2010年06月30日
【有給職免控訴審(市長部局分)】実質全面勝訴!賠償しながら控訴維持した市長の責任は?
本日13時15分から、大阪高等裁判所81号法廷で、有給職免控訴審(市長部局分)の判決言渡しがありました。
判決の趣旨は、5月26日に判決言渡しのあった教育委員会分と同じ。奥本市長らが「自主返納」と称して、地裁判決どおりに損害賠償・不当利得返還をしたので、私(原告・被控訴人)の訴えの利益がなくなったと見做され、請求が棄却されてしまいました。しかし、市長・人事課長の行為の違法性と責任が認定され、訴訟費用は市・労組・職員側が全額負担せよとされました。
一言で言うと、高槻市側は、毎日新聞の記者さん命名の「名ばかり勝訴 実質敗訴」となったわけです。
教育委員会分と今回の市長部局分については、有給職免と給与支給の専決権者である総務課長・人事課長の責任が認められましたが、既報のとおり、5月27日に判決のあった水道部分では、それが認められませんでした(水道部の総務課長は払ったお金を返してもらったんでしょうか?そもそもお金を払ったということは、自ら違法性を認めたということなんですけどね)。
その点で大阪高裁の判断が分かれましたので、水道部分については、最高裁判所に上告しました。
水道部分の控訴審の裁判長は、高槻市側の、「自主返納」で私の訴えの利益を失わせて、形ばかりの勝訴を得るという姑息なやり方に、法廷で声を荒げて高槻市側を責め、怒っておられた方なので、もしかすると、私に上告できる余地を残すために、わざと総務課長の責任を認めないでいてくれたのかもしれません(あくまでも私の推測です)。
最高裁判所の良識ある判断を期待したいと思います。
さて、今回の控訴審では、裁判の途中で奥本市長らが地裁判決どおりの損害賠償等を行う一方、訴訟は継続するというやり方をしました。お金を払ったということは、自らの違法性を認めたということにほかなりませんが、裁判では、違法ではなかったとして最後まで争ったわけです。
他の職員はともかく、市の最高責任者である奥本市長が、奥本務氏個人は違法性を認めて自主返納するけれども、市長という公人の立場では違法性を認めないで、税金を使って裁判を継続する、というのは、二重人格ではあるまいし、矛盾した、まったくおかしな態度です。
違法性を認めるなら裁判を取り下げるべきだったのに、裁判を継続したために、市も余分な税金を使ったでしょうし、弁護士さんや私も余分な仕事をさせられました。
これに関する奥本市長の責任は、次の議会ででも、しっかりと追及しなければならないと思っています。
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この記事へのトラックバック
働いてもいないのに給与をもらい組合活動をしていたなんて税金を納める市民にしたら詐欺師まがいにしか思えない。
奥本市長の責任も問われて当然。
ひどい上に非常識な市長と部下ですね。
市役所内に蔓延している膿の除去大変ですね。
北岡さんが市議として誕生してなかったら、高槻市役所は膿だらけでさらに増殖を続けていたんでしょうね。
有能な北岡さんと優れた弁護士スタッフだからここまでできたんだと思います。
高槻市民の一人として御礼申し上げます。
最高裁も当然高槻市の敗訴になるとみられる。
その場合、裁判に費やした高槻市の費用は税金で賄われるのは納得できないぞ。
奥本市長はもうおしまいだな。
市長や、市の幹部は責任大きいぞ。
裁判費用も被告側に全額負担。
完全に市長の負けだ。
弁済を済ませたからといって違法を働いたことが帳消しになるわけではない。
自分が最高責任者として司る行政の中で自ら違法行為に手を染めたわけであるから市長は市民に謝罪しすみやかに辞表を提出すべきである。
違法行為を働いた者が行政の最高責任者では行政がまともに機能するわけがない。
行政内、部下の違法行為をチェックすることさえできなくなる。
裁判所は常識的な判決を下したまでだ。
住民訴訟は読んで字の如く、住民が市の手法に疑問を呈して裁判所にお伺いを立てる当たり前の行動だ。
北岡市議を批判する前に、己のしてきた活動を反省すべきだろ。
来年の選挙が待ち遠しいわ。
市民感覚とかけ離れてませんか?
無駄な税金を垂れ流しし続けて酷いですよ。
監査委員失格!
市議会がきっちり判断し控訴に反対していれば高裁まで恥をかかずにすんだ。
控訴賛成議員、議員失格!
奥本市長、市議会多数、監査委員、全てがこの結果を痛感し責任をとるべきだ。
公明、民主、社民系、自民、その上共産党まで加わわった既成政党相乗りで担ぎ出し組織票に物言わせ誕生させた市長。 都合のよい市長を誕生させそれぞれの政党がこれはという自分達に都合のよいことを市長に追認させる。市長は一種のロボットだ。裏で作り上げられた過去の一連の違法構図を奥本市長は黙認させられた続けたのだろう。しかしこれでは行政のトップとしては全く失格だ!
ことの是非など全く無視して、平気で奥本市長をまもる見識なき多数の議員達。その上にのうのうとしている恥さらしの最低市長。
立法府の悪党市議達が手を結び行政府に悪党市長を据えた。
高槻市の立法府(市議会…議員)行政府の長(奥本市長)が共に悪に染まっているひどい状況が今現在の高槻市の現状だ!
さらに表向きは張りぼてのように化粧をし市民を欺くことにはたけている彼らだからなおさらたちが悪い。
悪を裁くには、高槻市の悪の構図に染まっていない司法(裁判所)に委ねるしか 手段がなかった北岡隆浩議員。
高槻市民にまともな政治を取り戻そうと裁判までして全力で奮闘してくれている。
なぜこれだけ高槻市にはこれだけの正義感の無い市長、正義感のない数多くの議員、がはびこったのか。
市民も自己反省しなければならない!
最終的にはその責は高槻市長選、高槻市議選の有権者である我々高槻市民の政治意識の低さ、洞察力の低さ、要は市民のバカさ加減が今日のような高槻市長、高槻市議会、を生み出しのさばらせているのだ。
化けの皮がはげた以上奥本市長は率先して辞めることが順当だ。
奥本市長には辞任の際こう語ってほしい 。
「クリーンな高槻市政を取り戻すため私も辞めますが、私を担いだ市議会議員の皆様もどうか一緒にお辞め下さい。今一度クリーンな高槻市を取り戻そうじゃありませんか。」と。
公務員が職場に在籍しながら職員団体(労働組合)の業務に専従する場合は、任命権者の許可を得て、在籍専従職員として活動しなければならない。在籍専従職員は、休職者として扱われ、職場から給与を受けることはできない。
しかも、その給料は市民から集めた税金。
モラルが問われるどころか、給与詐欺に値する。
それも高槻市役所ぐるみの。
高槻市にはそれを止める機関もなければ、市長に意見具申する側近もおらん。
名ばかりの監査委員、名ばかりの公正職務審査会。
監査委員には元市バス管理者。公正職務審査会からは次期市長選挙候補者擁立。
アホかいや。
茶番もええかげんにせい。
こいつらみんなグルや。
グルのやつらに物申す。
自分達の判断が正しいというなら、裁判所の判決結果に反論してみろ。
こんな欺瞞だらけのやつらに権力絶対にもたすな。
まとめて高槻市役所から追い出せ。