2013年07月27日
新名神建設工事の影響を考える緊急フォーラムに参加
今日の午後、高槻市上牧の本澄寺で開催された「新名神建設工事の影響を考える緊急フォーラム」に参加しました。
深尾葉子大阪大学准教授の司会で、三好住職やヨシ原を管理する上牧実行組合の方の話、雅楽の演奏、フランスのヨシをリードに使用しているオーボエの演奏、鵜殿を守る活動をしている団体の方々や安冨歩東大教授の話、ヨシ原の現地見学もあり、非常に充実した時間を過ごせました。
ユーストリームで中継されたものが録画として残っていますので、興味のある方はご覧下さい。
http://www.ustream.tv/recorded/36442877
いろいろと勉強になりましたが、目からウロコなことも・・・
三好住職いわく「鵜殿のヨシと一般に言われているが、ヨシ原は鵜殿と上牧の部分に分かれている。実は、鵜殿の部分では、雅楽の篳篥のリードに適したヨシは採れなくなっている。なので、本当に守らなければならないのは、上牧のヨシなのだ。だから地元の人間は違和感を覚えている」。
確かに地図を見ると、ヨシ原の東は上牧、西は鵜殿となっています。
大きな地図で見る
それから、昔からヨシの葉でチマキが作られているそうで、住職の奥さん達がわざわざチマキを作って下さっていました。この上牧のチマキを、高槻名物としてPRすればどうか。ヨシの葉は採りきれないほどあるわけですし。「上牧チマキ」って、語感もいいんじゃないでしょうか?
この「上牧チマキ」を高槻名物としてPRするだけじゃなく、学校給食に出したり、家庭科の授業で作ったりしたらいいと思うんですけどね。もうちょっと一般受けする味にする必要があるかもしれませんが。
あと、高槻市しか雅楽の篳篥に適したヨシが採れないなら、日本の伝統文化に親しむだけでなく、郷土愛を育む上でも、学校の音楽の授業で雅楽の演奏に取り組んでみるのもどうだろうかと思います。
今回、ヨシ原を守りたいと署名活動をした結果、7万人もの署名が集ったので、国土交通大臣に提出するということです。
しかし、新名神の八幡〜高槻間の凍結解除を決めたのは、民主党政権であったとはいえ、国土交通省。その国交省に署名を提出したとしても、果たして見直すかどうか・・・
上記区間については、小泉政権下の平成15年12月に、政府・与党の申し合わせにより「抜本的見直し区間」に設定され、平成18年2月の国幹会議で「当面着工しない区間」に位置付けられました。無駄な公共事業だと考えられたわけです。
しかし、猪瀬知事に言わせれば、国交省は「情報操作」をして、凍結解除したのです。
現在の総理大臣の安倍首相は、小泉内閣では官房長官などの要職を歴任し、ポスト小泉として総理大臣に就任した経緯があります(その後いろいろありましたが)。ですので、ぜひ安倍首相にもこの話を聞いていただきたい。
日本の伝統・文化を大事にされる方であれば、また、税金の無駄遣いを許さない方であれば、真剣にこの件について考えて下さると思うのですが・・・雅楽のない伝統行事なんて、考えられないはずなんですけどね。
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見ることができました。ありがとうございました。