2018年12月20日

【ブロック塀倒壊】高槻市消防本部のトリアージに問題があったのでは?

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救急車の出動履歴と救助活動報告書

今日は12月議会の最終日。一般質問では私も4項目について質問しました。

6月18日の午前7時58分に起きた地震のため、寿栄小学校のブロック塀が倒壊し、女子児童がその下敷きになりました。119番通報はその2分後の8時ちょうどにされています。それを受けた後の高槻市消防本部の対応は適切であったのか・・・出動の履歴を情報公開請求してみると、上の図のとおり、何故か、寿栄小学校のものだけ、消防車の出発時刻や現場に到着した時刻が黒塗りに。

他の現場へは通報から2〜3分で救急車が出動しているのですが、寿栄小学校の現場には8時半過ぎに救急車が到着したと聞きました。そこから逆算すると、少なくとも20分以上経ってから救急車が出発したと考えられます。

災害などで同時に多数の患者が出た時に優先順位をつけることを「トリアージ」というのですが、重症者が最優先で、軽症者は後回し。死亡者や、明らかに救命が不可能な者は一番最後に回されます。

では、救急車の出発が遅らされた寿栄小学校の事件は、軽症や死亡と考えられたのか・・・今日の議会で質問すると、「119番通報入電の時点で傷病者は重篤な状態であると判断し、優先度・緊急度が高いものとしての緊急度選定」を行ったと、消防長は答弁しました。

また、「8時の覚知後、直ちに救急車を出場させていれば、寿栄小学校の児童の命を救うことができたのではないのでしょうか?」と質問したところ、「我々の救助活動内容の如何にかかわらず、結果が変わる事案ではございませんでした。」と答えました。

そこで、「重篤な傷病者を最優先にしなければならないのに、なぜ救急車と救助隊を真っ先に行かせなかったのでしょうか?」、「寿栄小学校の事案は、救助活動の内容で結果が変わるものではなかったということです。なぜそういえるのでしょうか?何か根拠があるのでしょうか?医師の診断か何かがあるのでしょうか?なぜ助からなかったといえるのか、具体的な理由をお答えください。」などと質問したのですが、消防長は答えず、突然、総務部長が勝手にしゃべり出し、私の持ち時間の45分は終わってしまいました。総務部長がそのような態度をとったということは、市役所ぐるみで消防長を答弁させなかったということなのでしょう。

救急車とレスキュー隊を真っ先に出動させていれば、女子児童の命を助けられたのか?助けられなかったのか?・・・それは分かりませんが、少なくともトリアージには問題があったと思われます。

この件を議会で質問しようにも、3月議会は選挙の前ということで一般質問はありません。果たして、その次の議会で質問できるかどうか・・・

以下は今日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

平成30年12月議会・一般質問

<1回目>

■1.災害に関する対応や調査等について

(1)寿栄小学校のブロック塀の倒壊の際の対応について
 今年の6月18日の午前7時58分に地震が起きましたが、その直後の午前8時から30分間の救急車の出動の履歴などについて、先日、情報公開請求しました。公開された記録を見ると、8時10分までは、「覚知」つまり、消防本部が119番通報を受けたときから、2〜3分で救急車が出動していました。ところが、寿栄小学校のブロック塀の倒壊の事件に関しては、覚知が8時ちょうどとされているものの、「出場」=救急車が消防署を出発したのは何時何分なのかとか、「現着」=現地に到着したのが何時何分なのかが分からなくされています。救急車が到着するのが随分遅かったと聞いていますが、「出場」と「現着」はそれぞれ何時何分だったのでしょうか?お答えください。
 また、「覚知」した午前8時の時点で、救急車は何台待機していたのでしょうか?お答えください。

⇒救急車の出場時間及び現場到着時間につきましては、情報公開条例第6条第1項第1号に該当するため、お答えできません。
 また、午前8時00分時点での、救急車待機数は7台でございます。

(2)寿栄小学校のブロック塀の事件の救助活動報告書について
 情報公開された救助活動報告書を見ると、車両の到着が、中救助1、富田タンク1、富田ポンプ1、三箇牧救急1の順になっているようです。中救助1は現場までの距離が4km、三箇牧救急1が1.5kmなので、ほぼ同時に出発すれば、救急車のほうが早く着いたと考えられるのですが、なぜこの順になったのでしょうか?お答えください。

⇒救助活動報告書は、到着順には記載しておりません。

(3)地震発生時のトリアージの方針について
 6月18日の地震発生後、トリアージについては、誰が、いつ、どのような指示や指揮を行っていたのでしょうか?お答えください。
 また、8時に覚知した寿栄小学校の事件については、誰がどのような判断や指示・指揮をしたのでしょうか?お答えください。

⇒7時58分の発災と同時に特別警備本部をたち上げております。
 特別警備本部におきましては、適切に活動方針を決定しトリアージを行ったものです。
 また、寿栄小学校の事案につきましても、適切に活動方針を決定しトリアージを行ったものでございます。 

