西日本新聞の記事には、「島内外から集めた2万5878人分の反対署名を首相に手渡し、強い口調で訴えた。」とあります。
島内外???…このことは今日の勝谷誠彦さんのメルマガに書いてあり、私はそれで知りました。
こういうことが許されるなら、賛成派だって、島外からも署名を集めて、島民の数に近い署名の数にして、首相に手渡し、島民のほぼ全員が賛成しているというふうにアピールできるのではないでしょうか。
しかし、こんなやり方は、全国民と一国の総理大臣を騙す行為であって、許されるものではないはずです。
私はブログの5月7日の「基地78%は大嘘 沖縄の実態」の記事で、反対派の真実について沖縄出身の恵隆之介さんが語っている動画を紹介しましたが、恵さんの言葉が真実なら、多くの反対者は、反対すればお金がもらえるから反対しているだけ。基地に出ていかれたら、反対すること=金儲けができなくなるので困るのではないかと考えられます。
鳩山首相には、こういう反対者側の「ホンネ」や真実、騙しの手口を見透かした上で、上手く米軍基地問題に取り組んでもらいたい。
例えば、署名を精査して島内の反対者の正確な数を調べるとか、政府が住民のアンケートをとって正確な民意を測るとか、国民や首相を騙すようなことが行われていたのであればそれを厳しく糾弾するとか、タウンミーティングを開いて恵隆之介さんも呼ぶとか、恵隆之介さんと反対派の討論会を開くとか、その様子をネット中継するとか・・・
もし米軍が沖縄から撤退したらどうなるか・・・フィリピンでは、米軍基地が撤退した後、中国が、フィリピン等が領有権を主張するスプラトリー諸島(南沙諸島)を実行支配したとのこと。昨今の中国の動きを見ると、こういうことが沖縄周辺で起きる可能性が高い。
私は民主党支持者じゃありませんが、今の首相は鳩山さんなのであり、鳩山さんに日本の命運がかかっているのだから、がんばってほしい。米軍基地問題・防衛問題は、単に民主党政権や鳩山首相の問題なのではなく、日本国民全体の生命・安全に関わることなのですから。
鳩山さんが「自分には無理だ」「これにまともに取り組めば社民党と連立を解消しなければならないが、それはできない」などと言うのなら、直ちに首相を辞めてほしいですけどね。
新しい米軍基地については、昨日の日本創新党の基本政策の記者発表の際に、大川豊さんが質問し、横田事務総長が答えた「メガ・フロート」を検討すべきと思います。うまくいけば、日本の新技術を実際の場で活かせるわけですし、環境や有事に有用ですし、新たなビジネスチャンスを生み出すことにもなるかもしれません。
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【毎日新聞】<普天間移設>政府、5月決着断念へ…徳之島3町長拒否
http://mainichi.jp/select/today/news/20100508k0000m010116000c.html
鳩山由紀夫首相は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、鹿児島県・徳之島の伊仙、天城、徳之島の3町長らと首相官邸で初めて会談した。首相は「普天間の機能の一部をお引き受けいただければ、大変ありがたい」と要請。ヘリ部隊移転が困難な場合、訓練移転だけでも受け入れるよう求めたが、3町長は交渉の継続も含めて拒否した。沖縄に続き地元自治体との交渉は暗礁に乗り上げた。政府は「5月末の完全決着」を断念する方針で、代わりに政府の考え方を閣議決定することなどを検討しているが、野党各党は首相の責任追及を強めている。
「大変な混乱、ご迷惑をお掛けしたことを、まずおわび申し上げたい」。3町長との会談は訪沖と同様、首相の謝罪から始まった。首相は、徳之島への一部移転案について「すべてを(沖縄県外に)移設することは不可能という認識に至った。機能の一部を沖縄から遠くないところに移設できないかと思い、徳之島にお願いできないかという思いを強くした」と訴えた。
会談は1時間10分行われ、冒頭の25分間が報道陣に公開された。3町長のほか、伊藤祐一郎鹿児島県知事、徳之島が選挙区の徳田毅自民党衆院議員らが同席した。3町長は首相に、移設反対の島民2万5878人分の署名3束を手渡し、「徳之島の民意は移設断固反対だ」と通告した。
