今日は3月議会の2日目。条例案や予算案などの質疑があり、私も何点かについて質問しました。
一般会計の当初予算案ではハーフマラソン実行委員会への補助金も計上されていたので、気になっていたことを質問。ある国会議員の元秘書で、この4月の市議選に立候補を表明している人が、今年の高槻シティハーフマラソン大会で、公職選挙法違反の行為をしていたので、補助金交付要綱には反しないのかなどと尋ねました。しかし、市の答弁は・・・市長与党の政党の関係者だから、かばうのでしょうか?
以下は今日の質問と答弁の内容です。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをご了承ください。
◆ハーフマラソン実行委員会への補助金について
<1回目>
予算説明書60ページ、総務費・総務管理費・体育振興費の補助金に「ハーフマラソン実行委員会」への600万円が計上されています。
高槻シティハーフマラソンは、高槻シティハーフマラソン実行委員会が主催し、高槻市と高槻市教育委員会も共催という立場ですが、今年1月18日に行われた大会では、事前にお送りした写真のとおり、ある国会議員の元秘書で、4月の高槻市議会議員選挙に立候補を表明している方が、自分が1人だけ写っているポスターを5〜6枚、女瀬川南コミュニティセンターのフェンスに取り付けたり、塀の前に並べたりして、自分のキャッチコピーを書いたバッチを胸に付けて、スタッフジャンバーではなく私服で、ゴールしたランナーにドリンクを配布していました。
明らかに公職選挙法違反の行為がされていたのだと思いますが、こうしたことは、補助金の要綱上、あるいは共催という立場上、許されるのでしょうか?お答えください。
また、彼は、実行委員会のスタッフだったのでしょうか?ポスターを掲示し、ドリンクを配るという行為をしていたわけですが、他のスタッフは誰も注意しなかったのでしょうか?彼を誰かが手引きしたのでしょうか?お答えください。
⇒(答弁)本大会は、沿道の方の支援をはじめ、約1000人の各種団体のスタッフやボランティアの協力のもと実施している事業でありまして、そのお一人おひとりの個人的な行動についてまでは関知しておりません。
<2回目>
(1)スタッフやボランティアの一人ひとりの個人的な行動については関知していないということですが、本当に個人的な行動だったのでしょうか?事前にお送りした写真のとおり、彼にドリンクを手渡して手助けをしているスタッフの方がいます。組織的な行動だったのではないのでしょうか?彼と一緒に立っているスタッフの方々は、どういった組織の方なのでしょうか?お答えください。
(2)彼の行動が個人的なものであれば、彼がランナーに配布したドリンクも、彼が個人的に持ち込んだものだということになるのでしょうか?お答えください。
(3)スタッフ等の個人的な行動については関知していないということですが、スタッフやボランティアは何をしてもいいのでしょうか?お答えください。
(4)あらためてお聞きしますが、彼はスタッフだったのでしょうか?彼はどういう立場だったのか、お答えください。
(5)事前にお送りした写真のとおり、彼はポスターを掲示して、ドリンクを配布していました。3か月後の選挙に関して立候補を表明している者が、自分が1人だけ写っているポスターを掲示したり、高槻市の有権者を含むランナーに無差別にドリンクを配布したりする行為は、公職選挙法に違反しないのでしょうか?市の見解をお聞かせください。
(6)こうした行為を放置することは、補助金交付要綱には反しないのでしょうか?市の見解をお聞かせください。
⇒(答弁)先ほどもお答えいたしましたとおり、本大会には、多くの方にご協力いただいており、お一人おひとりの個人的な行動についてまで関知しておりません。
<3回目>
私は今回も、ハーフマラソンを走らせていただきました。市の職員の方も走っておられました。ゴールしたら、こんな光景に出合って驚いたんですが、ご答弁からすると、来年以降の大会でもこういうことをやってもいいということなんでしょうか。そりゃあ大会にはいろいろな人がいるでしょう。けれども、何でもかんでも許されるはずはないですよね。
スポーツにはルールがある。選挙や政治活動にも公職選挙法というルールがあります。彼の行為はルール破りです。国会議員の秘書なのだから当然そのルールを知っていたはずです。たくさんの方が参加する大会に、自分が目立つようなポスターを掲げて、飲み物を配ることができるなら、選挙に出る人の中には、私もやりたいという人もいるかもしれない。許されるなら、うちわでもワインでもばら撒いて、「もうじき選挙だから私を支持してください」と、頭を下げる人もいるかもしれない。でも、それは、ズルいやり方で、ルール違反です。マラソンに例えるなら、他のランナーが走っているのに、自分だけこっそり自転車に乗っているようなものです。我々ランナーが、どれだけ苦しい思いで走っているのか、どれだけ日々練習してきたのか、彼には分からなかったんでしょうね。
彼の行為は、スポーツマンシップにもとる行いで、こういうマラソン大会には特にそぐわない行為です。ご答弁からすると、高槻市は、彼に対して、補助金を出している立場や、共催という立場から・・・濱田市長は大会会長でしたかね?・・・そういう立場から、抗議もしないようですし、来年以降の大会でも禁止をしないようですが、今後も彼の行為のようなものを認めるのだということであれば、公金で違法行為を助長することにもなりかねませんので、この補助金には反対せざるをえません。
⇒(答弁要旨)本大会には、ランナーやスタッフ、沿道の方々など、多くの方にご協力いただいており、お一人おひとりの個人的な行動についてまで関知していない。
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