これも先日の本会議で。
ふるさと納税の令和3年度の実績が、前年度の令和2年度と比べ、件数が5.5倍、金額も4.9倍と大幅に増加。
前年度も、私が指摘した点が改善され、大きく伸びましたが、それをさらに上回る結果です。
質問の最後に以下の意見を述べました。
寄附額が、関西将棋会館のクラウドファンディングの分を除いても、大幅に増えました。ずっと、ふるさと納税について指摘をしてきましたが、感動しています。
ふるさと納税が始まった当初から、高い意識をもって取り組んでいればとも思いますし、問題もいろいろとありましたが、今回の成果は、民間企業であれば、社長賞なんかをもらえるくらいのものではないでしょうか。
これからも、少なくとも他の自治体に後れをとらないように、そして、チャレンジすることも怠らないようにしてください。もちろん、法令もしっかりと遵守してください。
以下は先日の本会議でのそのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。
■認定第1号 令和3年度高槻市一般会計歳入歳出決算認定について
4.ふるさと納税について
<1回目>
(1)ふるさと寄付金、いわゆる「ふるさと納税」の令和3年度の実績については、主要事務執行報告書256ページに、件数が8129件、金額が7億4253万7673円と書かれています。
前年度は、件数が1467件、金額が1億5016万0574円でしたので、件数は5.5倍、金額も4.9倍と大幅に増加したわけです。
この要因は何だとお考えでしょうか?お答えください。
また、将棋に関するものは、これにはどれだけ含まれているのでしょうか?お答えください。
⇒寄附額が増加した要因につきましては、寄附申込サイトの拡充、返礼品の開発や新規事業者の開拓等によるものと認識しております。
なお、寄附額のうち関西将棋会館建設支援のクラウドファンディング分は、2378件で2億3591万4000円です。
(2)高槻市は総務省の「ふるさと現況調査」に対して、件数を8064件、金額を6億6721万8726円だと回答しています。主要事務執行報告書に記載されているものとは、件数が65件、金額が約7500万円違っていますが、何故なのでしょうか?この65件は何なのでしょうか?お答えください。
⇒総務省に提出した資料につきましては、個人から受領した寄附金のみを計上しており、主要事務執行報告書との65件の差は団体及び企業から受領した寄附金の件数となります。
(3)総務省の資料には、「ふるさと納税の募集に要した費用」として、返礼品に係る費用等の合計が1億3310万1952円と記載されています。また、ふるさと納税に係る寄附金の市民税の控除額については、高槻市民27003人が計25億8286万9652円を寄附したことによって、11億9018万5562円と推計されています。この寄附金控除は令和4年度にされることになるのだと思いますが、前年度に示された金額が9億7117万1086円でしたので、高槻市民から他の自治体への寄附はさらに増えたわけです。
つまり、令和3年度のふるさと納税の実績としては、収入が7億4253万7673円であったけれども、支出が1億3310万1952円、市民税の控除額が11億9018万5562円なので、差し引きマイナス5億8074万9841になったという理解でよろしいでしょうか?お答えください。
⇒ふるさと寄附金に係る個人市民税の控除額は翌年度に課税算出するものであり、また、当該控除による税の減収分については普通交付税により補填される制度であることから、ご指摘のような単純な比較はできないものと考えております。
<2回目>
意見だけ述べます。
寄附額が、関西将棋会館のクラウドファンディングの分を除いても、大幅に増えました。ずっと、ふるさと納税について指摘をしてきましたが、感動しています。
ふるさと納税が始まった当初から、高い意識をもって取り組んでいればとも思いますし、問題もいろいろとありましたが、今回の成果は、民間企業であれば、社長賞なんかをもらえるくらいのものではないでしょうか。
これからも、少なくとも他の自治体に後れをとらないように、そして、チャレンジすることも怠らないようにしてください。もちろん、法令もしっかりと遵守してください。
この件については以上です。
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