2008年06月26日

段野啓三議員に対する議員辞職勧告決議には反対しました

本日、高槻市議会本会議があり、冒頭、「段野啓三議員に対する議員辞職勧告決議案」が、議員提案されました。私は以下のように述べてこれに反対しました。

 段野啓三議員に対する議員辞職勧告決議案に反対する意見表明をさせていただきます。

 段野議員は、まだ起訴されただけで、判決も下されていませんし、ご本人も、新聞報道などによれば、容疑について否認を続けられているとのことです。働きかけを受けたとされる市の職員の方も、現時点では、段野議員の圧力を否定していますし、奥本市長も、いまだに事態を把握していないとしています。
 そのような状況で、議会として、議員を辞めなさいと、辞職勧告を行うというのは、時期尚早ではないかと私は思います。もちろん、裁判で有罪判決が出されたとか、ご本人が罪を認められたとか、明らかな証拠が出てきたとか、ということになれば、当然に辞職勧告を行うべきだとは考えております。
 辞職勧告決議というのは、不祥事に対する議会の意思表示ということで大事だとは思いますが、私は、市民にとっては、逮捕・起訴された議員に対する報酬の支給を停止する条例を、なるべく早くつくることのほうが、不当な税金の使われ方を防止するという点でも、重要ではないかと考えます。
 議員が逮捕・起訴された場合、まず、とにかく議員報酬を一旦ストップする。もし、裁判で有罪という結果が出れば、ストップしていた期間の議員報酬は当然支給しない。逆に、無罪となれば、停止していた間の報酬をその議員に支給する。そういうような条例は、大阪府や神戸市で制定されていますが、高槻市でも、このような条例をつくるべきではないでしょうか。
 以上です。


けれども、当然のごとく、結果は賛成多数で可決。反対は、私と小西議員だけでした。


今日は一般質問もあり、私も質問したのですが、そのことは後日に。

しかし、今日の吉田稔弘議員(自民党)の質問はよかったです。議事録が高槻市のホームページにアップされたら、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいです。


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posted by 北岡隆浩 at 23:01| 大阪 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
段野以外にも「口利きや圧力」は日常化してると近い人物から情報を入手しています。
そういったことから、戦々恐々としている議員も居ることと思われます。
氷山の一角。今後、職員も勇気を持って告発していただきたい!
Posted by 口利き at 2008年06月26日 23:16
高槻市の議員さんについては、私も今までに感じていたことは、その辺にいるおじさんとおばさんと同じレベルであるような気がしてなりません。

あなたは市民の声を代表する議員さんでしょ?
何のために、立候補したんですか?
市をよくしたいからじゃあなかったのですか?

問題意識のない議員さんには早く辞めてもらいたいです。

皆さん!一人ひとりが議員さんに詰め寄りましょう。

改革心のない、意欲の乏しい人には辞めてもらいましょう。
Posted by ゆう at 2008年06月27日 17:30
逮捕・起訴された議員に対する報酬の支給を停止する条例を作るべきです。
もし、このままこの議員が辞職せずにいると、それこそ税金の無駄遣いです。
Posted by 柳川町在住の市民 at 2008年06月28日 14:56
今回のような容疑で逮捕されたのは氷山の一角でしょ?
他の議員も叩けばホコリがでるんじゃない?
要請した側に受託した側。そこで金銭の収受があったのか?
極めて不透明な闇の行政の実態解明に期待しています。
北岡市議を応援しています。
Posted by 高槻在住25年 at 2008年06月28日 18:02
今に始まったわけではない
過去から市議による口利きは
横行しとる
Posted by 元職員 at 2008年06月28日 20:23
最近、マスコミが警察の発表を鵜呑みしたり、聞き間違えたりして、そのまま悪と報道してしまい、その時点ですでに社会的な罰をうけてしまうことが多いです。明確な報道は本来判決が出てからにすべきです。せめて本人の自供があった後や起訴された後、あるいはほぼ100%裏がとれた時だけにすべきです。つまり、マスコミの報道をすぐに鵜呑みしてはいけないということです。
そのあたりの報道に対する姿勢が今回の反対になったのではとおもうと、共感がもてます。
また、報酬の支払いの一旦停止、あるいは遡っての返還といった制度はあるべきだとおもいます。
Posted by east at 2008年07月24日 01:03
高槻市も口利きが他にないのか調査をやるべきだと思います。
最近、教育現場の不正など世の中がおかしいですね。
Posted by 調査 at 2008年07月30日 18:06
貴方の反対意思表示と説明は正論です。
確かに、白黒がハッキリしない内は、此れに鞭打つ事は出来ないのは良く分かります。
が、市民感情としては、議員というものに、上は中央から下は田舎の村に至るまで、不信感の塊に成っているのです。
それは取りも直さず、今までそう言う汚れた局面を散々市民・国民の前に曝してきた、“議員さん”の側に起因しているのではないでしょうか?
此のブログを拝見している限り、貴方の場合、そう言う汚い水に染まっていないものと拝察いたしますので、どうぞ此の先、市民やマスコミからの指弾、司直からの弾劾を受ける事などの無き様、清潔で正義感溢れる議員活動を為さいます様、心から期待し、支援も惜しまぬ積りです。

尚、貴方の活動状況について、もっと市民への広報活動を為さいます様要望いたします。
Posted by 屈原 at 2008年08月26日 20:42
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