「小中高一貫校として、高槻南高校を復活させたい!」と以前書きましたが、旧高槻南高校の校舎や土地を買い取るとしたら、どれだけの費用がかかるのか、大阪府教育委員会で聞いてみました(ご親切に対応いただいた担当職員の皆様、ありがとうございました!)。もちろん、借りるという選択もありえると思いますが。
いただいた資料によると、
<土地>
公簿面積 | 実測面積 | 筆数 | 台帳価格計 |
44,016.00u | 44,016.29u | 7筆 | 4,328,565,000円 |
建築面積 | 述床面積 | 棟数 | 台帳価格計 |
5,852.70u | 15,622.23u | 22棟 | 1,043,463,000円 |
とされています。(高槻南高校の校舎は昭和48年3月28日に建設)
ただし、これは帳簿上の価格(買取時の価格)であって、実際の価格は、具体的な買取交渉の段になって、鑑定を入れないと分からないとのこと。
私も、政務調査費をもらっていれば、それで鑑定を依頼したいところですが(笑)。
知り合いの不動産業の方に聞いてみると・・・
路線価評価でu120 坪39.6万円
建売屋さん 買取価格で坪50万円 販売価格坪70万円
ぐらいではないでしょうか
そこで、坪39.6万円で計算すると、
44016.29ux0.3025=13,315坪
13,315坪x39.6万円=52億7271万1379円
ということで、あまり台帳価格と変わりませんでした。
この約53億円を、高いと見るか、安いと見るか・・・校舎と土地を借りられたら、一番安上がりでありがたいですが(笑)。
この旧高槻南高校の跡地の扱いですが、
1.教育委員会による教育関連施設等への活用
2.府庁内各部局での活用
3.地元市町村による活用
4.私学等による活用
という順で活用方法を検討するとのことです。
大阪府教育委員会では活用の予定はなく、大阪府庁全体としても、活用されることはないだろうとのこと。地元市町村、つまり高槻市での活用を打診される可能性が高いようです。もし高槻市で活用しないとなると、民間へと競売にかけられるそうです。
高槻市で活用するか、民間業者がマンションなどを建てるか・・・どちらが住民にとってよいでしょうか。
高槻市立舟橋小学校・高槻市立第三中学校・高槻南高校卒と、まさに高槻南高校の地元出身の土居陽介さんによれば、高槻南高校の校舎が空き家であるために、窓ガラスが割られたりと、治安上も良くない影響があるようです。
私は、人口・小学生は微増しているのに、中学生は減少するという奇怪な現象が起きている高槻市には、公立の小中高一貫校が必要だと考えています。
クリックに感謝!
公共施設として利用しようとすると耐震工事費用も加算されるでしょうね
私は高槻にほとんど進学校がないからだとおもいます。そしてそれは悪いことではないし、仕方ないとおもいます。高校で言えば茨木、北野、千里あるいは京都の私立中高一貫などに行きやすい地の利があります。それがむしろ高槻の売りなのです。
逆に、優秀な学生の流出を問題に感じた中学教師が、学生に意味不明な理由を盾に市内進学を勧めることが近隣で悪い評判になっていて、その方が問題だとおもいます。
もし、どうしても、というのなら、10年、20年の計画で駅近に進学校を作る、あるいは誘致するしかないとおもいますが。
そもそも流出したらなぜ悪いのかもわかりません。