エイプリルフールだからというわけではありませんが、今日はデマの話。
4年前も共産党は、政務調査費の領収書を公開していると嘘をつきましたが、今回もまたデマをやってくれました。
写真の文章は日本共産党のビラに書かれていたもの。「吉田康人派の市会議員」とありますが、文の内容からして、どう考えても私のことです。以下その全文です。
安満遺跡でのサッカー場建設には反対 日本共産党
吉田康人派の市会議員は「サッカー場をつくらないのは公約違反」と市長を攻撃
奥本市長が8年前の選挙でサッカー場建設を公約、その後市民や議会の反対の声があり、遺跡を生かした公園にするとし、特別委員会を設置し検討を重ねています。
しかし、吉田康人氏を応援している市会議員は、議会の中でサッカー場を建設しないのは公約違反、嘘つきであると攻撃を繰り返しています。
日本共産党は、サッカー場建設には反対です。安満遺跡は西日本の宝です、しかも、建設には土地の購入も含め250億円規模の開発になります。(原文のまま)
これを読むと、私はサッカースタジアム推進派で、せっかく市長が遺跡公園に方針転換したのに、公約を守れと市長を攻撃している、というふうに読めますよね。
しかし、これが嘘だということは、私のブログを読んでくださっている皆様ならお分かりでしょう。
まず、高槻市は、サッカースタジアム建設案を捨ててはいません。平成22年11月10日の史跡整備等特別委員会で、私の質問に対し、高槻市は、
スタジアム建設等につきましては、平成18年3月に策定いたしました基本的な方針の中で、まずは市民の財産として公園用地を確保し、その後、民間企業等の協力を得た段階で、段階的に取り組むとしておりまして、行政案の一つとして今も考えております。
と答弁しています。「行政案の一つ」として今も考えているのです。
また、私は、「サッカー場をつくらないのは公約違反」というふうには攻撃していません。実現不可能な公約=ウソ公約を掲げたのではないのかと、奥本市長を攻撃してきたのです。
例えば、私が市議に当選して初めての一般質問では、
No.97 北岡隆浩議員
この公約は、4年前の市長選挙の際の奥本市長の最大の目玉公約でありました。けれども、先ほどのご答弁では、特別委員会に付託して、いかにも進んでいるようなことをおっしゃってましたけども、この4年間、全く進捗していない。また、今回の市長選挙のマニフェストには、サッカースタジアムのサの字も出てこない。それより何より、この公約を掲げる以前には、京都大学や文化庁とは協議すらもしていなかった。つまり、実現可能かどうかを全く考慮せずに目玉公約を4年前につくってしまったわけです。公約は生きているのか死んでいるのかと一番最初にお尋ねしましたけれども、実は、この公約は最初から死んでいたと言えると思います。有権者をだますために掲げたうそ公約だとしか考えられないです。うそ公約ではない、公約違反ではないとおっしゃられるならば、マニフェストの原則にのっとって、いつまでに実現させるのかという期限を、今すぐにちゃんと示してください。それができないというのであれば、皆さんをだまして済みませんでしたと、サッカーファンの子どもを初めとする高槻市民の皆さんに謝罪をしていただきたいと思います。
「北斗の拳」ではないですが、公約はすでに死んでいたんだろ?と攻撃してきたわけです。
すでに死んでいると考えられる公約を、「サッカー場建設には反対」などと言って、葬り去ろうとするのはナンセンスな話です。詐欺師に対しては、「その詐欺話には反対だ」と言うよりも、「それ、詐欺でしょ?」と追及すべきではないのでしょうか?
「サッカー場建設には反対」ということは、共産党は、サッカー場ができると考えているのでしょうか?できると考えているのなら、その根拠を教えてほしいものです。
また、京大農場の購入には賛成なのでしょうか?遺跡を活かした公園には賛成のように見えますが・・・そうすると、文脈的には、250億円規模の開発についても、賛成のように見えます。その点は、わざとぼやかして書いているのかもしれませんが。
いずれにせよ、私をサッカースタジアム推進派にでっち上げて、自分たちは反対派だとエエ格好するというのは、とんでもないやり口です。嘘を吐いて、私に濡れ衣を着せて、自分たちは正義を気取るというのは、どういう神経をしているのか。
なんなんでしょうね、この人達は・・・
先日、新聞に、こんな本の広告が載っていました。
体験的日本共産党チラシの研究
夏井明男著
税込価格: ¥1,680 (本体 : ¥1,600)
なぜ日本共産党はウソをつき、ついても平気なのか。東京・日野市の市議会議員を24年間務め、共産党に個人的中傷チラシを配られた著者が、チラシ作りのテクニックと思想的背景を鋭く分析する。
高槻の共産党に限らず、全体的にそういう体質なのかもしれませんね。
公共広告機構(AC)のコマーシャルでは、震災時にデマに惑わされないようにしよう、と呼びかけていますが、選挙時のデマにも惑わされないように、皆さんご注意ください。有能な人が落選したり、変な政治屋を選んだりすると大変なことになってしまいますから。
京大農場の本当の問題は、以前書いたとおりです。
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-以下は、サッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致に関する私の議会での質問とそれに対する高槻市の答弁です(全部は網羅しきれていないかもしれません)。
平成19年 第3回定例会(第3日 6月26日)
No.48 北岡隆浩議員
2点目の、調査指導検討会ですけれども、なぜ今この時期に立ち上げられるのでしょうか。4年前の市長選挙の際、奥本市長は、京都大学の農場に都市型公園をつくる、そして、そこにサッカースタジアムを建設してガンバ大阪を誘致するという公約を掲げられました。少なくともその当時にこの種の検討会は立ち上げなければならなかったのではないでしょうか。そういった公約を掲げる以前に、こういった検討会を組織して遺跡の調査を完了しておかなければ、サッカースタジアムを建設するなどということはとても市民に対して約束できたものではなかったはずですが、なぜ今、この調査指導検討会を立ち上げられようとするのでしょうか。その理由をお聞かせいただきたいと思います。
No.49 政策統括監兼市長公室長(福田勲)
ただいまのご質問についての答弁ですが、本市の中心部にございます京大農場でございますけども、高槻の将来を考える上で非常にポテンシャルの高い土地でございます。このため、公有化による有効活用を図るべく、そのためには地権者である京都大学の理解が必要であると認識してございます。このような中、施政方針等に基づきまして京都大学との意見交換や協議を行ってきたところでございます。
