2013年06月29日

【旅費詐取事件】「クソ教育委員会」による「盗人に追い銭作戦」が進行中?

一教員の旅費詐取だけに終わるかもしれないと思いきや、校長を含む学校ぐるみの犯罪に、さらには大阪府教育委員会の違法行為にまで及びそうになってきたので、それを防ぐためにもここで公表します。

事の発端は、これを含む高槻市立のある学校の教職員の出張旅費に関する公文書です。

虚偽が記載された旅行命令簿兼旅行明細書

平成23年5月17日、ある教員が市バスに乗ってJR高槻まで行き、そこから歩いて教育会館(第一中学校の横にあります)へ。そこで「初任者研修」を受けて、JR高槻まで歩いて行き、JR・阪急バスを乗り継いで自宅に帰った(宅着)ということが書かれています。「通勤手当申請状況」の欄の「自転車等利用」に丸印がされていますが、これは、この教員が自家用車による通勤が認められていて、その分の手当が毎月支給されていることを示しています。

この書類(旅行命令簿兼旅行明細書)を書いて提出することで、教員は、バス代等計920円(540円+170円+210円)の旅費を大阪府から受給。なぜ大阪府からかというと、高槻市等の小中学校の教員は「府費負担職員」といって、給与や旅費の支給を大阪府から受けているためです。

これについて、私は今年の3月の高槻市議会本会議で・・・

 2点目、その教員は■■学校まで自家用車で通勤しています。初任者研修があった日も自家用車で出勤したのですが、教育会館や教育センターには■■学校から市バスで行き、研修後はJR等を利用して自宅へ帰ったということになっていて、バス代や電車賃が公金から支出されています。
 その教員は、本当に■■学校から市バスに乗って教育会館等へ行ったんでしょうか。本当は自家用車で行ったんではないんでしょうか。市バスで研修に行ったというのであれば、何時何分のバスに乗ったんでしょうか。お答えください。

 3点目、その教員は研修の日に車を■■学校に置いてきたので、研修の翌日は別の手段で出勤しなければならないことになります。実際には車で研修に行ったのだと思いますが、そうではないということであれば、市バスを利用して出勤したのではないかと思います。しかし、研修の翌日にバス賃等を請求するような記録はありませんでした。なぜなんでしょうか。やはり、車で研修に行ったんでしょうか。お答えください。


・・・と質問しました。

この質問に対して高槻市教育委員会の当時の教育指導部長は「・・・市教委としては把握をしておりませんが、精査の上、府の条例を踏まえて適正に対処したいと考えております。」と答弁しました。

市教委はこんな逃げの答弁をして、バスに乗車した時刻すら答えませんでしたが、授業の終了時間とバスの時刻表からすると、この教員がバスに乗る時刻には、既に研修が終わっていることが分かりました。とすると、どう考えても虚偽の旅費の申請がされたとしか考えられません。

また、この教員が自家用車で学校から研修先に行き、その後帰宅したとしても、そのルートは、その教員が学校から直接帰宅するルートとほぼ同じ。旅費を払うとしても、その距離の差の分だけガソリン代等を払うべきであって、バス代・電車賃分を支給すると、実費として計算しても、払い過ぎになると考えられます。

そこで私は、旅費を支給した大阪府に対して住民監査請求を行いました。

すると、大阪府教育委員会は、その住民監査の意見陳述で、高槻市教育委員会を通じて事実の確認したとして、次のように、旅費申請が虚偽であったことを認めました。

 当時の学校長は、研修時間に間に合わないため、当該教員に自家用車使用による旅行を口頭により命令したが、旅行命令簿兼旅行明細書の記載は公共交通機関を利用する申請をするよう指導を行っていた・・・当該教員は学校長の指示により、旅行命令簿兼旅行明細書には公共交通機関の利用とする記載を行い、実際は自家用車による旅行を行っていた・・・


つまり、教員は、校長の指示で嘘を書いて、旅費の支給を受けていたのです。常識的に考えれば、旅費の詐取であって、指示した校長がその責任を負わねばなりません。

ところが、大阪府監査委員は、この校長の指示を、校長の「誤解」だと結論付けました。

校長は、自家用車で行くように指示していたわけですから、当然、自家用車が使用されたことは知っていたはず。なのに、公共交通機関を使ったと嘘を書けと指示したわけですから、「誤解」ではなく「故意」です。私は府の条例等を調べてみましたが、規則にもどこにも、校長が誤解する要素はありません。校長は、悪いことだと分かっていながら、旅費の詐取を指示していたといわざるをえません。府側が「誤解」だとするのは、校長をかばうためだとしか考えられません。

さらに府教委は訳の分からないことを言いました。学校→用務先→自宅のルートを通った場合でも、学校と用務先を往復した分の旅費を支給しなければならないのだと。したがって、この教員の旅費については、むしろもっと旅費を払わないといけないので、府に損害はないのだと。

実際には往復していないのに、往復分の旅費を払う・・・常識的に考えればこんなおかしなことはありませんし、どう考えても税金の無駄遣いであることは明らかです。この「特異な運用」は、大阪府全体でされているのかと府教委に尋ねると、知事部局や府議会、府立学校ではされておらず、府教委の中でも、ただ小中学校の教職員にだけ、しかも、自家用車を使った場合にだけ適用されるというのです。

往復した場合でも、片道だけの場合でも、同じ額の旅費が払われるのか?」と府教委に訊くと、そのとおりだとの答え。そんなアホなことがありますか?自家用車であっても、実際に走った分だけを旅費として払うべきなのは当たり前です。

この「特異な運用」は、校長をかばうために、府教委が急遽創り出したものとしか考えられません。もしそんな運用がずっと以前からされているのであれば、何故、教師生活30年以上の校長や、他の多くの教職員らは、その運用に則った旅費の申請をせず、虚偽の申請をし続けたのか。

大阪府の「職員の旅費に関する条例」には、「旅費は、経済的な通常の経路及び方法により旅行した場合の旅費により計算する。」「車賃は、全路程を通算して計算する。」「車賃の額は、実費額による。」とありますし、その他の通知や手引きには、「管内における旅行において、自宅から直ちに目的地に旅行する場合又は目的地から直ちに自宅に帰宅する場合には、自宅を起点又は終点として旅費を計算する」とされています。

こうした条例等の諸規定に照らせば、その「特異な運用」こそが、条例違反であると考えられます。

先日の6月議会で、この問題を改めて取り上げたのですが、市教委は府教委の見解を踏襲した答弁をするだけ。やはり、元凶となっている大阪府教育委員会の見解・態度を改めさせなければ、問題は根本的には解決しません。

私は、大阪府教育委員会の中原徹教育長宛に、この「特異な運用」を改善してもらうべく、直訴状と要望事項をしたため、府教委に提出しましたが、教育長とは直接会えず、府教委の担当職員が上記の訳の分からない運用について変な見解を示すのみでした。

昨日、大阪府教育委員会から、私が情報公開請求した公文書を受け取ったのですが、そこには、高槻市教育委員会からの調査結果の内容が記載されていました。この調査というのは、私がした住民監査請求の監査結果に記載された監査委員の意見を受け、府教委がその学校の旅費について調べているものです。

まだ平成23年度分だけしかありませんでしたが、203件もの過誤払いがあったと記載されており、その多くには「追給」の文字が記載されていました。

「クソ教育委員会」による「盗人に追い銭作戦」が進行中

府教委は、旅費詐取の責任を問わず、あくまでも「特異な運用」を適用して、旅費を詐取した教職員らに、さらに金を払おうというのです。こんな滅茶苦茶な話はありません。

府教委の担当職員によると、「教育長は北岡議員の主張のほうが正しいと言っている。」「教育長は、我々に改善を指示している。」とのことなのですが、いつ改善するのかと訊くと、「検討中」との答え。盗人に追い銭を払ってから、改善するつもりなのでしょうか。何故すぐに改善しないのか。

大阪維新の会のお膝元でこのような犯罪行為・条例違反・非常識がまかり通っていることは大変残念です。橋下市長はかつて「クソ教育委員会」と言いましたが、この件に関しては、まさにそんな感じです。

こんなことをいったい誰が主導しているんでしょうね。


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posted by 北岡隆浩 at 12:17| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさしく「盗人に追い銭」ではないでしょうか。
Posted by 酷い at 2013年07月06日 09:56
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