2011年06月21日

ガンバ大阪チケット騒動

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テレビや新聞で報じられたとおり、ガンバ大阪が、高槻市議会議員に配布したプラチナシートのチケット(約5600円相当)を、回収するということがありました。

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ガンバ大阪からいただいたお手紙によると、議員に招待券を渡すことは寄付行為にあたり一切禁止されていると高槻市選挙管理委員会から指摘されたとのこと。

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報道のとおり、政治資金規正法に抵触するおそれがあるということです。

私のところにも、今月14日に、ガンバ大阪から26日の「高槻市民応援デー」に招待するという手紙がきました。しかし、封筒の中には、チケットがない・・・同じ議員控え室の他の議員に確認すると、他の議員の封筒にはちゃんとチケットが入っているとのことでした。次の写真はそのとき撮ったものです。

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チケットが入っていなかったことは、単なる入れ忘れで手違いだとは思うのですが、ただ、このようなチケットを受け取るのは問題であると考えました。二木議員は、立派なことに、その日に郵送でガンバ大阪に送り返されたそうです。

ガンバからこのようなチケットが贈られてきたのは、私が記憶する限り、初めて。何故この時期にという感じがするのですが、ガンバ大阪のサイトを見ると・・・

11/06/11
お知らせ

いつもガンバ大阪にご声援頂きましてありがとうございます。

このたび、ガンバ大阪高槻後援会のメンバーが中心となり、「高槻にサッカースタジアムを推進する会」という団体を立ち上げ、スタジアム建設に関する署名活動を行っておられます。
高槻在住のガンバ大阪ファンクラブ会員の皆様には別途告知のご案内をファンクラブよりお送りさせていただきますのでご覧下さい。

まだ、候補地が決定していない状況ではありますが、ガンバ大阪は地域に密着した活動を中心に「新スタジアム建設」を目指しております。
ファン・サポーターの皆さまに一日でも早く候補地決定のご報告、ならびに募金活動が開始されるご案内がお届けできますよう、今後も「スタジアム建設募金団体」の活動に協力してまいります。

また、スタジアム建設に関する募金活動などは一切行われておりませんので、詐欺行為などにはくれぐれもご注意ください。


とありました。

スタジアムの候補地は決定していないのに、高槻後援会のメンバーが建設に関する署名活動を行い、その告知にガンバ大阪が手を貸している・・・何なのでしょうか、これは。

まずは、どこにサッカースタジアムを建設するのかの決定と、建設可能なのかの確認が必要なのではないのでしょうか?それを、まったくそのような確認や決定もなしに、署名活動を後押しするというのは、おかしい感じがします。そんな基本的なことを怠ったために、集めた署名が無駄になったら、署名して下さった人にどう説明するのでしょうか?

もしかすると、高槻市役所や市長との裏取引が既にできているのかもしれませんが、そういう話は市民に対してオープンにしてもらわなければ。いきなりスタジアムを造りますと言われても、周辺住民の方もご迷惑でしょうし、議員としても納得がいきません。

以前書きましたが、私がガンバ大阪に問い合わせたところ、ガンバが建設予定のスタジアムは、収容人数が32000人で、210m×190mのほぼ長方形型とのことでした。この大きさ・形状だと、高槻市が買取るとしている京大農場には建設ができません(この件に関しては住民訴訟も提起しています)。

ガンバがスタジアムの形状を変更すれば、建設は可能かもしれませんが、そのような決定はされていないようですし、規模を縮小すれば国際試合ができず、高層化すれば建設費用がかさむのではないかと考えられます。また、スタジアムの建設によって、騒音や日照権、不動産価値の下落等の問題が発生するかもしれません。

しっかりとそのあたりも検討し、課題をクリアしたうえで、運動を起こすべきではないでしょうか。まったく何の説明もなく、騙し討ちのようなことをされたら堪ったものではありません。



ところで、チケットの問題をツイッターでつぶやいたところ、「土下座して謝罪します。」「うちの職員、そういうミスがホント多いんですよね。こっちがいくら注意しても直る気配もないですし、みんな呆れてます。」と返信してきた人がいました。ガンバの関係者なのかなと思ったのですが、いろいろやり取りした後で確認したところ、ただの一高槻市民だとのこと。「うちの職員」とはどういう意味なのかと問うと、「家族同然なんです。」との返答でした。そこで、昨日ガンバ大阪の職員の方に訊いてみたのですが、家族同然のようなそんな人はいないとのことでした。

私はこの人のしつこい質問に対して丁寧に返信をしたつもりですが、「ゴミみたいな市議会議員」とまで書かれる始末・・・

匿名の方は、関係者かどうかも、市民の方かどうかも、分からないですし、トラブルにもなりかねませんので、ツイッターでは今後は基本的に返信しないことにします(知人は除きます)。あしからずご容赦ください。



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posted by 北岡隆浩 at 23:42| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
京大跡地とこのチケットが不自然な感じですね。
Posted by 川西 at 2011年06月22日 11:35
署名集めの最中に他市が手を挙げ候補地に決まったらどうなるのだろう?ガンバは無責任にもほどがある。

だいたい、違法に高額チケットを政治家にバラまくような、スポーツマンシップに欠ける違法な団体に、高槻に来てほしくはないな。
Posted by オヤジ at 2011年06月22日 16:19
サッカースタジアム建設も出来レースか?
新市長の判断をよく観ておくわ。
Posted by かまやん at 2011年06月23日 01:01
サッカースタジアム誘致はプラス面もあるかもしれないが、マイナス面もあるはずだ。具体的にどの地に誘致した場合、そのプラス面とマイナス面双方を洗い出し、どちらに天秤が傾くか検討すべきだ。ただその検討は御用学者など集めた見かけ上のやらせの審議会では全くだめだ。プラス面は熱心な賛成派市民の意見を、マイナス面は熱心な反対派市民の意見を、闊達に議論させ、その議論をもとに最後は議員の方々が議会で判断してくださればいい。私は個人的には、現状問題点があるとおもっているので現状反対派だが、プラス面が高槻市民全体に余りある寄与をもたらすならその場合は考えを改める柔軟さは持ち合わせている。高槻市も市として誘致を検討の一端に載せるなら、その検討資料としてまず、すでにサッカースタジアムを建設し稼働している全国の各都市におけるサッカースタジアム建設前と建設後の比較資料を集め、誘致して良かったと思っている市民が多いのか誘致しなかった方が良かったと思っている市民の方が多いのが、まずその動向を高槻市民に資料提示すべきだ。テレビで各地の試合場面だけ切り取り見せられると盛り上がっているように錯覚するが、日々の近隣住民の生活への影響など大切にしなければならない生の声はテレビで同時放映されない。最も尊重すべきは近隣住民の日々の生活環境であり、そのことまできっちりと拾い上げた立派な検討資料を作成し高槻市民に提示し議論の土台としてほしい。
また、高槻市議会議員の方々にチケットを配る行為は市民として嫌な気持ちにさせられる。
また北岡議員にはチケットが入ってなかったとは驚いた。
悪質な排除嫌がらせ行為だ。 今回の行為には透き通ったフェアーな精神が微塵も感じられない。万一本当に入れ忘れたのであれば、北岡議員にだけでなく高槻市議会議員全体に対してもあまりにもずさんで失礼な話だ。常識的に考えて36人分への招待状に対してチケット入れ忘れるということはまずあり得ない。
非常にいやらしいやり方だ。
姑息なやり方する連中はどうやら北岡議員の本領と根性をあなどっているようだ。
Posted by 市民 at 2011年07月07日 08:45
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