その後、新旧の富田分署へ行き、撮影してきました(1枚目が現在の富田分署、2枚目と3枚目が新しい富田分署です)。
以下は今日の委員会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので、不正確な部分もあることをご了承ください。
■議案第66号 高槻市会計年度任用職員の給与等に関する条例中一部改正について
<1回目>
中央最低賃金審議会の答申及び大阪地方最低賃金審議会の答申に基づき、大阪府における最低賃金額が1時間につき1114円(現行:1064円)に引き上げられる見込みであることを踏まえ、時間額制会計年度任用職員のうち10等級のものの報酬時間額(現行初号給:1110円)を5円引き上げたいということです。
近隣の自治体では、どれだけの引き上げなのでしょうか?お答えください。
【答弁】
今回の報酬改定の趣旨は、令和6年10月1日に引き上げられる予定の大阪府の最低賃金を下回らないようにするためのものであることから、特に他団体の状況については把握しておりません。
<2回目>
(1)時間額制会計年度任用職員の報酬については、高槻市では、いつ、どのようにして、他団体の状況について把握してきたのでしょうか?お答えください。
(2)地方公務員の給与は、地方公務員法第24条第2項によって、生計費や民間企業の賃金、国・他の地方公共団体の職員との比較などによって定めなければならないとされています。これは均衡の原則と呼ばれていますが、時間額制会計年度任用職員の報酬については、そういった法令の定めがあるのでしょうか?あるのであれば、具体的に、何によって、どのように定められているのでしょうか?お答えください。
(3)時間額制会計年度任用職員の報酬については、高槻市では、民間企業の賃金の状況は、考慮されてきたのでしょうか?お答えください。
(4)時間額制会計年度任用職員の報酬について、高槻市では、他団体等の状況を踏まえて、どのようにしてきたのでしょうか。他団体等のものを上回るようにしてきたのでしょうか?下回らないようにしてきたのでしょうか?やや下回るようにしてきたのでしょうか?お答えください。
⇒本市の会計年度任用職員の給与等については、常勤職員と同様、地方公務員法の定めに基づき、令和2年度の制度導入以降、原則、毎年の人事院勧告を参考に見直しを行っております。
また、このほかにも、適宜、近隣自治体の会計年度任用職員の報酬額などを調査し、必要に応じて、一部の職種の職員の報酬額を引き上げるなど、近隣自治体と均衡の取れた制度となるよう努めております。」
<3回目>
あとは意見です。
会計年度任用職員の給与等についても、地方公務員法の定めに基づいて、見直しを行っているということです。
先ほど申し上げたとおり、地方公務員法24条2項では、民間企業の賃金も、比較の対象となっています。
最近では、橋本環奈さんがテレビCMに出演している「タイミー」など、スキマ時間にすぐ働けるアルバイト先を見つけられるサービスが、広く宣伝されています。このサービスは、スマホのアプリに入力するだけで、企業と働き手をマッチングしてくれるそうです。
そういうサービスの利用者も増えてくると、民間も人手不足ですし、割のいいバイトに人気が集まって、時給の平均もどんどん上がっていくのではないでしょうか?
近隣自治体との均衡も大事ですが、人材を確保するためには、こういう民間の給与水準も注視すべきだと思います。
この議案には賛成しますが、こういう1時間あたりの最低賃金額の引き上げがされた場合には、その機会に、高槻市の時間額制会計年度任用職員の報酬が、民間企業のものと乖離していないか、調査をしていただいて、アルバイトをお考えの方が、高槻市役所の時給にがっかりしないような、適切な額にしていただきたいと思います。要望しておきます。
■議案第67号 高槻市消防署の設置、位置、名称及び管轄区域に関する条例中・部改正について
<1回目>
老朽化した中消防署富田分署について、防災拠点機能の強化を目的とした建て替えにより、現在の栄町一丁目5番1号から、川添一丁目18番4号に移転したいということです。
現在の富田分署の土地と建物については、今後どうするのでしょうか?計画があるのであれば、お答えください。
⇒現在の富田分署の土地と建物についての御質問にお答えします。
今後の利用については、現在のところ、計画はございません。
<2回目>
(1)新しい場所に移転することによって、消防車や救急車の到着時間には、どういった影響が見込まれるのでしょうか?平均的に早くなるのでしょうか?お答えください。
⇒移転による到着時間への影響につきましては、1階に事務所を配置して出動準備室を設けたことなど、現在の庁舎と比較して円滑な出動が可能なため、出動までの時間短縮が図られ、現場到着時間の平均は短縮できるものと考えております。
(2)新しい建物には、現在の建物にはないような新しい機能があるのでしょうか?出動が早くできるような工夫などがされているのでしょうか?お答えください。
⇒新しい機能につきましては、災害時対策として非常用発電設備や受水槽を設置したほか、感染防止対策や女性消防職員専用施設などを有しております。
また、出動が早くできる工夫につきましては、1点目でお答えしましたとおりでございます。
<3回目>
素晴らしいですね。10月1日からの稼働に、大変期待をしております。9月28日の完工式も楽しみにしております。議案には賛成します。
■議案第76号 令和6年度高槻市一般会計補正予算(第2号)
※竹中議員が先に質問したため、重複部分は省略。
<1回目>
(仮称)総合防災センターを、総合センターの6階に整備し、平常時には、防災の普及啓発のための防災学習スペースや、防災に関する研修等の場としての活用を検討するということですが、その定員は何名とするのでしょうか?お答えください。
また、予約制にするのでしょうか?それとも、誰でも、ふらりと立ち寄ることができて、いつでも利用できるものにするのでしょうか?お答えください。
⇒(仮称)総合防災センターの活用における具体的な内容については、現在検討を行っているところでございます。
<2回目>
あとは意見ですが、(仮称)総合防災センターは、災害時には、災害対策の中枢拠点となりますし、総合センターというビルの6階にあるわけですから、あまり多くの方が、防災学習や研修のために来ておられると、災害が発生した場合には、業務に支障が生じる可能性があります。そういうことも考慮して、防災学習や研修等については、定員を定めて、予約制にしてください。提案しておきます。
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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)