2022年09月06日

【市民会館建替え】契約金減額分で当初の設計になかった木製キューブを追加。別契約に付替えた工事の費用は倍に?

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今日は9月議会初日。議案の提案理由の説明等がありました。

契約に関する議案は、即決ということで、今日、質疑と採決がされたのですが、その中に上の画像の高槻城公園の工事に関するものが。

高槻城公園の中央エリアでは、新しい市民会館である「高槻城公園芸術文化劇場(南館)」の新築工事が8月末に終わったばかり。その新築工事と、今回の議案の公園工事との工程調整等の結果、新築工事で行う予定であった給水設備工等を、公園工事に追加して行うとのこと。

それによって、新築工事のほうは、約1340万円の減額になるのですが、公園工事のほうは約2770万円増額になるというのです。なぜ工費が増えるのでしょうか?高槻市役所は、新築工事の工程も、公園工事の工程も、もちろんそれらの工事の内容も、当初から把握していたはずです。工程調整の結果、契約金額を増額するということですけれども、工程調整をちゃんとしていなかった、工程調整を失敗してしまったから、増額せざるを得ないということではないのでしょうか?

また、新築工事のほうは、約1340万円の減額にはせず、その分のお金で、音響のための木製キューブの設置個数を約22000個から27000個に増やしたということです。このキューブについては、高槻市役所のサイトでも紹介されています。

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増やした約5000個は、当初の設計にはなかったわけです。5000個増やせば、その分どうなるのか、ちょっと音響が良くなるのか、分かりませんが、当初は不要だとしていたものを、給水工事等の分の約1340万円を使って設置したのは、契約金額を同じ額にするための、単なる帳尻合わせではないのでしょうか?

私は質問の最後に以下の意見を述べました。

 この議案の公園工事の契約の金額を増額するのは、関連工事である新築工事との工程調整等の結果だという説明でした。しかし、当初の新築工事で予定していた給水工事等の額は約1340万円であるのに対して、公園工事にその給水工事等を追加すると、約2770万円の増額になるということです。
 市は、新築工事の工程も、公園工事の工程も、もちろんそれらの工事の内容も、当初から把握していたはずですよね。工程調整の結果、契約金額を増額するということですけれども、工程調整をちゃんとしていなかった、工程調整を失敗してしまったから、増額せざるを得ないということではないのでしょうか?2つの工事の工程調整が、ちゃんとできていなかったために差額の約1430万円が、市の損害になるということではないのでしょうか?
 また、新築工事については、給水工事等の分の約1340万円は、必要がなくなったけれども、同じ金額を使って、木製キューブの設置個数を約22000個から27000個に増やしたということです。増やした約5000個は、当初の設計にはなかったわけですよね。5000個増やせば、その分どうなるのか、ちょっと音響が良くなるのか、分かりませんが、当初は不要だとしていたものを、給水工事等の分の約1340万円を使って、設置したのは、契約金額を同じ額にするための、単なる帳尻合わせではないのでしょうか?追加の約5000個のキューブは、無駄なものではないのでしょうか?もし仮に、そうやって、議会の議決を免れたのであれば、かなり問題ではないかと思います。
 つまり、給水工事等の増額分の約1430万円と、追加のキューブ分の約1340万円は、ご答弁からすると、市の損害だと考えられるわけです。
 この議案は即決ということで、今日この後すぐに採決をするということですけれども、工程調整は実際にはどうだったのか、追加のキューブは本当に必要だったのか、議会でしっかりと審査すべきだと思います。ですので、私は、今のところは、この議案に賛成できないということを表明いたします。


以下は今日の議会でのそのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第63号 高槻城公園中央エリア整備工事(公園)請負契約締結事項中一部変更について

<1回目>

 資料によると、「関連工事である高槻城公園芸術文化劇場新築工事との工程調整等の結果、建物周辺の敷地造成工やその造成に伴う給水設備工、雨水排水設備工等を追加するなど、工事内容の一部を変更したいということで、当初の契約金額の8億7527万円(税込み)から、2769万6900円増額して、9億0296万6900円(税込み)にしたいということです。まず3点伺います。

(1)追加する工事というのは、具体的には、どういった内容の工事なのでしょうか?お答えください。

⇒建物周辺の盛土等の敷地造成工や散水栓等の給水設備工、側溝や集水桝等の雨水排水設備工等を公園工事に追加するものです。

(2)給水設備工等は、そもそもは、令和元年9月に締結された、新しい市民会館=高槻城公園芸術文化劇場(南館)の新築工事の契約である「高槻市新文化施設新築工事請負契約」の中でされる予定であったと聞きました。この新文化施設新築工事請負契約の契約金額は102億8280万円ですが、今回、公園のほうの工事請負契約に追加される工事の分だけ、減額されるということになるのでしょうか?それとも、減額されないのでしょうか?されないのであれば、何故なのか、具体的な理由をお答えください。
また、減額せずに、音響のための木製のキューブ等を設置するとも聞きましたが、事実でしょうか?公園のほうの契約に、工事を付け替えることで、その分で、高槻城公園芸術文化劇場(南館)には、どういったものを設置等するのか、スケジュールも含めて、具体的にお答えください。

⇒公園工事で追加する工事分については、新築工事から減額していますが、大ホールの木製キューブを追加するなど、機能性やメンテナンス等に配慮して仕様の変更を行っており、これらを精査した結果、契約金額に増減はありませんでした。なお、新築工事は、8月末で工事が完了しています。

(3)この2つの契約の落札率は、それぞれ何%だったのでしょうか?お答えください。
 また、公園のほうの契約で増額したいとする2769万6900円については、その落札率は反映されるのでしょうか?この増額分の金額については、どのように算定したのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒落札率については、公園工事は80.6%、新築工事は99.1%であり、増額分については、公園工事で設計積算を行い、落札率も反映しています。

<2回目>

(1)公園工事に追加するのは、建物周辺の盛土等の敷地造成工や散水栓等の給水設備工等だということです。これらの工事の費用は、新築工事から減額したということですが、当初の新築工事の契約においては、何円だとされていたのでしょうか?お答えください。

⇒公園工事の変更内容のうち、当初の新築工事で予定していた額は、約1340万円でございます。

(2)新築工事には、大ホールの木製キューブを追加するなどしたということですが、それは、具体的にはどういったものなのでしょうか?それによって、何が、どう変わるのでしょうか?詳細をお答えください。
(3)その木製キューブ等については、当初は不要だと考えていたということでよろしいでしょうか。お答えください。
(6)市は、高槻城公園芸術文化劇場(南館)については、別途、音響や舞台の工事を、別の事業者と契約しています。木製キューブが音響に関するものであれば、音響工事に追加すべきだったのではないのでしょうか?何故そうしなかったのでしょうか?理由をお答えください。

⇒2点目、3点目、6点目について、木製キューブにつきましては大ホール内部の壁の仕上部材として、当初から新築工事に含めており、木製キューブの設置個数を約22000個から27000個に増やしたものです。

(4)この新築工事の仕様の変更は、いつ、どういった手続きでされたのでしょうか?誰が決裁したのでしょうか?それぞれお答えください。
(5)この木製キューブ等の費用と、給水工事等の金額が、ぴったり一致しているので、新築工事の契約金額に増減はなかったということですが、何故これらは同額なのでしょうか?偶然なんでしょうか?理由をお答えください。
 また、仮に、増減があった場合には、議会での議決が必要だったのでしょうか?お答えください。

⇒4点目、5点目について、仕様の変更等につきましては受注者とその都度協議を行っており、その結果については建築課長にて決裁を行っています。
 また、新築工事については変更内容を精査し、受注者と協議を行った結果、契約金額の変更はありませんでした。

(7)契約金額に増減がないからといって、工種の違うものを入れ替えるというのは、随意契約と変わらないのではないでしょうか?市の見解をお聞かせください。

⇒仕様の変更を行った部分につきましては、主に数量や仕上の材料を変更したものであり、新たな工種の追加ではありません。

<3回目>

(1)木製キューブの設置個数を約22,000個から27,000個に増やしたということですが、増やした約5000個については、当初は不要だと考えていたということでよろしいでしょうか。お答えください。
(2)木製キューブを約5000個追加することで、何が、どう変わるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒1点目、2点目につきましては、当初は約22000個で計画していましたが、工事を進めていく中で意匠性、機能性などに配慮して、約5000個の木製キューブを追加したものです。

(3)公園工事の変更内容のうち、当初の新築工事で予定していた額は、約1340万円だということです。けれども、この議案の契約の金額に増額するのは、約2770万円です。その差額の約1430万円は、何なのでしょうか?給水工事等についての実質的な増額が約1430万円である理由を具体的にお答えください。

⇒公園工事の変更金額の差額につきましては、雨水排水設備等を追加したほか、エリア全体のデザインの統一を図れるよう仕様を変更したことなどによるものでございます。

(4)この木製キューブ等の費用と、給水工事等の金額が、ぴたりと一致しているので、新築工事の契約金額に増減はなかったということですが、何故これらは同額なのでしょうか?偶然なんでしょうか?理由をお答えください。
また、仮に、増減があった場合には、議会での議決が必要だったのでしょうか?あらためておききしますので、お答えください。

⇒先程もお答えしたように、新築工事については変更内容を精査し、受注者と協議を行った結果、契約金額の変更はありませんでした。

 あとは意見です。
 この議案の公園工事の契約の金額を増額するのは、関連工事である新築工事との工程調整等の結果だという説明でした。しかし、当初の新築工事で予定していた給水工事等の額は約1340万円であるのに対して、公園工事にその給水工事等を追加すると、約2770万円の増額になるということです。
 市は、新築工事の工程も、公園工事の工程も、もちろんそれらの工事の内容も、当初から把握していたはずですよね。工程調整の結果、契約金額を増額するということですけれども、工程調整をちゃんとしていなかった、工程調整を失敗してしまったから、増額せざるを得ないということではないのでしょうか?2つの工事の工程調整が、ちゃんとできていなかったために差額の約1430万円が、市の損害になるということではないのでしょうか?
 また、新築工事については、給水工事等の分の約1340万円は、必要がなくなったけれども、同じ金額を使って、木製キューブの設置個数を約22000個から27000個に増やしたということです。増やした約5000個は、当初の設計にはなかったわけですよね。5000個増やせば、その分どうなるのか、ちょっと音響が良くなるのか、分かりませんが、当初は不要だとしていたものを、給水工事等の分の約1340万円を使って、設置したのは、契約金額を同じ額にするための、単なる帳尻合わせではないのでしょうか?追加の約5000個のキューブは、無駄なものではないのでしょうか?もし仮に、そうやって、議会の議決を免れたのであれば、かなり問題ではないかと思います。
 つまり、給水工事等の増額分の約1430万円と、追加のキューブ分の約1340万円は、ご答弁からすると、市の損害だと考えられるわけです。
 この議案は即決ということで、今日この後すぐに採決をするということですけれども、工程調整は実際にはどうだったのか、追加のキューブは本当に必要だったのか、議会でしっかりと審査すべきだと思います。ですので、私は、今のところは、この議案に賛成できないということを表明いたします。
 以上です。

【答弁要旨】
 答弁は以上ですが、議員から失敗や損害、帳尻合わせといった発言があった。しかし、内容を精査して取り組んでいる。適正に行っており、何ら問題はない。





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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 21:13| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする