
今日は万博のキャラクターについて。
発表当時は「気持ち悪い」との声もあったミャクミャクは、今では大人気で、「ミャクミャクぬいぐるみくじ」には長蛇の列。ミャクミャク像の撮影スポットの前にも順番待ちの列ができています。
万博会場以外にもミャクミャク像が設置されているので、そこで撮影するのもありかもしれません。

ミャクミャクの目玉だけのキャラクター、通称「こみゃく」(本当の名称は「ID」)も人気になっており、万博会場で、様々な形の「こみゃく」を楽しむのもよいかもしれません。

ガンダムを撮影される方も多いと思いますが、こちらのサイトに画像をアップロードすれば、デジタル記念証が作成できます。

日本館ではドラえもんとキティちゃん、パソナ館では鉄腕アトムとブラックジャック。日本で有名なキャラクターは、世界でもメジャーで、その魅力の大きさを感じさせられます。日本館やパソナ館に入るのも大変になっていますが、販売ブースではコラボグッズが売られています。
オランダ館ではミッフィーちゃん、北欧館ではムーミンが。自国の有名な既存のキャラクターを採用しているわけです。



スイス館ではアニメの「ハイジ」が。

しかし疑問が。「アルプスの少女ハイジ」はスイスの小説家・ヨハンナ=シュピリの作ですが、アニメは日本製。ネットで調べると、原作の著作権は、著者の死後70年が経過していて保護期間が終了しており、アニメ版の著作権は日本の制作会社等が保有・管理しているのです。
つまり、スイスパビリオンは、具体的な契約関係は分かりませんが、日本の会社から、アニメ・ハイジの著作権の使用許諾を得ていると考えられます。それが「ハイジカフェ」等の人気のうえで功を奏していると思いますが、ちょっと不思議な感じがします。
ハイジについてはこんな解説がありました。今や、アニメのハイジが世界中に愛されていることが分かります。
だったら、ベルギーも「フランダースの犬」のネロとパトラッシュにしてほしかった。そしてルーベンスの絵を展示したら、イタリアパビリオンよりも人気が出たかもしれません。その絵の前で、多くの人が「パトラッシュ、疲れたろ。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ」とつぶやいて写真を撮ったのではないでしょうか?
既存のキャラクターではなく、万博オリジナルのキャラクターを創った国等もたくさんあります。




ドイツ館の「サーキュラー」の魅力については先日も書きましたが、返却するときに「わー!」とサーキュラーが叫ぶのもウケています。
アメリカ館の演出はディズニーのようで、キャラクターの「スパーク」は、その歌も人気です。
そんなキャラクターたちの中で、私の一推しは、ベルギー館の「人体さん」です。
ベルギーパビリオンの映像のスペースに入ると、光と共にマネキンのようなものが現れます。これを「人体さん」と、私は勝手に呼んでいます。正式名称ではありません。



「人体さん」はワクチンの段になると、スーパーサイヤ人のように光り輝きます。

そして、人生の春夏秋冬を製薬に捧げ、最後には「これがベルギーです!」と誇らしげに光の玉と共にコンテンポラリーダンスを舞い踊ります。

両手に球を持つこの姿が「人体さん」の最終形態です。映像ではなく、リアルな像が展示されています。
なお、バーチャル万博のベルギーパビリオンでは、映像のすべてを見ることができるようです。もちろん、「人体さん」の活躍も。
イタリア館の古代ローマの「ファルネーゼのアトラス」をはじめ、彫像は裸のものが多いのですが、これは、「美しい男性の裸は神も喜ばれる」との思想によるものだそうです。
また、コンテンポラリーダンスは、フランス館でも、男女3人が披露します。バレエもそうですが、裸に近い姿で肉体を誇示して踊るのが、欧米的には美しい姿なのではないでしょうか?
そういうことからすれば、「人体さん」は、まさにヨーロッパの美的感覚の体現者です。
ベルギーパビリオンには、「ベルベル」という万博専用のマスコットキャラクターがいます。しかし、悲しいかな、パビリオンの薄暗い廊下で紹介されているだけ。

しかし「人体さん」は、上記のとおりの大活躍。売店でベルベルのぬいぐるみを売るのなら、「人体さん」のフィギュアも売ってほしいくらいです。
大阪・関西万博の閉幕まであと1か月。駆け込み需要で午前中の入場予約すら難しくなっています。当然パビリオンの予約も厳しく、1つか2つ予約できれば御の字だという声も。ですので、こうしたキャラクターと記念撮影を狙ってみるというのも思い出作りになるのではないでしょうか?ミャクミャクのように、案外、後で人気が出るかもしれません。
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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)



