2019年05月23日

財政悪化・工事費の増加・入札不調・・・令和は厳しい時代に

高槻市の今後の財政見通し

一昨日から今日まで5月臨時議会でした。いわゆる役選議会で、正副議長等や所属の委員会が決定。会派に属さない私には、4期目となっても、相変わらず何の役もありません。

さて、今日の議会では即決議案の質疑・採決等もあり、私は補正予算のうち、市民会館建替事業について質問しました。

高槻市では市民会館の建替えを行うこととなっており、建設業者を決めるべく入札を実施したのですが、不調に。再度入札を行いましたが、また不調となってしまいました。

この理由について、市は「社会情勢などによるもの」と答弁。要は人件費や資材費の高騰で、これまでの予定価格では、業者にとっては割に合わないということです。さらには、10月に予定されている消費増税も、工事費用を押し上げる要因に。

予定価格を増額して、それなりのものにしなければ、入札は整わず、いつまで経っても市民会館が建たないわけです。

しかし、高槻市の財政も悪化が見込まれています。市の公表したところによると、上のグラフのとおり、社会保障などに使う扶助費がどんどん増えて、歳入が歳出に追い付かずに、市で積み立てている基金が、今から6年後の令和7年度には底を突きます。市債残高=市の借金も増えていく見通しです。

余程のことがない限り、令和は、非常に厳しい時代になると考えられます。

今日は、市民会館について、コストの削減と、ネーミングライツ導入による収入増を提案・要望しましたが、市の事業全体に関して、こうした努力が必要です。

以下は今日のやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もありますがご了承ください。

■報告第3号 令和元年度高槻市一般会計補正予算(第1号)の専決処分報告について

<1回目>

 補正予算書5ページの継続費補正について伺います。市民会館建替事業に関しては、総額の130億円に変更はないものの、工事着工の遅れに伴って、補正前は令和3年度までであったものを、令和4年度まで、期間を延長したということです。まず5点質問します。
(1)これまで2回、入札を実施したものの、いずれも不成立だったと聞いております。いつ、どのように入札を行ったのか、また、なぜ不成立となったのか、それぞれについて具体的にお答えください。
(2)入札については、今後どうされるのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)建設工事は令和3年度末までに終了して、令和4年度中に開館するというスケジュールが、以前示されました。そのスケジュールに、影響はないのでしょうか?影響があるのであれば、どういったものなのでしょうか?具体的にお答えください。
(4)総額の130億円は、今後も変わらないのでしょうか?工事の費用が増額になるということはないのでしょうか?お答えください。
(5)これまでの工事着工の遅れに関して、国とはどのようなやり取りがされてきたのでしょうか?補助金には影響はないのでしょうか?具体的にお答えください。

【答弁】
(1)新文化施設新築工事の入札につきましては、1回目は平成30年12月14日、2回目は平成31年2月15日に公告の上で執行したところですが、いずれも入札成立条件を満たさなかったものです。
(2)今月中に公告を行う予定です。
(3)現在の予定では、建設工事の終了は令和4年度にずれ込みますが、4年度中の開館に変更はございません。
(4)整備費用につきましては、消費税率変更の影響も含め、再精査してまいります。
(5)国とは随時調整を図っており、現在のところ、補助金への影響はございません。

<2回目>

(1)新文化施設新築工事の入札については、これまで2回行ったけれども、いずれも入札成立条件を満たさなかったということです。具体的には、どのような形で、入札成立条件を満たさなかったのでしょうか?お答えください。
(2)2回とも入札成立条件を満たさなかったということですが、なぜこうしたことが起きたと考えているのでしょうか?市としては、どのように分析しているのでしょうか?お答えください。
(3)今月中に入札の公告を行うということですが、何か対策を取られるのでしょうか?対策をされるのであれば、具体的にどういうものなのか、お答えください。
(4)市としては、入札不調に関する対策について、要領や指針やマニュアルの類を作成されているのでしょうか?されているのであれば、どのような内容のものなのでしょうか?具体的にお答えください。
(5)整備費用については、消費税率変更の影響「も」含め、再精査するということです。消費税増税の影響「も」含めるということは、それ以外に関しても、整備費用の増額が見込まれる要因があるということなのでしょうか?あるのであれば、どういったものが、どれだけ見込まれるのか、具体的にお答えください。

