2026年02月02日

来年の大河ドラマに?明治維新期に寝返りの舞台となった梶原台場跡

静岡県埋蔵文化財センターの江田島平八のポスター20260202poster.jpg

今日は高槻市議会の新名神・交通体系等対策特別委員会があり、私もいくつか質問しました。

上の画像は静岡県埋蔵文化財センターのポスター。江田島平八が叫んでいるように、埋蔵文化財は守らなければなりません。
しかし、重要な道路の予定地に、埋蔵文化財が出土したらどうすべきなのか・・・

梶原台場跡の説明板

高槻市の阪急上牧駅近くに、かつて「梶原台場」がありました。現在は地面の下に埋まっています。
梶原台場は、幕末に、京都守護職だった会津藩主・松平容保が、幕府に建白し、勝海舟の指揮で、枚方市の楠葉台場と共に造営された、砲台のある要塞で、西国街道の関所=関門も兼ねていました。

楠葉台場跡のほうは、平成23年に国指定史跡になりましたので、梶原台場跡も国から史跡の指定を受けるくらいの価値があるはずです。

松平容保は、攘夷のため・外国の船を追い払うため、という建前で、梶原台場などを造ったのですが、真の目的は、尊王攘夷派の長州の軍勢を阻止するためだったということです。

けれども、鳥羽・伏見の戦いで楠葉台場に敗走してきた旧幕府軍に対して、梶原台場を守るはずだった津藩が新政府軍に寝返って、梶原台場から砲兵部隊を展開し、楠葉台場の旧幕府軍に砲撃を浴びせて、大坂城へさらに敗走させるということがありました。

旧幕府軍にとっては大変な裏切りで、ドラマで出てきても不思議ではない場面です。

道路と梶原台場跡の発掘調査現場の位置

その梶原台場跡の遺構が、高槻市が整備を進めている道路・市道萩之庄梶原線のちょうど最終地点付近に埋まっていたようで、高槻市の文化財課が、現在、発掘調査をしています。

梶原台場跡の発掘調査現場

これは昨日撮影した写真です。シートに覆われているのでよく分かりませんが、高槻Network新聞さんのサイトによると、どうやら石垣が出土したようです。

発掘調査中で詳しいことはまだ分からず、現時点では具体的にどうとは言えませんが、貴重な遺構であれば保存が必要になりますし、道路の工事にも影響があるかもしれません。

文化財は、国民共有の大切な財産であると同時に、観光地・観光資源にもなりうるものです。

大河ドラマや、歴史番組、有名なユーチューバー・Vチューバーといったインフルエンサーの方が取り上げれば、「聖地巡礼」等ということで、たくさんの方が訪れてくれる可能性もあります。

今年のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟!」ですが、来年は「逆賊の幕臣」。その主人公は「勝海舟のライバル」と言われた小栗上野介忠順です・・・ということは、梶原台場が出てくる可能性があるのではないでしょうか?

道路の整備もとても大事ですが、梶原台場跡の遺構の保存や、跡地の整備も適切に行う必要があります。
歴史ファン、幕末ファン、大河ドラマファンを裏切らないようにしてほしいところです。

以下は本日の特別委員会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

★令和8年2月2日 新名神・交通体系等対策特別委員会

■案件1 新名神高速道路の整備促進について

<1回目>

(1)1−4頁には、市域全体における用地取得率は令和7年12月末現在で96.2%と記載されています。1年前の令和6年12月末現在も96.2%ということでした。
 上牧地区と梶原地区は用地買収が完了しているけれども、成合地区はまだだということです。
 この1年間は、どういった取り組みをしてきたのでしょうか?なぜ、成合地区では用地買収が進まなかったのでしょうか?お答えください。

⇒成合地区の未取得用地についてですが、NEXCO西日本が、土地収用に向け手続きを行っているところと伺っています。

(2)1−5頁によると、市道萩之庄梶原線については、令和7年度は、用地買収と、埋蔵文化財調査を実施したということです。どういった埋蔵文化財があったのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒萩之庄梶原線の埋蔵文化財調査についてですが、当該地は埋蔵文化財包蔵地であるため、現在、文化財課において発掘調査を実施しているところでございます。

<2回目>

(1)上牧地区と梶原地区は用地買収が完了しているのに、成合地区がまだなのは何故なのでしょうか?どういった違いがあるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒成合地区においては、新名神高速道路の建設事業に協力を得られない地権者への対応として土地収用に向けた手続きを行っている、とNEXCO西日本から伺っています。

(2)萩之庄梶原線の埋蔵文化財調査は、埋蔵文化財包蔵地だから行われているということですが、何時代の、どういった遺構があるのでしょうか?調査はいつ頃完了する見込みなのでしょうか?お答えください。

⇒当該地は、埋蔵文化財包蔵地である近世の梶原台場跡にあたり、現在、文化財課において発掘調査を実施中です。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 土地の収用については、地権者の方としっかりと話し合って、適法に対応していただきたいと思います。
 梶原台場跡は、現在、文化財課が発掘調査をしているということです。
 昨日、発掘現場に行きましたが、石垣が出土しているのではないでしょうか。
 文化財は、国民共有の大切な財産であると同時に、観光地・観光資源にもなりうるものです。大河ドラマや、歴史番組、有名なユーチューバー・Vチューバーといったインフルエンサーの方が取り上げれば、「聖地巡礼」等ということで、たくさんの方が訪れてくれる可能性があるということを、昨日の今城塚古墳のイベントなどで、実感されている方もおられるのではないでしょうか。
 梶原台場は、幕末に、京都守護職だった会津藩主・松平容保が、幕府に建白して、勝海舟の指揮で、枚方市の楠葉台場と共に造営された、砲台のある要塞で、西国街道の関所=関門も兼ねていました。
 楠葉台場跡のほうは、平成23年に国指定史跡になりまして、現在は史跡公園になっています。ですので、梶原台場跡も、国から史跡の指定を受けるくらいの価値があるはずです。
 松平容保は、攘夷のため・外国の船を追い払うため、という建前で、梶原台場などを造ったのですが、真の目的は、尊王攘夷派の長州の軍勢を阻止するためだったということです。
 けれども、鳥羽・伏見の戦いで、楠葉台場に敗走してきた旧幕府軍に対して、梶原台場を守るはずだった津藩が、新政府軍に寝返って、梶原台場から砲兵部隊を展開して、楠葉台場の旧幕府軍に砲撃を浴びせて、大坂城へさらに敗走させるということがありました。
 ですので、大河ドラマが、幕末・明治維新の頃のものになって、この場面が放送されたら、梶原台場跡に、たくさんの歴史ファンの方が来られるかもしれません。
 今年のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟!」ですが、来年は「逆賊の幕臣」です。その主人公は、「勝海舟のライバル」と言われた小栗上野介忠順です。ということで、梶原台場が出てくる可能性があります。
 市道萩之庄梶原線の整備もとても大事ですが、梶原台場跡の遺構の保存や跡地の整備も適切に行う必要があります。発掘調査中で詳しいことはまだ分からないので、現時点では具体的にどうとは言えませんが、歴史ファン、幕末ファン、大河ドラマファンを裏切らないように、お願いします。


■案件2 新名神高速道路等の沿道まちづくりについて

<1回目>

 2−1頁には、十三高槻線エリアについては、地域主体のまちづくり活動の熟度に応じて、道路整備とあわせた沿道のまちづくりに取り組む、とあります。まず2点伺います。

(1)市は、前島街づくり協議会と意見交換や勉強会をしてきたということですが、この1年間は、地元の方との間では、どういったことをされてきたのでしょうか?令和7年3月の説明会では、どのような説明がされて、地元の方はどういった反応をされたのでしょうか?お答えください。
 また、「地域主体のまちづくり活動の熟度に応じて」ということですが、この熟度については、市としては、どのように測っているのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒道路整備に関する説明を大阪府が実施され、地域より様々な意見をいただいたと伺っており、まずは、道路整備について地域の理解が得られることが重要であるため、大阪府と連携を図りながら取り組んでいるところです。

(2)道路整備とあわせた沿道のまちづくりに取り組むとも記載されていますが、どういった街づくりを行うのでしょうか?立地ポテンシャルが高い地域だということですが、具体的には、何の立地のポテンシャルが高いのでしょうか?商業施設でしょうか?工場や物流拠点なのでしょうか?住宅地としてなのでしょうか?理由も併せてお答えください。v

⇒幹線道路である十三高槻線と牧野高槻線が交差する交通結節点に位置することから、都市的土地利用の検討が可能なエリアであると認識しています。

<2回目>

(1)「道路整備とあわせた沿道のまちづくり」については、幹線道路である十三高槻線と牧野高槻線が交差する交通結節点に位置するので、都市的土地利用の検討が可能なエリアであると認識しているということです。
都市的土地利用とは、具体的に、どういった土地の利用なのでしょうか?商業施設やタワーマンションの建設が見込まれるのでしょうか?お答えください。
 また、都市的土地利用で、地域の皆さんには、どういったメリットがあるのでしょうか?お答えください。
(2)牧野高槻線で、淀川を渡って、枚方市とつながるわけですが、地域の住民の皆さんにとっては、交通利便性が向上するのでしょうか?
 京阪牧野駅から京阪バスが乗り入れるのでしょうか?高槻市営バスの路線やバス停は、どのようになるのでしょうか?具体的にお答えください。 

⇒都市的土地利用については、主に産業系土地利用を想定しております。
 また、広域的な都市間の移動を支える交通ネットワークができることで、地域の方々も含め利便性が向上するものと考えています。
 なお、バスについては未定です。

<3回目>

 あとは意見だけ述べます。
 前島の「道路整備とあわせた沿道のまちづくり」については、主に産業系土地利用ということですので、工場や処理施設、物流センター、倉庫の類が見込まれるのかなと思います。
 地域の方だけでなく、そこに通勤する方にとっても、バスがあったほうが便利ではないでしょうか?
 バスも運転手不足ですし、需要や収支の見込みも不明なので、簡単にバスを通せとはいえませんが、車の運転が難しい方でも、淀川の対岸にある枚方市の京阪電車の駅前とも、気軽に行き来できるようになれば、便利になる方もおられるかもしれません。
 道路整備と併せて、バス路線・バス停の位置に関しても、バス事業者も交えて、ご検討ください。


■案件3 環状幹線道路等の整備促進について

<1回目>

 高槻市の道路も昔と比べると随分と走りやすくなりました。
 しかし、大きな課題が残されていて、その一つが府道富田奈佐原線だと思います。
 3−3頁の富田奈佐原線の欄には「JRアンダー部分の整備促進に向けて、府に引き続き要望」と書かれています。これついては、この1年間は、いつ、どういった取り組みをしたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒大阪府に対し、毎年、事業化に向けた検討を要望しているところです。

<2回目>

 富田奈佐原線のJRアンダー部分の整備促進については、大阪府に対して、毎年、事業化に向けた検討を要望しているということですが、具体的には、いつ、大阪府の誰に対して、どういった形で、要望をしてきたのでしょうか?お答えください。
 また、大阪府からは、どういった回答があったのでしょうか?お答えください。

⇒毎年夏頃に要望しており、府からは引き続き整備の在り方について議論していく旨の回答を得ています。

<3回目>

 引き続き、粘り強く要望してください。以上です。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
https://x.com/kitaokatakahiro
posted by 北岡隆浩 at 22:51| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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