2021年04月15日

【将棋会館の高槻市への移転】支援内容が黒塗りにされた「日本将棋連盟へのご提案」

新関西将棋会館建設に向けた高槻市の支援

関西将棋会館が高槻市へ移転することが、日本将棋連盟の臨時棋士総会で決定されたのは今年2月22日。その4日後の26日に、高槻市役所に対して、「将棋会館及びJR高槻西滞留所の移転について、いつ、誰と、どういった話し合いをしたのかや、どういった検討や決定をしたのかが分かる文書」を情報公開請求しておりました(なお、関西将棋会館の移転先のJR高槻西滞留所は、高槻市営バスの車両を一時的に停めておく場所で、JR高槻駅北側のターミナルを発着する系統にとっては時間調整や休憩に必要不可欠です)。

情報公開は原則14日以内なのですが、期間が延長されて、4月9日にやっと該当するとされる「日本将棋連盟へのご提案」と「日本将棋連盟へのご提案資料」と題する2通の公文書が公開されました。14日以内なら、3月議会に間に合ったのですが・・・大した枚数でもないのに、何故これだけの日数がかかったのでしょうか。

公開されたものを見ると、高槻市が提案した支援内容の一部が非公開に。上の画像のとおり、1〜4まであると考えられる支援内容のうち、2と3が黒塗りにされています。次のとおり、4の「庁内プロジェクトチームによる手厚いサポート」の一部も黒塗りに。

新関西将棋会館建設に向けた高槻市の支援

これらの部分を公開しない理由を、高槻市は、「公開しないことに決定した部分は、関西将棋会館の本市への移転誘致業務に関する提案情報であって、現時点で公開することにより、当該事務事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため」としています。

しかし、私が情報公開請求する4日前に、既に移転が決定されていたのですから、支援内容が明らかにされたところで、移転誘致業務に支障が及ぶとは考えられません。なぜ支援内容を公開できないのでしょうか?

同じ請求を交通部に対しても行ったのですが、JR高槻西滞留所の移転については、公文書上、何も検討されていないことが判明しました。

JR高槻西滞留所の移転については何も検討されていないことが判明

3月議会では「市有地内で移転先を適切に検討してまいります」と、今後検討する旨答弁していましたが、市バスの業務や会計にどれだけ影響があるのか事前に検討すべきだったはず。こんなことでいいのでしょうか。

新関西将棋会館建設に向けた高槻市の支援

高槻市の提案書は「本市は新関西将棋会館の建設を全力をあげて支援します」と締めくくられています。「全力」とは具体的にどういうことなのでしょうか。変な約束をしていなければいいのですが・・・


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posted by 北岡隆浩 at 23:29| 大阪 ☁| Comment(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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