昨日の福祉企業委員会協議会で、高齢者無料乗車制度の見直し案が示されました。資料はこちらにアップしました。75歳以上はこれまでどおり無料だけれども、70〜74歳は段階的に100円にしたいとのこと。来年3月議会に議案を上程するとしています。
市や市バスの財政の見通しが厳しいのは分かりますが、有料化することで乗客が減少し、むしろ収益が悪化する可能性もあるのではないでしょうか?
資料にも書かれていますが、高槻市は、高齢者の無料乗車分の補助金を、高齢者が増加しているにもかかわらず、6億円で据え置いてきました。しかし、ICカードの導入により、実際は、約13億3600万円の補助金が必要と判明しました。だから一部を有料化したいということです。
一方、市バスの経営状況はというと、平成30年度は実質的に約5000万円の黒字でした。高齢者分の補助金の額が現行の6億円のままのであれば、当面は黒字が維持できそうです。
そこで、私の案ですが・・・
・70歳以上の運賃を現行の220円から100円にする。
・これまでどおり70歳以上の市民は無料とし、市はその分を補助金として交通部に交付する。
・補助金の額は、1人の運賃が100円なので、約13億3600万円×(100円/220円)=約6億0727円となる。
・・・つまり、現行とほぼ同額になるわけです。
今後さらに高齢者が増加すれば、どうなるか分かりませんが、いわゆる「わたり」をやめれば、数千万円は捻出できます。
この私の対案もベストではないかもしれません。今後、議論を深めていく必要があります。
↓人気ブログランキングに参加中!
クリックに感謝!
-
2019年12月05日
この記事へのコメント
コメントを書く