また、平成17年度9月に文化庁が安満遺跡に対する見解を出されたところでございます。遺跡の発掘調査を実施すること、その調査結果を受け重要遺構は保存すること、上記以外の部分については発掘可能であると、このような見解を出されたため、その考えに沿って取り組みを進めてきたところでございます。
今回、京都大学との協議の中で、調査指導検討会の設置や、その後、確認調査へ進んでいくという流れについてご理解をちょうだいしましたので、今回、この検討会の設置をすることとなったものでございます。
以上でございます。
No.50 北岡隆浩議員
京都大学の理解を得るのが非常に遅きに失したような感があるんですけども、この調査指導検討会では、京都大学の農場の遺跡芝生公園整備構想を検討する、これが目的であるとのことですけれども、その検討の中には、サッカースタジアムの建設に関する部分というのは含まれているのでしょうか、いないのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。
No.51 政策統括監兼市長公室長(福田勲)
今回の調査指導検討会でございますけれども、今回の安満遺跡芝生公園につきましては、先ほども答弁いたしましたとおり、市街地に残されました貴重な空間を公有化し、有効活用を図るものでございまして、この構想を実現するためには保存すべき重要遺構の確認や史跡の追加指定の範囲の検討などのための調査が必要でございまして、この調査のための手法、調査の場所、範囲などの検討を行っていただくのが調査指導検討会の役割でございます。
以上です。
平成19年 第3回定例会(第4日 7月12日)
No.90 北岡隆浩議員
1.4年前の市長選挙の際のサッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致の公約について。
(1)この公約はまだ生きているのか、それとも死んでいるのか。
(2)この公約については公約違反か、否か。
(3)この公約を掲げる前に、事前に京都大学や文化庁と協議していたのか、否か。
No.91 政策統括監兼市長公室長(福田勲)
北岡議員の、サッカースタジアム等についての数点のお尋ねについてご答弁申し上げます。
4年前の市長選後の平成15年度施政方針において、都市型公園整備構想及びガンバ大阪の誘致を発表いたしました。以後、毎年度、施政方針に都市型公園整備構想を掲げ、その実現に取り組んでまいりました。平成18年3月には、行政方針案といたしまして基本的な方針を発表しました。また、平成17年9月には、文化庁から一定の条件のもとで開発可能という見解もいただいてございます。こうした考えに基づいて取り組みを進めているものでございます。
この基本的な方針に基づき、まずは、公園化の実現に向け、市議会でのご議論をいただくため、平成18年5月に、史跡整備等特別委員会の付託事件として安満遺跡芝生公園等の整備についてをお願いし、既に平成18年8月と平成19年6月にご審議いただいているところでございます。本市の中心にある京大農場は、高槻の将来を考える上で非常にポテンシャルの高い貴重な空間でありますので、まず、将来にわたっての市民の財産として確保する、いわゆる公有化を行い、公園化すべきと考え、そのための取り組みを鋭意進めているところでございます。
このような大きな構想は、一朝一夕には進むものではございません。まず、文化財保護の観点から、歴史遺産としての確認調査が必要でございます。したがいまして、本市といたしましては、今後も引き続き慎重に、京都大学や文化庁などと意見交換、協議を進めてまいりたいと存じます。
No.97 北岡隆浩議員
この公約は、4年前の市長選挙の際の奥本市長の最大の目玉公約でありました。けれども、先ほどのご答弁では、特別委員会に付託して、いかにも進んでいるようなことをおっしゃってましたけども、この4年間、全く進捗していない。また、今回の市長選挙のマニフェストには、サッカースタジアムのサの字も出てこない。それより何より、この公約を掲げる以前には、京都大学や文化庁とは協議すらもしていなかった。つまり、実現可能かどうかを全く考慮せずに目玉公約を4年前につくってしまったわけです。公約は生きているのか死んでいるのかと一番最初にお尋ねしましたけれども、実は、この公約は最初から死んでいたと言えると思います。有権者をだますために掲げたうそ公約だとしか考えられないです。うそ公約ではない、公約違反ではないとおっしゃられるならば、マニフェストの原則にのっとって、いつまでに実現させるのかという期限を、今すぐにちゃんと示してください。それができないというのであれば、皆さんをだまして済みませんでしたと、サッカーファンの子どもを初めとする高槻市民の皆さんに謝罪をしていただきたいと思います。
No.98 市長(奥本務)
この選挙時における問題につきましては、公約というようなことも含めましていろいろと言われておりますが、それぞれにおいて私としては努力をしてきておりますし、それから、京都大学との話も継続して今日まで来ていることは事実でございます。そして、文化庁とも協議もいたしております。それが必ずしもサッカースタジアムということで直結するかどうかは別にしましても、この京都大学の農場を獲得すべく、鋭意努力をしてきているという中にあって、そういう言われ方をするということは当たらないと、このように思っております。
No.103 政策統括監兼市長公室長(福田勲)
サッカースタジアムの件につきまして、全く進んでないというご指摘がございましたが、我々といたしましては、安満遺跡芝生公園等の整備といたしまして特別委員会に付託事件をお願いいたしまして、今まで2回、特別委員会でご議論いただくなど、手続の方をきちっと進めてまいってございます。
また、その公園化した京大農場地のその後の利用につきましても、市議会あるいは市民の皆様方とも、再度、十分に相談しながら進めていきたく思っておりますので、よろしくお願いいたします。
平成20年 第1回定例会(第3日 3月11日)
No.116 北岡隆浩議員
次に、安満遺跡について、3点質問をします。
1点目、京都大学の農場部分に重要な遺構が埋まっている可能性があるとのことですが、どのような遺構で、どの程度の価値があるのかお答えください。2点目、平成20年度から先ほど述べたような京都大学の農場部分の調査を行うということですが、現時点において、5年前に奥本市長が公約したとおりに、サッカースタジアムを建設できると断言できるのか否か、イエスかノーかでお答えください。3点目、この調査の結論が出るのはいつごろの見込みなのか、お教えください。