(中略)
連立与党内の足並みの乱れも広がりつつある。平野博文官房長官は7日午前の閣僚懇談会で、5月末決着に向け全閣僚に協力を要請。しかし、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は「沖縄県民の気持ちを切り捨てる政治をやってはならない」と注文をつけた。国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相は閣議後会見で「沖縄県民に『くい打ち』が受け入れられるのはなかなか難しい」と、くい打ち桟橋案に否定的な見解を表明した。
首相は7日夜、首相官邸で記者団に対し、3町長との交渉について「誠心誠意、真心を込めて尽くすしかない。これからも意見交換していきたい」と語り、移設交渉を続けていく意向を示した。
政府側の会談同席者は「徳之島から合意を得るのは難しくても、理解を得るぐらいなら、何とかならないか」となお望みをつなぐ。一方、月末の決着期限をにらみ首相周辺からはこんな発言も聞かれ始めた。「5月末の決着期限とは全部、結論を出すというわけではないからね」【横田愛】
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しかし今頃になって政府の徳之島案には呆れた。徳之島案には、島民、アメリカと絶望的なハードルが待っている。
沖縄住民に悪いから、だから徳之島、では徳之島島民が怒るだろう。
有事に主導的に動くのはアメリカだ。
軍事は人の命がかかっている。迅速な対処、行動し易い地勢的条件、などまずアメリカの意向を聞くべきだ。しかるのち日本政府は日本国民にそのアメリカ意図を丁寧に説明し、国民感情とすり合わせをすべきと考える。
有事になれば日本のホームグランドでのことであってもまず戦うのはアメリカだ。日本はアメリカに指示され追従するはめになるだろう。しかしやはりアメリカだのみとなるのだろう。
だったらアメリカの意向は重視せざるを得ない。
これが今の日本の状況、現実ではないかと思う。
(個人意見)
しかし、最近のマスコミ報道は過熱するばかりですね。
しかし領海、排他的経済水域となるとおよそ448万平方km。世界で6位だ。
分かりやすく言うと家の10倍以上の広い庭付き住宅のようなものだ。
その場合家にカギをかけるだけでなく庭にだって他人を好き勝手に入れることはまずない。
庭の外回りには塀をつくったりして隣接地との境界をはっきりさせるわけだがその隣接地との境界線には争いが生じることも多々ある。
日本が守るべきは38万平方kmだけではない。広大な448万平方kmを守らなければならないのである。
ここが重要な点だ。
また国防とは戦争から日本国を守るだけではない。
ぼさっとしていると外交で相手に都合よく境界線の主張を換えられ排他的経済水域を少しずつつけこまれ奪われるのだ。
鳩山内閣は今回の中華人民共和国との会談の中で東シナ海油田開発に際し、どうやら中華人民共和国側に有利な条件を飲んだとか。
もしそうだとしたら、そんなお人好し外交でいいんだろうか。
今の鳩山政権はすきだらけだ。
これが現実の隣国の本性だ。
現実がまるで見えていないややこしくかき回す社民党は連立離脱し与党にいなくなってよかった。辻元氏もぬけてよかった。
しかし外交は民主党の一部も心配だ。前原氏が外務大臣になったので毅然と対応すると思うが。
日本の隣国危機意識は日本創新党の考え方や自民党の石破氏が大変よく把握している。
いかんせん今は野党だ。
日本も広い海上権を守るのは並大抵でないのだ。
それは日本人自身も多くの国民が日本とは本州北海道四国九州沖縄ぐらいにしか認識していないところにある。
学校の地理もまずここから教えるべきだ。
そして海上権が本州近辺しかなくなったら日本はどうなるかも教育すべきだ。
そして広い大切な日本の海上権を守り維持するにはどうしたらいいのが授業でも考えさせるべきだ。
自国のみ単独で守るのか、アメリカと共に中国を牽制するのか。
自国で守るのであれば武器としての核開発核保有は絶対条件となる。
利害に関係する外交交渉は核なくして中国と対等交渉は有り得ない。平気で無理難題を押し付けてくる。
また非核ならアメリカに従属するしかない。
これが現実だ。