2006年06月08日
ベタな情報公開請求の結果1
5月16日に高槻市役所に対して、ベタな(ありきたりな)情報公開請求をしたことを書きましたが(正確に書くと、担当市職員の方との話し合いの結果、「情報提供」をしてもらうことになりました)、本日、一部の資料をいただくことができました。
どんなベタな情報を求めたかというと、「高槻市は随意契約をどれほど結んでいるか」です。最近環境省や国土交通省で随意契約の比率が90%以上だという報道がされましたので、高槻市ではどれほどの比率かを調べようとしたのでありました。
件数ベースと金額ベースで知りたい旨をお伝えしたのですが、こちらで少しデータを集計しないと正確な数字が出せないので、それは後日にさせていただきたいと思います。概況を述べますと、平成16年度に関しては、工事と物品購入に関しては、さほど随意契約の比率は高くありません(20%未満)。業務委託については、件数ベースで80%以上が随意契約です。
しかし、職員の方と話をしていると、別のところに問題があるように感じました。
物品購入に関する契約の資料ですが、契約を課で受け付ける際に作った一覧を元に作られたそうです。平成16年度と17年度分をいただいたのですが、平成15年度以前はこれを手書きで作成していたので、その分の情報提供は「かなり手間がかかるので、勘弁して欲しい」と言われました。
一覧もエクセルで作られたそうなのですが、契約のデータですから、アクセスなどのデータベースソフトを活用すべきではないかと感じました。まあ、物品の購入については、一度きりのやり取りなので、そこまで複雑なものは必要ないかもしれませんが、しかし高槻市役所全体の契約を管理する中で、物品購入契約も管理するとなれば、全体で管理ソフトを導入してデータベース化したほうが、こうした随意契約の割合などを求められた場合には非常に役立つと思います。データベース化といった点では、民間企業と比べると随分遅れていると感じました。
管財課で業務委託契約の資料を、契約監査室で工事と物品購入の契約の資料を、それぞれ出してもらったのですが、隣同士の課なのに、契約データの管理方法が違うようです。これも、市役所内で統一するべきでしょう。
契約書にはたくさん文言が並んでいますが、ほとんどフォーマットが決まっています。その要素・数値を取り出せば、予想以上にデータベース化は簡単なはずです。市役所に一人でもアクセスができる職員がいれば、その人を専業にしてシステムを構築することで、ものの数ヶ月でできると思います。
もしこのブログを見ているシステム会社・ソフトメーカーの方がおられましたら、契約管理ソフトを高槻市に売り込んでみてほしいですね。ビジネスチャンスかもしれませんよ(笑)。
高槻市ホームページは、平成18年全国広報コンクールで特選にあたる総務大臣賞を受賞したそうですが、ネットやメールだけでなく、内部のデータ管理システムのほうも充実させていただきたいですね。
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