2006年09月27日

長生きしているスズムシ♂

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昨年娘の保育園からもらってきた鈴虫のオスは9月11日の時点ですでに全滅していたのですが、今年もらってきた鈴虫は今日も元気に鳴いています。

改めて虫かごを覗いてみると、オスの鈴虫しかいませんでした。昨年と比べて長生きなのは、メスに食われたり、あるいはメスの奪い合いや交尾による体力の消耗がないせいかもしれません。

しかし、よく考えてみると、鈴虫のオスは、メスを惹きつけるために鳴いているわけです。メスのいない虫かごの中で鳴くのは、まるで男子校でラブソングを懸命に歌っているようなものか、もしくはこれだけ長生きしているのですから、男性ばかりの老人ホームで、寝たきりのお年寄りが命を削りながら求婚歌を歌っているような、滑稽な、いや物悲しい光景なのかもしれません。

長く生きることは幸せの一つなのかもしれませんが、異性にも巡り合えず、子孫も残せないような長生きは、幸福なのでしょうか・・・人それぞれ答えは違うとは思いますが。

・・・なんてことを、スズムシの音を聴きながら、今日は考えたのでありました。

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posted by 北岡隆浩 at 21:32| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物・自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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