
本日11時より、大阪地方裁判所で、透明バス訴訟の第6回口頭弁論がありました。原告側から準備書面と証拠を提出しました。
次回は5月26日13時30分から。大阪地裁806号法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。
また、13時15分から、公用車不正使用訴訟の控訴審の判決言渡しがありました。残念ながら、逆転敗訴。口頭弁論が1回しか開かれなかったので、勝てると思ったのですが・・・
記者の方によると、この裁判長は、住民側に厳しい判決を出す方だそうで。運が悪かったのかもしれません。
判決を読むと、「・・・高槻市の財産である公用車の使用が無制限に可能となるものでないことはもちろんであり、高槻市の行政上必要な業務に当たる場合、若しくは、市にとって、これに準ずる必要性がある場合に限って、公用車の使用が認められる」とし、「このような会合が意見交換等のためにどの程度有用なのかは疑問の余地はなくはない」等としながら、「未だ違法とまではいえないというべき」として、地裁判決を取消し、私の請求を棄却しました。
こんな職員同士の酒宴に公用車の使用を認めるようなことは、常識的ではないと思います。この判決をそのままにしておくと、公用車の乱用が繰り返されるおそれがありますので、弁護士さんと相談の上、上告することにいたしました。
そもそも、市長や議会がしっかりしていれば、こうしたことは防げたと思うのですが・・・
以下は大阪高裁の判断の部分です。




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【追記】
読売新聞では以下のとおり、うまくこの判決の問題点を報じています。
1審判決取り消し 公用車使用認める 高裁
高槻市幹部らが2005年〜07年、計5回の私的な会合に公用車を使ったとして、同市内のオンブズマン代表の男性が市幹部らに運転手の時間外手当など計16万円を返還請求するよう奥本務市長に求めた住民訴訟の控訴審判決が14日、高裁であった。安原清蔵裁判長は、約7000円の返還請求を命じた1審・地裁判決を取り消し、男性側の請求を退けた。
1審判決は、うち1回の会合について「開始直後に酒で乾杯し、中身のある意見交換がされたか疑わしく、公務に関連するとは言えない」として公用車の使用を不当と判断した。だが、安原裁判長は「非公式な会合だからこそ知り得る情報があり、出席は市にとって必要性がある」と指摘。「飲酒を伴うからといって会合の意義がなくなるわけではない」と述べた。
(2011年4月15日 読売新聞)
「非公式な会合だからこそ知り得る情報」があり、「飲酒を伴うからといって会合の意義がなくなるわけではない」となれば、何でもありになってしまいます。高裁判決は、世間の常識から大きく外れたものではないでしょうか?
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こんなことを見逃していれば、公用車は彼らの都合の良い「税金タクシー」となってしまいます。
確かに、そもそも市議会がちゃんとしていないから北岡議員が忙しくなるんでしょうけど。
それにしても、選挙前になるとさすがにいろんな誹謗中傷が始まりますね。
そんなことよりも、有権者は候補者が発する政策主張をしっかり見極めてほしいです。
そんな秘密の会合をしないとやっていけないの?高槻市役所って所は。
市民不在の行政ってこういうことじゃないかな。
吉田さんが市長になれば、こんな不都合な会合なんか無くして鏡張りの透明にしてくれるはず。