2007年03月28日

大阪市と比較したら・・・やっぱり高槻市の福祉政策は「密室」

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写真は私がある日の街頭演説の際に掲示したボードです。天下りの市幹部職員を受け入れている社会福祉法人と、それに対して不透明でおかしな審査をした高槻市役所のことを書きましたが、概要はこのようなものです。また、内部告発によると、どやらそれに市役所関係出身の市議会議員も絡んでいるようです。

以前記したとおり、特別養護老人ホームなどの社会福祉施設を、どの法人に運営させるかを決定する「選考会」(高槻市では「審査会」とされていますが、この記事中では「選考会」とします)に関しては、高槻市では、以下の通り、その委員の全てが市役所の職員です。

★「高槻市保健福祉施設等施設整備審査会及び高槻試写会福祉法人設立認可審査会設置要綱」
(前略)
第6条 審査会は、次の各号に揚げる委員で組織する。
(1)福祉部 福祉政策室長
(2)福祉部 法人指導室長
(3)福祉部 子ども育成室長
(4)福祉部 福祉事務所長
(5)健康部 保険年金室長
(6)市長公室 総合調整室 教育・子育てGL主幹
(7)財務部 財務管理室長
(8)福祉部 福祉政策室 GL主幹
(9)福祉部 子ども育成室 保育課長
(10)福祉部 子ども育成室 児童福祉課長
(11)福祉部 福祉事務所 高齢福祉課長
(12)福祉部 福祉事務所 障害福祉課長
(13)福祉部 福祉事務所 生活福祉課長
(14)健康部 保険年金 介護保険課長(後略)★


このように、選考会のメンバー全員が市職員で、外部委員はゼロです。

一方、大阪市の場合、委員16名中、外部委員はなんと7名。ホームページには名前までしっかりと明記されています。

大阪市健康福祉局ホームページ(審議会に関して)

法人選考委員会
委員名簿  

白井大造(委員長) 大阪市健康福祉局長
深尾泰(副委員長) 大阪市健康福祉局理事
平田修一(副委員長) 大阪市健康福祉局理事
岩堂美智子 相愛大学人間発達学部教授
梅田幸二 (社福)大阪市障害者福祉・スポーツ協会理事長
古閑慶之 華頂短期大学名誉教授
白澤政和 大阪市立大学大学院生活科学研究科教授
徳矢典子 弁護士
牧里毎治 関西学院大学社会学部教授
森田禪朗 大阪市民生委員児童委員連盟名誉会長

松山繁樹 大阪市健康福祉局総務部長
魚住誠一 大阪市健康福祉局生活福祉部長
下川直子 大阪市健康福祉局児童施策部長
落合健二 大阪市健康福祉局障害者施策部長
松村勝幸 大阪市健康福祉局高齢者施策部長
宮崎靖 大阪市健康福祉局福祉援護担当部長


大阪市は委員のうち半数近くが、大学教授・弁護士・民生委員などの外部委員。これを見ると、高槻市の「密室」ぶりが分かります。

問題の社会福祉法人に関しては、理事の変遷も極めて不自然に思えるので、理事の名前も公開するように高槻市役所に求めたのですが、高槻市役所は、理事長の名前は出せても、理事の名前は出さないというのです。

社会福祉法人における理事というのは、民間企業でいえば「取締役」に当たるわけで、これを公開しないというのはおかしい。特に社会福祉法人は、公共性の高い事業を行うわけですから尚更です。

この点についても大阪市役所で尋ねたのですが、大阪市では、理事の名前を出すというのです!

どうして高槻市は出さないのでしょうか?誰かまずい人物が理事になっているのでしょうか?

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posted by 北岡隆浩 at 11:26| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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