No.119 政策統括監兼市長公室長(福田勲)
北岡議員の安満遺跡に関します残りのご質問にお答えいたします。
この安満遺跡芝生公園の整備の事業につきましては、本年2月に開催しました特別委員会でも報告したとおりでございますが、地権者であります京都大学との協議を行い、その了解のもとに事業を進めているところでございます。京大農場は市街地における貴重な空間でもあり、公有化し、市民の将来にわたる財産として確保し、公園化を図ってまいりたいと考えております。
まず、文化財保存の観点から、昨年9月に調査指導検討会を設置し、現地での範囲確認調査の実施に向け取り組んでおります。また、遺跡公園化の観点から、周辺交通体系などの課題整理についても行ってまいります。今後につきましては、重要遺構がどのような範囲で広がっているのかなどをまず把握する必要があると認識しております。引き続き、文化財の保存と活用の両輪をうまく組み合わせながら、京都大学を初めとする関係者との協議、意見交換を行いながら、事業に鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
No.120 北岡隆浩議員
安満遺跡についてですけれども、京大農場の部分には非常に貴重な遺構が埋まっている可能性もあって、調査の結果が出るのには2年ほどかかるということですけれども。先ほど福田政策統括監がおっしゃられましたけれども、私の質問に全然答えてないですね。今時点で、サッカースタジアムが建設できるのか否かということをお聞きしたんですけれども、そういうことには全く答えておられない。結局、現時点においてサッカースタジアムが建設できるかどうかというのは、全く断言できないわけです。ということは、5年前の奥本市長のサッカースタジアム建設という公約も、橋下知事じゃないですけれども、机上の空論であったと言えると思います。
No.125 政策統括監兼市長公室長(福田勲)
サッカースタジアムがどうのこうのというふうにご指摘がございましたけれども、安満遺跡芝生公園等の整備につきましては、この京大農場が市街地におけます広大で貴重な空間でございますので、市民の将来にわたっての財産として確保してまいりたいと考えております。このような考えのもと、順序を踏んで進めていきまして、その後、公園のさらなる利用につきましては、遺跡の範囲確認調査の結果なども把握した上で、市議会や市民の方ともご相談をしながら、検討を進めていくべきと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
平成20年 史跡整備等特別委員会(12月 1日)
No.8 北岡委員
4点質問をさせていただきます。
1点目は、発掘調査の期間です。京都大学が移転したとして、その後発掘調査を開始することになるんでしょうけれども、その発掘調査には何年くらいかかる見込みなんでしょうか、お答えください。
2点目は、土地の取得や発掘調査にかかる費用です。どれくらいかかる見込みなのか、お答えください。
3点目は、安満遺跡の重要性です。非常に貴重な遺跡で、卑弥呼とも関係があるように聞いたんですけれども、それも含めて遺跡の価値についてお答えください。
4点目は、サッカースタジアムについてです。奥本市長は平成15年4月の市長選挙の際に、ここにサッカースタジアムを建設して、ガンバ大阪を誘致するというような公約を掲げておられたわけですが、今でもサッカースタジアムをつくる気があるのか、それとも公約はお取り下げになられるのか、お答えください。
以上です。
No.11 新井政策企画室主幹
4点目のご質問でございます。
安満遺跡芝生公園等の整備についてですけども、地権者である京都大学との協議を行ってきているところでございます。このような中、まず文化財保存の観点から、昨年の9月に調査指導検討会を設置し、現在、現地での範囲確認調査に取り組んでございます。
今後につきましては、重要遺構がどのような範囲で広がっているのかなどをまず把握する必要があると認識してございまして、引き続き文化財の保存と活用の両輪をうまくかみ合わせて、京都大学を初めとする関係者との協議、意見交換を行いながら、また市民や議会の皆様のご意見を伺いながら、事業に鋭意取り組んでいきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いします。
No.12 北岡委員
発掘の期間とか経費に関しては未定ということなんですけれども、じゃあこの土地の取得に関する費用というのはどれぐらいかかる見込みなのか。これはお答えいただきたいと思います。
サッカースタジアムなんですけど、これはこれから協議とか意見交換するということなんですが、市長が公約として掲げられたわけですから、つくる方向なのか、そうじゃないのか。つくる方向なのか、そうじゃないのかというところできっちりとお答えをいただきたい。
以上です。
No.13 福田政策統括監兼市長公室長
土地代というご質問がございましたけども、まだそういう段階ではありませんので、まだ土地代についてもどうなるかという話はできる段階ではございません。
また、サッカースタジアムというご質問がございましたけども、現在、京大農場には貴重な遺跡がある、市街地に残された貴重な空間で、ポテンシャルが高い空間であると、そうしたことから、まず遺跡の保存、それから公園としての利活用を図るための公有化を進めるためにさまざまな手続、議論をしているところでございます。
その農場部分の上面利用につきましては、今、答弁がありましたとおり、さまざまな方のご意見も踏まえながら、どう利用したらいいのかということにつきまして検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
No.14 北岡委員
いつかちょっと時期は忘れたんですけども、大阪府議会のほうで見解が示されまして、大阪府としてはサッカースタジアムは無理だというような否定的な見解を示されていたと思うんですけども、その大阪府の見解に関してはどういった意見を高槻市はお持ちなんでしょうか、お答えください。
No.15 高橋市長公室理事
史跡の指定についてこれからどのようになっていくかということが一番大きくなっていくと思うんですけども、大阪府の見解というのは、まず従前の考え方で見解を出されたと。今調査をしておるというのは、先ほど北岡委員も質問の中で重要度はということをお尋ねですが、そういったことを見きわめるために、今、発掘調査をしておるわけです。ですから、今後についての大阪府の見解というのは、改めてそういったことをお尋ねする必要があるというふうに考えております。
以上です。
No.16 北岡委員
そしたら、何で平成15年4月の段階で奥本市長はサッカースタジアムを建設するということを大々的に掲げられたのか。発掘もしていない、何が埋まっているかもわからない、これから調査するんだということですけども、何を根拠にそこにサッカースタジアムをつくるんだというふうにおっしゃられたんでしょうか。その当時の根拠を教えていただきたい。
No.17 高橋市長公室理事
今までに議会で何度も私どもはガンバありきではないと、ただ公有化、公園化していくということについて、何度も申し上げてきました。今お尋ねの政策、公約の関係で申し上げますと、私どもは公約を政策にかえるとき、それはどういう形でかえていくかということなんですが、今、わかりやすいのは実施計画に落としていく、これは第3次実施計画においても、それと今、第4次実施計画に入っておりますが、その中では、安満芝生公園等の推進、そういう名前だったと思いますが、そういう形で落としておりまして、20年度については検討、調査というふうに掲げております。
今、ガンバのお話もされましたが、その行政の基本的な考え方につきましては、冒頭に政策統括監が説明申し上げましたが、平成18年3月、行政案である都市型公園整備構想の基本的な方針という中ではっきりと記載しておりますので、それをご理解いただきたいと思います。
以上です。
No.18 北岡委員
行政の考え方はそういうことしか言えないと思うんですけども、じゃあ、市長は公約を掲げられて、ビラを見たらサッカースタジアムをつくると、奥本市長自身はたしかガンバ大阪のユニホームを着ておられたイラストをビラの中に載せられていたと思うんですけども、市長として、政治家として、どうしてああいう公約を掲げられたのか、それをちょっと市長にお答えをいただきたいと思います。
No.19 高橋市長公室理事
政治家である市長の考え方を具体化するのが私どもでして、それについては議会あるいは市民のご意見を十分聞きながら具体化していく、そういうふうに考えております。
したがいまして、今、公約がどうであるという問題ではなくて、この当委員会ではそれをいかに実現する方向にあるんかないんか、そういうことであれば私どもは十分お答えできますし、それをするのが議会であろうというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
No.20 北岡委員
これ最後にしたいと思うんですけども、市長の掲げた公約を実現化させるのが行政なんですよね。市長は、サッカースタジアムをつくると、ガンバ大阪を誘致する、ガンバ大阪をガンバ高槻にというふうに名称変更させるとか、そういうこともおっしゃられてたと思うんですけども、じゃあ、サッカースタジアム、やるんですか、やらないんですか。市長の考えを、市長の公約を実現化させるのが行政なんですよね。じゃあ、やるっていうことで考えていてよろしいんでしょうか。
No.21 高橋市長公室理事
何度も申し上げてますように、やるかやらないかということについて、発掘調査をしておると。私どもは、基本的な方針――これは北岡委員もお持ちだと思いますが、その中にはっきりと調査をすると、それから公園化を図る、それから行政案としては、今、お話があったようなことをしていくと、こういう段階を踏んでいくというふうに掲載しております。しかし、そこには市議会あるいは市民の多くの意見を十分聞きながら慎重に対応していくと、それが基本的な方針でございますので、よろしくお願いいたします。
平成21年 史跡整備等特別委員会( 5月14日)
No.23 北岡委員
まず確認なんですけども、現段階で京都大学が高槻市に土地を売るかどうかもわからないし、土地の代金、一説には100億円以上と言われていますけれども、その土地の具体的な代金の額もわからないし、発掘調査も完了してないのでサッカースタジアムが建設可能かどうかもわからない。サッカースタジアムを建設するかどうかも、防災公園としてどういうふうにするかどうかも――サッカースタジアムを建設するとすれば、どの程度のサッカースタジアムにするかどうかということも未定だということでよろしいんでしょうか。
No.24 新井政策企画室主幹
サッカースタジアム云々という話が出ておりますが、基本的には先ほどからご説明をさせていただいてますように、範囲確認調査を、まず文化財保存の観点から実施してきており、21年度も引き続きやっていくというふうなことで、遺構区分をまず把握したいというふうなことで考えてございます。その中間的な結果を踏まえて有効利活用についての検討組織を立ち上げ、そこで種々の検討をしていただくというふうなことで考えてございますので、よろしくお願いします。
No.25 北岡委員
京大のほうとこれまで協議してきたと思うんですけども、その協議の中で大体の土地の値段とか、あるいは土地の引き渡し時期とか、そういう数字というのはアバウトでも出てきているんでしょうか。
No.26 新井政策企画室主幹
土地の値段ということなんですが、我々、この当該地につきまして鑑定評価も何も取っていない状況なので、この京大農場が幾らだということは、ここでは明言できないというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
No.27 北岡委員
産経新聞のことしの1月6日の報道によりますと、現在、URが所有している京都府木津川市の京都大学の農場の移転候補地の土地の質が農場に不適切であって、現農場の土を大量に移動させる意向を京大が持っているというふうにされているんですけども、これは事実なんでしょうか。
No.28 新井政策企画室主幹
ただいまの新聞報道の関係でございます。我々、そういった事実関係等々把握しておりませんし、ニュースソースがどこなのかもわかりませんので、よろしくお願いします。
No.29 北岡委員
ということは、この報道というのは虚偽ということなんですか。
No.30 新井政策企画室主幹
虚偽かどうかということを言っているんではなくて、我々はそういった事実関係を把握してないというふうなことで申し上げたので、よろしくお願いします。
No.32 北岡委員
防災公園街区整備事業の検討依頼ということで、国土交通省に事業化要望調書を提出するということなんですが、この市全体の防災計画の中では、この安満遺跡の防災公園というのは、どのような位置づけになるのか。先ほど宮本委員もおっしゃられていましたけども、関西大学のグラウンドも防災空間の確保という名目で約29億円で買収することになったわけですけども、高槻市としては、全体としてどれだけの数の、あるいはどれだけの広さの防災公園や防災空間が必要なのでしょうか、お答えください。
No.33 新井政策企画室主幹
地域防災計画での位置づけのご質問だと思いますけれども、現在の地域防災計画につきましては、安満遺跡周辺というところで、今、史跡指定をされておるグラウンド部分を中心に準広域避難地という形で位置づけられております。今回の京大農場につきましては、土地所有者は京都大学でございますので、まだ防災計画上の位置づけはなされておりませんので、よろしくお願いします。
また、必要面積云々ということなんですけども、そういった議論というのは、これから必要かと思いますが、市全体として防災公園が幾ら要るとかいうところについては、今の段階で何ぼという話はないので、よろしくお願いします。
No.34 北岡委員
これで最後にしたいんですけども、もし市長の公約どおりサッカースタジアムを建設するとなったら、その防災公園街区整備事業との兼ね合いとか、あるいは市の防災計画との兼ね合いというのはどうなるんでしょうか、お答えください。
No.35 新井政策企画室主幹
防災計画との兼ね合いというところでございますが、基本的には今の当特別委員会におきまして、18年3月に基本的な方針を行政案として出させていただいております。その中で、市民の将来にわたっての財産として確保していくということに向かって、今、議論をさせていただいております。その中で、資金面云々ということになると、さまざまな利活用、また市街地の貴重な空間でございますので、何らかの利活用をしていきたいというふうなことで考えております。
それと、地域防災計画との関係については、これから、その状況を踏まえながら決まっていくものというふうなことで考えておりますので、よろしくお願いします。
平成22年 史跡整備等特別委員会(11月10日)
No.8 北岡委員
6点、質問させていただきます。
まず、1点目は、費用についてです。どれくらいの費用がかかるのでしょうか。また、市の負担分の財源はどのように確保されるのでしょうか。
2点目は、国からの補助金についてです。どういった形で、どれだけの補助を受けることができるのでしょうか。
3点目は、基本協定書の内容についてです。今年度中に、京都大学、高槻市、都市再生機構(UR)の3者で基本協定書を締結するとのことですが、どういった中身になるのでしょうか。
4点目は、既存指定地の活用についてです。京大農場の北側に隣接する形で、既に国から史跡指定を受けた史跡安満遺跡約6.4ヘクタールがありますが、その公有率は現在約3割とのことです。これを工事開始までに市が100%買い取ることができれば、具体的な整備や活用ができると思いますが、虫食い状態であれば、整備、活用の時期がずれることも考えられます。この点については、どうお考えでしょうか。
5点目は、サッカースタジアム建設とガンバ大阪誘致についてです。奥本市長は、今から約8年前に、このJRと阪急の線路に挟まれた空間をアメリカ・ニューヨークのセントラルパークのような全面芝の都市型公園にする、サッカースタジアムなどを建設してガンバ大阪のホームタウンにする、ガンバ大阪を誘致する、そういう公約を掲げられました。この公約に関しては、今現在はどうなっているのでしょうか。今でも実現させるつもりなのでしょうか。それともあきらめたのでしょうか。その公約と今回の取り組みとの関係について、教えてください。
最後に、6点目は、ここで何ができるのかということです。あくまでもサッカースタジアムをつくるおつもりかもしれませんが、仮にサッカースタジアムではない別のものをつくるとしたら、どのようなものができるのでしょうか。どういう可能性があるのでしょうか、お答えください。
以上で、1回目の質問を終わります。
No.9 新井政策企画室参事
私のほうからは、4点目以外について、ご答弁を申し上げます。
まず、1点目について、事業費等のお尋ねでございます。京大農場の土地を取得するに当たりまして、土地の単価につきましては、鑑定評価額をもって決定することとなります。しかしながら、現在、鑑定評価額は出ておりませんので、土地の単価は現時点では把握しておりません。したがいまして、事業費、土地取得費等の算定は困難でありますので、よろしくお願いいたします。
次に、2点目でございます。国の補助というところでございますが、土地取得に係る補助についてのお尋ねですが、史跡追加指定の部分につきましては、国の8割補助であります文化庁の史跡公有化助成を活用してまいりたいというふうに考えております。また、残りの土地取得につきましては、一たん都市再生機構が土地取得を行い、事業完了後、市に引き渡すこととなる、国土交通省の防災公園街区整備事業を活用してまいりたいと考えております。この事業の補助率ですが、通常の都市公園整備事業と同様に3分の1となりますけども、財政負担が一時に集中しないように、分割払いにすることで平準化ができるメリットがあると認識してございます。
次に、3点目、今後予定している基本協定の中身というところでございます。昨年9月に、京都大学、高槻市、都市再生機構の3者におきまして、京都大学大学院農学研究科附属農場の移転等に係る覚書、きょうの参考資料にもおつけしておりますが、いわゆる大枠合意書を締結しております。この大枠合意書の中には、平成22年度末を目途に、面積、形状、引き渡し時期等の譲渡条件を確定し、基本協定を締結するものとしております。
現在、基本協定の内容につきましては、3者で協議中でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
5点目、サッカースタジアムということでございますが、現時点では史跡の追加指定の範囲が明確になっておりませんので、上面利用の具体的な検討はこれからでございます。基本的には、まず、市民の将来にわたっての財産として確保していきたいというふうに考えております。そして、当該地は、市街地における貴重で高いポテンシャルを持った空間でございますので、市の新たなシンボルとして、防災、歴史継承、にぎわいと触れ合い、健康増進といった都市機能の充実を図る観点から、今後、利活用について、庁内推進委員会を中心に検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
続きまして、6点目、防災公園、どういうことができるのかというお尋ねでございます。防災公園につきましては、公園内に防災機能を付加する必要があるとは認識してございますが、整備については、一般的な都市公園事業と同様と考えております。例えば、古曽部防災公園や萩谷総合公園などにあるような施設も可能ですし、都市公園法及び政令に定めております運動施設や教養施設、遊戯施設等の設置が可能であるというふうに認識してございます。
以上でございます。
No.11 北岡委員
奥本市長は今期限りで引退されますので、任期中にサッカースタジアム建設とガンバ大阪誘致は実現できないということが確定いたしました。大きく目玉公約として掲げた以上は、その総括をちゃんとしなければならないと思います。 サッカースタジアム建設とガンバ大阪誘致に関しては、これまで一体どういう取り組みをしてきたのでしょうか。ガンバ大阪との交渉などがあったのではないかと推測をいたしますが、これまでの取り組みの経緯を具体的にお答えください。これが1点目です。
また、今後はどうするのでしょうか。新しい市長にも取り組んでもらうべくお願いをするのでしょうか。新しい高槻市長に引き継ぎをされる際には、サッカースタジアム建設とガンバ大阪誘致に関して、どのようなことを引き継ぎ事項として伝えるおつもりなのでしょうか。
以上、2点について、お答えください。
No.12 宮口市長公室理事
ただいまの2点のご質問につきましては、組織として対応しておりますので、私のほうが答弁させていただきます。
スタジアム建設等につきましては、平成18年3月に策定いたしました基本的な方針の中で、まずは市民の財産として公園用地を確保し、その後、民間企業等の協力を得た段階で、段階的に取り組むとしておりまして、行政案の一つとして今も考えております。しかしながら、具体的なガンバ大阪とのそうした協議はどうなっているかということにつきましては、現段階では何も協議しておりませんので、よろしくお願いします。
それから、いずれにしろ今後の具体的な上面利用の検討につきましては、先ほど答弁させていただいたとおり、今後、庁内委員会でさまざまな観点から進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
No.13 北岡委員
ガンバ大阪とは協議をしてこなかったということなんですけども、ということは、そのあたりの取り組みは何もしてこなかったということになりますよね。これは、最初から無理だと知っていたからなのか、途中で無理だとわかってあきらめたのか、どちらなのでしょうか。この点についてもお答えをいただきたいと思います。
それと、組織として対応されてきたということで職員の方がお答えになられましたけれども、奥本市長に念のため確認をさせていただきたいんですけども、サッカースタジアム建設、ガンバ大阪誘致の公約というのは、これはもう事実上白紙撤回ということでよろしいんでしょうか。それとも、うやむやのままで引退されるということなのでしょうか、お答えください。
もう引退されるわけですから、判断の先送りというのは適切ではないと思いますので、しっかりとご答弁をお願いいたします。
以上です。
No.14 宮口市長公室理事
若干重複いたしますけども、無理だと考えていたのかというご質問でございますが、まず、先ほど申し上げましたとおり、平成18年3月の段階で、一応、行政案の一つとしては示しておりましたけども、具体的な土地という部分につきましては、今回の史跡指定地の追加指定ということが明らかにならない限りは、その土地の部分につきましてもはっきりしないというふうな状況で、協議ができる状況ではとてもございません。
しかしながら、当然、本市は、ガンバ大阪の準ホームタウンと言われますので、そういう部分での儀礼的なおつき合いというのは当然ありますから、そういう部分でのお話は当然あったところではございますけども、今申し上げましたとおり、具体的な協議ができる状況では全くございませんでしたので、やっておりません。
それで、繰り返しになりますけども、今後の部分につきましては、上面利用の検討をこれから具体的に進めます庁内委員会の検討で進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
No.16 北岡委員
済みません、これを最後にさせていただきますので。
どうしても奥本市長に、最後、直接お答えをいただきたいんですけども、先ほどのご答弁では、言ってみれば、何が埋まっているかわからなければ、どういうふうに利用できるかわからないということですよね。じゃ、そのわからないままに、8年前に、ああいうふうに、つくりますと、誘致しますと公約をした、その根拠は一体何だったんですか。あれは不確かなままそういうふうに公約をされたのか、奥本市長にぜひ一言お願いをいたします。
これを最後といたします。
No.17 奥本市長
これは、全体的な計画の中で、いろいろ考えてきた中の一つであり、例えば、この京大農場にしましても、その北側が既に史跡指定ということで、順次、買収をしてきております。
しかし、それが個人所有であるということから、一挙になかなか進まないという中で、この下側は京大農場でありますので、京大との話がどのように進むか、あるいは都市再生機構との関係で、これをどのように有利に公有化していけるのかという、てんびんの上で考えてきておるわけでございます。経過としてその中でうまくいかないというようなことも、あるいは話が前へ進まないというようなこともあったり、あるいは京大の事情があったりと、いろんな面で、3者の協定書はつくっておりますけども、それが具体化するというようなことは、そう簡単にできるものではない。
だから、公約がどうやったかと、過去にさかのぼって言われても、そういうことは往々にしてあることですので、何もこの問題に限ってのことではなく、例えば、前の、この京大農場の北側は、私の知ったときには3割程度しか進んでおらないというような中での状況と、京大が一大学として持っているということとの関係からすれば、いろいろとその整合性を図ったりしていくということは、将来においてもこれは続くものと、このように思っております。
平成22年 第5回定例会(第4日12月16日)
No.8 北岡隆浩議員
北岡隆浩です。大きく6つの件について質問させていただきます。
1番目は、京都大学農場におけるサッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致についてです。
1点目、非公式、公式を含め、京都大学側に対して、公約に関する話を持ちかけたのはいつなのでしょうか。
2点目、平成15年度から17年度の施政方針では示された、ガンバ大阪誘致の語句が、18年度以降の施政方針から消えた理由は何なのでしょうか。
3点目、ガンバ大阪誘致、関大誘致の経済効果はそれぞれ出されましたが、京大転出による経済損失はどれだけの金額になるのでしょうか。また、高槻ブランドの価値に影響はないのでしょうか。
4点目ですけれども、京大農場の中で史跡指定されるであろう範囲は、この赤色の部分なんですけれども、ここにスタジアムの建設はできません。何かつくろうとすると、この青色の部分につくるしかないわけですけれども、ガンバ大阪に確認したところ、縦約210メートル、横約190メートルの長方形型のスタジアムを建設するということでした。そこで、それを地図に重ねてみると、物理的に建設は不可能ではないかと思われるのですが、ガンバ大阪のホームスタジアムの建設は可能なのでしょうか。
5点目、平成22年11月10日の史跡整備等特別委員会で示された遺跡の範囲と、12月議会の文教市民委員会協議会で示された範囲が違う理由は何なのでしょうか。
6点目、仮にスポーツ施設等を建設するとして、建設中に遺跡が発見された場合にはどうなるのでしょうか、それぞれお答えください。
7点目、今年11月10日、史跡整備等特別委員会終了直後、奥本市長は、私に対して、紅潮したしかめっ面を近づけて、握りこぶしをつくりながら、何が言いたいんや、あの質問は、こら、何が言いたいんや、と怒声を上げました。さらに、奥本市長は、副市長に抱きかかえられてとめられながらも、ふざけるなよ、と捨てぜりふも発しました。この暴言について謝罪を求めます。
No.9 市長公室長(山川明)
北岡議員の、京都大学農場にかかわります7点のご質問にお答えいたします。
ご質問のご答弁につきましては、関係部と調整の上、市長公室から答弁させていただきます。
1点目の、京都大学側に対する話しかけについてのご質問ですが、京都大学農場につきましては、過去より国民の財産である弥生時代の貴重な安満遺跡の存在が確認されております。また、文化庁としても、平成5年の史跡指定の答申に対して、未告示地として長年の懸案事項でありました。その後、文化庁との協議を重ねる中で、文化庁から改めて範囲確認調査の指導もあり、京都大学に協力を依頼してきた経過がございます。一方、京都大学としましては、農学研究を進める中、掘削の深さや建物更新の制限、農場として手狭なこと等から、教育の発展的研究が望めないと判断され、木津川市への移転を検討されているものであります。現在は、今回の調査結果を受け、安満遺跡の公有化を進めるため、また、市民の財産として公園用地を確保するために協議を進めております。
2点目の、施政方針に関するご質問ですが、京都大学農場につきましては、現在も京都大学が農学研究を続けていることや、地下に存在する安満遺跡の状況等がありまして、まずは範囲確認調査等を行い、現地の状況等を整理した結果、先般、史跡指定の答申がなされたものです。スタジアムの建設については、平成18年3月に策定しました基本的な方針の中で、まずは市民の財産として公園用地を確保し、その後、民間企業等の協力を得た段階で、段階的にスタジアム建設等に取り組むとしており、行政案の一つと考えております。
3点目の、京都大学の転出に係るご質問ですが、京都大学については、安満遺跡の存在等から発展的研究は望めないと判断され、京都府の木津川市への移転を検討されているものであります。そうしたことから、京都大学が転出する経済損失については算出しておりませんが、市といたしましても、高槻市の市街地中心部に位置する貴重な空間を公有化し、にぎわい文化交流拠点として、市民のために利用、活用していくことが望ましいと判断したものでございます。
4点目の、スタジアム建設についてのお尋ねですが、先般、史跡追加指定区域の答申が文化庁の文化審議会から出たばかりであります。また、上面利用につきましては、今後の庁内推進委員会等での検討課題であり、現段階では判断しかねるところでございます。
5点目の、遺跡の範囲についてですが、史跡整備等特別委員会の開催当時は、国の文化審議会において、史跡追加指定の可否を非公開にて審議中でございました関係上、根拠資料につきましては、お示しできませんでした。その後、文化審議会の答申がなされたため、文教市民委員会協議会におきまして、追加指定の根拠となっております保存すべき遺構の範囲をご報告申し上げたところでございます。
6点目の、建設中に遺跡が発見された場合についてですが、史跡追加指定の答申を受けなかった範囲は周知の埋蔵文化財包蔵地でございますので、建設工事に先立ちまして発掘調査等を行い、記録保存等の必要な措置を講じてまいります。
7点目の、史跡整備等特別委員会終了後におけるやりとりについてでございますが、これにつきましては、ご質問の趣旨についてのことであるというふうに聞いております。
以上でございます。
No.15 北岡隆浩議員
まず、京大農場についてです。
奥本市長は、議員の質問に関して議場外で圧力をかけるような行為をしたわけですが、それについて謝罪を求めても、無意味な答弁しかしない。素直に謝罪し、反省しないのでしょうか。奥本市長の人格を疑わざるを得ないですね。
京大農場にサッカースタジアムを建設して、ガンバ大阪を誘致できるのか、できないのか、どちらなのか、しっかりと明確にご答弁ください。これが1点目です。
1回目の質問で、京都大学に話を持ちかけたのはいつなのかとお聞きしたのですが、なぜまともに答えられないのでしょうか、ちゃんと答えてください。これが2点目です。
ご答弁では、平成18年3月に策定した基本的な方針の中で、まずは市民の財産として公園用地を確保すると、スタジアム建設は行政案の一つだということですが、最初はこんなことを言っていませんでしたよね。
各年度の施政方針大綱をたどっていくと、平成15年度では、「市民のオアシスとして、人が集い、語らう場となる、全面芝生の都市型公園の構想を公約に掲げてまいりました。この公園にサッカースタジアムを備え、『ガンバ大阪』の本拠地を高槻に誘致することにより、市内外の多くの人々が集まり、夢を共有しながら、一体となって『感動のできる場』となります。」としています。
その年の10月15日の大阪府議会・教育文化常任委員会で、大阪府は、京都大学農場のスタジアム建設について、「史跡の保存に影響を与えることになり、また史跡本来の活用とは考えがたいことから、建設は難しい」という見解を示したにもかかわらず、平成16年度の施政方針大綱でも、「都市型公園の整備を契機として『サッカーのまち 高槻』に『ガンバ大阪』の誘致に向け、スポーツが生活の一部となる‘スポーツ文化’の醸成へと引き続き調査研究してまいります。」としていますし、平成17年度も「本市は、全国的にも『サッカーのまち 高槻』として、その名を馳せているところです。『ガンバ大阪』の誘致を含む都市型公園構想につきましては、にぎわいの創出やうるおいのあるスポーツ文化の醸成に向けて、京都大学をはじめ幅広く関係者に働きかけてまいります。ガンバ大阪につきましては、“高槻後援会”や“われら「ガンバ大阪」応援隊”など、ホームタウンとしての市民活動を応援してまいります。」と、ヒートアップしています。
この年の7月には、都市型公園構想中間報告書が出され、ガンバ大阪を誘致した場合、都市イメージの向上等、計約200億円の経済効果がうたわれました。
ところが、なぜか、平成18年度の施政方針からは、ガンバ大阪誘致ということが言われなくなった。
平成18年8月22日の朝日新聞では、市は今月、京大側に計画について説明したが、京大側は農場移転について学内では議論にもなっていないとして、譲渡などの合意は得られなかった、と報じられました。
京都大学のホームページによると、農場の転出に関しては、確かに遺跡の存在には触れていますが、高槻市から遺跡の保存等を目的とした公園整備のため、高槻農場の取得要請があった、と書かれています。
つまり、この一連の話の発端は、明らかにガンバ大阪誘致のためのサッカースタジアム建設という市長の公約であるわけで、それは決して、行政案の一つといったものではなく、唯一無二の構想として、平成17年度までは施政方針で堂々と言い続けられていたわけです。そして、きょう現在においても、サッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致を、市長も市も否定しない。
ずっとそういう態度でごまかしながら、数百億円で京大農場を買い取り、URに何か施設をつくらせるというところまで話を進めてきた。平成18年くらいまでに、市長が、やっぱりガンバ大阪誘致は無理です、ごめんなさい、と素直に謝罪し、反省していれば、この話は途中でなくなって、巨額の税金を使って京大農場を買い取るという方向にもなっていなかったはずですが、公約の実現性をうやむやにしながら突き進み、平成21年9月28日には、ついに京大、高槻市、URの3者で、いわゆる大枠合意書まで締結してしまった。この責任はとてつもなく重いはずです。
今回判明した、京大農場内の遺跡の範囲や、大阪府の見解、市のこれまでの答弁などからすると、ガンバ大阪のホームスタジアムの建設は、非常に困難と言わざるを得ない。ガンバ大阪を誘致できない場合でも、京大農場を買わないといけないのでしょうか。
ガンバ大阪も誘致できず、京大も去っていくということになれば、何のために数百億もの税金を投じる必要があるのかわかりません。京大農場の移転の話は、すべてなかったことにすべきだと私は思いますが、平成21年9月28日に締結した、いわゆる大枠合意書は今からでも破棄できるのでしょうか、お答えください。これが3点目です。
4点目は、奥本市長の公約の根拠です。約8年たった現時点においても、できるかできないかわからないようなサッカースタジアム建設・ガンバ大阪誘致の公約を、どんな根拠に基づいて、なぜ掲げたのでしょうか。また、その公約の実現性をいまだに、うやむやにしていることについては責任を感じないのでしょうか、お答えください。
5点目は、都市再生機構、URはこれでどれだけ利益を上げるのかということです。史跡指定された範囲以外の土地については、一たんURが取得して、事業完了後に市に引き渡す。こういう形で、国土交通省の防災公園街区整備事業の補助金を活用するということなんですが、市の会計から公金が支出されるのに、非常に不透明な感じがします。URの問題はこれまでも指摘されたところですが、URはこれでどれくらいもうけるのでしょうか。高槻市は公金の使い道をちゃんとチェックできるのでしょうか、お答えください。
No.16 市長公室長(山川明)
北岡議員の、京都大学農場に関する2問目のご質問にお答えいたします。
まず、1点目の、スタジアム建設等に係るご質問でございますが、先般、史跡追加指定区域の答申が出たばかりでございますので、今後の庁内推進委員会等での検討課題と認識しております。
2点目の、京都大学側に対する話しかけについてのご質問ですが、公有化に向けまして平成15年度より、これまで継続的に協議を行っているところでございます。
3点目の、大枠合意書に関するご質問ですが、京都大学、高槻市、都市再生機構の3者の合意のもとに締結をしたものでございますので、一方的には破棄できないものと考えております。
4点目のご質問ですが、当該地は市街地に残されました貴重な、かつポテンシャルの高い空間でありますため、都市魅力の向上などの観点から、京都大学を初めとした関係者と協議調整を行う中で、順序を踏んで取り組んできております。
5点目の、都市再生機構に関するご質問ですが、現時点では京都大学農場の土地の取得費や工事費等については算出してございません。今後につきましては、そうした内容につきまして、的確に確認を行いながら進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
共産党の歪曲したビラにも驚きです。あまりにも汚い手口ですね。
サッカースタジアム建設反対ならなぜ前回市長選の時、自らの党の立候補者擁立まで断念してサッカースタジアム建設を公約した奥本さんを総力あげて応援したんですかね。
共産党さん。言論の自由とは言えこんなインチキはだめですよ。
言ってることとやってることが違うやん。
まともな党なら、発言には責任持ってちゃんと訂正して下さい。
共産党は真面目な党だと思っていたのに。
裏切らんといて。
発言は奥本市政を擁護しているばかりか、後押ししてるやないか。
独自で市長候補もよう立てんような高槻の共産党は期待外れや。
まだマシな党かと思っとっただけに残念や。
絶対に支持したくない
大嫌い
白々しいね
変な形で奥本市政を支えるほど堕ちてはいけない。
日本共産党は、理想と現実の乖離を自ら認めるのか?
北岡市議は信念を貫き続けてる。今の共産党には信念が曲がりかけているように感じずにはいられない。
(知ってたけど)
しかし、本が出来るほどとは思いませんでした。
アホな市民ばかりではありません。サッカースタジアム建設反対なら、建設構想ぶちあげた張本人の奥本さんや、奥本さん推薦の後がま候補者を共産党の組織をあげて応援させるのか。高槻共産党の組織幹部、末端の党員にまで嘘の情報流して扇動するのはやめてほしい。やっていいことと悪いことがある。共産党員も思考力の停止したただの組織のコマになり下がってはいけない。誇りを失ってはいけない。共産党は訂正ビラを配るべきだ!
まずはスタジアム建設と謳った奥本市長を批判するべきでしょう。
府議選挙もあと5日。共産党に投ずる気持ちが揺らぎます。