけにしておきますが、3次医療機関というのは、一刻を争う重篤な患者に対応するための救急医療を行う医療機関であるということは、皆さんもよくご存じのことだと思います。
 そうすると何を優先するべきか。どう考えても救急車の到着時間ですよね。1分1秒の遅れが、その患者さんの命にかかわるんです。それを、今の国道沿いの場所から、あの阪急高槻市駅前の、ゴチャゴチャしたところに置き換えようというんですかね。常識的に考えても、滅茶苦茶な話だと、私は思います。
 先ほどの答弁を聞く限り、移転について、理由らしい理由はただ一つ。大阪府三島救命救急センターは、大阪医科大学附属病院とあわせて、1か所の災害拠点病院として指定されているということです。
 けれども、両者を絶対に同じ場所に設けないといけないという決まりはないはずでし、そもそも、離れた場所であっても、1か所の災害拠点病院として指定されたわけですから、別に、離れていてもいいということですよね。
 それから、災害時に対応すべき災害拠点病院と、日常的に急性期の患者に対応する三次医療機関というのは、別のもののはずです。わざと災害拠点病院と、三次医療機関をごっちゃにして、ごまかそうとしているとしか考えられません。
 移転するといっても、具体的に、どの場所の、どういった建物に移転するのかも決まっていない。どんな体制になるのかも分かっていない。費用もどれだけかかるのか分かっていない。そんな状況なのに、3市1町の住民の「最後の命の砦」である三次医療機関の移転を決定するというのは、私は、まともな判断だとは思えません。
 三島救命救急センターの真横に芥川公園があって、そこに建て替えればいいじゃないですかとセンターの幹部職員の方も提案されていて、その方の書面によると、高槻市の職員のほうも、手続きに1年から1年半かかるが、可能だというようなニュアンスでおっしゃられていたということでした。先ほどの答弁では、そんな説明はしていないということでしたけれども。
 都市公園の廃止については、都市公園法16条1号で、公益上特別の必要がある場合には、都市公園を廃止できることになっています。三次医療機関の建て替えに使うのだということであれば、十分に「公益上特別の必要がある場合」に該当するはすです。都市公園の廃止の事例についてはいくつもありますし、可能なはずです。他に国道沿いに場所がないというのであれば、芥川公園に建て替えるべきです。
 先日、お詫び状というのが、センターの幹部の方から送られてきました。以前その幹部職員が市議会議員宛に送った書面は、個人的に送ったもので、組織としては認められないから、撤回するというものです。
 私は詫びる必要なんてないと思いました。よくぞ、この三島救命救急センターの移転話を教えてくださったと。市民の命のために、組織から処分されるかもしれないにもかかわらず、よく勇気を出して、やってくださったと。この方が教えてくれなければ、秘密裡にここまで話が進んでいるということを知ることができなかったわけですから、本当は、こちらが感謝しないといけない。こういう立派な方がいて、本当に良かったと思いました。
 私としては、現状では、大阪医科大への移転については、反対です。国道沿いを探せば、もっといい場所があるかもしれないですけれども、ないというのであれば、芥川公園に建て替えるべきです。以上。

<答弁>
 北岡議員からご意見がありましたが、先日、代表質問で答弁したとおりです。
 3市1町で熊本地震を機にこの災害拠点病院であるセンターの耐震化を早期に取り組んでいかなければならない。その重要性を認識した中で、現敷地や接道を提供している行政としての責務として検討し、最終的に同センターの理事会で、同大学の敷地を移転候補地とすると決定したものです。
 この内容につきましては、今後、具体的な医療体制について、3市1町と、救急医療体制の責務のある大阪府と協力して、早期実現に向けて検討してまいりたいと思います。
 先ほどの関係者の文書につきましても、個人の判断で作成し、誤解を生じさせる内容であったことから、書面作成者本人によって撤回されているということですので、よろしくお願いします。



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posted by 北岡隆浩 at 22:23| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする