2006年04月11日

外国人力士に負けるより、ルールを曲げるほうが恥。

image/kitaoka-2006-04-11T23:25:29-1.jpg

確かに日本人の横綱が誕生して欲しい。けれど、ルールを曲げ、日本人を優遇してまで、日本人横綱を誕生させるべきでしょうか。

ZAKZAK「横綱栃東へごっつあんです、優勝なくても13勝OK“日本人”待望、横審ハードルを下げ」
http://www.zakzak.co.jp/spo/2006_03/s2006032805.html


日本人横綱を望む声が、栃東の昇進に夏場所優勝という条件を消した

 今週の相撲界は新大関・白鵬誕生ウイークだが、横審の“お仕事”は横綱づくり。初場所の優勝そして春場所は12勝に終わった大関・栃東への議論が大いに盛り上がり、石橋委員長は「(夏場所)優勝するしないにかかわらず13勝が(昇進への)一つの目安になる」という認識を示した。

 相撲界では、大関昇進の内規はないが、横綱に関しては連続優勝か、それに準ずる成績とある。「日本人横綱が誕生すれば、相撲界に大変なプラスになる」と、横綱・栃東に石橋委員長は大きな期待を寄せているのだ。(後略)★


今はタレント「KONISHIKI」として活躍している元大関小錦が、以前、「自分が横綱になれないのは人種差別があるからだ。もし日本人ならとっくに横綱になってるはず」と発言したとされる事件がありました(その後曙がすんなり横綱になり、この発言には説得力がなくなりましたが)。これは、小錦の付き人が、小錦になりすましてインタビューに答えたものだそうですが、もし上記のように日本人を優遇するならば、逆に外国人力士を差別することになり、この幻の「小錦発言」が真実となります。

また、こんなふうに日本人力士を優遇すれば、日本人力士はそれに甘えて弱くなっていき、かえって日本人横綱が誕生しにくくなり、たとえ日本人横綱が誕生しても、外国人力士に常に敗北を喫するような弱く情けない横綱になるのではないかと思います。

日本人を優遇するくらいなら、いっそのこと外国人を締め出したほうがマシ。外国人にも門戸を開いたのなら、邦人・異邦人を問わず、公平公正に昇進を決めるべきです。

私は、日本人力士が外国人に負けることが恥なのではなく、従来のルールを自分達の都合のいいように曲げるという不正を日本人が行うことこそ、恥であり国辱だと思います。

先のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のアメリカ人審判・ボブ・デービッドソンのような愚を、横綱審議委員会は犯すべきではありません。

(写真は、毎年4月に青年塾の入塾式が行われる「大正ロマン館」(岐阜県恵那市明智町)に飾られてあった横綱栃錦の化粧まわしです)

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posted by 北岡隆浩 at 23:25| 大阪 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうなんですよね。日本人優遇策は外国人には理解を超えますよね。差別はいけないけれど、区別はいくらかでも・・・。お邪魔致しました。
Posted by ケイさん語録 at 2006年04月12日 10:01
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