今月7日の読売新聞北摂版に以下の記事が。
★【読売新聞】市バス運賃(着服) 元営業所長を不起訴
地検は6日、2010〜11年に高槻市の市営バスの営業所で運賃約80万円を着服したとして、高槻署が業務上横領で書類送検した元営業所長の男性(55)(懲戒免職)を不起訴とした。処分理由は明らかにしていない。男性は同署の調べに容疑を認めていた。
記事では約80万円とされていますが、これは警察が送検上、立証が確実と考えたものだけだと思われます。元営業所長自身が横領したと認めた額は、債務証人弁済合意書によると、655万1000円です。
なお、他に2名の元職員が売上金を窃取していますが、彼らについてはまだ書類送検すらされていません。この2名が窃取を認めた額はそれぞれ、2928万6000円と21万9000円。
犯人3名が盗んだ額の合計は3605万6000円となりますが、私が原告の住民訴訟で知ったところによると、そのうち2965万3101円が弁済されているとのことです。
事件の報道をよくご記憶の方は、不明金は計4127万8000円で、うち職員が盗んだのは元営業所長が約600万円、元芝生営業所主任が約1800万円、元運輸主任が約20万円の計約2420万円だったのではと思われているかもしれませんが、住民監査請求の監査結果によると、3人分の合計は2583万9000円。これはデータが残っている期間分だけで、その期間以前にも盗んだと認めているのが1021万7000円ということで、3605万6000円となるわけです。
これだけの公金が盗まれたのに、なぜ不起訴なのか・・・まんだらけで販売額27万円の「鉄人28号」のおもちゃを万引した犯人は起訴されたのに。まったく社会的にバランスを欠いていると思います。
事件が発覚した平成24年4月から約2年半もかかって、しかも不起訴とは・・・非常に不可解な感じがします。
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大阪地検も信用欠くようなことしてはいけません。
改ざん事件で地に落ちた大阪地検、恥の上塗りか!
現場の職員が真面目に働いた運賃を上司がパクリ。
不起訴で「ハイ!終わり!」
納得できるはずありません。