職場の近所の小学校では入学式があったのか、黄色い帽子をかぶった子ども達が、校門から嬉しそうに飛び出してきて、桜花爛漫・満開の桜の下を駆けていきました。
とても微笑ましい光景だったのですが、少し疑問を覚えました。「でも、ちょっと待てよ。入学式のこの時期に桜が満開ということは、卒業の時に、桜が散るわけがないやん!」と。
森山 直太朗の「さくら」やケツメイシの「桜」、コブクロの「桜」などが最近流行ったいわゆる「卒業ソング」ですが、桜は卒業式のときには散ってはいないし、咲いてすらいない。微妙な季節はずれ。う〜ん・・・
卒業・別れに似合いと思われている桜が、実は入学・出会いの時に咲いているんだなと考えると、坂口安吾の「桜の森の満開の下」の読後感のような変な気分になってきます。まあ、人間が勝手に散りゆく桜に切ない思いを抱いているだけで、桜には何の罪もないのですが(笑)。
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