【答弁】
(1)1回目は応札者が必要応募者数に満たなかったため、2回目は応札額が予定価格を上回ったためです。
(2)社会情勢などによるものと考えています。
(3)公告前であるため、お答えいたしかねます。
(4)入札不調時のマニュアルなどはございません。
(5)労務単価や物価の変動等の影響についても、今後再精査いたします。

<3回目>

 最後は3点伺って、意見を述べたいと思います。
(1)ご答弁いただきましたが、この入札不調に関する対応については答えられないし、入札不調時のマニュアル等もないということです。そもそも入札前に、入札不調対策は行っていたのでしょうか?国からは毎年のように「公共工事の円滑な施工確保について」というタイトルの通知で、入札不調の防止策などの要請がされてきたかと思いますが、こうした国の指導に基づいた予定価格の設定等はされていたのでしょうか?お答えください。
(2)整備費用に関しては、消費税の増税だけではなく、労務単価や物価の変動等の影響についても再精査するということです。つまり、整備費用が増加する可能性が高いわけですよね。
 平成28年4月付の「高槻市文化施設設計者選定委員会」の「高槻市新文化施設 設計業務設計者選定に係る公募型プロポーザル 選定結果報告書」を読むと、「最優秀特定者の提案については、選定委員会において・・・建設コストに関する課題が指摘された」と書かれています。
 この「建設コストに関する課題」というのは、具体的に何なのでしょうか?お答えください。
 また、この指摘されている建設コストを削減したり、装飾的な部分を減らしたり無くしたりして、整備費用を減額することはできないのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)市では、令和元年5月27日=今月の27日から6月30日まで、新文化施設(新しい市民会館)の「名称」を募集するとしています。これをやめて、ネーミングライツで、お金を出してくれる事業者を、募集することに、できないのでしょうか?お答えください。

 あとは意見を述べます。
 論点は2つです。入札不調対策と、工事費の増額への対策、この2つについて考えなければならないのだと思います。
 入札不調に関しては、この市役所本館の耐震改修工事についても、入札がうまく行かなかったということがありました。全国的にも入札不調が問題になっていて、先ほど申し上げた通り、国は通知を出していますし、ネットで調べた限りですが、大阪市など、いくつかの自治体では、入札不調の未然防止のための対策を立てています。高槻市でも、全庁的に、入札不調対策を講じておくべきだと思います。提案しておきます。
 次に工事費の増額についてです。消費税率変更の影響も含め精査するということですが、消費税の増税で、景気が悪くなって、税収が減るかもしれませんよね。高槻市の財政も、社会保障などに使う扶助費がどんどん増えて、歳入が歳出に追い付かずに、市で積み立てている基金が、今から6年後の令和7年度には底を突く見通しだとされています。市債残高=市の借金も増えていく見通しです。余程のことがない限り、令和は、非常に厳しい時代になると思います。コストの高い公共事業をする余裕なんか、ないはずです。
 先ほども申し上げましたとおり、「高槻市文化施設設計者選定委員会」では、建設コストに関する課題が指摘されたということです。このコストが、どういう意味を持つのか、今のところ分かりませんが、可能であれば、建設費用を抑えるために、削減すべきだと思います。もしそれ以外に、装飾的なものもあるのであれば、それも見直すべきではないでしょうか?
 支出を抑える一方で、収入を増やす努力もしなければなりません。市民会館の名称を募集して、なんか、気取った名前を付けることができるのであれば、ネーミングライツを導入するべきではないのでしょうか?少しでも収入を増やす方向で考えるべきだと思います。提案と要望をしておきます。以上です。

【答弁】
(1)入札不調対策や予定価格の設定につきましては、国の基準等に則り、適正に行っています。
(2)建設コストにつきましては、設計を進める中で、本施設に求められる機能を損なわない範囲で最大限の削減を図っています。
(3)ネーミングライツパートナーの募集につきましても、「新文化施設管理運営計画」に記載のとおり、別途検討しており、実施する予定です。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 22:42| 大阪 ☀| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月17日

【トリアージ情報公開訴訟】次回は6月27日

救急日報等

今日は10時から、大阪地方裁判所で、トリアージ情報公開訴訟の第2回口頭弁論がありました。

次回は6月27日15時から、大阪地裁806号法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 23:40| 大阪 ☔| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月16日

【救急活動公開請求訴訟控訴審】残念な勝訴 【水利権補償金訴訟】判決言渡しは8月22日

令和元年5月16日大阪高裁判決

今日は10時30分から、大阪地方裁判所で、水利権補償金訴訟の最終弁論がありました。

判決言渡しは8月22日13時10分から、大阪地裁806号法廷とされました。是非傍聴にお越しください。

また、13時15分からは、大阪高等裁判所で、救急活動公開請求訴訟控訴審の判決言渡しがありました。

上の主文のとおり、控訴人である高槻市側の主張が一部認められ、「搬送先」つまり医療機関名などの公開は認められませんでした。大阪地裁では認められたのですが・・・

そもそも、この訴訟を提起したのは、高槻市等が、三島救命救急センターを、現在の国道沿いの場所から、阪急高槻市駅前の大阪医科大学附属病院の敷地内に移転させることを計画したため。救命救急センターは、すぐに治療しないと命にかかわる脳卒中や心筋梗塞、頭部損傷等に対応する「三次医療機関」。救急車の到着時間が非常に重要であるわけです。私は議会で、移転前後で救急車の平均到着時間がどれだけ変わるのかと質問しましたが市は答えず、救急車の運行記録を情報公開請求しても全て非公開としたため、やむなく平成29年8月22日に提訴。

つまり、救急車の到着時間と共に、医療機関名が公開されなければ、それは検証できないわけで、その点、大阪地裁は、両者の公開を命じる判決を下してくださったのですが、高裁は医療機関名を公開してはならないとしました。すべてを非公開として市の決定に対し、裁判所は一部を公開せよとしたわけですから、私の勝訴なのですが、肝心な移転前後の救急車の到着時間の検証ができなければ、目的は達成できません。勝訴とはいえ大変残念です。

高裁の判断の主な部分は次のとおりです。

第3 当裁判所の判断

 当裁判所は,本件決定のうち,原判決別紙請求認容目録記載の認容部分から「搬送先」,「統計」及び「転送」の各欄に係る情報が記録された部分を除いた部分は取り消すべきであるが,その余の部分の取消しを求める請求は理由がないと判断する。その理由は,次のとおり補正し,後記2で当審における当事者の補充主張についての判断を付加するほかは,原判決の「事実及び理由」中の「第3 当裁判所の判断」のとおりであるから,これを引用する。

(1)原判決26頁4行目冒頭から同頁21行目末尾までを次のとおり改める。
 「 そして,前記認定のとおり,「搬送先」の欄には,「市区」,「科目」及び「医療機関別」等が記載されるところ,大阪府内において,精神科及び心療内科のみを診療科目とする病院は25箇所,がん治療を専門とする病院は4箇所あること(乙4)等からすれば,搬送先の医療機関名や診療科目から,病気の種別や受診の事実をうかがい知ることが可能となる。
 一般に,病気の種別や受診の事実は,個人の身体に関わる重大な私的情報であり,個人の人格とも密接に関連するものというべきである。そして,これらの情報(例えば,精神科及び心療内科のみを診療科目とする病院を受診したという情報)は,個人に関する情報の中でも秘匿性が極めて高いものであり,他人に知られたくないと考えるのが通常であって,その期待は保護に値するものである。確かに,前記説示のとおり,日時場所等欄の各欄に記録された情報と他の情報とを照合しても,特定の個人を識別することができるとまではいえないものの,時間的情報,「出場隊名」,「場所区分」,「事故種別」,「連携活動」及び「出場先概要」欄記載の各情報に,報道やインターネットによる情報,傷病者と隣近所の関係にあることから知り得る情報等を照合することによって,事案によっては,当該傷病者をかなりの程度絞り込むことが可能である。
 そうすると,「搬送先」欄に記録された情報は,個人の人格と密接に関連し,又は公にすれば個人の正当な利益を害するおそれがあると認められるものであり,利益侵害情報に当たるというべきである。」

