
「ブシレンジャー」の台本をアップしたので、ついでに「ドキレンジャー」の台本も公開します。
「ドキレンジャー」とは、私と同じ青年塾関西クラス8期生の稲納さんのご結婚お祝い会で行った寸劇です。「ブシレンジャー」のパロディなので、内輪にしかウケないとは思いますが。青年塾の研修の時と同様、衣装・小道具にも凝り、台詞も全部覚えて演じたのでありました。いや、その取り組みは、青年塾以上だったかもしれません(笑)。
「ブシレンジャー」をまだお読みでない方は、先にそちらをご覧下さい。
★ブシレンジャー
http://kitaoka.seesaa.net/article/27239156.html
そういえば、私が結婚した時も、私の昔の演劇仲間が、わざわざ私の家まで来てくれて、私と嫁さんのたった二人の観客の前で、私が脚本を書いた芝居のパロディをやってくれました。あの時は最高に嬉しかったなあ。
ドキレンジャー
聖徳太子「皆さんこんにちは、聖徳太子です。我々は『ドキレンジャー』という架空のヒーローの物語と平行して、不平等条約についての発表をいたします。さて、何故、私聖徳太子が最初に登場したのか。まずは私のお話をお聞きください。
私が生まれた7世紀の日本は、蘇我氏や物部氏などの有力な豪族が争いあい、天皇の権威がないがしろにされていました。そこで私は天皇を中心とした規律のある統治を行うため『十七条の憲法』を発布しました。
その第一条で、私は『和を以って貴しとす』と、『和の心』を強調しました。『和の心』すなわち『愛し合い、仲良くするの心』が大切であるというのは、夫婦においても言えることであります。
私亡き後、なんやかんやといろいろありましたが、みんな、ぼちぼちと『和の心』を大事にして、平和に暮らしていました。
ところが、嘉永6年、西暦1853年、太平洋をわたって、黒く巨大な4隻の船が、日本にやってきたのです。」
浜辺。町娘が立っている。
町娘「まあ、大きなお船!4隻もあるわ!」
武士、登場。
武士「おうどうだ、船の様子は」
町娘「はい、あすこに止まったままでございます」
武士「幕府も打つ手なしのようだな」
町娘「巷では、『太平の眠りをさます上喜撰 たった四杯で夜も眠れず』なんて狂歌も流行っております。こんなときこそブシレンジャーが現れて、あの黒船を一刀両断にしてくれればいいんですけどねえ・・・でも、噂では、ブシレンジャーは死んだとか・・・」
武士「・・・ギャグレンジャーも出発式で解散してしまったしなあ。ブシレンジャーとギャグレンジャーなき後、誰が日本を救ってくれると言うんだ・・・」
町娘「・・・あっ、一隻こっちに近づいてきますわ!」
黒船の格好をした怪人が海に現れる。
黒船「おいコラ日本人、いつまで待たせるんじゃー!」
武士「お主は誰じゃ!」
黒船「わしか。わしは、メリケン怪人ペルリよ。日本を開国し、あわよくば植民地にしようという腹よ」
武士「なに、そうはさせるか!・・・こうなったら、俺達で変身するか!」
町娘「・・・そうね、久しぶりだけど、仕方ないわね!」
武士「よし!」
武士&町娘「変身!ドキレンジャー、とうっ!」
武士と町娘がジャンプし、幕に隠れ、代わりにドキレンジャーが登場する。
ドキレンジャー1号&2号「ハートがドキドキ!ドキレンジャー!」(決めのポーズ)
ドキ1「縄文式土器で日本を守る、土偶の化身、ドキブラウン!」
ドキ2「同じく、弥生式土器で日本を守る、埴輪の化身、ドキベージュ!」
ナレーター、登場。
ナレ「説明しよう。旗本、土偶寺縄文(どぐうじ・なわふみ)は、土偶の化身『ドキブラウン』に、組み紐屋の娘、羽仁岩弥生(はにいわ・やよい)は、埴輪の化身『ドキベージュ』に変身するのだ!ドキレンジャーの力の源は『和の心』すなわち『愛し合う心』である。今、この日本の危機に、二人の愛し合う心が試されているのだ!」
黒船「なんだか弱そうな連中が出てきたなあ・・・」
ドキ1「何を!俺達はこれでも太古の昔から日本を守ってきたんだぞ!」
ドキ2「そうよ!ブシレンジャーなんかよりもずっと先輩なのよ」
黒船「土器って・・・お前らどこまで時代遅れやねん!」
ドキ1「歴史の浅いメリケンには土器なんてないからな。土器の素晴らしさが分からんのだよ、土器の」
ドキ2「骨董としての価値は相当なものなのよ。下手したら国宝なのよ」
黒船「戦争にそんなん関係ないっちゅーねん!」
ドキ1「ばか者!いくさにおいても土器は強力な武器になるのだよ!試してみるか・・・縄文式土器ソード!」
ドキ2「同じく、弥生式土器ソード!」
黒船「ちょこざいな。我が巨砲を喰らうがいい。大砲どーん」
黒船から大砲(黒いゴムボール)が発射される。土器ソードに命中。
ドキ1「ぐわー、麻呂の縄文式土器ソードが粉々に・・・」
