2007年11月30日
【市バス】激甘〜い!職員の処分内容
本日、一連の高槻市営バス事件に関する処分が発表されました。しかし、犯した罪に比べて、はるかに軽い処分だと思います。
一番重い処分を下された山本管理者ですら、減給3/10(4ヶ月)。処分の理由は「職場離脱が生じたことについての管理監督責任。公文書の一部消去については信用失墜行為」とのこと。
しかし、この理由は的外れです。まず、「職場離脱」(これも実態は労組幹部優遇ダイヤによる「ヤミ専従」の単なる一コマなわけですが)の管理監督責任なんていうのは、ほとんど無いに等しい。山本管理者は、今年7月に就任したばかりなのですから。「職場離脱が生じた」責任を問うなら、前任者のほうがはるかに大きいはずです。
それから、「公文書の一部消去」とされていますが、公文書を何十枚も、何の目的で改ざんしたのでしょうか?その結果どうなったのでしょうか?
刑法では、公文書の改ざん(虚偽公文書作成)は「一年以上十年以下の懲役」になるとされています。今回の公文書の改ざんによって、情報公開制度は踏みにじられ、「代走」による公金横領という違法行為の隠蔽がなされました。この重大性については、何も考慮されていません。山本管理者は、てっきり懲戒免職かと思いましたが。
給与詐欺・公金横領の一方の主役といえる労働組合の幹部らに対しても、その罪に比して非常に軽い「戒告」という処分。長年違法行為を続けてきた労組の責任を考えれば、直ちに役員らは辞職し、2度と犯罪を行わないよう、労組としても解体的な出直しをすべきです。
また、前の管理者や課長級職員も、今の管理者・課長らに比べて長い期間、違法な代走や労組幹部優遇ダイヤにかかわっていたにもかかわらず、「訓告」「文書厳重注意」という軽い処分。納得いきません。
他の職員の処分も、単に役職の順に重い処分を課されているだけ。実際は、同じ役職であっても、犯罪へのかかわり方や責任が違うはずなのに、その実態を明らかにすることもなく、紋きり型の処分理由。市民への説明責任を果たしているとは到底言えません。
今回の甘い処分によって、高槻市役所には自浄能力が無いということが証明されました。市長自らが、今回の公文書改ざんは大したことがないようなことを言って庇ったことからしても、やはり、市職員出身の市長では、こうした限界があるということです。
クリックに感謝!
この記事へのトラックバック
少なくとも私は処分が軽すぎると感じた。
こうなれば、地検がキッチリ捜査して厳しい判断をされることを望みますね。
やはり市長の責任は追及されることなく現場に責任を押し付けて終わるんでしょうか?
地検の動きに期待します。
ぜひ、司直の厳しい判断を求めます!
それほど不満であれば、市民が一斉に立ち上がり、
直接に訴える方があらゆる意味で効果は大きいと
思うのですが。
こういう場合、昔ならまず騒動に発展したはず
ですが、そうせずに公の判断を大人しく待つと
いうのは、これが現代のあり方といえばそう
なるのですかね。
ただ、どうしても心のうちの感情と実践行動とに
乖離が見られるのは気のせいですかね。
全く反省すら見られませんね。
市バスは民営化するほうが良いのでは?
そもそも、市バスもこんな他人行儀な答申を元に甘い処分して終焉しようというのが見え見えですやん。
議会の場でしっかり追及してほしいし、大阪地検もしっかり捜査して極刑を下してほしい!
しかし、どうも噂では現四役が出馬するそうです。
北岡先生、彼らが出馬となれば、市バスは世間から批判されること間違いないでしょうね。
彼らが引き起こした数々の不正のために信用ない組織とされた上に役員に居座るなんて全く反省していない証拠です。
北岡先生。彼らが現実として出た時には近々相談することがありますのでヨロシク!
最近、企業の様々な不正問題が明るみになっていますが、何処の組織でもトップは辞するのが当然視されていますよね。
高槻市営バスにはがっかり。奥本市長にもがっかり。
しかし、激甘じゃない?こんな処分、どこの世界でも通用しないと思います。
こんな処分、議会も毅然と追及してほしいです。
甘すぎる。
これぞ、今の高槻市バスにピッタリな漢字だと思いました。
まだまだ「偽」がありそうな気配。高槻市はいったいどうなっているのでしょうか?
長年の生み出した慣れが不正に手を染めても、感覚が麻痺してしまうんでしょうね。
現四役は立候補しなかったようなので彼らは今回のいろんな問題の責任を感じていたんでしょう。
新四役は最低な状況から脱出させるために大変な舵取りを任されるんでしょうが、組織の信用を取り戻すため頑張ってほしいと思います。
ある組合役員は「勲章をもらった」と
豪語していたことを思い出す
呆れた