<2回目>

(1)救急車の出場時間等については、情報公開条例6条1項1号に該当するので答弁できないということです。救急車の出場時間や現場到着時間は個人情報に該当しないと思いますが、何故、情報公開条例6条1項1号に該当するのでしょうか?具体的な理由をお答えください。

⇒情報公開の請求内容では、お亡くなりになられた児童が特定されていること、出場先が特定されていることから、情報公開条例第6条第1項第1号に該当するものでございます。

(2)救助活動報告書は、到着順に記載していないということですが、寿栄小学校の現場には、レスキュー隊の「中救助1」の車両のほうが先に着いたのでしょうか?それとも救急車である「三箇牧救急1」のほうが先に着いたのでしょうか?お答えください。

⇒富田タンク1が先着して無線により現場状況を特別警備本部へ即報し、順次到着した中救助1、富田ポンプ1及び三箇牧救急1が連携した救助活動を実施しました。
 救助活動は長時間に及び、救出完了と同時に、すでに到着していた三箇牧救急1に児童を車内収容し、本件事案の一連の救助活動が終了しております。

(3)トリアージについても具体的にお答えいただけませんでした。トリアージというのは、災害などで同時に多数の患者が出た時に優先順位をつけることで、普通は、直ちに処置を行えば、救命が可能な重症者が最優先になります。次が、多少治療の時間が遅れても生命には危険がない者、その次が軽傷者で、最後が、死亡者や、明らかに救命が不可能な者という順です。
 6月18日の地震の際も、このような形でトリアージを行ったのでしょうか?具体的にお答えください。
 また、救急車の到着が8時半を過ぎていたと聞いていますが、寿栄小学校の児童に関しては、覚知の際、軽症と判断したのでしょうか?死亡等と判断したのでしょうか?どのように考えて、どう判断したのか、お答えください。

⇒トリアージについてのお尋ねですが、今議員が御説明されたのは、フィールドトリアージという現場での緊急度選定でございます。
 特別警備本部では、情報トリアージという119番入電時の緊急度選定を行いました。
 地震発生当日の6月18日には、382件の119番通報が入電し、その多くは地震発生直後に集中しておりました。そのような状況の中、特別警備本部では同時多発火災を警戒し、火災・人命危険最優先、1事案1隊出動を原則とした活動方針を決定し、緊急度選定を実施しました。
 今回、御質問の寿栄小学校の事案は、119番通報入電の時点で傷病者は重篤な状態であると判断し、優先度・緊急度が高いものとしての緊急度選定を行い、複数の部隊を投入して対応したものでございます。

(4)午前8時ちょうどの時点で、救急車の待機数は7台だったということです。8時の覚知後、直ちに救急車を出場させていれば、寿栄小学校の児童の命を救うことができたのではないのでしょうか?お答えください。

⇒2点目、3点目でお答えいたしましたとおり、本件、寿栄小学校の事案では最善の救助活動を円滑に実施しております。
 なお、まことに残念ではありますが、我々の救助活動内容の如何にかかわらず、結果が変わる事案ではございませんでした。

<3回目>

(1)出場時間と現場到着時間については、情報公開条例第6条第1項第1号に該当するから公開できないということですが、出場時間と現場到着時間は、個人情報に該当しませんし、仮に該当するとしても、ただし書のウで、公務員の職務遂行の内容に係る情報については除かれるとされているので、やはり公開すべきはずです。なぜ公開しないのでしょうか?あらためておききしますのでお答えください。

(2)寿栄小学校の事案は、119番通報入電の時点で、重篤な傷病者だと判断したということです。けれども、現場には富田タンク1が先着し、中救助1や三箇牧救急1は遅れてやってきたということです。トリアージでは、重篤な傷病者を最優先にしなければならないのに、なぜ救急車と救助隊を真っ先に行かせなかったのでしょうか?理由をお答えください。

(3)寿栄小学校の事案は、救助活動の内容で結果が変わるものではなかったということです。なぜそういえるのでしょうか?何か根拠があるのでしょうか?医師の診断か何かがあるのでしょうか?なぜ助からなかったといえるのか、具体的な理由をお答えください。

(4)寿栄小学校の事案への対応について、消防本部内で、疑問や批判の声は出なかったのでしょうか?そういう声があったのであれば、どういったものだったのでしょうか?具体的にお答えください。

(5)災害対応に関する市の最終報告を見ても、こうした救急救助に関する検証はされていないようです。トリアージや救急救助に関する検証・振り返りを、後の教訓とするためにもしておくべきだと私は思いますが、そうした検証はしたのでしょうか?したのであれば、どういった反省点があったのでしょうか?具体的にお答えください。

 あとは意見ですが、個人情報でもないのに、救助活動報告書の出場や現着の時刻を隠すのはおかしいはずです。トリアージが妥当だったのかどうか、情報が隠されているので分かりませんが、ご答弁からすると、問題があったのではないかと思われます。少なくとも、当時の全体の状況も含めて、検証すべきです。要望します。




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posted by 北岡隆浩 at 23:49| 大阪 ☁| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする