2024年09月29日

【高槻ジャズストリート】「高槻市市制施行80周年記念ステージ」の最初の出演者が何故「在日米陸軍軍楽隊」?

「高槻市市制施行80周年記念フェスタ」の特設ステージでは、高槻市出身・高槻市在住アーティストのハナフサマユさんの音楽ライブのほか、高槻市の歴史や80周年記念をテーマにしたクイズ大会などが行われた

先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

昨年度は、高槻市が市になって80年ということで、様々な記念事業が開催されました。

上の画像のとおり、「高槻市市制施行80周年記念フェスタ」の特設ステージでは、高槻市出身・高槻市在住アーティストの方の音楽ライブや、高槻市の歴史や80周年記念をテーマにしたクイズ大会などが行われました。高槻市の周年記念ですので、このように、普通は、高槻市に関係する催しがされるものです。

ところが、高槻市が補助金200万円を交付した、高槻ジャズストリートの「高槻市市制施行80周年記念ステージ」では・・・

高槻ジャズストリート・高槻市市制施行80周年記念ステージ

初日のトップバッターは「在日米陸軍軍楽隊」、2日目は「伊丹市立伊丹高等学校」でした。

高槻市の80年の歩みと、在日アメリカ陸軍や伊丹市立の伊丹高校とは、どういう関係があるか?市の補助金からは、どのミュージシャンに関する支出がされたのか?・・・議会でいろいろと質問をしたところ、突然、答弁の予定のなかった濱田市長が立ち上がり、「高槻ジャズストリートは、高槻を代表するイベントとして知られており、ジャズを広く高槻でやることがイベントの趣旨で、そういう意味では、80周年を記念して、高槻ジャズストリートを開催するということに意味がある」といった旨の答弁をしました。

濱田市長は、質問をちゃんと聞いていなかったのか、まったく勘違いをしていますが、この80周年記念ステージは、高槻ジャズストリートの数多ある会場の中の一つでされたものであって、濱田市長が答弁したように、80周年を記念して高槻ジャズストリートが開催されたわけではありません。

高槻ジャズストリートで、いろいろなアーティストの方が出演されるのは良いことだと思いますが、高槻市が税金から200万円の補助金を出して「高槻市市制施行80周年記念ステージ」を開催する以上は、それに相応しいアーティストが選ばれるべきではないでしょうか?それが、よりにもよって、何故、アメリカ軍なのか・・・市は、出演者は実行委員会が決定したという答弁を繰り返したのですが、政治的な意図がなかったのか調査していただきたいと、最後に要望しました。

今回の一般質問では、3回も、予定にない答弁をされたので、最後の意見を省略せざるをえませんでした。平田裕也議長に、そういった答弁をさせないようにしてほしいと要望したのですが、議長が判断すると、まったく取り合ってくれませんでした。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■5.高槻ジャズストリート等について

<1回目>

(1)高槻ジャズストリートのガイドブックによると、令和5年5月3日の、高槻城公園芸術文化劇場南館トリシマホールにおける「高槻市市制施行80周年記念ステージ」の、最初の出演ミュージシャンは、「在日米陸軍軍楽隊」でした。翌日の5月4日の、最初の出演ミュージシャンは、伊丹市立伊丹高等学校でした。
 高槻市の80年の歩みと、在日アメリカ陸軍とは、どういう関係があるのでしょうか?高槻市の80年の歩みと、伊丹市立の伊丹高校とは、どういう関係があるのでしょうか?具体的にお答えください。
(2)この「高槻市市制施行80周年記念ステージ」には、他に10組のミュージシャンが出演していたようですが、高槻市の80年とは、どういった関係があるのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)この「高槻市市制施行80周年記念ステージ」については、補助金を原資として、設営費や、ミュージシャンへの出演料等が支払われたといったご答弁でした。どのミュージシャンに関する設営や出演等に関して、何円が、払われたのでしょうか?お答えください。

⇒1点目から3点目のご質問についてですが、高槻城公園芸術文化劇場トリシマホールにおける5月3日、4日両日のステージで、来場者に対し、1日3回の入替毎に、スクリーンで市のPR動画を上映するとともに、MCにより市制施行80周年を迎えた本市の紹介が行われました。
 なお、出演者については実行委員会で決められているものです。

<2回目>

(1)ご答弁からすると、5月3日と4日のトリシマホールで演奏したすべてのミュージシャンが、高槻市と関係のない方々だったようです。演奏された音楽についても、すべて高槻市と無関係のものだったのでしょうか?お答えください。
(2)令和5年11月11日に開催された「高槻市市制施行80周年記念フェスタ」の特設ステージでは、高槻市出身・高槻市在住アーティストのハナフサマユさんの音楽ライブのほか、高槻市の歴史や80周年記念をテーマにしたクイズ大会などが行われたということです。
 普通は、「高槻市市制施行80周年記念ステージ」ということであれば、高槻市ゆかりのアーティストの出演など、高槻市に関係するコンテンツを、想像し、期待するものだと思います。
 5月3日と4日のトリシマホールでの演奏については、市民の皆さんや来場者の皆さんに対して、高槻市とは無関係なアーティストだけが出演するということを、事前に、お知らせしていたのでしょうか?していたのであれば、どのように行ったのでしょうか?お答えください。
(3)この補助金の交付の条件には、高槻市ゆかりのアーティストの出演が含まれていなかったのでしょうか?含まれていなかったのであれば、何故なのか、理由をお答えください。
 また、出演アーティストや演目については、実行委員会と、事前に、どういった話し合いをされたのでしょうか?お答えください。
(4)「在日米陸軍軍楽隊」は、アメリカ陸軍の一部隊だそうです。演奏時の画像を見ると、階級章のついた軍服を着ているようですが、軍楽隊の皆さんは、アメリカ軍の軍人なのでしょうか?お答えください。
 また、「在日米陸軍軍楽隊」に関連する支出については、どういったものが、何円だったのでしょうか?お答えください。

⇒2問目のご質問についてですが、1問目でお答えしましたとおり、5月3日・4日に開催されたトリシマホールでのステージは、本市市制施行80周年を広く周知することを目的としたもので、来場者に対し、1日3回の入替毎に、スクリーンで市のPR動画を上映するとともに、MCにより本市の紹介が行われたものです。なお、出演者につきましては、先程もお答えしましたとおり、実行委員会で決められています。

⇒【唐突に市長が答弁した内容の要旨】議員が何をおっしゃりたいのかよく分からないが、皆さんご承知のとおり、高槻ジャズストリートというのは、長年、高槻のイベントとして非常に宣伝されているイベントであり、高槻といえばジャズストリートだという方も、全国的に広くおられるといった、高槻を代表するイベントの一つです。出演者が高槻にゆかりがある方ばかりであれば、それでいいが、ジャズを広く高槻でやるということが、イベントの趣旨であって、そういう意味では、80周年を記念して、高槻ジャズストリートを開催するということに意味があるわけで、議員もそのことはよくご存知だとは思うが、念のため答弁させていただいた。

<3回目の発言要旨>

 高槻ジャズストリートはいいが、何故、記念ステージのトップバッターが、在日アメリカ陸軍なのか。そこが非常に疑問。それでもいいとおっしゃるのは、何か、政治的な意図があるのかなと、非常に勘繰ってしまう。こういうことを市民の方が聞かれたら、そんなことに税金が遣われたのかと、憤られる方もおられるんじゃないか。そういうふうに政治的な意図がなかったのか。ミュージシャンに関しては、実行委員会が決めたということですが、本当にどうだったのか、あらためて調査していただきたい。
 あと、訂正ですが、先日の本会議で、高槻ジャズストリートの公式ガイドブックに「高槻市市制施行80周年記念ステージ」に関する記載はなかったといった発言をしましたが、答弁を受けて、あらためてよく見てみると、記載がされていました。お詫びして、訂正いたします。言い訳をさせていただくと、ガイドブックをPDFファイルで見ていたんですが、文字が潰れていて、発見することができませんでした。今後は注意深く・・・(時間切れ)


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 11:43| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする