
先日の12月議会の一般質問ではこの件も。
上の画像のとおり、豊中市や茨木市ではリチウムイオン電池を回収しているのですが、高槻市では回収していないと、市民の方から指摘され、議会で質問し、事業者が回収しないものは高槻市で回収するよう要望しました。
以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。
令和6年12月議会 一般質問
■4.リチウムイオン電池等について
<1回目>
リチウムイオン電池は、スマートフォンやノートパソコンなど、小型家電には欠かせない存在になっています。
ある市民の方から、膨張したリチウムイオン電池の処分について、「高槻市は、収集も処理もできないとHPに明記しているが、茨木市環境衛生センターは回収に応じてくれている。高槻市と茨木市の環境政策の差を感じる」との、ご指摘を受けました。こうした件について、まず3点伺います。
(1)その市民の方は、膨張したリチウムイオン電池を処分しようと、市のHPに掲載されていた一般社団法人JBRCに問い合わせたそうですが、非加盟メーカーの製品は回収しないし、加盟メーカーの製品であっても膨張したものは回収できないと返答され、家電量販店で尋ねると、膨張したリチウムイオン電池は回収できないのでメーカーに訊くように言われ、メーカーに問い合わせると、そもそも問い合わせには販売証明が必要だと回答されたということです。どこも回収してくれず、非常に困ったということなのですが、こういう場合は、どうしたらいいのでしょうか?お答えください。
また、高槻市で、リチウムイオン電池を回収できない理由は何なのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)豊中市のHPを見ると、「近年、充電式電池内蔵の小型家電製品や電池類が原因の発火事故が、処理施設及び収集車両で多発しているため、令和5年10月から、充電式電池内蔵の小型家電製品および電池類の定期収集を開始しました」と記載されていました。
こうした理由で、豊中市が、定期収集を開始したしているとおり、リチウムイオン電池については、自治体が回収したほうが、発火事故や火災を防ぐことができるのではないでしょうか?市の見解をおきかせください。
⇒1点目と3点目についてですが、資源有効利用促進法において、製品の製造事業者等に自主回収と再資源化が義務付けられていることから、本市では収集を行っていません。
(2)高槻市のHPには、「近年、『リチウムイオン電池』による車両火災が発生しています」とも掲載されていますが、過去5年度において、車両やエネルギーセンターでの発火や火災は、どれだけ起きたのでしょうか?年度ごとの件数をお答えください。
⇒2点目の本市の直営収集におけるリチウムイオン電池に起因する車両火災の件数は、令和元年度から令和5年度の5年間で10件です。
また、エネルギーセンターにおける発火事案は、リチウムイオン電池が原因となる件数は特定できません。
<2回目>
(1)資源有効利用促進法に基づけば、先ほど述べたような、販売証明のない、膨張したリチウムイオン電池は、どこが回収すべきなのでしょうか?お答えください。
(2)茨木市や豊中市で、回収しているということは、高槻市でも、回収しようとすれば、できるということでしょうか?お答えください。
⇒1問目でもお答えしましたとおり、リチウムイオン電池の処理につきましては法律に基づいて、製造事業者等が自主回収と再資源化を図るものと考えております。
<3回目>
あとは意見だけ述べますが、茨木市や豊中市でも、膨張したリチウムイオン電池を回収しているわけですから、高槻市でも可能なはずです。事業者が回収しないものについては、行政が引き受けるべきではないのでしょうか?
実際に、リチウムイオン電池が原因の車両火災も起きているということですので、火災を予防するためにも、事業者が回収しないものは、高槻市で回収するようにしてください。要望しておきます。
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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)