今日から3月議会。即決議案のうち補正予算案について質問しました。
小中学校の普通教室だけではなく、特別教室にもエアコンを設置するというので、気温の高い学校から優先等して工事するのかと質問しましたが、校舎毎の気温よりも工期を優先するといった答弁。エアコンを設置するのは、子ども達が熱中症にかかるリスクを下げるためのはずで、だったら、より暑いと考えられる教室からすべきではないのかと指摘しました。
また、先日他市で水増し請求のあった、ワクチンコールセンターの業務委託についても質問しました。
以下は今日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。
■議案第4号 令和4年度高槻市一般会計補正予算(第10号)
●繰越明許費の小学校と中学校の空調整備事業
<1回目>
小中学校の特別教室にも、空調整備・エアコンを設置していくということですが、どういう順番で行うのでしょうか?平均気温の高い学校から優先して工事が行われるのでしょうか?どういう基準で工事の順番を決めるのか、お答えください。
⇒小中学校の特別教室への設置については、令和6年3月までの期間に整備が進むよう、各学校の施工時期等を受注者において設定されています。
また、特別教室にエアコンが付くまでの間、気候の厳しい時期の授業や部活は、すべて、エアコンのある普通教室等で行うことができるのでしょうか?お答えください。
⇒エアコンが設置されるまでの特別教室での教育活動については、空調設備のある教室の使用を推奨するとともに、やむを得ず空調設備のない所で行う場合は、換気や扇風機等を使用するなどの対策を講じることとしています。
<2回目>
(1)受注者において、施工時期等が設定されているということですが、具体的には、どういった基準で、どの順に、施工時期が設定されているのでしょうか?お答えください。
(2)標高の高い場所は、一般的には、気温が低いとされていますが、校舎の標高や、教室の高さなどは、施工時期に反映されているのでしょうか?お答えください。
⇒@A各学校の施工時期等については、令和6年3月までの約1年という短い期間に整備が円滑に進むよう、受注者において検討し、設定されています。
<3回目>
あとは意見だけ述べます。
平均気温の高い学校から優先して工事を行ったり、校舎の標高や教皇の高さを施工時期に反映させたりするのかとおききしたところ、令和6年3月までの約1年間の期間に整備が進むよう、各学校の施工時期等を受注者が設定しているというお答えでした。
どうやら、気温よりも、来年3月までに整備することが優先されているようです。
けれども、優先すべきは、児童・生徒の命や健康ですよね。教室に、空調=エアコンを設置するのは、子供達が熱中症にかかるリスクを下げるためですよね。だったら、より暑いと考えられる教室から、エアコンを設置すべきではないのでしょうか?工事の順番を多少入れ替えたって、それほど工期に影響があるとも考えられません。
平成22年の議会で、私は、高槻市教育委員会が、故意に、耐震性の低い校舎の耐震診断を後回しにしたと指摘しました。同じようなことにならないように、可能な限り、気温の高い学校・室温の高い教室から順に、エアコンを設置してください。強く要望しておきます。
●債務負担行為の補正
<1回目>
資料によると、新型コロナウイルスワクチンン接種に係る医療機関への接種費用の支払いや、コールセンター運営等のため、令和4年度から5年度の2か年にわたって、6億0200万円の債務負担行為を設定するということです。
先日の報道によると、枚方市など3市からパソナがコールセンター業務の委託を受けていたのですが、そのパソナの再委託先のエテルが、オペレーターの人数を水増しして報告し、委託料が過大に請求されていたということです。
高槻市では、コールセンターの運営に関しては、これまで、どういった形で委託を行ってきたのでしょうか?再委託はされていたのでしょうか?水増し等がされていないかどうかについては、どのように、確認を行ってきたのでしょうか?お答えください。
⇒1点目の委託の形態につきましては、接種業務の運営を株式会社両備システムズに委託し、そのうち、コールセンター部分については、トランスコスモス株式会社に再委託しております。
2点目の水増しがないかの確認についてですが、ワクチンコールセンターは主として庁舎内に設けており、日々の業務の中で確認するとともに、定期的に実績報告により確認しております。
また、今後は、コールセンターの運営に関しては、どのようにされるのでしょうか?過大請求への対策については、何かお考えなのでしょうか?お答えください。
⇒今後についてですが、国の指示に基づき、委託業者に必要な指導を行い、コールセンターを適正に運営してまいります。
<2回目>
あとは要望だけ述べます。
「パソナ、エテルの水増し請求の事件があったけれども、高槻市は大丈夫か」というお声がありましたので、質問させていただきました。高槻市の場合は、ワクチンのコールセンターが、主として庁舎内に設けられているということで、そうすると、おいそれと水増しはされないだろうと、安心をしております。
ただ、「主として」ということは、庁舎外にも一部コールセンターが設けられているということですので、庁舎外のものについても、水増しがされないように、しっかりと確認を行ってください。要望しておきます。
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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)