最近、妻から苦情を受けています。私と妻の携帯の着メロが同じで混乱する、と(でも、携帯の着メロの設定の変更の仕方を忘れてしまった・・・)。その着メロというのが、日曜の朝8時からテレビ朝日で放送されている「仮面ライダー響鬼」のオープニングテーマ。「仮面ライダー響鬼」は、これまでの仮面ライダーと違って、音楽で敵を倒すという新しいコンセプトだけあって、音楽が素晴らしい。(携帯の着メロは、子どもが喜ぶのでついつい「おかあさんといっしょ」などの歌をダウンロードしてしまいます)
音楽だけでなく、演出も役者の演技も素晴らしいと感じます。これまでの主人公達はイケメン重視で演技は二の次だったようですが、仮面ライダー響鬼は役者の演技力も重視しているよう。
こんな風に私が朝の子ども向けのヒーロー番組を見るようになったのは、青年塾で不平等条約の発表をするにあたって、「ブシレンジャー」という架空のヒーローを主人公にした寸劇を書くために、「デカレンジャー」というゴレンジャーのシリーズを参考に見たため。私がそういう種の番組を見ていると、子ども達が見るようになってしまい(休みの日に限って妙に早起きな子ども)、今やすっかりチャンネル権を奪われ、フジテレビの「報道2001」を見ることができなくなってしまいました(笑)。
しかし、子ども向け番組といっても、結構良くできていて、「仮面ライダー響鬼」の前に放送されていた「仮面ライダー剣」(「剣」と書いて「ブレイド」と読みます)も、変身や必殺技のCGと、主人公の優しさ全開のラストシーンには感心しました。
我が家だけかもしれませんが、小さい子どもがいると、トレンディードラマや流行の映画を見る機会にほとんど恵まれず、子ども向けの番組や映画くらいしか見られません。そんな環境ですが、映画のアンパンマンの献身的な大活躍に感動して泣きそうになっている自分を発見したりしています(笑)。
さて、「音楽で敵を倒す」というと、「マクロス」もありますが、テレビ朝日なので、民主党参議院議員の喜納昌吉の「すべての武器を楽器に」という主張の影響もあるのかな、と。
「すべての武器を楽器に」というのは「武器を楽器に持ち替えて、みんなで音楽を演奏したら、平和な素晴らしい世界になるじゃないか」というような意味かなと思っていたのですが、検索してみると、
>この「すべての武器を楽器に」というメッセージは、
>「武器をなくそう」という批判にとどまるものではなく、
>「楽器に持ち替えよう!」つまり
>「それに代わる良いものを創造していこう!」
>というクリエイティブなメッセージ
ということで、まあいずれにせよ現実に武器を持っている米軍兵士やテロリストやなんかに訴えても「ハハ〜ン?」と怪訝そうな顔をされるだけのような夢想的なもの。しかし、本当にそうなれば素晴らしい、とは思います。
一方で、「仮面ライダー響鬼」ですが、その戦闘シーンの大半は、太鼓のバチで「殴る」、トランペットから「弾丸を発射する」、エレキギターで「斬る」「刺す」で、
「おいおい、お前ら『すべての楽器を武器に』しとるやないかー!」
と、思わず突っ込んでしまいました(笑)。やっぱり、音楽などの要素を入れたりしてどんなに工夫しても、現実を離れた架空の物語であるこういったヒーローものにおいてさえ、戦闘シーンには、「武器」で「敵を傷つける」というコトは、必要不可欠なものなのでしょう。
少し心配なことが一つ。学校で楽器を武器にした「仮面ライダー響鬼」ごっこが流行って、楽器が壊されていないか、ということです(笑)。
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TBありがとうございます!
ボクも新ライダーシリーズにハマりまして・・・
響鬼も毎週見ております!
日曜はコレを見ないと始まらないって感じで。
先日、主役の細川さんがTVで話してたことによると、
最近街で子供たちから「変身してッ!」とよく言われるらしいのです。
その子供たちに対する細川さんの返事とは・・・
一言「できねぇよ」。
何ともボクには素敵な返答に思えてしょうがありませんでした。
でも子供たちはどう感じたんだろう???
コメントをいただき、ありがとうございます。
「できねぇよ」。
って、どういうふうに言ったのか、によるでしょうね、子どもがどう感じたか。
細川さんなら、「できねぇよ」って答えながら、子ども達には「『できねぇよ』って言ってるけど、あの人絶対変身できる!」と思われるような感じの言い方をするんじゃないかな、と(笑)。