(2)原判決27頁21行目冒頭から28頁3行目末尾までを次のとおり改める。
「確かに,「統計」欄に記録された情報は,救急活動記録票にあらかじめ設けられた応急処置の項目を内容とするものではあるものの,傷病者が具体的に受けた応急措置の内容が記載されているのであり,その中には「心マのみ」や「心肺蘇生」など傷病者の重症度をうかがい知ることができるものも含まれている。したがって,前記2(9)において説示したところを踏まえれば,上記情報は,個人の人格と密接に関連し,又は公にすれば個人の正当な利益を害するおそれがあるものと認められるのであり,利益侵害情報に当たるというべきである。」

(3)原判決28頁12行目冒頭から同頁20行目末尾までを次のとおり改める。
 「 そして,前記(9)において説示したところを踏まえれば,医療機関名や診療科目を含む「転送」欄に記録された情報は,個人の人格と密接に関連し,又は公にすれば個人の正当な利益を害するおそれがあるものと認められるのであり,利益侵害情報に当たるというべきである。」

(後略)


上告については今後検討します。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 21:22| 大阪 ☀| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月13日

【大木倒壊危機】費用の一部を住民の方が負担することで決着

令和元年5月13日毎日放送「ミント!」

本日放送された毎日放送(MBS)「News ミント!」の「憤懣本舗」のコーナーで危険な巨木の問題が取り上げられました。以前も同局で取り上げていただき、私も議会で質問したものです。

★低い木までしか対応できない「あき地の清潔保持に関する条例」は改正すべき
★【大木倒壊危機】法律が人を殺していいのか?所有者不明土地の法整備を急げ

巨木の生えている土地は、当初、登記上、高槻市の市有地となっていましたが、同じ地番の土地が他にもあり、MBSが法務局に問い合わせたところ、法務局は、宗教法人の土地であるとの結論を出しました(法務局は、私が問い合わせたときには、高槻市の土地として登記されている以上は高槻市の土地だとしていたのですが・・・)。

そして、住民の方と宗教法人とで1年以上交渉した結果、@重機が入れない家の立地であり、A木が大きくなるまで放置した住民側の怠慢を理由に、宗教法人が伐採費用170万円のうち20万円を住民側に負担するよう主張したところ、住民の方も「恐いことのリスクには変えられない」とこれに応じ、示談が成立。先日、やっと、住民の方の家屋に覆いかぶさっていた巨木の大きな枝が、業者の方によって伐採されました。

枝のなくなった青空を見上げて、住民の方は、晴れやかな顔で「大変良かったです」とおっしゃられていました。

住民の方が粘り強く交渉され、また、毎日放送の記者さんも多方面に取材された結果、伐採に至ったのだと思います。私も胸をなでおろしました。


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高槻ご意見番 代表 北岡たかひろ(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 23:46| 大阪 ☁| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

【市民会館建替え訴訟控訴審】判決言渡しは7月11日

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今日は大阪高等裁判所で、11時から、市民会館建替え訴訟の控訴審の第1回口頭弁論がありました。地裁で敗訴したため、控訴していたものです。

今回で結審となり、判決言渡しは7月11日13時15分から、大阪高裁83号法廷とされました。ぜひ傍聴にお越しください。


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posted by 北岡隆浩 at 21:01| 大阪 ☀| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする