2012年03月17日

検索不具合を説明も謝罪もしない高槻市

高槻市役所HPの検索に不具合

高槻市役所は3月2日にホームページをリニューアルしたのですが、そこにある検索窓(Googleが提供)で検索してリンクをたどると「Not Found」と表示され、検索ができないということがありました。今でも若干あります。

これは、サーバーの移行・サイト構成の刷新により、古いページが削除されてしまい、同じ情報であってもURLまでもが変更されてしまったので、Googleのキャッシュとの差異が生じ、検索結果とリンク先のページが一致しなくなったためです。

このことを昨日の総務消防委員会で質し、市民に対する説明とお詫びをと、市に要求したのですが、市は頑なに拒否。

Googleを利用すれば、市として費用がかからずに済むのかもしれませんが、市民サービスが低下してしまっては意味がありません。ITの時代ですから、行政としてちゃんと責任をもってホームページを管理・運営してくれなければ、たまったものではありません。

以下は昨日のやりとりです。

<質問>
 広報についてですが、インターネットによる情報発信として、見やすい使いやすいホームページとあります。しかし、HPをリニューアルした後、検索ができなくなり、非常に不便になりました。どうしてこんなことが起きたのでしょうか?今後は起こらないのでしょうか?これまでのデータもちゃんと検索できるようになるのでしょうか?

<答弁>
 ホームページのリニューアルした後のページ検索についてのお尋ねですが、高槻市ホームページでは、サイト内検索にGoogleが提供するカスタム検索を用いています。今回のリニューアルでは、ほぼすべてのページが新しいサーバで新しいアドレスになっていますが、しばらくの間は検索結果として、旧サーバにあった古いページを表示しようとするため、古いページにアクセスしても表示されないというようなことがあります。
 Googleのカスタム検索の場合、新しいページを検索結果に表示させるには、しばらくかかる場合がありますが、現在は徐々に多くの検索結果が新しいものに置き換わってきているところですので、よろしくお願いいたします。

<質問>
 新しいページが検索結果に反映されるまでの間、旧サーバの古いページを残しておくことができなかったのでしょうか?
 新しいページが完全に検索結果に反映されるのは何月何日なのでしょうか?
 3月2日の「市ホームページをリニューアルしました」のページには、この検索の不具合に関する説明やお詫びがまったくありません。市民に対して説明やお詫びをすべきと思いますが、どうお考えなんでしょうか?


<答弁>
 旧サーバの古いページを残しておくことができなかったのかというご質問にお答えいたします。新旧サーバではインターネット上の電話番号にたとえられる数字で示される固有のアドレスが異なります。リニューアル時には、一般に知られている高槻市のアドレス「http://www.city.takatsuki.osaka.jp」は、新サーバの固有数値アドレスを参照するように変更いたします。したがって、検索結果にある「city.takatsuki.osaka.jp」何々、という名前では旧サーバを見に行くことはできなくなります。
 次に新しいページが完全に検索結果に反映されるのは何月何日なのかというご質問ですが、google検索では一般にすぐにかわるものから数週間かかるものまで様々あると言われております。
 次に検索の不具合に関する説明やお詫びについてのご質問ですが、不具合といいますより、googleの検索システムの仕様や特性によるものであると考えております。
 今回のリニューアルでは「くらしの情報」など4つのメインカテゴリに分類したほか、生活の様々な場面に応じた「目的別・場面別メニュー」や、引越しの時に必要な手続きを検索できる「転入・転出ナビ」、組織から業務を探せる「組織から探す」を新設し、より情報が探しやすくしております。Googleの検索についてですが、現在は多くの検索結果が新しいものに置き換わっておりますので、よろしくお願いいたします。

<質問>
 新しいHPは、画面構成やカテゴリーが変わっていますし、市民の皆さんは、見慣れないカテゴリーからは探しにくかったはずです。ですので、キーワード検索をして目的の情報を探そうとした方が多かったのではないのでしょうか。カテゴリーから探せというのは、不親切で乱暴な言い訳で、説明もお詫びもしないという態度には、市民に対する誠意が感じられません。
 googleの検索システムの仕様や特性によるものだということですが、googleのせいにしてどうするんですか?それを採用したのは高槻市役所じゃないですか。
 googleの検索システムの特性を事前にちゃんと理解していたのなら、対処ができたはずです。高槻市議会の議事録のように、まずは独自の検索システムを用意しておいて、新しいページがgoogleの検索結果に反映されるようになってから、googleの検索システムに切り替える等の対応ができたはずです。
 市の怠慢で、市民の皆さんにご迷惑をおかけしたのは明らかです。改めてお聞きしますが、市民に対して説明やお詫びをするつもりはないのでしょうか?お答えください。

<答弁>
 現在は多くの検索結果が新しいものに置き換わっておりますので、よろしくお願いいたします。

<意見>
 Googleは確かに素晴らしい検索システムで費用もほとんどかからないんでしょうけど、新しく造ったページが反映されるのに、数週間かかる場合もあるということですし、万が一、Googleのサーバーがダウンしたり、Googleがサービスそのものをやめてしまった場合には、大変なことになります。
 民間企業のサービスに乗っかるのは、そういうリスクがあるので、市のHPをフェイスブックに移管したり、ツイッターに重きを置き過ぎるというのは、そういうサービスを使うのはいいと思いますが、それが過ぎると、私はリスクがあるのではないかと思っています。
 例えば、最高裁判所のHPは、独自の検索システムを採用しているんですが、検索結果も非常に早く出てきます。行政として、今回のような事態を防ぐためにも、独自の検索システムを採用すべきではないでしょうか。このことは要望とします。



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posted by 北岡隆浩 at 09:40| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今の、高槻市に必要なのは、濱田市長の最大の行政改革をすることです。中でも 副市長を変えて、議会の同意をすること 中津や自分も濱田市政に協力をするから ね、大学時代の同級生として頑張って下さい
Posted by 尾崎健志 at 2012年05月11日 16:15
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