ドキ2「わらわの弥生式土器ソードが・・・」
ナレ「説明しよう。縄文式土器ソード、弥生式土器ソード、ともに土器ゆえに、非常にもろかった・・・」
黒船「どうした、その程度か?」
ドキ1「・・・くそ、こうなったら、ドキドキ★ドッキングだ!♪ド〜キドキ★ドッキング、ド〜キドキ★ドッキング・・・」
ドキ2「いやよ、私こんなところで・・・」
ドキ1「何を言ってるんだ!ヒーローがピンチになったら、合体と相場が決まっているじゃないか(ハート)」
ドキ2「・・・だって、私、初めてだから・・・」
黒船「合体って、お前らどことどこで合体するねん!しかもこんな公衆の面前で・・・」
ドキ1「・・・実は、僕も初めてなんだ・・・」
黒船「おいおい!そんなんでちゃんと合体できるんか?こっちがドキドキしてくるで!」
ドキ1「でも大丈夫さ。僕は素人童貞なだけで、※※※の活動でちゃんと玄人とは経験済みだから」
ドキ2「なんですって!許せないわ!この裏切り者!」
ドキレンジャー2号、1号をボコボコと殴りつける。
黒船「おい、今、日本のピンチなんやろ?仲間割れしてる場合か!仲直りせーよ!」
ドキ1「風俗に行くくらいいいじゃないか」
ドキ2「風俗に行く男はキモイby※※※※・・・女の心の中には、風俗に行かない男と、行った男と間に不平等条約があるのよ。よく考えてもみなさいよ、もしあんたの嫁が、女性専用の風俗に行って、他の男とエッチなことしたら、どう思う?家庭はどうなるのよ!・・・女心を甘く見ないことね!」
ドキ1「俺達の力の源は『和の心』、すなわち『愛し合う心』だというのに、たった一度の過ちが、取り返しのつかないことになってしまった・・・」
ドキ2「そうよ、あんたのせいよ。あんたの『志の低い行動』のせいで、日本が滅んじゃうのよ!」
黒船「あ〜あ、もうお前らダメだな。そろそろ、とどめを刺してやるか」
ドキ1「・・・こうなったら本当に最後の手段だ!・・・ドキドキ玉!」
ドキブラウン、縄文式土器を頭上に高く掲げる
ナレ「説明しよう。ドキドキ玉とは、日本の人々の『和の心』、すなわち『愛し合う心』のエネルギーを、少しずつ分けてもらい、土器に集めてそれを敵に放つ、ドキレンジャー最大の必殺技である」
ドキ1「みんなー、オラに『和の心』を分けてくれー!」
ドキ2「どこかで聞いたことのあるセリフね」
ドキ1「・・・そんなことは、ありません・・・」
黒船「悟空さん、スーパーサイヤ人にでもならない限り、このフリーザ様を倒すことはできませんよ」
ドキ2「やっぱりドラゴンボールの『元気玉』のパクリじゃん!」
ドキ1「・・・何でもいいから、とにかく『和の心』を集めてくれよ」
ドキ2「分かったわ・・・この中で『和の心』をお持ちの方、おられませんかー!」
ドキベージュ、しばらく耳に手を当て会場の声を聞く。
ドキ1「どうだ?」
ドキ2「ここダメだわ。例の※※の問題で、この関西クラス8期生には、ちょっと『和の心』が足りないみたいね」
ドキ1「・・・そうか、やっぱりあんな変なメールを最後の最後に流されたら、ダメだよな・・・こんなとき、『新婚ほやほやのカップル』でもいればなあ・・・」
ドキベージュ、客席に、新婚さんを探しに行く。
ドキ2「・・・アテンションプリーズ!この中に『新婚ほやほやのラブラブカップル』はおられませんか?日本の危機なんです」
客席から「ここにおるぞ!」の声
ドキ2「あ、見つけたわ。ちょっとこっちに来てくれる・・・『新婚ほやほやのスーパーラブラブカップル』がいたわよ!・・・どう、『和の心』が溜まってきた?」
ドキ1「・・・ダメだ、まだ奴を倒すには全然足りない・・・ここで、その新婚さんに、熱いキスで、強い『和の心』を見せてもらわないと・・・」
ドキ2「あんた達、ちょっくらキスしちゃってくれる?」
客席から「キス!キス!」の大合唱。
稲納夫妻、キス。
ドキ2「どう?」
★★★ドキ1「・・・ダメだ、あともうちょっとなんだが・・・もっと、も〜っと、熱いキスをしてもらわないと・・・」
ドキ2「ちょっとあんた達、日本のためにもうちょっとがんばりなさいよ!」
客席から「キス!キス!」の大合唱。
稲納夫妻、キス。
ドキ2「どう?」
<キスが足りない場合は、★★★に戻る。>
ドキ1「よし、『和の心』が溜まったぞ!・・・喰らえ!ドキドキ玉!」
ドキブラウン、縄文式土器をペルリ(黒船)に投げつける。
黒船「なんだこんな土器・・・こ、この俺様が、押されているだと?・・・こ、これが、新婚さんの愛の力か・・・ぐわー!・・・稲納さん、いつまでも幸せにな・・・ガクッ」
ナレ「ドキレンジャーの活躍により、日本最大の危機は救われた。ありがとう、ドキレンジャー!ありがとう、稲納さんご夫婦!いつまでもお幸せに!」
(おしまい)



