2020年03月05日

【水道部庁舎を建て替えから耐震改修に】5千万円前後の損害に?建て替えに方針を戻すべきだ

水道部庁舎の耐震改修について

今日は3月議会本会議の3日目。昨日は代表質問で、今日は議案の質疑。明日も本会議の予定でしたが、新型肺炎の件を考慮し、今日ですべての質疑を終え、明日は休会となりました。

私もいくつか質問。水道事業会計の当初予算案には、水道部庁舎の耐震改修工事のものも含まれているのですが、これは、庁舎の建て替えから方針転換したもの。

上の画像の議案説明の資料のとおり、建て替えについては「長期的視点における費用の優位性」があるとしながら、「建て替えと比較して、比較的低コストである」として、耐震改修することに方針転換したというのです。

実際は、どちらのほうが、費用負担が少ないのか・・・今日の議会で確認したところ、「建て替えの方が年間数百万円程度の優位性があるものと試算しておりますが、建て替えは一時的な支出が増大し、短期的な財政状況の悪化を招く可能性があることから、耐震改修としました。」との答弁が。

しかし、耐震改修によって今後20年間は庁舎の使用が可能になるということなので、建て替えにせよ、耐震改修にせよ、少なくとも20年間という長期的な視点で考えなければならないはず。耐震改修による年間数百万円の損が、20年間続くことになれば、仮に年間2〜300万円とすると、トータルで5000万円前後の損に。それだけの損害を与えることになるわけですので、耐震改修ではなく、当初の計画どおり、建て替えにすべきだと指摘しておきました。

以下は今日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので、不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第56号 令和2年度高槻市水道事業会計予算

<1回目>

(1)水道部庁舎に関しては、これまで、建て替えるとしていたものを、現在の庁舎に耐震改修工事を行って使い続けるために、令和2年度から6年度まで、計9億7552万5千円の予算を組んで、耐震改修を行いたいということです。資料には、耐震改修について、「建て替えと比較して、比較的低コストである。」と理由らしきものが書かれています。
 この耐震改修の検討は、いつ行われたのでしょうか?建て替えを検討した際には、耐震改修という選択肢は考慮されなかったのでしょうか?庁舎の建て替えや耐震改修に関するこれまでの経緯を、具体的にお答えください。

⇒これまでの経緯ですが、耐震診断の結果を踏まえ、当初から耐震改修を含めた比較検討を行ってまいりました。
その結果、長期的視点における費用の優位性などから建て替えに向けた検討を進めてきたところですが、建て替えの実施については、一時的な支出が増大し、短期的な財政状況の悪化を招く可能性があるため、見直しを行い、耐震改修を実施することとしました。

(2)昨年の6月議会で質問しましたが、水道部庁舎の建て替え予定地として、庁舎敷地の隣地を、2億4500万円の予算で購入したいとされていました。令和2年度の予算にも、その土地の購入のための費用が含まれているのでしょうか?含まれているのであれば、予算はいくらなのでしょうか?含まれていないのであれば、理由をお答えください。

⇒土地の購入費用につきましては、土地の有効活用の観点から隣地取得に向けて取り組んできましたが、土地所有者の同意が得られなかったため、今回は取得を断念し、令和2年度予算には計上しておりません。

<2回目>

(1)長期的視点における費用の優位性などから建て替えに向けた検討を進めてきたが、それを見直して、耐震改修を実施することにしたということです。つまり、長期的には建て替えのほうが良いということですが、具体的には、どれだけの期間で見ると、費用面では、建て替えのほうが、何円得するのでしょうか?お答えください。

⇒耐用年数については、過去に現庁舎の調査を行い、コンクリート等の状態から、今後20年程度使用することが可能と考えております。

(2)今回の耐震改修によって、庁舎の耐用年数は、令和何年までになるのでしょうか?お答えください。
 また、今回、耐震改修を行うにせよ、いずれは、庁舎の建て替えをしなければなりません。庁舎の建て替える場合には、隣地を買収しなくても、現地で行うことができるのでしょうか?お答えください。

⇒費用の比較については、あくまで概算としまして、建て替えの方が年間数百万円程度の優位性があるものと試算しておりますが、建て替えは一時的な支出が増大し、短期的な財政状況の悪化を招く可能性があることから、耐震改修としました。

(3)隣地取得については、今回は断念したということです。「今回は」ということなのですが、今後は取得する可能性があるということなのでしょうか?お答えください。

⇒将来的な建て替えにつきましては、その時世に即した業務量や職員数等、様々な状況を勘案しながら、隣地の必要性も含め、判断してまいります。

<3回目>

 今回、耐震改修を選択しても、20年後には、その一時的な支出が増大するという建て替えをしなければならない可能性が高いわけです。今後、市の財政状況は厳しくなっていく見通しですが、水道事業も同様ではないのでしょうか?20年後のほうが、財政的に、一時的な支出の増大の影響が大きいのではないのでしょうか?現在のほうが、一時的な支出の増大に耐えられるのではないのでしょうか?耐震改修という選択肢は、財政負担を先延ばしにするだけで、長期的には費用負担が大きくなり、財政状況が悪化している可能性が高い20年後に、一時的な支出の増大をもたらす結果になるのではないのでしょうか?そのように考えていくと、将来のためにも、耐震改修はやめて、現地で建て替えを行うべきではないのでしょうか?水道部の見解をお聞かせください。

 あとは意見です。建て替えにせよ、耐震改修にせよ、長期的な視点で考えなければならないもののはずです。年間数百万円の損が、20年間くらい続くということは、仮に年間2〜300万円とすると、トータルで5000万円前後の損になります。それだけの損害を与えることになるわけですので、耐震改修ではなく、当初の計画どおり、建て替えにすべきです。指摘をしておきます。

⇒水道事業を取り巻く環境は、今後、変化していくものと予測しています。今回、耐震改修を選択したのは、こうした中で将来にわたる健全経営を見据えたものであり、これからも経営環境に応じた的確な判断を行ってまいります。



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posted by 北岡隆浩 at 23:41| 大阪 ☔| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする