2025年03月21日

【旧統一教会】濱田市長の誤った憲法解釈と石下副市長の虚偽答弁

【要注意!】旧統一教会の信者の方が、高槻市役所主催の講座やセミナーの講師に

本日、高槻市議会の議会運営委員会に以下の書面を提出しました。

令和7年3月21日
高槻市議会運営委員会 久保隆委員長殿
高槻市議会議員 北岡隆浩

令和7年3月19日の議会運営委員会で求められた私の議会質問に関する弁明について

はじめに
 この書面の本文には、個人が特定できるような情報は記載していないつもりですが、添付書類には、証拠能力の都合上、個人の氏名や写真を載せているものもありますので、取り扱いにはご注意ください。

第1 前提事実や憲法の定め、最高裁判例

1 国の解散命令請求では信者固人が重大な悪影響と甚大な被害を及ぼしたとされていること

 国は、令和5年10月13日に、宗教法人世界平和統一家庭連合(以下「旧統一教会」)に対する解散命令を、東京地方裁判所に請求した。
その際、文部科学大臣は、「宗教法人世界平和統一家庭連合の解散命令請求について」を公表した(添付資料@)。下記はその抜粋である。

(解散命令請求の対象事実)
 解散命令請求の対象事実は、本件宗教法人が、遅くとも昭和55年頃から、長期間にわたり、継続的に、本件宗教法人の財産的利得を目的として、献金の獲得や物品販売に当たり、多数の者を不安又は困惑に陥れ、相手方の自由な意思決定に制限を加えて、相手方の正常な判断が妨げられる状態で献金又は物品の購入をさせて、多数の者に多額の財産的損害、精神的犠牲を余儀なくさせ、その親族を含む多数の者の生活の平穏を害する行為をしたというものです(以下「本件対象行為」という。)。
 本件対象行為が認められると判断した理由は、次のとおりです。
○ まず、本件宗教法人の損害賠償責任を認めた判決32件(以下「本件各判決」という。)があることです。
 本件各判決は、169人という多数の被害者について、本件宗教法人の信者が、遅くとも昭和55年頃以降、多数回にわたり、多数の者に対して行った献金勧誘行為、物品販売行為又は伝道活動が違法であると認定しています。また、全国各地に散在する様々な場所における事案であるにもかかわらず、不法行為を基礎づける根拠として、以下の@〜Bの手法(のいずれか)を共通して認定しています。
 @ 本件宗教法人の教義であることを明らかにしないまま、伝道活動及びそれに引き続く教化・教育を行った(未証し勧誘)
 A 先祖の因縁により、自身はもとより、家族、子孫等が重大な不利益を被る事態が生ずるなどと告げて不安をあおった(因縁トーク)
 B 不相当に高額な献金をさせた

 このような全国広範囲の多数の事案における不法行為の類似性・共通性は、本件各判決の事案以外にも、同様の手法により、多数の献金等の財産獲得行為が反復、継続して多数回行われていたことを強く推認させます。
○ また、本件各判決の事案以外にも、献金等について本件宗教法人に対して損害賠償を求める民事訴訟が提起されて訴訟上の和解に至った方々が419人、本件宗教法人に通知書を発出して献金等の返還等を求め、代理人による交渉の結果、示談が成立した方々が971人おられます。
このような膨大な和解や示談の存在から、本件宗教法人が、寄付等の一般的呼び掛けや受動的な金銭の受領にとどまらず、本件宗教法人の財産獲得のために、個々の人々に対して相当積極的な働きかけをしていると認められます。
○ さらに、本件宗教法人においては、その勧誘、物品販売あるいは献金獲得等に関するマニュアル等が作成されています。これらのマニュアル等には、正体を隠して指導教育的な働きかけをすること、自身や家族の不幸や不遇に乗じてその不安をあおること、本人の経済状態に照らして不相当に高額な寄付をさせることなどが記載されており、本件各判決で認定された不法行為の特性(上記@〜B)を裏付ける証拠が多数存在していることも確認されました。
 加えて、被害を訴える方々も上記@〜Bの手法を経験したと述べており、その中には、本件宗教法人の信者となった後、自らも同様の手法で勧誘、物品販売あるいは献金獲得等を行う活動に従事したと述べる方もおられました。
(中略)
(結論)
○ 本件は、本件宗教法人の信者が、長期間にわたり、献金獲得や物品販売等に伴い、多数の人に対して財産的損害を与えたばかりでなく、その方々の家族を含めて、それらの方々に看過できない重大な悪影響を与え、甚大な被害を及ぼして全国的な社会問題として扱われるまでに至ったというものです。本件宗教法人の法人格は、不法行為ないし目的逸脱行為による財産獲得の受け皿として機能したものであって、このような事態が宗教団体に法人格を付与した趣旨に反したものであることは明白です。
これらのことから、本件宗教法人に対して直ちに解散が命じられるべきであると判断し、解散命令請求をすることとしました。


 上記の「(結論)」のとおり、国は、「本件宗教法人の信者が・・・看過できない重大な悪影響を与え、甚大な被害を及ぼして全国的な社会問題として扱われるまでに至った・・・本件宗教法人の法人格は・・・受け皿として機能した・・・」として、法人ではなく、信者個人が「重大な悪影響を与え、甚大な被害を及ぼし」たとしている。
 また、上記のとおり、多数の判決が下される等しているのであるから、解散命令請求に係る決定を待つまでもなく、悪質な法人と誰もが認識できるのであり、その信者個人については、今後も、市民に対し悪影響及び被害を生じさせる可能性が高いことは明らかである。
 上記のとおり、「マニュアル等には、正体を隠して指導教育的な働きかけをすること」等が記載されている。信者の方が、高槻市主催の講座等の講師であることを、市役所からお墨付きを得ている等とセールストークに利用するなどして、入信を働きかけることも考えられる。高槻市役所の信用を悪用させないためにも、信者に、講座等の講師をさせるべきでないことは明らかである。

2 平成4年には全国的に旧統一教会の問題が認識されていること

 添付資料Aのとおり、平成4年(1992年)に、歌手の桜田淳子氏や新体操選手の山崎浩子氏が、旧統一教会の合同結婚式に参加したこともあり、上記同様の被害等と共に、メディアで大きく取り上げられた。
 この当時から、旧統一教会の悪質さは広く知られているところであり、やはり、解散命令請求に係る決定を待つまでもなく、悪質な法人・信者であると、少なくとも平成4年当時から認識できたというべきである。

3 選挙協力で政治家に影響力

 添付資料BのNHK「旧統一教会と政治家との関係続々と 選挙に協力した宗教2世」の記事中では、政治家と旧統一教会の関係について、「政治家側のメリットとしては、教団の信者らが選挙の運動員として派遣されてきたことが大きい。また限定的だが、票田として特定候補者に最大で数万票を積むという役割も果たしていた。政策面での支持や提言もあった。教団側としては、政治家とつながっていることで、自分たちの活動が認められているという“お墨付き”を得たと感じられるし、対外的には広告塔にもなりうる。さらに、教団への捜査や追及の手から守ってもらうという動機もあっただろう」としている。
 このような双方の利益のために、旧統一教会は、選挙に協力してきたのである。旧統一教会にとって、政治家への選挙協力は、こうしたメリットの見返りともいえる。
 よって、選挙協力を受けた政治家は、旧統一教会に便宜供与を図る傾向にあると推測できる。
 また、上記記事中では、「“霊感商法”などで社会的に問題となった団体と関わることで、教団に社会的な信用を与えているというのが問題だ。被害者もたくさんいる中で、結果として教団を助けることになっている。反社会的行動をしていた団体であるということが重要で、政治家は関係をうやむやにするのではなく、断つ必要がある」とも指摘されている。
 これは、政治家に限ったことではなく、行政についてもいえることである。
 このように、旧統一教会の信者らは、選挙協力等により、政治家に対して影響力を有することを企図し、行動してきたといえる。

4 「思想信条の自由」「公共の福祉」に係る憲法の定めと濱田市長の誤導

 憲法19条は「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」と定めている。この定めについては、国民がどういった思想等を持っていたとしても、それが内心にとどまる限りは、絶対的に自由であると一般には解されている。
 憲法20条1項の信教の自由についても、「内心における宗教上の信仰の自由」とされている。
 つまり、内心にとどまる限りは、何を考え、何を信じても、自由であり、それは絶対のものである。
 一方で、憲法は、13条で、「・・・生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」と、「公共の福祉に反しない限り」との制限を設けている。
 何を考え何を信じても絶対的に自由であるが、それは内心だけのことであって、それを言葉に表し、行動に移すことで、不当に他人に迷惑がかかるようなことを、行政が許容すれば、公共の福祉に反するということになる。
 濱田市長は、昨年の12月議会で、憲法19条及び20条について言及したが、思想信条及び信教の絶対的自由について、「内心にとどまる限り」といった注釈をしなかった。
 また、旧統一教会については、上記のとおり、社会に重大な悪影響と被害を及ぼしてきたのであるから、約35万人の高槻市民をあずかる市長としては、憲法を持ち出すのであれば、当然に、13条等の「公共の福祉」にも言及すべきだったはずである。
 濱田市長は、それらをしなかったであるから、故意に、市民を誤導したといえる。
 濱田市長の答弁をそのまま素直に受け止めれば、旧統一教会の信者には思想信条・信教の絶対的自由があるから、その信者が高槻市主催の講座やセミナーの講師をしても、高槻市役所は思想信条等についての調査はできず、市民はこれを許容すべきということになる。
 しかし、上記の旧統一教会の悪質性や、憲法の「公共の福祉」の定めからすれば、そのようなことが許されるはずがない。
 高槻市民には、安心して市主催の講座やセミナーを受ける権利があるにもかかわらず、高槻市役所は、信者を講師にし続け、上記の悪影響・被害の危険に市民をさらし続けてきたのであるから、濱田市長こそ、憲法で保障された市民の基本的人権を脅かす行為をしているのである。

5 最高裁判決(三菱樹脂採用拒否事件)は、思想信条の調査の違法性を否定

 基本的人権に関する代表的な民事訴訟事件に「三菱樹脂採用拒否事件」がある。添付資料Cは、その最高裁の判決文である。労働者の雇用に関する判例であるから、労働組合関係者はよくご存じであろう。
 この最高裁判決では、「・・・企業者が、労働者の採否決定にあたり、労働者の思想、信条を調査し、そのためその者からこれに関連する事項についての申告を求めることも、これを法律上禁止された違法行為とすべき理由はない。」と判示されている。
 つまり、労働者の採用に当たって、思想信条を調査することは違法ではないのである。最高裁は、思想信条の自由等の憲法の定めを吟味したうえで、上記判示をしているので、思想信条を調査することは、もちろん憲法違反でもない
 このことは、厚生労働省のサイト(添付資料D)や、一般の法律解説的なサイト(添付資料E)にも掲載されている。
 首長や議員が、思想信条の自由といった憲法の定めについて言及するなら、それに関する最高裁判例も確認をしたはずである。
 よって、弁護士である濱田剛史市長や、パナソニックグループ労連という大企業の労働組合出身の久保隆議員が、この最高裁判例を、知らないはずがない。
 労働者の雇用についてすら、思想信条の調査ができるのであるから、単発の講師依頼に当たって、講師候補の思想信条の調査をすることは、当然に可能であり、違憲違法ということにはならない。
 濱田市長には、高槻市の市長として、市民が市の講座を安心して受けるようにする義務がある。しかし、濱田市長は、講師が信者だと指摘されているにもかかわらず、「市が、一般市民の方に、どういった宗教、信条をおもちかということを訊くということは、これは憲法に、明らかに違反する」等と昨年12月に議会で答弁した。つまり、濱田市長は、信者だと指摘されているのに、故意に、思想信条の調査をせず、同信者に講師の依頼をし続けたのであるから、前項のとおり、市民の人権を侵害する違憲行為をしてきたというべきである。これでは、信者の方を擁護していると言われても、しかたがない。

6 高槻市が旧統一教会の信者を市主催の講座の講師に

 これについては個人情報の関係で詳細を述べないが、高槻市は、旧統一教会の信者であるX氏に、市主催の講座の類の講師を依頼した。
 X氏が信者であることは、私以外にも、久保隆委員長や、真鍋宗一郎委員が知っている。他にも知っている議員がいるが(添付資料F)、特にここで言及する必要はないと考える。

7 高槻市議会議員らが旧統一教会の信者X氏と選挙で協力

 国政選挙の選挙期間中である令和3年10月20日に開催された候補者の個人演説会で、高槻市議会の複数の議員が、旧統一教会の信者X氏(前項のX氏と同一人物)の主導の下、「がんばろー!」と3回気勢を上げていた。
 個人演説会も選挙活動の一つであり、特に上記の個人演説会には、現職の大臣が2人も参加する力の入れようで、有権者を集めるべくSNSでも告知がされており(添付資料G)、上記のとおり、複数の高槻市議会議員も参加していた(添付資料H)。
 こうした、有権者も広く集め、公開された場所で行われた、候補者を国会議員にさせるべく行われた選挙活動において、「がんばろー!」と信者X氏と共に、声を張り上げ、拳を振り上げたのであるから、参加した市議らは、信者のX氏と、選挙で協力をしていたというほかはない。旧統一教会信者との関係について、有権者から説明を求められても、やむを得ない状況でもある。

第2 争点1・思想信条の自由を侵害することが懸念される発言

1 議会運営委員会での説明

 議会事務局から送られた資料によると、今月19日の議会運営委員会で、精査の対象として、私に説明された1点目は、下記のとおりとのことである。

 1点目は、思想信条の自由を侵害することが懸念される発言となります。
 日本国憲法第14条において「すべての国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない」とあります。北岡議員の議案質疑においては、統一教会全般を非難する内容とは別に、個人の氏名を述べないまでも、明らかに特定の市民について、統一教会信者であるとすることだけを理由に、国民としての権利を脅かし、又は個人の活動を制限しようとする発言がありました。市民生活の権利を守る当初予算審議を行う厳粛な議場において、法的根拠なく、個人の権利の侵害を図るものなどの発言を繰り返すことは、法令に定める議会の規律に照らすと容認しかねるものとして、精査の対象とされています。


2 私の議案質疑のうち該当する部分

 議会事務局からの教示によると、前項の対象となる私の発言は下記の部分とのことである。

そういった方に対して確認をすることは憲法違反にはならないはずですし、むしろ市の講座やセミナーを受講する方々に安心して受けていただくという、公共の福祉、公益性を考えれば、市として確認する義務があったと私は思っております。信者の方が、高槻市主催の講座やセミナーの講師をしていたら、市民の皆さんは安心して、高槻市の講座やセミナーを受講できないですよね。なのに憲法違反だと、人権侵害だと、不当なことを言って確認をしてこられなかったわけですから、濱田市長のほうこそ、市民が安心して市の講座を受ける権利を脅かしているのではないでしょうか。


3 私の発言に何らの問題はなく、議運での説明のほうに問題があること

 第1第5項に記載のとおり、最高裁判決からすれば、市が講師の依頼を行うのに際して、旧統一教会の信者だと指摘されている人物に対して、思想信条を確認することは違憲でも違法でもない。
 むしろ、市民の皆さんに安心して講座を受けていただけるようにする責務が市にあるのであるから、第1第1項に記載のとおり、信者個人が「重大な悪影響を与え、甚大な被害を及ぼし」てきたと国が認識している旧統一教会に属する信者であるか否かを確認する義務が、市にはあったというべきである。
 講師が信者だと指摘されているにもかかわらず、濱田市長は「市が、一般市民の方に、どういった宗教、信条をおもちかということを訊くということは、これは憲法に、明らかに違反する」と答弁し、松本部長は「市民の方に信仰する宗教や信条等の確認を求めたり、調査をするということは、個人の思想信条の自由を侵害するおそれがあり、そのような確認等は許されない」などと、最高裁判決の判示の憲法解釈とは異なる独自の憲法解釈を示しており、その誤った解釈に基づいて、信者か否かを不当に確認してこず、令和7年度の予算審議においても、令和7年度も確認しない旨の答弁をしたのであるから、市は、市民が安心して市の講座を受ける権利を脅かし続けているといえる。
 また、市長らが、誤った憲法解釈を議会の場で披露したのであるから、市民に対して誤解を与え、悪影響を及ぼすのではないかと危惧する。
 よって、上記の説明は、まったく失当である。
 議会は、上記の濱田市長と松本部長の誤った憲法解釈について、本会議場での謝罪と撤回を求めるべきである。
 また、上記説明において、「北岡議員の議案質疑においては・・・明らかに特定の市民について・・・国民としての権利を脅かし、又は個人の活動を制限しようとする発言がありました。」と明言しているが、私は不当に権利を脅かそうとしていないので、明らかに名誉棄損である。「個人の活動を制限しようとする」というのは、市が講師の依頼をしないということだと理解するが、旧統一教会の悪質性と公共の福祉を鑑みれば、当たり前であり、何ら批判を受けるいわれはない。企業が労働者を雇用しないからといって、個人活動の制限にならないのと同様、講師依頼をしないことは制限に当たらない。
 「市民生活の権利を守る当初予算審議を行う厳粛な議場において、法的根拠なく、個人の権利の侵害を図るものなどの発言を繰り返すことは、法令に定める議会の規律に照らすと容認しかねる」とも説明されているが、法的根拠は、上記の最高裁判決である。したがって、「法的根拠なく、個人の権利の侵害を図るものなどの発言を繰り返すことは、法令に定める議会の規律に照らすと容認しかねる」とする部分も失当であり、名誉棄損である。
 よって、議会運営委員会からの謝罪を求める。

第3 争点2・副市長に対する「虚偽答弁」との発言

1 議会運営委員会での説明

 議会事務局から送られた資料によると、今月19日の議会運営委員会で、精査の対象として、私に説明された2点目は、下記のとおりとのことである。

 2点目は、副市長に対する「虚偽答弁」との発言です。
 北岡議員からは、石下副市長が虚偽答弁を行ったかの如く発言がございましたが、令和6年12月19日の石下副市長による、行政が統一教会やその関連団体と一度も接触などをしたことはないとの発言は、北岡議員による市と統一教会が「深い関係」にある旨の主張が出発点になっていると考えられます。しかしながら、令和7年3月7日の北岡議員の発言は、寄附金の返還手続きのための接触をもって、虚偽答弁かの如く発言されていますが、寄附金の返還手続きのための接触が、「市と統一教会の深い関係」を示す事実とは一般的には該当しないと評価することが妥当と考えられます。議場での発言を安易に言葉の切り取りで「虚偽」と示すことは、本会議場の議論を軽視するものであり、副市長の人格を直接的に非難するものと判断せざるを得ないとして、精査の対象とされています。


2 私の議案質疑のうち該当する部分

 議会事務局からの教示によると、前項の対象となる私の発言は下記の部分とのことである。

令和4年に高槻市は、旧統一教会から受けた約10万円の寄附について、社会的な問題としてクローズアップされる中、寄附を受けるのは適切ではないと判断したとして返金したわけです。つまり、旧統一協会からの寄附だと認識した上で、返金について、旧統一協会の方と話し合って返金したんじゃないでしょうか。旧統一教会と接触しないと返金できないですよね。石下副市長は、虚偽答弁をしたんじゃないんでしょうか。


3 令和6年12月19日の私と石下副市長の発言

 議会事務局からの資料によると、令和6年12月19日の私と石下副市長の発言は、下記とのことである。

(北岡議員)
 高槻市役所は少なくとも昨年5月の時点で市の講座の講師の方が信者であることを知っていたか、あるいはその可能性があることを知っていたわけです。他市でも問題になっているにもかかわらず、高槻市役所は問題はないのかと指摘されてもまともに答えず、その後もさらに講座やセミナーの講師を依頼するという関係を維持して今後についても答えないわけですから、高槻市役所は旧統一教会とずぶずぶの関係だと言われても仕方がないと思います。この件については以上です。

(石下副市長)
 今のご意見で市が旧統一教会とずぶずぶの関係だと言われましたが、何をもって言われているのか理解に苦しむところでございます。私の知る限りでは、これまで行政が旧統一教会やまたその関連団体と一度も接触や、また、面会等をしたことはございません。これまで今回のような意見も含めまして、うわさ話も含めまして一度も聞いたことがございません。
 また、講座での講師の選定につきましては、先ほどもお答えをいたしましたように講座の目的に合わせて講師を選任いたしております。その際に、当然その方の思想・信条やまた宗教等につきまして調査することはできませんので、よろしくお願いをいたします。


4 私の発言に何らの問題はなく、やはり石下副市長の発言は虚偽と考えられること

⑴ 私の「ずぶずぶの関係だと言われても仕方がない」との指摘は、至極真っ当なものであること

 第2第3項に記載のとおり、最高裁判決及び公共の福祉、並びに旧統一教会の悪質性からすれば、市には、市民のために、市が講師の依頼を行うのに際して、旧統一教会の信者だと指摘されている人物に対しては、思想信条を確認する義務があったというべきである。
 よって、前項の令和6年12月19日の私の発言には何ら問題はなく、信者か否かを確認せぬまま、「その後もさらに講座やセミナーの講師を依頼するという関係を維持して今後についても答えないわけですから、高槻市役所は旧統一教会とずぶずぶの関係だと言われても仕方がないと思います。」との私の指摘は、至極真っ当なものである。
 ずぶずぶの関係でないのなら、市は、X氏が信者であることを確認し、以後は講師を依頼しないという結果になったはずである。
 にもかかわらず、石下副市長は、「今のご意見で市が旧統一教会とずぶずぶの関係だと言われましたが、何をもって言われているのか理解に苦しむところでございます。」と答弁した。しかし、何故、石下副市長が理解に苦しんでいるのか、私のほうが理解に苦しむ。

⑵ 「行政が旧統一教会やまたその関連団体と一度も接触や、また、面会等をしたことはございません」との発言は、高槻市役所全体あるいは全ての市の事業についてのものであること

 そして、石下副市長は、「私の知る限りでは、これまで行政が旧統一教会やまたその関連団体と一度も接触や、また、面会等をしたことはございません。」と言うのである。
 X氏への講師の依頼に当たっては、X氏と接触をしているはずである。接触せずに、講師の依頼などできないはずである。
 石下副市長のこの発言を含む1段落目は、高槻市役所全体あるいは全ての市の事業について述べているのであり、2段落目は、「また」の接続詞が使用されていることから分かるとおり、「すでに伝えた物事と別の物事を付け加える」として、講座の講師の選定という個別の事案について述べているのである。この文章の構成は、一般的な国語の能力があれば理解できるものであるが、以下、詳細に説明する。
 まず、第1段落について。石下副市長の「私の知る限りでは、これまで行政が旧統一教会やまたその関連団体と一度も接触や、また、面会等をしたことはございません。これまで今回のような意見も含めまして、うわさ話も含めまして一度も聞いたことがございません。」という答弁は、講師の依頼に限ったものとは解釈できない。個人への講師依頼なら、わざわざ「旧統一教会やまたその関連団体」と複数の団体まで示す必要はない。単に「信者」とするはずである。上記説明のとおり、信者の方への講師の依頼に限った答弁をするのであれば、「講師の依頼のために、信者の方と・・・」と、これまでの質問や答弁を踏まえ、限定した言い方をするはずである。石下副市長が、関連団体にまで言及するのは、接触の範囲を意図的に広げているのであり、また「私の知る限りでは、これまで・・・」という言葉遣いも、記憶の限りを思い返しているのであるから、比較的長い時系列を示しているといえる。最近の話について、そこまで時系列を広げる必要はないはずである。「一度も」という言葉も、強い否定のためのものであり、これらの言葉遣いからすれば、単発の講師依頼の話に限らないことは明らかである。「これまで今回のような意見も含めまして」として、「も含めまして」としているのであるから、この講師依頼の件も含め、それ以外の他の件についても、高槻市役所は、旧統一教会系の団体とは一切接触等はしてこなかったと、明言しているといわざるをえない。講師依頼に限っているのなら、議会答弁なのであるから、正確を期すために、その旨を明確に述べたはずである。
 そして、2つ目の段落では、「また、講座での講師の選定につきましては、先ほどもお答えをいたしましたように講座の目的に合わせて講師を選任いたしております。」と、先ほどとは別の話として、「また、講座での講師の選定につきましては・・・」と述べているのだから、答弁の1つ目の段落は、講座の講師の選定とは、別件であることは明白である。
 接続詞の「また」には、添付資料Kのとおり、「ある物事を並列・列挙する場合:『並びに』『かつ』『同様に』」、「すでに伝えた物事と別の物事を付け加える場合:『その上』」、「並列・列挙した物事のどれを選択してもよい場合:『あるいは』『または』『もしくは』」の3つの意味があるが、石下副市長の発言の1段落目と2段落目の内容から、この2番目の「すでに伝えた物事と別の物事を付け加える場合:『その上』」であることは明らかである。
 つまり、1段落目は、高槻市役所全体あるいは全ての市の事業について述べているのであり、2段落目は、「すでに伝えた物事と別の物事を付け加える」として、講座の講師の選定という個別の事案について述べているのである。
 「行政が旧統一教会やまたその関連団体と一度も接触や、また、面会等をしたことはございません」との発言は、1段落目でのものであり、高槻市役所全体あるいは全ての市の事業についてのものであることは明白である。

⑶ 石下副市長の当該発言が虚偽であること

 石下副市長は、高槻市役所全体あるいは全ての市の事業について、旧統一教会側と一度も接触等したことはない旨議会で答弁したわけであるが、石下副市長も出席した令和4年9月22日の本会議では、私が、産経新聞の記事(添付資料J)に基づいて、「今年8月31日の報道によると、高槻市は、木議員からもありましたが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の新北摂家庭教会から、高槻城公園芸術文化劇場建設に対する寄附として、約10万円を受けていたけれども、教団側と話し合った結果、返金手続を進めているということです。高槻市は、社会的な問題としてクローズアップされる中、寄附を受けるのは適切ではないと判断したと答えたとされています。市の言う社会的な問題とは何なんでしょうか。洗脳的な手法や、多額の献金のことなんでしょうか。具体的な内容をお答えください。また、それらを問題だと判断した基準についてもお答えください。」等と質問したところ、井戸口部長は「・・・本市といたしましては、寄附金を受領することは適切でないと判断いたしまして、寄附団体の代表者と協議した結果、寄附金返納について合意が得られたため、8月31日付で返納したものでございます。」と答弁している。
 記事中でも旧統一教会側と「話し合った」とされ、議会答弁でも旧統一教会側と「協議した」としているのである。
 「協議」とは、「集まって相談すること」である(添付資料L)。
 つまり、井戸口部長が、旧統一教会の代表者と、集まって相談したと議会で述べ、それを、石下副市長自身が、すぐそばで聞いているのであるから、石下副市長の「私の知る限りでは、これまで行政が旧統一教会やまたその関連団体と一度も接触や、また、面会等をしたことはございません。これまで今回のような意見も含めまして、うわさ話も含めまして一度も聞いたことがございません。」という答弁は、明らかに虚偽である。

5 議会運営委員会の説明は曲解に過ぎること

 前項のとおり、石下副市長の当該答弁については、一般的な国語の解釈をし、田村委員を除く議運委の委員も出席した令和4年9月22日の本会議の上記部長答弁からすれば、合理的に虚偽と考えられる。
 一方で、第1項のとおり、議会運営委員会の説明は、「令和7年3月7日の北岡議員の発言は、寄附金の返還手続きのための接触をもって、虚偽答弁かの如く発言されていますが、寄附金の返還手続きのための接触が、『市と統一教会の深い関係』を示す事実とは一般的には該当しないと評価することが妥当と考えられます。」と、強引に不当な解釈をしている。
 上記のとおり、私は、寄附金の返還手続きのための接触が、「市と統一教会の深い関係」を示す旨の発言はしていない。講師のX氏が信者だと指摘しているのに、信者か否か確認をせず、講師を依頼し続けているので、深い関係だと言われてもしかたがないと至極真っ当な指摘をして、それに対して、石下副市長が、市は、全市的に、旧統一教会側と一度も接触してこなかった旨答弁したので、反証として、寄附金の返還手続きを挙げ、虚偽ではないかと合理的な推測を述べたのである。
 よって、上記説明は、議会運営委員会の委員の国語能力に問題はないのであるから、意図的に、私の発言や副市長の答弁の解釈を捻じ曲げたものといえる。
 したがって、「議場での発言を安易に言葉の切り取りで『虚偽』と示すことは、本会議場の議論を軽視するものであり、副市長の人格を直接的に非難するものと判断せざるを得ないとして、精査の対象とされています。」との説明は誤りである。私は、本会議場の議論を軽視もしていなければ、副市長の人格を不当に非難もしていないので、これらの文言は失当であり、私に対する名誉毀損を故意に行ったといえる。
 議場での発言を、議会運営委員会が曲解し、議員に不当な非難を加えることこそ、大いに問題である。
 さらには、万が一、そういった大いに問題のあるやり方で、議員の発言を議事録から削除するということになれば、もはや言論弾圧というほかはない。
 市は、旧統一教会側との「協議」を認めている。また、「接触」とは、触れることだけでなく、「他の人と交渉をもつこと」の意味があり(添付資料M)、当然、行政が議会でこの種の答弁をする場合、後者の意味で述べたはずである。
 議会は、石下副市長に対して、一度も接触等しなかった旨の答弁の真実性と、旧統一教会側との協議の詳細について、説明を求めるべきである。

第4 争点3・議案審議に不必要な議題の範囲を超えた発言

1 議会運営委員会での説明

 議会事務局から送られた資料によると、今月19日の議会運営委員会で、精査の対象として、私に説明された3点目は、下記のとおりとのことである。

 3点目は、議案審議に不必要な議題の範囲を超えた発言です。
 令和7年度当初予算審議に必要な範囲を超えて、みだりに議員の個人名を引用しながら、部分的な事実の抽出と結びつけることで、個々の人間関係について一方的に、恣意的な印象を強調する発言は、議案審議に必要な範囲を超えるだけでなく、議案審議に対する誠実な姿勢や品位に欠けると判断せざるを得ないものとして、精査の対象とされています。


2 私の議案質疑のうち該当する部分

 議会事務局からの教示によると、前項の対象となる私の発言は下記の最終段落とのことである。

 先日はウッチャンナンチャンの内村光良さんが司会のですね、日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」という番組がありましたが、旧統一教会系の舞踊団で、お笑いコンビのガンバレルーヤが収録を行ったことが判明して、放送が急遽取りやめになったということがありました。旧統一教会系のものについては、公共の電波には乗せられないという判断がされたわけです。
 ところが、高槻市は講座の講師が信者の方だと私が指摘し、その信者の方を知っている議員に確認したらどうかと提案しても、確認をされませんでした。それどころか、高槻の広報誌やホームページに載ったことには大変驚かされました。
 その方は信者であることを隠していません。久保隆議員にも信者だと話していたということですし、真鍋宗一郎議員もよく知っているということです。平田議長や三井副議長なども、国政選挙で、その信者の方と頑張ろうコールをしていたとおり、その信者の方は選挙にも積極的に関わってこられました。


3 私の発言に何らの問題はないこと

 ある人物が旧統一教会の信者である事実を、公人たる議員が知っている、ということを公表しても、また、その人物と公人たる議員が選挙で協力していた事実を公表しても、何ら違法ではない。すなわち、私の上記発言に違法性はない。
 講座の講師についての私の発言は、これまで述べてきたとおり、市にはX氏が信者か否かを確認する責務があるが、私が指摘しても、市が確認しなかったので、私の証言だけでは信ずるに足りないのかと考え、他に講師のX氏が信者であることを知っている議員2人の氏名を挙げ、私を含め、計3人が知っているので、信者か否かを確認したらどうかと提案する趣旨で述べたものである。生き証人たる議員が3人も、この本会議場にいるということを示すためであり、議員を匿名にする必要もないので(A議員、B議員などと匿名にすれば、公人である議員をなぜ匿名にするのかと市民から疑われかねない)、実名を挙げただけである。
 この発言によって、市が確認をすれば、これまで述べてきたように、講座を安心して受講できる市民の権利を一歩前進させることができるのであるから、市民のため、すなわち公益のためになるといえる。そのために、必要な範囲で発言しただけである。
 上記2名以外にも、X氏が信者であることを知っている議員がいるが(添付資料F)、3人で十分だと考えたのであり、みだりに議員の個人名を引用したわけではない。一般市民がX氏を信者だと知っているからといって、その一般市民の名前を出すわけにもいかない。そこで、公人であり、かつ、議員歴の比較的長い議員の氏名を挙げただけである。
 よって、必要な範囲を超えるものではない。恣意的な印象を強調することが目的であれば、X氏を信者だと知っている議員全員の名前を挙げたはずである。
 また、第1第3項記載のとおり、旧統一教会は選挙に協力することで、政治的影響力をもつことを狙ってきた旨広く報道されているところであるが、X氏については、まさに、国政選挙の個人演説会という選挙活動の表舞台で、しかも「がんばろうコール」を主導するという立場で(「がんばろうコール」の主導は、それなりの立場の者が行うのが一般的である。現職大臣が2名も参加した国政選挙の個人演説会ならなおのことであろう)、多数の議員と声を張り上げるなど、高槻市の政治家等と協力して選挙運動を行っていたのであり、高槻市において、一般的な信者以上に政治に影響力を行使しうる警戒すべき存在であることを示すため、実際にこの個人演説会に参加していた正副議長の名のみを挙げただけである。
 こちらについても、正副議長以外に多くの現職・元職の議員らが参加していたが、正副議長のみで十分と考え、他の議員らの氏名は揚げていない。候補者は落選しており、名前を出すのも気が引けた。よって、みだりに議員の個人名を引用したという指摘は当たらない。
 以上のとおりで、みだりに議員の個人名を引用してはいないし、恣意的な印象を強調したわけでもなければ、議案審議に必要な範囲を超えたわけでもない。もちろん、議案審議に対する誠実な姿勢や品位に欠けたものでもない。市民のため、公益のため、最小の範囲で述べたに過ぎない。
 上記のとおり、私の当該発言には違法性はなく、公益のため、必要最小限の範囲でしたものである。
 仮に、議事録から、上記の議員の氏名が削除されれば、むしろ、市民からは、何かやましいことでもあるのではないかと、不審の目で見られる可能性があると考える。
 また、違法性もなく、むしろ公益に資する議員の発言について、基準もなく、恣意的な判断で、議事録から削除するのであれば、議会の見識が疑われると危惧する。

第5 令和7年3月19日の議会運営委員会での私に対する名誉毀損

 以上のとおり、令和7年3月19日の議会運営委員会では、私に関し、「北岡議員の議案質疑においては・・・国民としての権利を脅かし、又は個人の活動を制限しようとする発言がありました」、「議場において、法的根拠なく、個人の権利の侵害を図るものなどの発言を繰り返すことは、法令に定める議会の規律に照らすと容認しかねる」、「議場での発言を安易に言葉の切り取りで『虚偽』と示すことは、本会議場の議論を軽視するものであり、副市長の人格を直接的に非難するものと判断せざるを得ない」、「みだりに議員の個人名を引用しながら、部分的な事実の抽出と結びつけることで、個々の人間関係について一方的に、恣意的な印象を強調する発言は、議案審議に必要な範囲を超えるだけでなく、議案審議に対する誠実な姿勢や品位に欠けると判断せざるを得ない」と断言された。
 これらの発言については、以上のとおり、不当なものである。
 議会運営委員会の委員のみならず、議会事務局職員や、傍聴者が居並ぶ場において、公然と、まったくいわれのない非難を浴びたのであるから、私の名誉が毀損されたというべきである。
 議会運営委員会に対し謝罪を求める。

第6 議会運営委員会等での嫌がらせ・パワハラ

 令和7年1月15日の議会運営委員会で指摘したとおり、令和6年12月19日の本会議で私が「ズブズブ」と発言したことについて、当日、私が呼び出された議会運営委員会では、議場で議長から注意をするものの、発言については議事録から削除はしない旨の説明を委員長から受けた。ところが、議運の後に再開された本会議では、議長の命令で発言を取り消す旨告げられた。委員長からだまし討ちを受けたように感じざるをえない。
 令和7年2月21日の議会運営委員会では、自席を離れた真鍋委員が、傍聴席で座っている私に詰め寄ってきた。真鍋議員は、その直前に、品位のスキームに関する発言をしていたが、これこそ品位のない行為である。
 令和7年3月6日の本会議では、質問中の私に対し、議会運営委員会の委員長である久保隆議員が、何度も大声で「やめろ!やめろ!」と野次を飛ばし、私は発言を中断せざるを得なくなった。久保議員の野次は、明らかに品位を欠いた不規則発言であるばかりか、「やめろ」とは、質問を中止しろという意味であるから、質問を妨害する意図の下、行われたものであって、悪質であり、処分されるべきものである。この発言について、久保議員に対し、3月17日に謝罪を求めたが、久保議員は、謝罪しないということであった。議運の委員長が、このようなことを本会議場でしてもよいのか。
 本件についても、3月7日の発言が問題なのであれば、その後速やかに対処できたはずであり、一般質問の準備で忙しい最中の3月19日に、休日を挟んだ2日後の3月21日に弁明の書面を出せというのは、無理難題にほかならない。
 しかも、これまで書いてきたとおり、3月19日の説明は、不当にもほどがある。
 こうした一連のことからすれば、本件も含め、委員長らによる、私に対する嫌がらせ・パワハラの類と考えざるを得ない。
以上

添付資料

@文部科学大臣の「宗教法人世界平和統一家庭連合の解散命令請求について」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/shukyohojin/pdf/93975301_01.pdf
A日刊ゲンダイ「当時34歳の桜田淳子を追って…“統一教会”の「合同結婚式」を直撃(1992年)」 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277648#goog_rewarded
BNHK「旧統一教会と政治家との関係続々と 選挙に協力した宗教2世」
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/87247.html
C三菱樹脂事件の最高裁判決(最高裁昭和48年12月12日大法廷判決)
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail6?id=19820
D厚生労働省「裁判例-「採用の自由」に関する具体的な裁判例の骨子と基本的な方向性」
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/hanrei/saiyo/jiyu.html
E労働問題.com「思想・信条による不採用は認められるか?」
https://www.roudoumondai.com/qa/employment/because_of_thought.html
F信者らと某議員が一緒に写っている画像等
G令和3年10月20日に個人演説会を開催した候補者のSNSの投稿
H令和3年10月20日の個人演説会の動画のキャプチャー画像
I令和4年8月31日産経新聞記事
J令和4年9月22日の本会議の議事録の抜粋
Kビジネスでも使える『また』の言い換えとは? https://grapee.jp/1608821
Lgoo辞書「協議」 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8D%94%E8%AD%B0/
Mgoo辞書「接触」 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%8E%A5%E8%A7%A6/


令和7年3月7日(金)本会議4日目
■議案第29号 令和7年度高槻市一般会計予算(歳出部門:労働費〜予備費)

<1問目>
 最後に、市の講座等の講師や消費者トラブルについてです。予算説明書では、140ページの消費生活対策費だということです。
 2点伺います。
 1点目、昨年の12月議会で質問しましたが、高槻市主催の講座やセミナーで、旧統一教会の信者の方が講師をされていました。令和7年度も、この旧統一教会の信者の方に講師を依頼されるんでしょうか、お答えください。
 2点目、カルト宗教やマインドコントロールの被害から消費者を守るために、令和7年度は何か行われるのでしょうか、お答えください。

<答弁(松本市民生活環境部長)>
 市の講座等の講師や消費者トラブルに関する1問目について、内容が他部局にまたがりますので、調整の上、私のほうからご答弁申し上げます。
 1点目についてですが、昨年の12月議会でお答えしたとおり、講座の実施に当たっては、各講座の目的に合わせて講師を依頼しております。
 2点目についてですが、悪質商法については、出前講座や展示、ホームページなどで被害防止のための啓発を行ってまいります。以上でございます。

<2問目>
 最後に、市の講座等の講師や消費者トラブルについてです。
 先ほどのご答弁や、これまでの経緯、昨年の12月議会の濱田市長のご答弁からすると、今後も、高槻市は旧統一教会の信者の方に、高槻市主催の講座やセミナー講師を依頼する可能性が高いと考えられます。非常に残念です。
 市職員の皆さんは、ご自分のご家族に、信者の方が講師の講座を受けさせることができるんでしょうか。何の注意もせずに、自分の子や孫に受けさせることができるんでしょうか。できないのなら、市民の方に対して、こういう講座やセミナーを開くのはやめてください。
 先日、大阪弁護士会館で開催された「あなたの知らない統一教会の真実」という講演会に参加しました。元信者の神谷慎一弁護士は、大学生のときに、就職する前に少し知見を広げようという軽い気持ちで、勉強会に参加したことが入信のきっかけだったそうです。
 どんなことが勧誘のきっかけになるか分かりませんので、やはり可能な限り接触の機会をつくらないことが大事だと感じました。行政が接触の機会をつくるなんてもってのほかではないでしょうか。
 社会経験の乏しい学生は、特にこうしたカルトのマインドコントロールについて、講義を受けたほうがよいと思います。ぜひこうした講演会を高槻市でも開催してください。要望しておきます。以上です。

<答弁(松本市民生活環境部長)>
 市の講座等の講師について、るるご意見をいただいておりますが、昨年の12月議会でも指摘しましたが、市民の方に信仰する宗教や信条等の確認を求めたり、調査をするということは、個人の思想信条の自由を侵害するおそれがあり、そのような確認等は許されないものと考えております。
 いずれにしましても、各種講座の講師については、適切に選任・依頼を行っており、市と旧統一教会が深い関係にあるなどということは一切ございません。いたずらに市民の不安をあおるような発言は問題であると考えております。以上でございます。

<3問目>
 最後に、市の講座等の講師や消費者トラブルについてです。
 先ほど部長から、予期せぬご答弁がありましたけれども。
 先日はウッチャンナンチャンの内村光良さんが司会のですね、日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」という番組がありましたが、旧統一教会系の舞踊団で、お笑いコンビのガンバレルーヤが収録を行ったことが判明して、放送が急遽取りやめになったということがありました。旧統一教会系のものについては、公共の電波には乗せられないという判断がされたわけです。
 ところが、高槻市は講座の講師が信者の方だと私が指摘し、その信者の方を知っている議員に確認したらどうかと提案しても、確認をされませんでした。それどころか、高槻の広報誌やホームページに載ったことには大変驚かされました。
 その方は信者であることを隠していません。久保隆議員にも信者だと話していたということですし、真鍋宗一郎議員もよく知っているということです。平田議長や三井副議長なども、国政選挙で、その信者の方と頑張ろうコールをしていたとおり、その信者の方は選挙にも積極的に関わってこられました。
 安倍首相の銃撃事件があるまでは、自民党のほうから旧統一教会側に対して、依頼があって堂々と選挙協力してきたともおっしゃられておられました。
 信者の方は、濱田市長とも面識があるとおっしゃっておられました。
 濱田市長は、昨年の12月議会で、私に対して、憲法違反の可能性の極めて高い行為をしろと言うのかと、人権侵害をしろと言うのかと、この議会という公の場で激しくなじられましたけれども、先ほど申し上げましたとおり、その方が自ら信者だということで、ほかの信者の方々も引き連れて、選挙にも携わってこられたわけです。
 そういった方に対して確認をすることは憲法違反にはならないはずですし、むしろ市の講座やセミナーを受講する方々に安心して受けていただくという、公共の福祉、公益性を考えれば、市として確認する義務があったと私は思っております。
 信者の方が、高槻市主催の講座やセミナーの講師をしていたら、市民の皆さんは安心して、高槻市の講座やセミナーを受講できないですよね。なのに憲法違反だと、人権侵害だと、不当なことを言って確認をしてこられなかったわけですから、濱田市長のほうこそ、市民が安心して市の講座を受ける権利を脅かしているのではないでしょうか。
 昨年の12月議会では、石下副市長は、高槻市が旧統一教会や、またその関連団体と一度も接触や面会等をしたことはありませんとおっしゃっていましたが、では、寄附を受けた約10万円は、どのようにして返金したんでしょうか。
 令和4年に高槻市は、旧統一教会から受けた約10万円の寄附について、社会的な問題としてクローズアップされる中、寄附を受けるのは適切ではないと判断したとして返金したわけです。つまり、旧統一協会からの寄附だと認識した上で、返金について、旧統一協会の方と話し合って返金したんじゃないでしょうか。
 旧統一教会と接触しないと返金できないですよね。
 石下副市長は、虚偽答弁をしたんじゃないんでしょうか。
 接触したのなら、少なくともその接触した方は信者だと分かっていたはずです。信者だと指摘されてるのに、講師を依頼し続けるというのは、行政として異常だと思います。
 旧統一教会のことが、社会的に大きな問題となって、政府の解散命令請求をしているのに、高槻市は、信者の方に高槻市主催の講座やセミナーの講師をさせていたと。これでは高槻市と旧統一教会とは深い関係にあると言われても仕方がないんじゃないでしょうか。
 濱田市長が議会で答弁されたということは、事情を全て知った上で答弁をされたのだと思います。濱田市長には大いに責任があると考えております。以上です。



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2025年03月14日

【高槻市営バス】朝型サービス残業に労基署から是正勧告

高槻市営バスの運輸主任の朝型サービス残業に労基署から是正勧告

今日は総務消防委員会があり、私もいくつか質問しました。

今朝、朝日新聞朝刊で報じられましたが、労働基準監督署が、高槻市営バスに対して、残業代が支払われていないと、昨年8月29日に是正勧告を行いました。高槻市はそれに従って、計約415万円を支払いました。

この残業代未払いについては、運輸主任の「朝型サービス残業」として、昨年の6月議会で追及したものです。

高槻市は、労基署から是正勧告を受けたことを公表していませんでした。労働基準法に違反する行為をしていたことも情けないことですが、それを公表しないのも、恥ずかしいことです。

交通部の職員の方から、3年分の残業代が支給されたと、喜びの声が寄せられたので、情報公開請求したところ、この労基署の是正勧告が分かったのです。

素早く対応してくださった労働基準監督署の皆様には感謝申し上げます。

この問題は、3月議会の一般質問でも、あらためて取り上げたいと思います。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2025年03月12日

高槻市が下水道でウォーターPPP導入を見据え、試行的に包括的管理委託業務を実施

20250312ppp.jpg

先日の本会議では、下水道のウォーターPPPについても質問しました。

上水道については警戒しなければならないと考えていますが、答弁を聞く限りは、下水道では既に業務委託をしている範囲が多いようで、今回の試行実施の程度では、それほど問題はなさそうです。ただし、全面的に委託となると、使用料金の決定等も含まれるので、注意が必要だと考えています。

以下は先日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第35号 高槻市下水道等事業会計予算

<1回目>

 資料によると、「国が支援するウォーターPPPの導入を見据え、試行的に包括的管理委託業務を実施する」ということです。これについて4点伺います。

(1)高槻市一円について、維持管理業務と計画策定業務を委託するということですが、それらの具体的な業務の内容をお答えください。
 また、そのノウハウについては、すべて事業者のものなのでしょうか?それとも、市が指導やノウハウの提供などをするのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)ウォーターPPPとは、下水道施設の維持管理と更新を一体的に民間委託することであり、委託期間は原則10年間であると資料に記載されていますが、仮に、10年間、民間委託した場合、市の業務遂行能力やノウハウが失われてしまうということにはならないのでしょうか?お答えください。
(4)ウォーターPPPのデメリットとして、公共サービスの品質に変化が起こりやすくなる、利益を得るために価格改定が起こる、市民の負担が増える、価格を抑える影響でサービスの質が下がる、補修・維持管理されなくなる、といったことが起きる可能性があると指摘されています。これらについて、市としては、どのようにお考えでしょうか?お答えください。

⇒1点目、3点目、4点目につきましては、これまでも個別に発注していた点検調査業務、改築・修繕計画の策定業務、緊急的な維持管理業務を一つにまとめて発注するもので、市の関与はこれまでと同様と考えております。そのため、特に市のノウハウや市民サービスの低下に繋がるものとは考えておりません。

(2)事業者の選定は、どのように行うのでしょうか?
 また、そうした事業が遂行可能な事業者は、高槻市の周辺では、何社くらいあるのでしょうか?
 それぞれお答えください。

⇒2点目については、現在検討中です。

<2回目>

(1)維持管理業務と計画策定業務については、これまでも委託をしてきたということですが、高槻市が、委託をしていない業務には、どういったものがあるのでしょうか?具体的にお答えください。
(2)高槻市が、委託をしなくても、直接行える業務には、どういったものがあるのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)高槻市にはあっても、民間の事業者にはない、ノウハウや技術には、どういったものがあるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒1点目から3点目についてですが、下水道は、市民生活に欠かせない重要なインフラであり、そのサービスを安定して提供していくことが本市の役割で、総合的に判断したうえで必要な業務を委託しており、今後も官民の役割は大きく変わらないものと考えております。

<3回目>

(1)お答えがなかったので、あらためてお訊きしますが、維持管理業務と計画策定業務については、これまでも委託をしてきたということですが、高槻市が、委託をしていない業務には、どういったものがあるのでしょうか?具体的にお答えください。
(2)お答えがなかったので、あらためてお訊きしますが、高槻市が、委託をしなくても、直接行える業務には、どういったものがあるのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)お答えがなかったので、あらためてお訊きしますが、高槻市にはあっても、民間の事業者にはない、ノウハウや技術には、どういったものがあるのでしょうか?具体的にお答えください。
(4)高槻市の下水道事業については、すべての業務を民間に委託しているので、それらの業務を一体的に委託さえすれば、ウォーターPPPになるということなのでしょうか?現状はどうなっているのか、具体的にお答えください。

 あとは意見ですが、仮に、特に、高槻市がノウハウや技術を有しているわけではないということであれば、費用面について、今までどおり個別に委託するほうが得なのか、ウォーターPPPのほうが得なのか、それとも、全部ではなく一部の業務を委託したほうが得なのか、そういったことを検討すべきなのだと思います。
 ただし、先ほどのご答弁にあったとおり、下水道は、市民生活に欠かせない重要なインフラですので、サービスの質の低下や、市民の負担の増加、維持管理の不備が起きないように、しっかりと管理してください。要望しておきます。

⇒【答弁要旨】国の推奨するウォーターPPPには、使用料金の決定を含むほぼ全ての業務を委託するレベル4と、維持管理や更新等を一体的に委託するレベル3.5があり、今回試行的に実施するのはレベル3.5の導入を見据えたもの。先ほど答弁したとおり、これまで個別に委託していたものをまとめて委託するもので、範囲は限定的。事業運営の根幹的な部分は、引き続き市で行う。これまでの官民の役割は大きく変わるものではない。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2025年03月11日

【高槻市営バス】運転士職員が減。会計年度任用職員を正規職員化して、新規職員は正規として採用を

高槻市営バスの運転士の職員の人数

今日は東日本大震災から14年目。亡くなられた方々のご冥福をあらためてお祈り申し上げます。

先日の本会議では、高槻市営バスについても質問しました。

上の表のとおり、バスの運転士の職員の人数は、令和6年度の当初と比べると、7年度は2名減少。定年延長の職員が4人いるのに、職員が2減るというのは、職員をちゃんと採用できなかったからだと思います。現状でも職員が足りなくて時間外勤務が非常に多いのに、職員を減らしてしまうというのは大いに問題ではないでしょうか?

昨年の9月議会でも提案しましたが、会計年度任用職員も正規職員と同じ業務を行っているわけですから、会計年度任用職員の皆さんを、全員正規職員にしたうえで、新規職員については、京都市営バスと同じく、正規職員として採用すべきです。

以下は先日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。
一般会計予算の議案のほうでも、樫田地域でのデマンド交通の実証運行について質問しました。下のほうに載せていますので、よろしければご覧ください。

■議案第36号 令和7年度高槻市自動車運送事業会計予算

<1回目>

(1)「人事院勧告に伴う人件費の増加」とありますが、具体的には何円の増加になる見込みなのでしょうか?お答えください。

⇒令和7年度当初予算への影響額は、約6千万円です。

(2)大型二種免許を保有していない方を会計年度任用職員として採用し、その免許の取得費用を助成する制度を創設するということです。
 この制度によって、令和7年度は、何人を採用する予定なのでしょうか?費用はどれだけを見込んでいるのでしょうか?お答えください。
 また、指定する期間内に大型二種免許が取得できなかった場合、その方はどうなるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒令和7年度の新しい制度による採用人数は、3名程度を予定しております。
 また、令和8年度の任用後に助成を開始することとしており、令和7年度予算での計上はありません。
 なお、免許取得を採用条件とするため、指定する期間内に免許を取得できなかった方の採用はいたしません。

(3)バス運転士の採用については、令和7年度も、会計年度任用職員だけを採用するのでしょうか?それとも、正規職員も採用するのでしょうか?具体的な採用の計画をお答えください。

⇒これまで同様に、会計年度任用職員の採用試験を行う予定です。

(4)令和7年度は、何人の会計年度任用職員を正規職員に登用する計画なのでしょうか?その登用試験の内容も併せてお答えください。
 また、そもそも、会計年度任用職員と、正規職員とは、どのような能力の差があるのでしょうか?バスの運行に支障が生じるような差があるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒正規職員への登用人数や受験資格、試験内容については、募集時に要項にて定める予定です。

(5)収益的収支については、8942万円の赤字を見込んでいるということです。物価も高騰していますし、やむを得ないと思いますが、運賃の改定は検討されないのでしょうか?お答えください。

⇒収支状況等を踏まえ、必要に応じて検討してまいります。

(6)資料には「乗車口ICカードリーダー設置個所の右側への統一化」とありますが、これの費用とスケジュールをお答えください。

⇒令和7年度の費用については15台で約80万円を計上しており、既存車両については、全て完了する予定です。

(7)「高槻病院シャトルバスの新規運行」が行われるということですが、いつから行われるのでしょうか?その準備の内容と、収支予測についても、併せてお答えください。

⇒令和7年4月1日からの運行開始を目指して調整しており、約1000万円の収入を見込んでおります。

(8)バス車両の更新について、EVバス・電気バスを導入する計画はあるのでしょうか?お考えをおきかせください。

⇒EVバス等の情報収集は行っておりますが、現在のところ、導入の具体的な計画はありません。

(9)樫田線の山間地域の一部で、デマンド交通の実証運行を開始するということです。他の自治体での実施例等も研究されているかと思いますが、樫田線でのデマンド交通によって、どれだけの費用の削減になると予測されているのでしょうか?お答えください。
 また、その地域の路線の既存のダイヤはどうなるのでしょうか?変わらないのでしょうか?何か影響を受けるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒交通部として、原大橋バス停から北側の運行が少なくなることから、当該仕業の実働時間が減るものと考えられます。
 また、既存ダイヤは樫田小学校に通学する学生輸送を考慮し編成してまいります。

<2回目>

(1)運転士の職員の人数についてですが、令和6年4月1日現在は何人だったのでしょうか?令和7年4月1日時点では何人になる見込みなのでしょうか?正規職員、再任用職員、会計年度任用職員の別に、お答えください。
 また、令和6年度中の中途退職の数はどれだけだったのでしょうか?令和6年度で定年退職する予定の職員は何人なのでしょうか?定年延長で退職しない職員は何人なのでしょうか?お答えください。

⇒運転士の数についてですが、令和6年4月1日時点では、正規職員、再任用職員、会計年度任用職員の順に、148名、18名、75名で、同じく令和7年4月1日時点では、145名、20名、74名となる予定です。
 次に、令和6年度中の退職者は9名で、定年退職は3名、定年延長するのは4名の予定です。

(2)令和7年度は、何人を採用する予定なのでしょうか?お答えください。

⇒募集時点で必要な人数を採用する予定です。

(3)最近は、拘束時間が年3300時間の上限に近づいている運転士の職員がいるために、両営業所兼務となっている運転士の営業所間の融通をするケースもあると聞いています。そういったケースは、これまで、何件あったのでしょうか?お答えください。
 また、そうしたことは、令和7年度には起きないのでしょうか?お答えください。

⇒2024年問題だけでなく、従前から感染症の蔓延等や運転士の欠員等、突発的な事案に対応するため、芝生と緑が丘両営業所管内の路線を熟知した運転士に対して、併任発令を行っております。
 併任した中から、令和6年4月から5月までの2か月間、芝生営業所から緑が丘営業所へ5名、令和7年2月22日から3月末までの間、緑が丘営業所から芝生営業所へ2名の、計7名の運転士が、それぞれ異なる営業所で運転業務に従事しています。今後においても状況を注視し、適切に対応してまいります。

(4)運賃の改定は、収支状況等を踏まえ、必要に応じて検討するということです。どういった状況になれば、どのように検討するのでしょうか?お答えください。

⇒1問目でご答弁したとおり、市営バス事業の収支状況等を踏まえ、必要に応じて検討してまいります。

(5)デマンド交通の実証運行については、待合所整備や各種システムの更新等の費用を計上しているということですが、何に関して、何円が必要なのでしょうか?それぞれについてお答えください。

⇒地域からの要望を踏まえ、待合所整備やデマンド交通の運行費用として約4,700万円を見込んでおります。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 中途退職者は昨年度と同じく9人だということです。定年延長の職員が4人いるのに、令和6年4月1日時点と令和7年4月1日時点とを比べると、職員の総数が2人減るというのは、職員をちゃんと採用できなかったということではないのでしょうか?現状でも、職員が足りなくて、時間外勤務が非常に多いのに、職員を減らしてしまうというのは、大いに問題だと思います。
 しかも、令和7年度に、何人採用する予定なのかとおききしても、具体的なお答えはありませんでした。明確な計画がないということなのでしょうか?令和7年度も、これまで同様に、会計年度任用職員として採用をして、正規職員としては採用しないということなので、どれだけの方が応募してくださるのか、非常に不安です。
 交通部では、昨年12月に、「【重要】年度末に向けての運転士の勤務体制について」という通知で、現行の路線・ダイヤを、時間外勤務を行うことで維持しているが、一部の運転士に時間外勤務の負担が偏る傾向が続いていて、年3300時間までという拘束時間の上限もあるので、時間外勤務の少ない運転士にも、時間外勤務の協力をお願いし、両営業所兼務の運転士の営業所間の融通等の対策が必要となると、バス運転士の職員に呼びかけたときいていますが、そもそも、バス運転士の職員が圧倒的に足りないことが原因なわけですから、それを解消しなければ、令和7年度も、同じような状況、あるいはもっと悪い状況に陥るのではないでしょうか?
 お答えがありませんでしたが、バスを運転する能力に関して、会計年度任用職員と正規職員との間には、差といえるようなものはないはずです。同じ業務をしてもいるわけですから、給与や待遇に差があれば、不満が出てくるのは当たり前です。
 離職を減らして、採用を増やすためには、現在在籍している会計年度任用職員を正規職員にして不満をなくして、そして、採用時から正規職員として任用するよりほかはないのではないでしょうか。
 そのために、一般会計からの繰入や補助金が必要なら、市は、将棋や(仮称)地域共生ステーションなどの関連の予算を削って、それに回すべきだと思います。
 1年前にも、いろいろと申し上げましたので、繰り返しませんが、少なくとも、京都市バスに劣らない、採用条件や待遇、勤務内容、職場環境にしてください。
 「動く市道」たる高槻市営バスを維持するために、運転士の職員が不足しているという現状に、しっかりと向き合って、対応を急いでください。
 要望しておきます。


■議案第29号 令和7年度高槻市一般会計予算

●4.総合交通体系推進事業についてです。

<1回目>

(1)樫田地域で、デマンド交通の実証運行を行うということです。他の自治体での実施例等も研究されているかと思いますが、樫田地域で実施することで、どれだけの費用の削減や利便性の向上が図れると予測されているのでしょうか?お答えください。
 また、その地域の市バスの既存のダイヤはどうなるのでしょうか?変わらないのでしょうか?何か影響を受けるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒デマンド交通の運行については、持続可能な交通手段を確保することを目的に、現在の運行費用の範囲内で、地域内移動などの利便性の向上を目指しております。
 また、樫田地域のダイヤについては、現況のダイヤを基本としながら設定する予定です。

(2)デマンドシステムを導入するということですが、地域の方々は、どのような方法で利用できるのでしょうか?具体的な利用のし方や運賃を教えてください。
 また、地域にお住いではない方も利用できるのでしょうか?お答えください。

⇒誰でも利用可能としており、電話またはWEB、アプリでの予約を予定しております。
 また、運賃については、現行の市営バスと同水準で検討しております。

<2回目>

(1)地域にお住いではない方も利用できるということですが、それによって、地域の方の利用に、影響は出ないのでしょうか?影響があるとすれば、どういったことが、どの程度、影響するのでしょうか?お答えください。

⇒利用者が事前予約を行うことから、大きな影響はないと考えています。

(2)誰でも、電話またはWEB、アプリで予約すれば、利用が可能だということです。いたずらは防止できるのでしょうか?防止できるのであれば、どのようにしてできるのでしょうか?お答えください。

⇒実証運行の中で検証してまいります。

(3)「現在の運行費用の範囲内で、地域内移動などの利便性の向上を目指」すということですが、デマンド交通実証運行負担金として、4675万9千円が計上されています。これは何のための費用なのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒地域特性に応じた適切な移動手段の確保を目的に、地域からの要望も踏まえ、まずは、デマンド交通の実証運行を行うもので、必要な経費を計上しています。

<総合交通体系推進事業・3回目>
 あとは意見を述べます。
 樫田地域でのデマンド交通については、何といっても、地域の皆さんのご利用が最優先のはずですので、それに影響が出ないように、くれぐれもよろしくお願いします。
 いたずら等の防止も、しっかりと対策をしてください。要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2025年03月10日

【大阪・関西万博への学校行事としての参加】参加は小学校1校・中学校1校、不参加は小学校16校・中学校3校の予定

【NHK】関西 NEWS WEB「未来の都市」パビリオン完成 万博前に展示内容を公開

先日の本会議では、大阪・関西万博への学校行事としての参加等についても質問しました。

今日はNHKでも報道されましたが、万博のパビリオンの実際の様子が徐々に分かってきました。

高槻市では、2月28日時点で、大阪・関西万博に学校行事として参加する予定なのは、小学校1校、中学校1校。不参加の予定は小学校16校、中学校3校とのこと。

万博会場で工事中にガス爆発の事故があったり、熱中症が心配されたりしているので、安全には十分に注意しないといけませんが、大阪で万博が開催されるのは55年ぶり。この機会を逃すのも、もったいないなと思っています。

まだ万博が始まっていないので、どのパビリオンが、どれだけ魅力があるのか分かりませんが、もしかすると、小中学生にとって、有意義なものがあるかもしれません。東京オリンピックも、いろいろとありましたが、開催中は盛り上がりました。

参加申込については、随時受け付けているということですので、安全が確保できるということであれば、児童生徒・保護者の皆さんと話し合ったうえで、方針を転換してもよいのではないでしょうか。逆に、やはり安全性に問題があるということであれば、参加は中止すべきです。

以下は先日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第29号 令和7年度高槻市一般会計予算

●5.学校教育について

<1回目>

(1)ある小学校では、「学校として大阪・関西万博に参加しない」と判断したということですが、高槻市立の小中学校のうち、参加する学校、しない学校、検討中の学校は、それぞれ何校なのでしょうか?小学校、中学校、それぞれについてお答えください。
 また、大阪・関西万博に参加しないと各学校が判断した理由は何なのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒2月28日時点で、大阪・関西万博に学校行事として参加することを保護者へお知らせしている学校数は小学校で1校、中学校で1校です。
 参加しないことを保護者へお知らせしている学校数は小学校16校、中学校3校です。各学校において、学校の状況を踏まえ、総合的に判断しています。

(2)ある小学校では、春の校外学習は実施せず、「校内や近くの公園等で活動」するとしているのですが、そういった学校は、小学校、中学校で、それぞれ何校あるのでしょうか?お答えください。
 また、そのようにする理由は何なのでしょうか?お答えください。

⇒遠足等校外における学校行事については、教育委員会に届け出るものとしており、現在、把握していません。

(3)ある小学校では、「大阪・関西万博が実施される影響で、10月中旬まで貸し切りバスを確保することが困難な状況にあり、5年生の林間学校を実施することが難しいです・・・林間学校に替わる宿泊行事として、学校の体育館に宿泊する防災宿泊学習を実施します」とされていました。
 そのように、林間学校を実施しない小学校はどれだけあるのでしょうか?お答えください。
 また、これ以外に、大阪・関西万博の影響で、貸し切りバスの確保が難しいために、行事が中止や変更がされるケースはあるのでしょうか?あるのであれば、どういったケースがあるのか、具体的にお答えください。

⇒小学校における集団宿泊的行事については、全小学校で実施する予定であると聞いています。なお、学校行事の行程等については、自校の教育課程や学校の状況を踏まえ、各学校が決定します。

(4)大阪・関西万博の影響で、貸し切りバスの確保が難しいのであれば、高槻市営バスのバスを利用できないのでしょうか?利用できるのであれば、どういった条件で利用可能なのでしょうか?お答えください。

⇒利用人数にもよりますが、市内若しくは高槻市近隣までを目的地として、午前10時以降の配車という条件のもと、路線バス車両の貸切による利用が可能です。

<2回目>

(1)大阪・関西万博に学校行事として参加することを保護者へお知らせしている学校と、参加しないことをお知らせしている学校とがあるということです。 参加しない理由には、どういうものが多いのでしょうか?具体的にお答えください。
 また、大阪・関西万博に、高槻市も、「大阪ウィーク 〜春・夏・秋〜」というイベントに、7月と9月に出展して、「市内関係団体と連携してステージ出演等を行う」ということですが、その関係団体には、児童・生徒もいるのでしょうか?お答えください。
 その他、学校行事として以外に、行政が関係する形で、児童・生徒が、参加できるケースもあるのでしょうか?あるのであれば、どういったものがあるのか、具体的にお答えください。

⇒学校行事の実施については、各学校において、自校の教育課程や学校の状況を踏まえ、総合的に判断しています。
 学校行事として参加しない場合や、参加校のうち当日の欠席者については、「2025大阪・関西万博への学校単位での招待事業事務局」から送付される「こども招待一日券」を、各学校より児童生徒に配付いたします。
 また、大阪ウィークへの出演者については、現在、関係団体と調整中です。
 その他、大阪府教育庁が主催する「わくわく・どきどき SDGs ジュニアプロジェクト」のステージ発表に、市内中学生が参加する予定です。

(2)大阪・関西万博への学校行事として参加については、いつまでが申し込みの締め切りなのでしょうか?お答えください。

⇒参加申込については、同事務局において随時受け付けています。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 大阪・関西万博の会場の西側の工区で、メタンガスに引火して爆発する事故がありましたし、夏は熱中症も気になりますので、安全には十分に注意しないといけませんが、大阪で万博が開催されるのは55年ぶりだということで、この機会を逃すのも、もったいないなと思っています。
 まだ万博が始まっていないので、どのパビリオンが、どれだけ魅力があるのか分かりませんが、もしかすると、小中学生にとって、有意義なものがあるかもしれません。東京オリンピックも、いろいろとありましたが、開催中は盛り上がりました。
 参加申込については、随時受け付けているということですので、安全が確保できるということであれば、児童生徒・保護者の皆さんと話し合ったうえで、方針を転換してもよいのではないでしょうか。逆に、安全性に問題があるということであれば、「わくわく・どきどき SDGs ジュニアプロジェクト」への参加は中止すべきです。
 万博の影響で、貸し切りバスの確保が困難で、林間学校の実施が難しいということであれば、高槻市には高槻市営バスがありますので、いろいろと制限はあるようですけれども、可能であれば、ご協力いただきたいと思います。
 要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2025年03月08日

【「将棋の渡辺くん」の著作権使用】親の離婚で傷ついた子もいる。低学年向けノート等に使うな

法務省「未成年期に父母の離婚を経験した子の養育に関する実態についての調査・分析業務 報告書」

一昨日は将棋のまち推進事業についても質問しました。

親が離婚した子に、離婚の漫画を読ませるなんてことは、普通の人ならできないと思いますし、理解不能な理由で離婚を切り出したキャラクターを見せ続けるということも、普通ならやれないと思います。

しかし、そんなことを、高槻市はやろうとしています。

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高槻市は、漫画「将棋の渡辺くん」について、「渡辺明九段の妻である伊奈めぐみ氏の作品」などということも随意契約の理由として、これまで1200万円以上を支払って、小学1〜3年生用のノート等に使用してきました。

しかし、渡辺明九段と伊奈めぐみ先生は離婚。今後、どういう理由で「将棋の渡辺くん」を使用し続けるのかと、事前の議案の説明の際に訊くと、「作者の伊奈先生のお兄さんもプロ棋士で、現在、高槻市に住んでいる」といった回答が担当者からありました。

そんな薄くて強引な理由で使い続けるのはおかしいとも考えて、一昨日、議会で質問し、最後に以下の意見を述べました。

 高槻市は、「将棋の渡辺くん」の著作権の使用について、「渡辺明九段の妻である伊奈めぐみ氏の作品」だという個人的な事情も、随意契約の理由にして、1200万円以上を支出してきたわけです。なのに、先ほどの質問に対して、個人的な事情だといって、答弁しないというのは、おかしな話だと思います。
 私は、よそ様の離婚に関して、他人がとやかく言うべきではないと思っています。また、伊奈めぐみ先生が、ご自身の漫画の「将棋の渡辺くん」の主人公である渡辺明九段と離婚したことについて、漫画に描かれたことは、ノンフィクション作家として、説明責任を果たされていて、立派だとも思っています。
 けれども、市民の皆さん、特にお子さんへの影響を考えると、この「将棋の渡辺くん」を、高槻市役所が、行政として、何百万円も税金を渡して、使い続けるべきではないと考えています。
 今は、3組に1組以上が離婚をする時代ですけれども、法務省のサイトに掲載されている令和3年1月付の「未成年期に父母の離婚を経験した子の養育に関する実態についての調査・分析業務 報告書」には、父母が別居した当時の子の気持ちを尋ねたアンケート調査の結果も掲載されていまして、それによりますと、「悲しかった」が37.4%「ショックだった」が29.9%「将来に不安を感じた」が16.1%などでした。中には、「ホッとした」、「状況が変わることが嬉しかった」と答えた人もいたんですが、全体的に見れば、ネガティブなものが大半を占めています。
 アマゾンでの「将棋の渡辺くん」の書評を見ると、「ご家族のおはなしが楽しく読める」「ほっこりした気持ちになれる」といった意見も書かれていまして、こうしたイメージだからこそ、高槻市役所は、小学校低学年向けのノートのデザインに採用したり、デザインマンホール蓋のキャラクターに利用したりしてきたのだと思います。
 けれども、この主人公の「渡辺くん」である渡辺明九段が、離婚をした、しかも「結婚して長い」からという一般的には理解しがたい理由で離婚したとなると、「家族でほっこりした気持ち」にはなりにくいんじゃないでしょうか。
 この「将棋の渡辺くん」は、ノンフィクションで描かれた、実在の人物ですので、いくら親しみやすい画風で描かれた、かわいらしいキャラクターのものでも、この離婚のいきさつを知った方は、この絵を見るたびに、離婚のことを、思い出してしまうんじゃないでしょうか?リアルに、離婚を、想起させられるんじゃないでしょうか。
 そうすると、ご自身やご家族の離婚を経験した人は、悲しく、ショックだった当時の気持ちを思い出してしまう、フラッシュバックさせられてしまうかもしれませんし、特にお子さんの場合は、心の傷を深くするかもしれません。
 伊奈先生は、離婚は悪いことではないと、漫画に描かれておられますが、そのとおりで、お二人は悪いことをしたわけではありません。しかし、イメージというものがあります。恋愛は悪いことではないけれども、アイドルが恋愛をすれば、そのイメージを損ねてしまうわけです。離婚は悪いことではないけれども、そういう漫画・キャラクターを、行政が何百万円も支払って、小学生向けのノートなどに、使うべきでしょうか?普通の行政なら、使わないんじゃないでしょうか?
 「将棋の渡辺くん」の渡辺明九段の離婚については、作中で作者が述べているとおり、多くの方に理解されないと思います。そうすると、離婚は面白いといった、作者の態度も、特に離婚で傷ついた方々には、共感が得られないのではないでしょうか?理解も共感も得られにくいキャラクターや作品を、何故わざわざ300万円も出して、使わないといけないのか、大いに疑問です。
 また、先ほど申しあげたとおり、「将棋の渡辺くん」には、渡辺明九段が、紫綬褒章の受章について、賞金がないことを残念がって、金一封が欲しかった旨述べたと描かれています。これは紫綬褒章に対して失礼じゃないでしょうか?こういう態度は、あまり子どもには見せたくないなと思いました。
 以上のとおりで、「将棋の渡辺くん」の著作権の使用に公金を支出することには反対です。マンホールの蓋も、別のものに替えてください。要望しておきます。
 それから、次の「高槻将棋まつり」でも、伊奈めぐみ先生のサイン会をするのかどうか分かりませんが、想像してみてください。低学年の子が、離婚のいきさつが描かれた「将棋の渡辺くん」のコミックを買って、それに、離婚の当事者の伊奈先生がサインするなんて、ちょっと、見てられないでしょう。そういうこともやめてください。
 要望しておきます。


以下は一昨日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第29号 令和7年度高槻市一般会計予算

3.将棋のまち推進事業

<1回目>

(1)資料によると、令和7年度の当初予算の中には、「将棋の渡辺くん」著作権使用料として、300万円が計上されています。
 ある市民の方から、高槻市の随意契約の起案の文書などを送っていただいたのですが、それを見ると、高槻市は、「月刊少年マガジンで連載中の漫画『将棋の渡辺くん』は・・・渡辺明九段の妻である伊奈めぐみ氏の作品であり、将棋の魅力や現在の将棋界についてわかりやすく伝える唯一のノンフィクション漫画である」などということを随意契約の理由として、令和5年度の広告宣伝使用については400万円、令和6年度の広告宣伝使用については720万円、令和6年度から令和17年度までのデザインマンホール蓋のキャラクター利用については154万円、計1274万円を支出したということです。
 先日、報道されましたが、渡辺明九段と伊奈めぐみ先生は、離婚されたということでした。
 これまで、「渡辺明九段の妻である伊奈めぐみ氏の作品」だということも、随意契約の理由にあったわけですが、令和7年度は、どういった理由で、この著作権の使用について、契約するのでしょうか?お答えください。
 また、令和7年度も、契約期間に含まれているものがありますが、伊奈めぐみ先生の離婚について、市は、いつ、どのように知ったのでしょうか?契約の相手方である講談社や伊奈先生ご自身から連絡があったのでしょうか?お答えください。

(2)オリジナル将棋ノート、PR冊子などの印刷製本費として161万2千円が計上されています。高槻市は、「将棋の渡辺くん」とコラボした「将棋ノート」を、小学1年生から3年生に配付していましたが、令和7年度も、同じように、「将棋の渡辺くん」が描かれた「将棋ノート」を小学校の低学年の児童に配布するのでしょうか?お答えください。
 また、高槻市が、低学年向けのノートのデザインに「将棋の渡辺くん」を採用した理由をお答えください。

⇒1点目、2点目について、本作品が将棋の魅力や現在の将棋界について親しみやすく描かれている漫画であること等から使用しております。

(3)「高槻将棋まつり」の開催などの委託料4886万2千円も計上されています。「高槻将棋まつり」の費用の内訳はどのようになっているのでしょうか?出演料の類については、単価はどれだけなのでしょうか?誰に、おいくら支払う予定なのでしょうか?お答えください。
 また、「たかつきDAYS」令和6年11月号では、「高槻将棋まつり」の「漫画家・伊奈めぐみさんサイン会」について、「コミック『将棋の渡辺くん』を持参または当日購入した人にサイン会を実施・・・『将棋の渡辺くん』塗り絵コーナーもあります」と説明されています。こうした伊奈めぐみ先生のサイン会や塗り絵コーナーを、令和7年度も実施するのでしょうか?お答えください。

⇒高槻将棋まつりの費用については、2200万円を計上しており、その中に司会や出演者に係る経費を見込んでおります。また、企画内容については、今後検討してまいります。

(4)今年2月7日発売の別冊少年マガジン2025年3月号に掲載されている「将棋の渡辺くん」には、渡辺明九段が、「結婚して長いし、そろそろお互い自由にってのもアリじゃない?」と言ったのに対して、伊奈めぐみ先生は、「ん?離婚ってこと?んー・・・アリだね。人は皆、好きなように生きるべきだ」と答えたと描かれています。
 「将棋の渡辺くん」には、このようなやり取りが描かれていますが、高槻市としては、結婚して長い人は離婚して自由に生きるべきだという価値観を推奨するわけではないということで、よろしいでしょうか?お答えください。

⇒個人の価値観に関する事案であるため、市としてはお答えできません。

(5)同じく「将棋の渡辺くん」では、渡辺明九段が紫綬褒章を受章したことについて、渡辺明九段は、賞金がないことを残念がって、金一封が欲しかった旨述べています。
 高槻市では、令和7年度に、棋士の方を表彰する予定はあるのでしょうか?その表彰の際には、賞金や副賞も贈られるのでしょうか?お答えください。

⇒表彰対象者の選定も含め、規定に則り対応してまいります。

(6)棋士による出前授業の報償費として67万8千円が計上されています。この算定根拠を具体的にお答えください。

⇒過去の実績に基づき算出しております。

(7)債務負担行為として、タイトル戦運営業務について限度額1500万円の設定がされています。この1500万円の内訳は何なのでしょうか?何の費用が、何円必要なのでしょうか?お答えください。

⇒会場設営や関連イベントにかかる費用等を計上しております。

<2回目>

(1)「将棋の渡辺くん」は、親しみやすい画風の漫画ですけれども、高槻市が随意契約の理由に記載しているとおり、ノンフィクションです。その主人公の渡辺明九段が、結婚して長いからという理由で離婚をしたこと等が、ノンフィクションとして描かれているわけですが、これを、低学年向けのノートのデザインに採用することについては、どのようにお考えでしょうか?お答えください。
(2)お答えがありませんでしたが、伊奈めぐみ先生の離婚について、市は、いつ、どのように知ったのでしょうか?契約の相手方である講談社や伊奈先生ご自身から連絡があったのでしょうか?お答えください。
(3)別冊少年マガジン2025年3月号に掲載されている「将棋の渡辺くん」には、伊奈めぐみ先生が、自身の離婚に関して、カジノのような場所で、離婚を「面白そうなほう」だとして、大量のコインを離婚に賭けるような描写もあるのですが、高槻市としては、離婚は面白いという価値観を推奨するわけではないということで、よろしいでしょうか?お答えください。
(4)離婚によって、辛い思いをされた方もおられると思いますし、親の離婚でショックを受け、悲しい気持ちになったお子さんもおられると思いますが、そういった方々への影響については、どのようにお考えでしょうか?お答えください。

⇒1点目から4点目についてですが、個人的な事情に関する事であるため、市としてはお答えできません。

(5)タイトル戦運営業務の1500万円については、会場設営や関連イベントにかかる費用等だということです。それぞれについて、何に、何円、必要なのでしょうか?内訳をお答えください。

⇒開催されるタイトル戦により費用の内訳は異なりますが、関連イベントとしては、前夜祭や大盤解説会等を想定しております。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 高槻市は、「将棋の渡辺くん」の著作権の使用について、「渡辺明九段の妻である伊奈めぐみ氏の作品」だという個人的な事情も、随意契約の理由にして、1200万円以上を支出してきたわけです。なのに、先ほどの質問に対して、個人的な事情だといって、答弁しないというのは、おかしな話だと思います。
 私は、よそ様の離婚に関して、他人がとやかく言うべきではないと思っています。また、伊奈めぐみ先生が、ご自身の漫画の「将棋の渡辺くん」の主人公である渡辺明九段と離婚したことについて、漫画に描かれたことは、ノンフィクション作家として、説明責任を果たされていて、立派だとも思っています。
 けれども、市民の皆さん、特にお子さんへの影響を考えると、この「将棋の渡辺くん」を、高槻市役所が、行政として、何百万円も税金を渡して、使い続けるべきではないと考えています。
 今は、3組に1組以上が離婚をする時代ですけれども、法務省のサイトに掲載されている令和3年1月付の「未成年期に父母の離婚を経験した子の養育に関する実態についての調査・分析業務 報告書」には、父母が別居した当時の子の気持ちを尋ねたアンケート調査の結果も掲載されていまして、それによりますと、「悲しかった」が37.4%「ショックだった」が29.9%「将来に不安を感じた」が16.1%などでした。中には、「ホッとした」、「状況が変わることが嬉しかった」と答えた人もいたんですが、全体的に見れば、ネガティブなものが大半を占めています。
 アマゾンでの「将棋の渡辺くん」の書評を見ると、「ご家族のおはなしが楽しく読める」「ほっこりした気持ちになれる」といった意見も書かれていまして、こうしたイメージだからこそ、高槻市役所は、小学校低学年向けのノートのデザインに採用したり、デザインマンホール蓋のキャラクターに利用したりしてきたのだと思います。
 けれども、この主人公の「渡辺くん」である渡辺明九段が、離婚をした、しかも「結婚して長い」からという一般的には理解しがたい理由で離婚したとなると、「家族でほっこりした気持ち」にはなりにくいんじゃないでしょうか。
 この「将棋の渡辺くん」は、ノンフィクションで描かれた、実在の人物ですので、いくら親しみやすい画風で描かれた、かわいらしいキャラクターのものでも、この離婚のいきさつを知った方は、この絵を見るたびに、離婚のことを、思い出してしまうんじゃないでしょうか?リアルに、離婚を、想起させられるんじゃないでしょうか。
 そうすると、ご自身やご家族の離婚を経験した人は、悲しく、ショックだった当時の気持ちを思い出してしまう、フラッシュバックさせられてしまうかもしれませんし、特にお子さんの場合は、心の傷を深くするかもしれません。
 伊奈先生は、離婚は悪いことではないと、漫画に描かれておられますが、そのとおりで、お二人は悪いことをしたわけではありません。しかし、イメージというものがあります。恋愛は悪いことではないけれども、アイドルが恋愛をすれば、そのイメージを損ねてしまうわけです。離婚は悪いことではないけれども、そういう漫画・キャラクターを、行政が何百万円も支払って、小学生向けのノートなどに、使うべきでしょうか?普通の行政なら、使わないんじゃないでしょうか?
 「将棋の渡辺くん」の渡辺明九段の離婚については、作中で作者が述べているとおり、多くの方に理解されないと思います。そうすると、離婚は面白いといった、作者の態度も、特に離婚で傷ついた方々には、共感が得られないのではないでしょうか?理解も共感も得られにくいキャラクターや作品を、何故わざわざ300万円も出して、使わないといけないのか、大いに疑問です。
 また、先ほど申しあげたとおり、「将棋の渡辺くん」には、渡辺明九段が、紫綬褒章の受章について、賞金がないことを残念がって、金一封が欲しかった旨述べたと描かれています。これは紫綬褒章に対して失礼じゃないでしょうか?こういう態度は、あまり子どもには見せたくないなと思いました。
 以上のとおりで、「将棋の渡辺くん」の著作権の使用に公金を支出することには反対です。マンホールの蓋も、別のものに替えてください。要望しておきます。
 それから、次の「高槻将棋まつり」でも、伊奈めぐみ先生のサイン会をするのかどうか分かりませんが、想像してみてください。低学年の子が、離婚のいきさつが描かれた「将棋の渡辺くん」のコミックを買って、それに、離婚の当事者の伊奈先生がサインするなんて、ちょっと、見てられないでしょう。そういうこともやめてください。
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高槻将棋まつり・伊奈めぐみ先生のサイン会
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2025年03月07日

高槻市でも残骨灰の有価物を売却

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今日は3月議会の4日目。昨日に続いて、議案の質疑があり、私もいくつか質問しました。

昨日は、火葬場の残骨灰の処理についても質問。上の議案の資料のとおり、残骨塚がいっぱいになってきたので、その中の残骨灰を取り出し、「残骨」「有害物質」「有価物」に分類して、減量した残骨は再び残骨塚へ埋蔵し、有害物質は廃棄、有価物は売却するとのこと。

東京都や名古屋市等でも、残骨灰に含まれる金歯等の有価金属を売却しているのですが、いよいよ高槻市でも、といったところです。

なお、残骨の所有権については、大審院昭和14年3月7日判決で「収骨後に残った金歯などの 残留物は市町村の所有に属する」とされています。「高槻市立葬祭センター条例施行規則」の第7条第2項でも「残骨灰は、市長において処分するものとする。」とされていますので、金歯などをご自身で処分したい場合は、こうした法令にご留意ください。

以下は昨日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第29号 令和7年度高槻市一般会計予算

●2.残骨灰処理事業

<1回目>

 令和7年度には、残骨灰が、残骨塚の容量を超過する見込みのため、そこに埋蔵されている残骨灰を「残骨」「有害物質」「有価物」に分類して、減量した残骨を再び残骨塚に埋蔵したいということです。4点伺います。

(1)残骨塚の深さと容積は、それぞれどれだけなのでしょうか?また、これまで、何年間、何人分の残骨を埋蔵してきたのでしょうか?お答えください。

⇒残骨塚の深さは3.2m、容積は約98㎥であり、これまで16年間、約6万体の残骨灰を埋蔵しております。

(2)委託料として1351万円が計上されています。このうち、残骨塚に埋蔵された残骨灰を取り出すのに必要な費用はどれだけなのでしょうか?分類に必要な費用はどれだけなのでしょうか?委託料の内訳を具体的にお答えください。
 また、事業者はどのように選定するのでしょうか?お答えください。

⇒委託料の内訳についてですが、残骨灰を取り出す費用として約280万円、分別費用は約600万円となっております。また、事業者については一般競争入札により選定する予定です。

(3)分類後、残骨は、どれだけ減量される見込みなのでしょうか?お答えください。

⇒分別後の残骨は、約10分の1程度になる見込みです。

(4)資料の備考には「令和8年度以降は、毎年発生する残骨灰の分別を行い、分別後の残骨は残骨塚に埋蔵する予定」と書かれています。分別前の残骨灰は、どこで、どのように保管するのでしょうか?お答えください。

⇒分別前の残骨灰については、火葬場内の残骨灰保管庫に袋詰めの状態で保管いたします。

<2回目>

(1)これまで、残骨灰を、「残骨塚」という特定の場所に埋蔵してきたということは、残骨灰に対して、敬意をもって接して、供養をしてきたということだと思います。
 今回は、「残骨」「有害物質」「有価物」に分類するということですが、もともとはご遺体であったそれぞれに対して、市としては、どういった考えや思想、価値観に基づいて、取り扱うのでしょうか?見解をお聞かせください。

⇒分別後の残骨は再度残骨塚に埋蔵することで、これまでと同様に丁重に扱うものです。

(2)有価物の売却は、どのように行うのでしょうか?入札をするのでしょうか?お答えください。

有価物の売却については、一般競争入札により行う予定です。

(3)分別前の残骨灰については、火葬場内の残骨灰保管庫に袋詰めの状態で保管するということです。その分別は、誰が行うのでしょうか?職員が行うのでしょうか?お答えください。

⇒分別前の残骨灰の袋詰め作業は、火葬炉の運転管理委託業者が行います。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 残骨塚の容量が限界に近付いているので、私はやむを得ないと考えますが、ご遺族の方などから、「ご遺体で金儲けをするな」といった、お叱りを受けるかもしれません。ですので、市民の皆さんへの説明はしっかりと行ってください。残骨灰も残骨も丁重に扱って、しっかりと供養してください。
 新たな残骨灰の分別についてのお答えがありませんでしたが、取り出すのに費用がかからないように、適切に保管してください。
 要望しておきます。



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2025年03月06日

【地域共生ステーション】何をやるのか不明なのに約67億円

(仮称)域共生ステーションに約67億円

今日は3月議会の3日目。議案の質疑がありました。私も当初予算について質問しましたが、ヤジを飛ばされ大変でした。

「(仮称)地域共生ステーション」については、2年前も、1年前も質問しましたが、未だに何をする施設なのか、具体的なことはまったく分かりません。けれども、仕組みができ、多額の予算が付けられそうです。

私は最後に以下の意見を述べました。

 ご答弁によると、(仮称)地域共生ステーションは、あらゆる世代の人々が、障がいの有無等に関わらず、互いにつながり合って共に楽しく過ごすことのできる高槻版の地域共生社会モデルとして整備するもので、地域共生社会という、新しい社会の形をみんなで考え創造する場所として機能するよう、様々な主体がそれぞれの役割を果たすものだということなんですが、具体的には、誰のために、どういった人や組織が、どういったノウハウで、どのように運営するのか、そこで何をするのか、まったく分かりません。
 具体的に、何をするのか、まったく分からないんですが、PFIや、SPCで、民間の事業者・民間企業等を参加させたい、ということです。
 そのPFI事業者を選定するために必要な「専門的な知識」についてお訊きしましたが、具体的なものとしては、「公募書類の作成」しか、答弁にありませんでした。公募書類の作成が、「専門的な知識」といえるのでしょうか?
 この(仮称)地域共生ステーションの運営の予算については、予算書10頁の債務負担行為に記載のとおり、令和7年度から20年度までで、67億3千万円などと書かれています。
 具体的な内容が分からないものに、67億円も使おうとしているわけです。正気を疑いますね。もっと他に、お金と労力をかけるべき事業があるはずです。
 この(仮称)地域共生ステーションには、まったく賛成できないということを、あらためて申し上げておきます。


以下は本日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第29号 令和7年度高槻市一般会計予算

●1.(仮称)地域共生ステーション整備事業

<1回目>

(1)事前に議案について説明をおききしたんですが、やはり、この(仮称)地域共生ステーションがどういうものなのか、まったく具体的に分かりませんでした。この(仮称)地域共生ステーションというのは、誰のための、どういった施設で、どのように役に立つのか。どの団体が、どういったノウハウで、どのように運営するのか。具体的にお答えください。

⇒(仮称)地域共生ステーションは、基本計画においてお示ししているとおり、あらゆる世代の人々が、障がいの有無等に関わらず、互いにつながり合って共に楽しく過ごすことのできる高槻版の地域共生社会モデルとして整備するものです。

(2)PFI事業者選定アドバイザリー等委託料については、2年契約の2年目として1194万6千円が計上されていますが、これまでは、これを受託している事業者によって、どういった業務が行われてきたのでしょうか?具体的にお答えください。
 また、令和7年度は、どういった業務になるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒今年度は、本事業の実施方針等及び募集書類の作成など、専門的な知識が必要となる業務についての支援業務等を委託しております。令和7年度についても、選定委員会における資料の作成など、PFI事業を実施するにあたり必要な支援を委託してまいります。

(3)気運醸成イベントの企画・運営の委託料として50万円が計上されていますが、どういった気運を醸成するのでしょうか?事業に具体性がないような気がするのですが、どういった事業の気運を、誰に醸成するのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒地域の方々や、関係団体、関係機関などに対し、運営開始以降に(仮称)地域共生ステーションを利用する気運を醸成するものです。

(4)PFI事業者は、どのような基準で選定するのでしょうか?先ほど申しあげたとおり、事業に具体性がないような気がするのですが、どういった選定基準を設けるのでしょうか?具体的な事業内容を、PFI事業者に提案させるというやり方なのでしょうか?お答えください。

⇒選定基準等については、PFI事業者選定委員会に諮り、決定してまいります。

(5)資料には「SPC設立運営経費」とも記載されています。SPCというのは、「特別目的会社」の略ですが、このSPCを、誰が、どのような目的のために、どれだけの資産・組織のものを、どのように設置するのでしょうか?
 また、どのように運営していくのでしょうか?収益は、どのように得る計画なのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒今回の事業に参画する企業等の出資により、本事業の目的のために設立されるもので、具体的な収支計画は事業者からの提案によります。

<2回目>

(1)ご答弁では、「(仮称)地域共生ステーションは・・・あらゆる世代の人々が、障がいの有無等に関わらず、互いにつながり合って共に楽しく過ごすことのできる高槻版の地域共生社会モデルとして整備するもの」ということでしたが、具体的には、どういった人や組織が、誰のために、何をするのでしょうか?ケースごとに、具体的にお答えください。
(3)気運醸成イベントは、(仮称)地域共生ステーションを利用する気運を醸成するものだということですが、(仮称)地域共生ステーションの利用というのは、具体的に、どういった利用なのでしょうか?お答えください。

⇒1点目と3点目につきましては、令和6年3月に策定した(仮称)地域共生ステーション基本計画でお示ししているとおり、地域共生社会という、新しい社会の形をみんなで考え創造する場所として機能するよう、様々な主体がそれぞれの役割を果たすものです。

(2)PFI事業者選定アドバイザリーの事業者には、専門的な知識が必要となる業務についての支援業務等を委託しているということです。「専門的な知識」とは、どういった分野の知識なのでしょうか?それが必要となる業務とは、具体的に何なのでしょうか?お答えください。

⇒事業者からより良い提案を受けるための公募書類の作成等、PFI事業として実施するうえで必要となるノウハウです。

(4)PFI事業者の選定基準等は、PFI事業者選定委員会に諮って決定するということです。事業に具体性がないような気がするのですが、PFI事業者選定委員会は、何を根拠に、どのようにして、選定基準等の案を検討するのでしょうか?お答えください。

⇒(仮称)地域共生ステーション基本計画をもとに選定基準等が検討されるものです。

(5)SPCの設立については、そもそも、なぜ必要なのでしょうか?必要な理由を具体的にお答えください。

⇒SPCの設立理由につきましては、(仮称)地域共生ステーションの整備・運営を安定的に行うためです。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 ご答弁によると、(仮称)地域共生ステーションは、あらゆる世代の人々が、障がいの有無等に関わらず、互いにつながり合って共に楽しく過ごすことのできる高槻版の地域共生社会モデルとして整備するもので、地域共生社会という、新しい社会の形をみんなで考え創造する場所として機能するよう、様々な主体がそれぞれの役割を果たすものだということなんですが、具体的には、誰のために、どういった人や組織が、どういったノウハウで、どのように運営するのか、そこで何をするのか、まったく分かりません。
 具体的に、何をするのか、まったく分からないんですが、PFIや、SPCで、民間の事業者・民間企業等を参加させたい、ということです。
 そのPFI事業者を選定するために必要な「専門的な知識」についてお訊きしましたが、具体的なものとしては、「公募書類の作成」しか、答弁にありませんでした。公募書類の作成が、「専門的な知識」といえるのでしょうか?
 この(仮称)地域共生ステーションの運営の予算については、予算書10頁の債務負担行為に記載のとおり、令和7年度から20年度までで、67億3千万円などと書かれています。
 具体的な内容が分からないものに、67億円も使おうとしているわけです。正気を疑いますね。もっと他に、お金と労力をかけるべき事業があるはずです。
 この(仮称)地域共生ステーションには、まったく賛成できないということを、あらためて申し上げておきます。



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2025年03月04日

【市長公用車訴訟】判決言渡しは6月5日 【スポーツ団体補助金訴訟】判決言渡しは6月26日

今日は10時から、市長の公用車の使用に関する住民訴訟の第2回口頭弁論がありました。

昨年の9月議会で追及した件ですが、本日でいきなり結審となりました。

市長が公用車の行き先・使用目的を明らかにしないことで、むしろ、事実が特定できていないとして、請求が却下になりそうです。

判決言渡しは6月5日13時10分から、大阪地裁806号法廷とされました。

また、この裁判に引き続いて、同じ法廷で、スポーツ団体補助金訴訟の証人尋問がありました。

こちらの裁判も今日で結審となり、判決言渡しは6月26日13時10分から、大阪地裁806号法廷とされました。


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2025年02月28日

【市政報告会】5月18日に報告会を開催

5月18日(日)15時から、高槻市役所・総合センター(市役所の新館)3階の生涯学習センター・第3会議室で、報告会を行います。

例年、3月下旬〜4月上旬に行っているのですが、予定していた日に、外せないものが入る可能性が出てきたので、今回は5月にしました。

参加をご希望の方は、こちらから事前にご連絡下さい。
http://form1.fc2.com/form/?id=677457

事前にご連絡のない方や体調の悪い方は、参加をお断りさせていただく場合があります。

よろしくお願いいたします。


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2025年02月03日

【里帰り出産】小さな上のお子さんと一緒に家に残る夫への支援も検討を

20250203satogaerishussan.jpg

今日は、高槻市議会の地方分権推進特別委員会があり、私は里帰り出産について質問し、最後に以下の意見を述べました。

 里帰り出産の割合は、事前の説明では、1割程度だということでしたが、内閣府のHPの資料によると、平成30年3月の厚生労働省の全国的な調査では、全体の13.5%が都道府県外へ、13.1%が都道府県内の別の自治体へ、里帰りをして、出産をされたという結果でした。つまり、全体の26.6%、約4分の1の方が、出産前後を住所地以外の自治体で過ごしたわけです。
 これだけの割合の方が、里帰り出産をされているので、政府としても、市町村間の情報連携等についての法改正を行ったのだと思います。
 令和5年9月14日付で、こども家庭庁が、保健所設置市等に対して、通知した「里帰り出産をする妊産婦への支援について(依頼)」という文書には、「住民票所在地の市区町村においては、伴走型相談支援における妊娠期や妊娠8か月頃の面談等の機会を活用して、妊婦の里帰り出産の予定の有無里帰り先の自治体・医療機関について把握をするよう努めること。特に、妊娠8か月頃の面談等においては、里帰り予定の妊婦に対し、里帰り先で妊婦健康診査や産後ケア事業等の母子保健サービスを受けた際の償還払いの手続き等、里帰り出産をする際に必要な情報を提供すること」等の、支援への協力の依頼が、記載されています。
 国からのこうした依頼もあったわけですが、資料の3ページによると、令和6年9月19日に、改正された母子保健法が施行されたということです。
 高槻市では、里帰り出産の件数も、他の市町村に対して情報提供を求めた件数も把握していないし、把握する方法すら、ご答弁いただけませんでしたが、先ほど申しあげたとおり、法改正や国からの依頼がされているわけです。今後、国から具体的な通知がされる予定だということですが、令和5年には協力依頼があったわけですから、件数や情報の把握の方法くらいは、検討しておくべきだったのではないのでしょうか?
 いくら里帰りで、実家のサポートが受けられるとはいえ、医療機関などが替わるわけですから、いろいろとお困りになる可能性もなくはないと思います。
 里帰りの妊産婦の方に対して、適切な支援ができるように、あらためて、情報の把握や、情報の提供について、検討してください。
 それから、妻が実家に帰って、家に残ったのが、夫だけではなく、まだ小さな上のお子さんも一緒の場合、夫の側も大変かもしれません。そういう状況も想定して、保育施設で対応できるようにするとか、夫側への支援も検討してください。
 要望しておきます。


以下は本日の委員会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

★令和7年2月3日地方分権推進特別委員会

<1回目>

 資料の3ページのNo.1の母子保健法の「里帰り出産等における情報連携の仕組みの構築」について、まず2点伺います。

(1)里帰り出産については、出産全体からすると、どれだけの割合なんでしょうか?お答えください。

里帰り出産の割合については把握しておりません

(2)市町村間の情報連携は、この法律の改正によって、具体的に、どのように行うことになったのでしょうか?また、それによって、市民の皆さんには、どのようなメリットがあったのでしょうか?何が、どれだけ、便利になったのでしょうか?お答えください。

⇒市町村間の情報連携についてですが、国の通知によりますと、里帰り出産に関し、住民票の異動がない場合でも、市町村が母子保健事業を行うために必要があると認めるときは、他の市町村に母子保健事業に関する情報の提供を求めることができるよう規定が整備され、より効率的及び迅速な情報連携に資する基盤を活用できるようになるものとされています。

<2回目>

(1)事前の説明では、里帰り出産の割合は、1割程度だということでした。その根拠は何なのでしょうか?お答えください。
 また、里帰り出産については、高槻市では、どのようにして把握しているのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒里帰り出産された割合については、把握しておりません。

(2)母子保健事業のうち、出産に関するものは、具体的に、どういったものがあるのでしょうか?お答えください。
 また、そのうち、里帰り出産に関するものは、どういったものがあるのでしょうか?お答えください。

⇒母子保健事業のうち、出産に関するものは、母子健康手帳の交付や妊産婦健康診査などがあり、里帰り出産に関するものも同様でございます。

(3)これまで、どのような場合に、他の市町村に対して、母子保健事業に関する情報の提供を求めたことがあるのでしょうか?お答えください。
 また、その場合、どういった内容の情報の提供を求めたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒里帰り出産などで他の市町村に居住されている産婦が健康相談等を希望し、当該市町村において健康相談等を受けた場合、その内容について情報の提供を求めております。

(4)「より効率的及び迅速な情報連携に資する基盤を活用できるようになる」というお答えでしたが、具体的に、どういった内容や仕組みのものなのでしょうか?お答えください。

⇒情報連携の内容については、今後、国から具体的な通知がなされる予定でございます。

<3回目>

(1)令和5年度においては、母子健康手帳の交付と妊産婦健康診査は、それぞれ何件だったのでしょうか?
 また、そのうち、里帰り出産に関するものは何件だったのでしょうか?お答えください。

⇒令和5年度における母子健康手帳の交付は2207件、妊産婦健康診査は延べ30679件で、このうち里帰り出産に関する件数については集計しておりません。

(2)令和5年度においては、産婦についての健康相談は何件だったのでしょうか?そのうち、里帰り出産に関するものは何件だったのでしょうか?それぞれお答えください。
 また、他の市町村に対して、情報提供を求めた件数は、どれだけだったのでしょうか?お答えください。

⇒令和5年度における産婦の健康相談の件数ですが、訪問による相談が延べ1489件、窓口における相談が延べ286件で、電話による相談は妊産婦合わせて延べ4333件であり、このうち里帰り出産に関する件数については集計しておりません。
 また、他の市町村に対して、情報提供を求めた件数については集計しておりません。

<4回目>

(1)里帰り出産に関する件数は集計していないということですが、交付等の対象者の住所から集計することは可能なのでしょうか?お答えください。

⇒母子健康手帳等の交付対象者の住所は、本市の住所となっているため、集計することはできません。

(2)国が、母子保健法を改正して、「里帰り出産等における情報連携の仕組み」を構築するのは、何故なのでしょうか?どういう理由で改正したのでしょうか?お答えください。
(3)この仕組みの構築によって、里帰りした妊産婦には、どういったメリットがあるのでしょうか?具体的にお答えください。
 また、市町村には、どういうメリットがあるのでしょうか?業務が楽になったり、速くなったり、正確になったりするのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒2点目及び3点目ですが、先程申し上げましたとおり、国の通知によりますと、里帰り出産に関し、住民票の異動がない場合でも、市町村が母子保健事業を行うために必要があると認めるときは、他の市町村に母子保健事業に関する情報の提供を求めることができるよう規定が整備され、より効率的及び迅速な情報連携に資する基盤を活用できるようになるものとされており、里帰りした妊産婦にとっては、より効果的な支援が受けられるものと考えられますが、情報連携の内容については、今後、国から具体的な通知がなされる予定でございます。

<5回目>

 堂々巡りになってきたので、あとは意見だけ述べます。
 里帰り出産の割合は、事前の説明では、1割程度だということでしたが、内閣府のHPの資料によると、平成30年3月の厚生労働省の全国的な調査では、全体の13.5%が都道府県外へ、13.1%が都道府県内の別の自治体へ、里帰りをして、出産をされたという結果でした。つまり、全体の26.6%、約4分の1の方が、出産前後を住所地以外の自治体で過ごしたわけです。
 これだけの割合の方が、里帰り出産をされているので、政府としても、市町村間の情報連携等についての法改正を行ったのだと思います。
 令和5年9月14日付で、こども家庭庁が、保健所設置市等に対して、通知した「里帰り出産をする妊産婦への支援について(依頼)」という文書には、「住民票所在地の市区町村においては、伴走型相談支援における妊娠期や妊娠8か月頃の面談等の機会を活用して、妊婦の里帰り出産の予定の有無里帰り先の自治体・医療機関について把握をするよう努めること。特に、妊娠8か月頃の面談等においては、里帰り予定の妊婦に対し、里帰り先で妊婦健康診査や産後ケア事業等の母子保健サービスを受けた際の償還払いの手続き等、里帰り出産をする際に必要な情報を提供すること」等の、支援への協力の依頼が、記載されています。
 国からのこうした依頼もあったわけですが、資料の3ページによると、令和6年9月19日に、改正された母子保健法が施行されたということです。
 高槻市では、里帰り出産の件数も、他の市町村に対して情報提供を求めた件数も把握していないし、把握する方法すら、ご答弁いただけませんでしたが、先ほど申しあげたとおり、法改正や国からの依頼がされているわけです。今後、国から具体的な通知がされる予定だということですが、令和5年には協力依頼があったわけですから、件数や情報の把握の方法くらいは、検討しておくべきだったのではないのでしょうか?
 いくら里帰りで、実家のサポートが受けられるとはいえ、医療機関などが替わるわけですから、いろいろとお困りになる可能性もなくはないと思います。
 里帰りの妊産婦の方に対して、適切な支援ができるように、あらためて、情報の把握や、情報の提供について、検討してください。
 それから、妻が実家に帰って、家に残ったのが、夫だけではなく、まだ小さな上のお子さんも一緒の場合、夫の側も大変かもしれません。そういう状況も想定して、保育施設で対応できるようにするとか、夫側への支援も検討してください。
 要望しておきます。



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2025年01月17日

【市長公用車訴訟】住民訴訟を提起。次回は3月4日 【スポーツ団体補助金訴訟】次回は3月4日に証人尋問

本日は、阪神・淡路大震災から30年。亡くなられた方に、あらためてご冥福をお祈り申し上げます。

今日は11時30分から、市長の公用車の使用に関する住民訴訟の第1回口頭弁論がありました。

昨年の9月議会で追及しましたが、濱田剛史市長による高槻市所有の公用車の使用については、公務として使用したことを証明する記録もなければ、記憶に新しいはずの昨年8月の葬儀への参列のための使用についても議会で答弁しなかったので、私的に公用車を使用したと考えざるをえないことから、提訴に踏み切りました。

請求については、令和6年8月の1か月間の使用による損害に絞り、運転手職員の給与相当額等計6万3970円の損害の賠償を求めています。

次回は3月4日10時から、大阪地裁806号法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。

また、その裁判に引き続いて、同じ法廷で、スポーツ団体補助金訴訟の第9回口頭弁論がありました。予定では、13時15分から証人尋問だったのですが、裁判所の都合で、延期になりました。

次回は3月4日10時からの時間帯で、証人尋問が行われます。法廷は大阪地裁806号法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。


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2024年12月27日

【戦国時代の碁石】高槻市は将棋振興のために戦国時代の碁石の存在を意図的に消し去っているのでは?

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先日もブログに「芥川城跡からの戦国時代の囲碁の碁石の発掘を市HPに掲載しないのは、将棋振興に『不都合な真実』だから?」のタイトルで記事を書きましたが、12月議会の一般質問ではこの件も取り上げました。

質問の最後に、私は次の意見を述べました。

 江戸時代後期の将棋の駒は盛んに宣伝するのに、芥川城跡から出土した戦国時代の碁石のことは、市のHPに何一つ載せず、展示もしなくなったというのは、不自然ではないでしょうか?
 「高槻市将棋のまち推進条例」の前文には「我がまち高槻は・・・数多くの歴史遺産が所在しており、高槻城の三の丸跡からは江戸時代の小将棋や中将棋の駒が多数発掘され・・・」と書かれています。マスコミに対しても、高槻市は、「将棋のまち」としてPRする理由を、江戸時代の将棋の駒が数多く見つかっているからだとしているようです。
 けれども、江戸時代とはいっても、江戸時代の後期で、戦国時代の芥川城跡の碁石のほうが、250年も古いわけです。そうすると、高槻では、将棋よりも、囲碁のほうが、長年、たしなまれてきたと考えられるのではないでしょうか?
 以前は、碁石を展示していたということですが、現在では、不自然なことに、「芥川城と三好一族」の常設展示がされているのに、そこでも展示がされず、市のHPにも一切記載がありません。一方で、高槻市の文化財課の職員の方は、大東市では、昨年の講演で、碁石の写真を見せて、碁石も発掘されましたと説明しているわけです。
 高槻市は、将棋を振興するために、戦国時代の碁石の存在を、高槻市民に知られないように、意図的に消し去っているのではないのでしょうか?
 文化庁のサイトには、文化財について、「我が国の長い歴史の中で生まれ,はぐくまれ,今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産」だと書かれています。高槻市役所は、その国民的財産である文化財を預かっているわけです。仮に、その文化財の一部を、不都合だからといって、市のHPに載せなかったり、展示しなかったりして、歴史の真実を隠すようなことがあれば、非常に問題だと思います。
 三好長慶は、織田信長に先駆けた、戦国時代最初の「天下人」だと、評価が高まっていて、三好長慶やその息子の義興が、居城の芥川城を、政庁としていたことから、「三好政権」や「芥川政権」と、呼ばれています。
 まさにその頃に、芥川城で使われていた碁石には、特徴はないのでしょうか?魅力はないのでしょうか?
 将棋の駒を展示するなら、この碁石も展示してください。HPにも載せてください。
 江戸時代後期の将棋の駒が出土したことを理由に、将棋の振興をするのなら、戦国時代の碁石が発掘されているわけですから、囲碁の振興も行ってください。囲碁のイベントも開催してください。
 提案と要望をしておきます。


以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年12月議会 一般質問

■6.戦国時代の碁石の発掘等について

<1回目>

(1)元高槻市教育委員会参事の堀孝氏の論文に、平成5年に高槻市教育委員会が芥川城跡を発掘調査したところ、囲碁の碁石も検出されたと記載されていました。その論文には、「碁石といえば囲碁の歴史は古く・・・室町時代には武士や庶民に広がり・・・さぞ芥川山城でも打たれていたであろう。戦国時代の城主たちの暮らしのロマンがしのばれる・・・」とも書かれていました。
 芥川城跡からは、碁石が、どのような状態で、何個くらい発掘されたのでしょうか?現在、どこにあるのでしょうか?どこかに展示されているのでしょうか?お答えください。

⇒芥川城跡からは、碁石と推定される石が4個見つかっており、埋蔵文化財調査センターに保管し、展示はしておりません

(2)高槻城跡からは将棋の駒が発掘されましたが、芥川城跡から出てきた戦国時代の碁石と比べると、どちらが、どれくらい古いと考えられるのでしょうか?お答えください。

⇒高槻城跡の将棋の駒は江戸時代のものであり、芥川城跡の碁石はそれより古い戦国時代のものと考えられます。

(3)高槻市のHPを見ると、高槻城跡から将棋の駒が発掘されたということは書かれているのですが、芥川城跡から発掘されたものの中に、碁石が含まれているということは書かれていませんでした。
 高槻市のサイトで「碁石」で検索しても、「一致する結果はありません」と表示されるので、「碁石」という単語すら、存在しないようです。
高槻市のサイトで「碁石」で検索してもヒットせず
 なぜ、市は、高槻市で碁石が発掘された事実を、HPに掲載しないのでしょうか?理由をお答えください。

⇒たかつき歴史Webにおいては、本市の歴史文化への理解を深めていただけるよう、特徴的な文化財を中心に、その魅力を広く発信しております。

<2回目>

(1)昨年2月に、大東市で、高槻市の文化財課の職員の方が、講座の講師をされていましたが、その際に、スライドで、4つの碁石と硯が写った画像を使っておられました。ところが、しろあと歴史館の「芥川城と三好一族」の常設展示には、硯は展示されていても、碁石はありません。なぜ、スライドの画像と同じように、碁石も並べないのでしょうか?お答えください。
(3)しろあと歴史館には、「紹介 将棋のまち高槻」と大書されたブースがあって、プロ棋士の皆さんの色紙も飾られていました。高槻市では、将棋の駒だけではなく、囲碁の碁石も発掘されているわけですから、将棋の駒を展示するなら、囲碁の碁石も展示しないと、バランスを欠くのではないでしょうか?なぜ、碁石も展示しないのか、理由をお答えください。
しろあと歴史館には不似合いな「紹介 将棋のまち高槻」と大書されたブースのプロ棋士の色紙

⇒1点目・3点目につきましては、しろあと歴史館では、それぞれのテーマに沿った内容で展示しており、過去には碁石を展示した実績がございます。

(2)市の出版物には、高槻城三の丸跡から発掘された将棋の駒については、「江戸時代後期」と書かれていました。戦国時代の芥川城の碁石と比べると、300年くらい後のものと考えてよろしいでしょうか?お答えください。
高槻市で発掘された将棋の駒は江戸時代の後期のもの

芥川城跡の碁石は江戸時代の将棋の駒より、およそ250年前のものと考えられます。

(4)高槻市のサイトでは、特徴的で魅力的な文化財を発信しているので、高槻市で碁石が発掘された事実は、掲載しないということのようです。
 天下人・三好長慶の居城であり、「芥川政権」の政庁であった芥川城跡から発掘された戦国時代の碁石には、特徴や魅力はないのでしょうか?高槻城跡の江戸時代後期の将棋の駒と比べると、どちらが特徴的で、魅力的なのでしょうか?見解をおきかせください。

⇒本市としましては、高槻城跡から出土した将棋の駒に限らず、さまざまな文化財の魅力を適切に紹介しております。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 江戸時代後期の将棋の駒は盛んに宣伝するのに、芥川城跡から出土した戦国時代の碁石のことは、市のHPに何一つ載せず、展示もしなくなったというのは、不自然ではないでしょうか?
 「高槻市将棋のまち推進条例」の前文には「我がまち高槻は・・・数多くの歴史遺産が所在しており、高槻城の三の丸跡からは江戸時代の小将棋や中将棋の駒が多数発掘され・・・」と書かれています。マスコミに対しても、高槻市は、「将棋のまち」としてPRする理由を、江戸時代の将棋の駒が数多く見つかっているからだとしているようです。
 けれども、江戸時代とはいっても、江戸時代の後期で、戦国時代の芥川城跡の碁石のほうが、250年も古いわけです。そうすると、高槻では、将棋よりも、囲碁のほうが、長年、たしなまれてきたと考えられるのではないでしょうか?
 以前は、碁石を展示していたということですが、現在では、不自然なことに、「芥川城と三好一族」の常設展示がされているのに、そこでも展示がされず、市のHPにも一切記載がありません。一方で、高槻市の文化財課の職員の方は、大東市では、昨年の講演で、碁石の写真を見せて、碁石も発掘されましたと説明しているわけです。
 高槻市は、将棋を振興するために、戦国時代の碁石の存在を、高槻市民に知られないように、意図的に消し去っているのではないのでしょうか?
 文化庁のサイトには、文化財について、「我が国の長い歴史の中で生まれ,はぐくまれ,今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産」だと書かれています。高槻市役所は、その国民的財産である文化財を預かっているわけです。仮に、その文化財の一部を、不都合だからといって、市のHPに載せなかったり、展示しなかったりして、歴史の真実を隠すようなことがあれば、非常に問題だと思います。
 三好長慶は、織田信長に先駆けた、戦国時代最初の「天下人」だと、評価が高まっていて、三好長慶やその息子の義興が、居城の芥川城を、政庁としていたことから、「三好政権」や「芥川政権」と、呼ばれています。
 まさにその頃に、芥川城で使われていた碁石には、特徴はないのでしょうか?魅力はないのでしょうか?
 将棋の駒を展示するなら、この碁石も展示してください。HPにも載せてください。
 江戸時代後期の将棋の駒が出土したことを理由に、将棋の振興をするのなら、戦国時代の碁石が発掘されているわけですから、囲碁の振興も行ってください。囲碁のイベントも開催してください。
 提案と要望をしておきます。

⇒ただいま、北岡議員から様々ご意見を頂戴しましたけれども、文化財の魅力発信に関して、ご発言いただきました。文化財の価値でございますが、歴史の新しい・古い、それだけではなくて、様々な特徴、それから歴史的な位置付けなどによって、個々に評価されるべきものだと考えております。特定の文化財を発信することによって、他の文化財の価値を否定するものでもありませんし、繰り返しになりますけれども、本市においては、今後、時機に応じまして、適宜、本市の有する文化財を展示していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。


芥川城で囲碁を打つ三好長慶

※三好長慶の画像はAIに描いてもらったものです。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年12月26日

【中学生の防寒対策】気候の変化や個々の状況を見て、適切なきまり・対応を。

AIが描いた高槻市の中学生の冬の投稿の様子

先日の12月議会の一般質問ではこの件も。

中学校では、制服ということもあって、防寒着の着用にもいろいろとルールが定められており、そのルールが、中学校ごとに違うようです。もう少し防寒対策をしたいとか、制服の上着が窮屈だとかといったお声をいただきましたので、このルール等について質問したところ、「防寒のための生徒の服装については、校舎内の環境や児童生徒の健康状態等を考慮し、各学校においてきまりを設けています。また、特別活動等の取組を通して、よりよい生活を築くためのきまりやマナーについても、生徒が自ら考えることができるようにしています。」ということでした。

議会の場なので、細かいところまではなかなか議論できずもどかしいのですが、教育委員会は、このように、「各学校できまりを設けていて、生徒が自ら考えることができる」としていますので、学校に対して、個々人の事情を説明するなどしてみてください。

話は変わりますが、高槻市の中学校でも、先日、TikTokの「スーパーマンチャレンジ」を真似た生徒が後頭部や背中を床に打ち付けて怪我をする事故が起きたそうです。ご注意ください。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年12月議会 一般質問

■5.学校等について(生徒の防寒対策)

<1回目>

(3)中学校では、制服ということもあって、防寒着の着用にも、いろいろとルールが定められているようです。一方で、教室にはエアコンがあるものの、廊下にはないために、生徒も、防寒対策には苦慮している面もあるようです。学校は、生徒の健康面を十分に考慮してくださっていることと思いますが、こうした校舎内の温度差や、防寒のための生徒の服装については、どういった対応や指導をされているのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒防寒のための生徒の服装については、校舎内の環境や児童生徒の健康状態等を考慮し、各学校においてきまりを設けています。また、特別活動等の取組を通して、よりよい生活を築くためのきまりやマナーについても、生徒が自ら考えることができるようにしています。

<2回目>

(3)最近、急に寒くなってきました。寒さのために、勉強に集中できず、生徒によっては、健康を害することもあるのではないでしょうか?教師のほうは、生徒には禁止しているタートルネックの服を着ている方もおられたと聞いています。先生方と同じくらい生徒も寒いはずです。生徒の防寒着の基準・規則を、教師と同じにできないのでしょうか?お答えください。できないのであれば、その理由もお答えください。

⇒繰り返しになりますが、防寒のための生徒の服装については、校舎内の環境や児童生徒の健康状態等を考慮し、各学校においてきまりを設けています。

(4)冬の服装については、中学校によって、違いがあるようです。制服ではなく、トレーナーを着て登下校をする学校もあると聞いています。生徒の服装については、各学校できまりを設けていて、生徒が自ら考えることができるということですが、どのような手続きをとれば、服装に関するきまりを変えることができるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒各学校においては、社会生活を送る上で必要とされる規範意識を身に付けるとともに、服装等のきまりなど、日常生活の様々な事象を題材としながら、よりよい生活を築くために、協働し合意形成を図りながら課題を解決していく力を育んでいます。

<3回目>

 児童生徒の防寒着の着用については、何よりも、子ども達の健康が最優先ですので、画一的な指導をするのではなく、最近の気候の変化や、個々の状況を見て、適切なきまりを定め、適切に対応してください。要望しておきます。


※画像はAIに描いてもらったものです。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年12月25日

PTAから学校への寄附・寄贈は要注意。PTAが事故の責任を負う可能性も(継続質問)

20240923ptakifu.jpg

先日の12月議会の一般質問ではこの件も。

PTA等から学校へ寄付された備品を、学校の所有物にするための「寄附採納」という手続きの大切さについては、9月議会で取り上げました。繰り返しになりますが、全国PTA連絡協議会のサイトでは、以下のとおり注意喚起がされています。

一般社団法人 全国PTA連絡協議会

■寄付・寄贈にあたっての注意


PTAから備品を寄付・寄贈する場合は、自治体が定める手続きが必要です。具体的には、自治体に寄付・寄贈という意思を示し、自治体がこれを受諾することにより成立する契約を、学校にお願いし「寄附採納」の処理をしてもらうことが必要です。

寄附採納の手続きをしていない場合、PTA所有物の扱いになるため、将来の買い換えや修理、廃棄などはPTAの責任において行うことになります。

特に、PTAによる寄付・寄贈の備品などで事故が起こった場合は、PTAが管理責任などを問われるケースもあるため注意が必要です。


9月議会で寄附採納の手続きがされていないと考えられるものを列挙したのですが、12月議会で確認すると、それらについては、未だに手続きがされていないということでした。

下手をすると、PTAに責任を負わされかねませんので、各PTAの皆さんは、今からでも寄附採納の手続きを求める等、しっかりと対応されたほうがよろしいかと思います。寄附採納の決定は教育委員会が行っているということですので、学校が対応しない場合は、市教委に申し入れをされるべきでしょう。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年12月議会 一般質問

■5.学校等について(寄附採納)

<1回目>

(1)今年の9月議会で、寄附採納の手続きについて、各学校に周知徹底をお願いしましたが、していただけたのでしょうか?していただけたのであれば、いつ、どういった方法で、していただけたのか、お答えください。

⇒学校における寄附採納の留意点等については、例年、年度当初に各校への周知を行っていますが、今年度は10月にも校長会等において、あらためて説明を行いました。

(2)同じく、9月議会で、寄附採納の手続きがされていないと考えられるものとして、阿武野小学校のテントや、五領小学校のバスケットゴール、第九中学校の朝礼台を挙げさせていただきました。これらはすべてPTAが購入したものですが、これらについては、その後、寄附採納の手続きがされたのでしょうか?お答えください。

⇒寄附採納の手続きについては、当該物品については発生していません。

<2回目>

(1)10月に校長会等で寄附採納の留意点等について周知したということです。その周知以後、それ以前にPTAから贈られたものについて、寄附採納の手続きがされた件数をお答えください。
 また、その留意点には、地方財政法4条の5で禁止されている、いわゆる「割当寄附」も含まれているのでしょうか?割当寄附になっていないか調査したうえで、寄附採納の手続きを行っているのでしょうか?お答えください。

⇒10月以後における、それ以前にPTAから贈られた物品についての寄附採納の手続きはございません。
 また、校長会等においては、寄附の採納にあたっては強制ではなく、団体等の任意に基づく必要があること、等を周知いたしました。

(2)先ほど申し上げたテントやバスケットゴール、朝礼台については、寄附採納の手続きが発生していないということです。それらは、現在、どこにあるのでしょうか?学校にあるのでしょうか?学校にあるのであれば、占有の許可等がされているのか否かについても、併せてお答えください。
 また、それらの管理は、学校で行っているのでしょうか?学校で行っているのであれば、何故なのか、理由をお答えください。

⇒テントと朝礼台は、現在は学校にございます。
 これらは定例軽易な事項として、高槻市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則に基づき、校長が許可を行っております。
 また、学校においては管理を行っておりません。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 朝礼台すら、寄附採納の手続きをしていないことに驚きました。校長の許可で学校に置いているが、学校のものではなく、PTAのものだということです。これをもし、ある日突然、PTAが廃棄処分をしたら、どうするのでしょうか?やはり、学校に必要な備品は、寄附採納の手続きをしておくべきではないのでしょうか?
 寄附の採納は、団体等の任意だということですが、寄附採納を理解していないPTAがあるかもしれません。寄附採納をしていないと、備品が原因で事故があった場合、PTAの管理責任が問われるケースもあると、全国PTA連絡協議会が指摘しています。PTAに対しても、寄附採納に関する周知を行ってください。
 また、寄附採納にあたっては、割当寄附になっていないことも、しっかりと確認してください。要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年12月24日

【高槻市営バス】制服を労働時間外に着替えさせる違法行為

高槻市営バスで制服を労働時間外に着替えさせる違法行為

先日の12月議会の一般質問ではこの件も。

上の画像は、緑が丘営業所で掲示されていたもの。「入庫点呼から退勤時間までは勤務時間であるにも関わらず、私服に着替え運管前にて退勤を待つ姿が見受けられます。今後、そのようなことを見かけた場合には再度、制服に着替えて貰います・・・」と記載されています。

「入庫点呼」とは、運転士がバスの運行を終えて、営業所に戻ってから受ける点呼のことですが、それから退勤時間まで、制服から私服に着替えてはいけないと、高槻市交通部は命令をしているわけです。

高槻市バスでは、運転士に、制服の着用を命じているので、着替えの時間も、労働時間に含まれていなければ、違法です。にもかかわらず、営業所で、上の画像のとおり、違法な掲示をしていることに驚き、質問をしました。

交通部は、質問にはまともに答えず、最後に自分達にとって都合のいいことばかり主張していました。卑怯です。まともに答弁できない方々に、そんなふうにベラベラしゃべる権利はないと思うのですが。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年12月議会 一般質問

■3.高槻市営バス等について

<1回目>

(2)今年11月、緑が丘営業所で、乗務員宛に、「入庫点呼から退勤時間までは勤務時間であるにも関わらず、私服に着替え運管前にて退勤を待つ姿が見受けられます。今後、そのようなことを見かけた場合には再度、制服に着替えて貰います・・・」と記載された文書が掲示されていたということです。
 交通部では、勤務時間中に、着替えてはいけないのでしょうか?着替えの時間は、労働時間に該当しないのでしょうか?お答えください。
 また、これまで、勤務時間外において、職員に着替えをさせた時間は、延べで何時間なのでしょうか?お答えください。

⇒当該通知文書は、服務規律の徹底を呼び掛ける目的で作成したものです。なお、勤務時間外に職員が着替えを行った時間については把握しておりません。

(3)交通部では、職員に対して、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を実施したと聞いています。その結果はどうだったのでしょうか?何人中何人がSASだったのでしょうか?お答えください。
 また、SASだった職員には、どのような対応をしたのでしょうか?お答えください。

⇒今年度実施しています睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査については、現在のところ結果は出ておりません。
 睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され、治療が必要な職員には、治療の継続と経過の報告を求めております。

<2回目>

(2)これまで、乗務員の着替えについては、日常的に、どのようにされてきたのでしょうか?全員、勤務時間外に、着替えをさせられていたのでしょうか?お答えください。
(3)交通部では、職員の制服の着用については、職員が勝手に行っていることなのでしょうか?それとも、交通部が命じて着用させているのでしょうか?お答えください。
また、私服から制服、制服から私服への着替えの時間は、それぞれ何分以内としているのでしょうか?お答えください。
(4)お答えがなかったので、あらためておききしますが、高槻市交通部では、着替えの時間は、労働時間に該当しないのでしょうか?お答えください。
(5)確認ですが、乗務員は、入庫点呼から退勤時間まで間に、私服に着替えてはいけないのでしょうか?それとも、着替えてもよいのでしょうか?明確にお答えください。

⇒2点目から5点目についてですが、バス乗務中は制服を着用しなければなりませんが、出勤時間と退勤時間に制服を着用していなければならないというルールはございません。

<3回目>

 制服の着用については、質問に対して、まともなお答えはありませんでしたが、バス乗務中は制服を着用しなければならないということは、職員の皆さんは、交通部の命令で、制服を着ておられるわけですよね。だとしたら、着替えの時間は、労働時間・勤務時間に含まれるはずです。
 先日の掲示の内容は、判例に反する違法なもので、間違っていましたと、職員の皆さんに対して、訂正と謝罪をしてください。そして、着替えの時間に対する賃金を払ってください。要望しておきます。

⇒違法等の発言を只今いただきましたが、ご指摘の文書につきましては、運行ミスや事故を少しでも減らそうと、服装を含む点呼での指示や確認の徹底や、勤務中の節度ある対応を求めて注意喚起をしたものでございます。11月1日から6日間だけ、緑が丘営業所において掲示されたものですが、議員にご指摘いただく以前に、一部誤解を招きかねない表現につきましては、既に差し替えて掲示をしております。乗務員によって、乗務を終えてから点呼を受けた後、すぐに帰る準備をする者も、少し休んでから着替えて帰る者もおりますが、着替えの時間の指示や、時間の把握はしておりませんし、いずれの場合も問題ございません。なお、当該文書の掲示中もその後もトラブルは発生しておりません。よろしくお願いします。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年12月23日

【膨張したリチウムイオン電池】豊中市や茨木市のように行政が回収を

豊中市ではリチウムイオン電池を回収

先日の12月議会の一般質問ではこの件も。

上の画像のとおり、豊中市や茨木市ではリチウムイオン電池を回収しているのですが、高槻市では回収していないと、市民の方から指摘され、議会で質問し、事業者が回収しないものは高槻市で回収するよう要望しました。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年12月議会 一般質問

■4.リチウムイオン電池等について

<1回目>

 リチウムイオン電池は、スマートフォンやノートパソコンなど、小型家電には欠かせない存在になっています。
 ある市民の方から、膨張したリチウムイオン電池の処分について、「高槻市は、収集も処理もできないとHPに明記しているが、茨木市環境衛生センターは回収に応じてくれている。高槻市と茨木市の環境政策の差を感じる」との、ご指摘を受けました。こうした件について、まず3点伺います。

(1)その市民の方は、膨張したリチウムイオン電池を処分しようと、市のHPに掲載されていた一般社団法人JBRCに問い合わせたそうですが、非加盟メーカーの製品は回収しないし、加盟メーカーの製品であっても膨張したものは回収できないと返答され、家電量販店で尋ねると、膨張したリチウムイオン電池は回収できないのでメーカーに訊くように言われ、メーカーに問い合わせると、そもそも問い合わせには販売証明が必要だと回答されたということです。どこも回収してくれず、非常に困ったということなのですが、こういう場合は、どうしたらいいのでしょうか?お答えください。
 また、高槻市で、リチウムイオン電池を回収できない理由は何なのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)豊中市のHPを見ると、「近年、充電式電池内蔵の小型家電製品や電池類が原因の発火事故が、処理施設及び収集車両で多発しているため、令和5年10月から、充電式電池内蔵の小型家電製品および電池類の定期収集を開始しました」と記載されていました。
 こうした理由で、豊中市が、定期収集を開始したしているとおり、リチウムイオン電池については、自治体が回収したほうが、発火事故や火災を防ぐことができるのではないでしょうか?市の見解をおきかせください。

⇒1点目と3点目についてですが、資源有効利用促進法において、製品の製造事業者等に自主回収と再資源化が義務付けられていることから、本市では収集を行っていません。

(2)高槻市のHPには、「近年、『リチウムイオン電池』による車両火災が発生しています」とも掲載されていますが、過去5年度において、車両やエネルギーセンターでの発火や火災は、どれだけ起きたのでしょうか?年度ごとの件数をお答えください。

⇒2点目の本市の直営収集におけるリチウムイオン電池に起因する車両火災の件数は、令和元年度から令和5年度の5年間で10件です。
また、エネルギーセンターにおける発火事案は、リチウムイオン電池が原因となる件数は特定できません。

<2回目>

(1)資源有効利用促進法に基づけば、先ほど述べたような、販売証明のない、膨張したリチウムイオン電池は、どこが回収すべきなのでしょうか?お答えください。
(2)茨木市や豊中市で、回収しているということは、高槻市でも、回収しようとすれば、できるということでしょうか?お答えください。

⇒1問目でもお答えしましたとおり、リチウムイオン電池の処理につきましては法律に基づいて、製造事業者等が自主回収と再資源化を図るものと考えております。

<3回目>

 あとは意見だけ述べますが、茨木市や豊中市でも、膨張したリチウムイオン電池を回収しているわけですから、高槻市でも可能なはずです。事業者が回収しないものについては、行政が引き受けるべきではないのでしょうか?
 実際に、リチウムイオン電池が原因の車両火災も起きているということですので、火災を予防するためにも、事業者が回収しないものは、高槻市で回収するようにしてください。要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年12月22日

【高槻市営バス】運転士募集に京都市営バスでは159人。高槻市は7人。経営のハンドルを早く切れ

20241222shibasuboshu.jpg

先日の12月議会の一般質問ではこの件も。

高槻市営バスの運行は、運転士職員が時間外勤務をすることが前提で維持されています。ところが、2024年問題により、職員1人当たりの拘束時間に3300時間の上限が設けられたため、職員のやりくりが苦しくなってきているようです。交通部では、任意のはずの時間外勤務について、職員に協力を求めているとか。

インフルエンザも流行ってきていますし、欠便が出ないか、非常に心配です。

京都市営バスでは、「市バス運転士不足 非常事態宣言」を発出したところ、11月までの募集に、定員の倍以上の158人から応募があったということです。ところが、高槻市交通部は、私が今年の9月議会で、乗務員の採用について、京都市営バスと同じく正規職員の採用等にすればいいと提案したものの、11月に受付のあった今年度3回目の採用試験でも、上の画像のとおり、会計年度任用職員(フルタイムの非常勤)として採用するとしていました。

以前は、乗務員の方々におききすると、民間のバス会社の正社員より、公営バスの非常勤のほうが、給与は低いが楽だし良いということでしたので、私も、非常勤職員を採用すべきと主張していましたが、今は、時代が変わって、運転手不足のために、人材の奪い合いになっています。時代の変化は以前から分かっていたわけですから、高槻市交通部も、早くハンドルを切らなければならないのではないでしょうか。でないと、運転士をなかなか採用できないばかりか、離職者も増えるのではないかと危惧しています。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年12月議会 一般質問

■3.高槻市営バス等について

<1回目>

(1)今年の9月議会で、乗務員の採用に関して、最初から正職員として採用される京都市営バスと比べると、高槻市営バスで正規職員になるのは非常に狭き門であると求職者は感じると考えられるので、会計年度任用職員の皆さんを全員正規職員にした上で、新規採用の条件については、京都市営バスと同じにすればいいのではと、提案させていただきました。
 以前は、乗務員の方々におききすると、民間のバス会社の正社員より、公営バスの非常勤のほうが、給与は低いが楽だし良いということでしたので、私も、非常勤職員を採用すべきと主張していましたが、今は、時代が変わって、運転手不足のために、人材の奪い合いになっています。
 こういう時代の変化に合わせて、高槻市交通部でも、採用や登用の方法を変えていかなければならないと考えますが、11月11日から受付が始まった、交通部の今年度3回目の採用試験では、これまでと同じく、会計年度任用職員を採用するとしていました。
 交通部では、今後も、バス運行士の職員の採用のやり方を、変えないのでしょうか?変えるのであれば、いつから、どのように変えるのでしょうか?お答えください。

⇒今後の採用試験については、応募状況や社会情勢を見ながら、人材確保に努めてまいります。

(4)乗客がバスに忘れたカバンから現金を盗んだとして、職員が懲戒免職になるということが最近ありましたが、その職員は、ある元政治家の親族だと聞いています。その職員は、具体的にどういった経緯で採用されたのでしょうか?前科前歴・賞罰は、どのようなものだったのでしょうか?お答えください。

⇒当該職員は、平成24年度に一般公募で実施した非常勤職員採用試験において採用した職員です。なお、採用時に知り得た個人情報については、その有無を含めてお答えできません。

<2回目>

(1)京都市営バスでは、「市バス運転士不足 非常事態宣言」を発出したところ、11月までの募集に、定員の倍以上の158人から応募があったということです。
 高槻市では、現在、今年度3回目の採用試験の期間中ですが、それには何人の応募があったのでしょうか?お答えください。

⇒3回目の採用試験への応募者数は7名でした。。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 京都市営バスでは、バス運転士の募集に、定員の倍以上の158人から応募があった一方で、高槻市営バスの今回の採用試験への応募者数は7名ということでした。
 採用条件を、少なくとも京都市営バスと同じにしないと、良い人材が確保できず、先日の窃盗事件のようなことが起きる可能性も高くなるのではないでしょうか。
 右カーブから左カーブに変わっているのに、ずっとハンドルを右に切り続ける運転手はいないですよね。ところが、高槻市交通部は、職員の採用や登用について、そういった状態です。可能な限り早く、経営のハンドルを切ってください。なぜ京都市営バスと同じタイミングでハンドルを切れなかったのでしょうか?



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年12月21日

【要注意!】旧統一教会の信者の方が、高槻市役所主催の講座やセミナーの講師に

【要注意!】旧統一教会の信者の方が、高槻市役所主催の講座やセミナーの講師に

これも12月議会の一般質問で。

箕面市の講座兵庫県の講演で、旧統一教会の信者の方が、講師をしていたことが問題になりましたが、高槻市役所が開催した講座やセミナーの講師にも、旧統一教会の信者の方がいましたので、担当課に対して、問題はないのか等と、昨年も今年も、メールを送りました。

しかし担当課からは「講座の講師として依頼している」といった、まったく答えになっていない簡単な返信があっただけでした。

旧統一教会については、NHKも報道しているとおりの危険性があります。
“つきあうべきではなかった団体”

 そして、関係を絶つべきだとし、こう追及する。
 「端的に言えば、政治家がつきあうべきではない団体と関わっていたということに尽きる。旧統一教会は、“霊感商法”をめぐって複数の信者が逮捕された刑事事件を起こしたり、多額の強要的な献金をめぐって民事訴訟を数多く起こされたりして、その活動の違法性が指摘されている。さらに、正体を隠した勧誘活動を広く行ってきたことでも知られ、社会問題性や反社会性がある団体だ。この旧統一教会の特殊性を見逃してはいけない。
 政治家は、たとえ“うっかり”であっても、教団側に祝辞を述べることや、メッセージを送ることが、被害を受けた人や、苦しんだ人の傷口にどれだけ塩を塗るような行為であったか認識すべきだ」

“関係を絶つ必要がある”

 現代日本政治を専門とする立命館大学の上久保誠人教授も旧統一教会が反社会的行動を取ってきたことを問題視している。
 「“霊感商法”などで社会的に問題となった団体と関わることで、教団に社会的な信用を与えているというのが問題だ。被害者もたくさんいる中で、結果として教団を助けることになっている。反社会的行動をしていた団体であるということが重要で、政治家は関係をうやむやにするのではなく、断つ必要がある」


2度目のメールでは、「市からご本人への確認が難しいのであれば、平田裕也議長らと『がんばろう』と拳を振り上げて、選挙で協力していた旧統一教会の信者の方と同じ方ですので、その会場にいた、議員になる前からその信者の方と長い付き合いのある方に、お尋ねになってはいかがでしょうか?」と、間接的に確認できる手段も提示したのですが、一顧だにされなかったようです。

信者の方が、市主催の講座の講師であることが原因で、上記のような被害が新たに発生することも考えられるので、今回、やむなく議会で取り上げることにした次第です。

しかし、上記の返信と同じような答弁でしたので、次の意見を述べました。
 高槻市役所は、少なくとも、昨年5月の時点で、市の講座の講師の方が、信者であることを知っていたか、あるいは、その可能性があることを知っていたわけです。
 他市でも問題になっているにもかかわらず、高槻市役所は、問題はないのかと指摘されても、まともに答えず、その後もさらに、講座やセミナーの講師を依頼するという関係を維持して、今後についても答えないわけですから、高槻市役所は、旧統一教会と、ズブズブの関係だと言われても仕方がない
と思います。


すると、濱田市長が「市が、一般市民の方に、どういった宗教、信条をおもちかということを訊くということは、これは憲法に、明らかに、違反する可能性のある行為」等と答弁しました。しかし、市民の皆さんが、安心して、高槻市の講座やセミナーを受講できるという公益性からすれば、旧統一教会については、他の自治体どころか、全国的にも問題になっているわけですから、確認する必要があると、私は考えています。

濱田市長が、確認しない旨の答弁をした以上、今後も、この信者の方々や、他の危険な宗教・信条の方々が、講師をされる可能性もありますので、市民の皆さんは、くれぐれもご注意ください。

以下は一昨日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

★一般質問

■2.旧統一教会等について

<1回目>

(1)箕面市の講座兵庫県の講演で、旧統一教会の信者の方が、講師をしていたことが問題になりましたが、高槻市が開催した、ある講座の、講師が、旧統一教会の信者の方でしたので、昨年5月に、市に対して、「旧統一教会の信者の方が講師でも、問題はないのでしょうか?」、「信者かどうか講師ご本人にご確認ください」といった旨のメールを担当課にお送りしました。すると3日後に、「多様な種類の講座のうちの一つの講座の講師として依頼をしているものです。」という、まったく答えになっていない返信がさたのですが、市は、当時、その講師の方が信者かどうか、確認をされたのでしょうか?されたのであれば、いつ、どのようにされたのでしょうか?お答えください。
 また、市は、信者の方が講師でも、問題はないと考えているのでしょうか?見解をおきかせください。

(2)その後も、高槻市主催の講座やセミナーで、同じ方が講師をされていたので、昨月、市に対して、「私がご本人に確認をしたら、信者だと認めましたが、市からご本人への確認が難しいのであれば、平田裕也議長らと『がんばろう』と拳を振り上げて、選挙で協力していた旧統一教会の信者の方と同じ方ですので、その会場にいた、議員になる前からその信者の方と長い付き合いのある方に、お尋ねになってはいかがでしょうか?高槻市は、一昨年の令和4年、旧統一教会からの約10万円の寄付については、『社会的な問題としてクローズアップされる中、寄付を受けるのは適切ではないと判断した』として、返金していますが、寄附は返金するのに、市の講座等の講師をしてもらうのは、矛盾しているのではないでしょうか?旧統一教会の信者の方が、高槻市主催の講座の講師をしても、問題はないのでしょうか?受講者の市民の方々に、不安を与えはしないのでしょうか?」といった旨のメールをお送りしました。
 しかし、市からは「講座の講師として依頼している」と、昨年とほぼ同じ内容の返信があっただけでした。
 市は、私のメールを受けて、講師の方が信者かどうか確認されたのでしょうか?されたのであれば、いつ、どのようにされたのでしょうか?お答えください。
 また、今後も、その方に、市の講座やセミナーの類の講師を依頼されるのでしょうか?今後も、依頼されるのであれば、何故なのか、理由も、併せてお答えください。

⇒1点目、2点目についてですが、一般的に、講座の実施にあたっては、各講座の目的に合わせて講師を依頼しております。

(3)旧統一教会から高槻市に対する約10万円の寄付について、信者の方は、当時の自民党の複数の政治家の方にお世話になったとおっしゃっておられたのですが、寄附の際、政治家の方々は、どういった関わりをされたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒寄付については、簡易電子申込サービスにより受け付けたものです。

<2回目>

 あとは意見を述べます。
 高槻市役所は、少なくとも、昨年5月の時点で、市の講座の講師の方が、信者であることを知っていたか、あるいは、その可能性があることを知っていたわけです。
 他市でも問題になっているにもかかわらず、高槻市役所は、問題はないのかと指摘されても、まともに答えず、その後もさらに、講座やセミナーの講師を依頼するという関係を維持して、今後についても答えないわけですから、高槻市役所は、旧統一教会と、ズブズブの関係だと言われても仕方がない
と、思います。この件については以上です。

⇒(石下副市長)今のご意見で、市が、旧統一教会とズブズブの関係だと言われましたが、何をもって言われているのか、理解に苦しむところでございます。私の知る限りでは、これまで行政が、旧統一教会や、またその関連団体と、一度も接触や、また面会等をしたことはございません。これまで、今回のような意見を含めまして、噂話も含めまして、一度も聞いたことがございません。講座での講師の選定につきましては、先ほどもお答えをしましたように、講座の目的に合わせて講師を選任いたしております。その際に、当然、その方の、その信条や、また宗教等につきまして、調査することはできませんので、よろしくお願いをいたします。
⇒(濱田市長)答弁は副市長が申し上げたとおりでございますけれども、市が、一般市民の方に、どういった宗教、信条をおもちかということを訊くということは、これは憲法に、明らかに、違反する可能性のある行為であります。で、これは問題なのは、こういう市会議員という公人の方が、この議会という場で、憲法違反の可能性の極めて高い行為をしろという、こういうことを行政に言うというのは、非常に、私は問題だというふうに思っております。憲法19条というのは、思想信条の自由、そして憲法20条は信教の自由でございますが、これは絶対的な自由でございまして、人権侵害をしろというようなことを、この議会の場で、市会議員が、言うというのは、非常に倫理上、私は問題だと思いますので、撤回され、謝罪されることを、私はお勧めします。

<3回目>

 旧統一教会というのは、解散請求もされています。非常に社会的な問題を起こしてきた団体ですし、先ほど申し上げたとおり、箕面市等で問題になっています。先ほど、市長、副市長から答弁がありましたが、そういうふうに擁護するということは、私には、ズブズブの関係にあるのではないかというふうにも考えられます。



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2024年12月20日

【棒振り神事訴訟】【自治会不法占拠訴訟】判決言渡しは来年3月27日

今日は、大阪地方裁判所で、11時から、棒振り神事訴訟の第4回口頭弁論と、自治会不法占拠訴訟の第4回口頭弁論が、それぞれありました。

両方の訴訟とも今回で弁論終結となり、判決言渡しは、来年3月27日13時10分から大阪地裁806号法廷とされました。ぜひ傍聴にお越しください。


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2024年12月19日

【いじめで摂食障害】教育委員会は逃げの答弁に終始。「重大事態」として調査せよ。

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今日は12月議会の最終日。一般質問があり、私は6項目について質問しました。

最初に、今年11月29日に記者会見がされたいじめの事案について質問したのですが、プライバシーを侵害しない範囲で答えられるにもかかわらず、高槻市教育委員会は、プライバシーを理由に答弁をしませんでした。

上の画像は、東京都教育委員会の資料に私が書き加えたものですが、そこに書かれているとおり、@「30日以上の長期欠席」とA「長期欠席がいじめによるものとする被害申告」があった場合も、いじめ防止対策推進法28条1項2号に従って、学校等は「重大事態」として調査を実施しなければならないのです。

本件についても、調査をしなければならなかったはずですが、高槻市教育委員会は、まともな答弁をしませんでした。

非常に残念です。

以下は本日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

★一般質問

■1.いじめ等について

<1回目>

(1)今年11月29日に記者会見がされたいじめの事案については、多くのメディアで報道されたので、皆さん、ご存知だと思います。被害生徒は中学2年生のときに、いじめに遭い、摂食障害などが悪化して、平均的だった体重は26キロにまで落ち、半年間の入院を余儀なくされ、学校の欠席日数は237日に及んだということです。今でも通院をされているそうです。令和4年の秋に、保護者が、学校に対して、いじめの「重大事態」に当たるとして調査を依頼したところ、学校側からは「いじめに気付けず申し訳なかった」と謝罪され、「いじめの重大な事態だと認識している」などと言われたということです。
 私も記者会見を傍聴しましたが、記者会見の場で、学校側が、いじめを認める音声も流されました。
 この事案については、@「30日以上の長期欠席」とA「長期欠席がいじめによるものとする被害申告」があったわけですから、いじめ防止対策推進法28条1項2号に従って、学校または教育委員会が「重大事態」として調査を実施すべきだったのではないのでしょうか?
 なお、文部科学省が公表している「いじめ重大事態の調査に関するガイドライン」では、「児童生徒や保護者から、『いじめにより重大な被害が生じた』という申立てがあったときは、その時点で学校が『いじめの結果ではない』あるいは『重大事態とはいえない』と考えたとしても、重大事態が発生したものとして報告・調査等に当たる」と明記されています。また、被害児童の代理人弁護士は、文部科学省から、当該事案においては、「重大事態が発生したものとして報告・調査等に当たるべき」、「学校が重大事態として対応しない理由が不明である」との回答を受けたということです。
 まずは、一般論として、@「30日以上の長期欠席」とA「長期欠席がいじめによるものとする被害申告」があった場合には、「重大事態」として取り扱うべきか否かについて、教育委員会の見解をおきかせください。
 そのうえで、先ほどの事案について、「重大事態」として取り扱わなかった理由を具体的にお答えください。
 先ほど述べた、文部科学省のガイドラインと回答を踏まえたうえで、ご答弁をお願いいたします。
(2)被害児童の保護者は、学校側から「いじめに気付けず申し訳ありませんでした」と謝罪され、さらに、「私たちはいじめだと思っています」、「いじめの重大な事態だと認識しています」などと一貫して説明をされていたと訴えています。
 学校は当初、いじめだと保護者に報告をしていましたが、実際には、学校はいじめと認定していなかったわけですから、学校側は保護者に嘘の報告をしていたことになります。もし、学校側の認識が途中で変わったということであれば、どういった経緯で、いつ変わったのか、なぜ保護者に説明をしなかったのか、具体的にお答えください。

⇒1点目と2点目についてですが、重大事態の調査については、いじめ防止対策推進法に基づき判断しています。
 なお、関係者のプライバシーに関わることになりますので、個別の案件については、答弁を差し控えさせていただきます。

(3)先ほどの事案について、高槻市は代理人に委任したと聞きました。なぜ委任したのでしょうか?具体的な理由をお答えください。
 また、その委任には、どれだけの費用がかかったのでしょうか?これまでと、今後の費用について、金額と内訳をお答えください。

⇒弁護士の法的知見等を踏まえ、本件に適切に対応するため、委任を行いました。
 また、委任に係る費用は、着手金として22万円でございます。

(4)令和5年度において、児童・生徒が年間30日以上欠席しているケースで、児童・生徒あるいはその保護者が、いじめが原因だと主張しているものは、何件あったのでしょうか?お答えください。
また、それらについては、「重大事態」に当たると考えられますが、教育委員会が「重大事態」として取り扱わなかったものについては、どういう理由でそのような判断をしたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒令和5年度に、いじめが原因で不登校になったことにより重大事態として調査を行ったものは2件ございます。
 なお、いじめや重大事態の調査については、いじめ防止対策推進法に基づき判断しています。

<2回目>

(1)重大事態の調査については、いじめ防止対策推進法に基づき判断しているということです。
ということは、これまで、@「30日以上の長期欠席」とA「長期欠席がいじめによるものとする被害申告」があった場合のすべてについて、「重大事態」として取り扱ってきたということでよろしいでしょうか?お答えください。

⇒繰り返しになりますが、いじめの重大事態の調査については、いじめ防止対策推進法に基づき判断しています。

(2)高槻市が委任した代理人は、高槻市教育委員会のこれまでの主張を、繰り返しているだけのようです。ご答弁にあった「弁護士の法的知見等」とは、具体的には何のことをいっているのでしょうか?お答えください。

⇒法の専門家として適切に対応していただいていると考えています。

(3)先ほどの事案に関しては、報道された範囲で質問していますので、その範囲で答弁されれば、プライバシーの侵害にはならないはずです。その範囲でご答弁ください。
 先ほどの事案について、大阪府教育庁から指導はあったのでしょうか?あったのであれば、その内容も併せてお答えください。
 また、指導があったのであれば、高槻市教育委員会は、先ほどの事案について、どういった対応をすることにしたのでしょうか?「重大事態」だと認定して、調査を行うのでしょうか?具体的にお答えください。
(4)いじめの「重大事態」としての取り扱いや、先ほどの事案について、大阪府教育庁と、高槻市教育委員会との間で、見解の相違があるのでしょうか?あるのであれば、どういった相違があるのか、具体的にお答えください。

⇒3点目と4点目についてですが、繰り返しになりますが、関係者のプライバシーに関わることでもありますので、個別の案件については、答弁を差し控えさせていただきます。

(5)市長におききします。
 市長の附属機関として「高槻市いじめ再調査委員会」という組織が、条例で規定されています。
@学校が教育委員会を通じて報告した重大事態への対処、又はA当該重大事態と同種の事態の発生の防止のため、必要があると認めるときは、こうした附属機関を設けるなどして調査ができるということです(いじめ防止対策推進法30条2項)。
 先ほどの事案については、市長に報告があったのでしょうか?お答えください。
 また、市長は、先ほどの事案について、附属機関を設置するなどして、調査を行うお考えはないのでしょうか?お答えください。

⇒「高槻市いじめ再調査委員会」については、いじめ防止対策推進法第30条第2項の規定により、法第28条第1項による重大事態の報告を受けた場合に、必要に応じ設置するものです。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 先ほどの事案については、逃げの答弁ばかりで、非常に残念です。
 産経新聞の記事によると、いじめの被害にあった元生徒の方は、「あのクラス、あの担任じゃなければ私は病気にならなかった」と悔しさをにじませ、いじめの問題に詳しい千葉大学の藤川教授は、先ほどの事案について「(いじめ防止対策推進法に)違反しているうえ、保護者への合理的な説明もなく、行政機関としてあるまじき対応だ」と、問題視しているということです。
 高槻市の学校や教育委員会の対応は、子どもの命や健康を蔑ろにするもので、極めて悪質だと思います。
 高槻市教育委員会に対して、この事案を「重大事態」と認定して、調査することを強く要望します。
 また、こうしたことを二度と起こさないように、「いじめ防止対策推進法」をしっかりと遵守してください。強く要望しておきます。
ここで、ある方の、いじめに関する体験談をご紹介させていただきます。
 その方は、小学生の頃、いじめに遭っている級友を、身体を張って助けたのですが、それが原因で自らもいじめを受けました。そのことに理不尽さを感じ、勉学に身が入らなくなり、高校に進学したものの、工員やガードマンなど、様々なアルバイトを経験したということです。
 小学生の時のいじめの被害による心の傷が、高校生やアルバイトの時まで、尾を引いていたということで、先ほどの女子生徒のケースとも共通する部分があると思ったのですが、そのいじめの体験談は、濱田剛史市長のものだということです。
 他の方がネットに書かれているのを見ただけで、ご本人から直接聞いたわけではありませんが、これがもし本当のことなのであれば、その頃の自分に問いかけてみていただいて、市長になった今、いじめの問題に対して、どういうことをすべきなのか、教育委員会の対応に任せるだけで、看過していいものなのかどうか、考えてみていただければと思います。
 今も、いじめの理不尽に苦しんでいる子ども達がいます。いじめの件数が、過去最多になったということは、そういう子達が、ますます増えているということではないのでしょうか。
 そういう状況なのに、濱田市長は何もしないのでしょうか。身体を張って、助けようというような気概は、もう、ないのでしょうか。
 市長として、教育委員会の独立性を侵さない範囲で、いじめを人権問題として調査したり、寝屋川市の監察課のような部署を設けたり、することができるはずです。実効性のある取り組みを要望します。



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2024年12月05日

【京口町債権時効消滅訴訟】二審も敗訴

今日は大阪高等裁判所で、京口町債権時効消滅訴訟の控訴審の判決言渡しがありました。

本会議等があったので法廷には行かなかったのですが、傍聴された方からのご報告によると、敗訴とのことでした。残念です。


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2024年12月03日

【高校生等のいる世帯へ臨時支援米10kg】1者しか応札できない入札は官製談合では?

高校生等のいる世帯への臨時支援米の入札で応札できたのはJAたかつきだけ

今日は12月議会の初日。議案の提案理由の説明や即決議案の質疑・採決等がありました。

9月議会の補正予算に予算が計上された「高校生等のいる世帯への臨時支援米」の購入に関して、入札を行い、落札者が決定したということで、今日の議会で、その契約について議決を得たいと、議案が上程されました。

入札には、総量100トンのうち8割以上は高槻産米という条件もあったのですが、それだけの高槻産米を納入できるのは、JAたかつきだけだとしか考えられません。1者しか応札できない入札は、官製談合の疑いがあると言われても仕方がないのではないでしょうか?

私は最後に以下の意見を述べました。

 先ほど申し上げたとおり、監査委員の認定や、JAたかつきが開示しているレポートの内容からすれば、80トン以上の高槻産米を納入できるのは、JAたかつきしかないと考えられます。他に80トン以上の高槻産米を納入できる事業者が存在するのなら、具体的にどこなのかと尋ねましたが、市は、それを答えられないわけですから、やはりJAたかつきしかないのではないでしょうか。
 つまり、本件の入札を行っても、1者しか応札できないということは、事前に明らかだったわけです。受注予定者を、あらかじめ指名しているようなものです。入札をする前から、落札者が既に決まっていたも同然です。
 そういう状況で入札を行えば、当然、契約金額は相手の言い値になってしまいますよね。こんな入札をしてもよかったのでしょうか?本当に問題はないのでしょうか?私は、官製談合の疑いがあると言われても仕方がないと思います。
 学校給食用のお米の購入に関しては、同じJAたかつきと、随意契約で、契約したときいています。高槻産米に関して、入札を行っても何ら問題がないのであれば、何故、給食用のお米についても、入札を行わなかったのでしょうか?以前おききしたときは、給食用のお米の購入量は年間で200トンほどだということでした。この議案の100トンより多いのに、随意契約だったのは、やはり、JAたかつきしか納入できないからではないのでしょうか?
 本件の入札が行われたのは11月1日でしたが、その同じ11月1日に、給食用のお米の契約もしたということです。同じ日に、同じ高槻産米の購入について、同じJAたかつきが相手方なのに、この議案のものは10kgあたり約3550円で、給食用は無洗米でも3100円と、1割以上も単価が違います。不自然ですよね。
 給食用のお米の契約単価については、事前にJAたかつきと協議をして決めたはずです。そうであれば、この議案の、高校生等のいる世帯への臨時支援のお米についても、給食用のお米と同じ単価にしてほしいと、交渉することもできたのではないでしょうか?
 本件のお米の購入については、落札決定を取り消して、JAたかつきと、給食用のお米と同じ単価で、随意契約で、契約を締結すべく、交渉してください。
 以上のとおりで、この議案には、到底賛成することはできません。


高槻市監査委員が令和3年4月27日に告示した監査結果

以下は本日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第85号 令和6年産精米(地元産)購入契約締結について

<1回目>
今年度の「高校生等のいる世帯への臨時支援事業」に関しては、9月議会で質問させていただきましたが、その高校生等のいる世帯へ贈る地元産米・総量100トンの購入について、11月1日に制限付き一般競争入札を行った結果、高槻市農業協同組合(=JAたかつき)しか応札がなかったので、JAたかつきを契約の相手方として、契約金額を3549万9999円とする、契約を締結したいということです。まず6点伺います。

(1)制限付き一般競争入札を行ったということですが、その「制限」というのは、どういったものなのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒入札参加資格に一定の条件を付した場合に「制限付一般競争入札」といい、今回の入札に当たりましては、令和6年1月1日現在において、過去2年以上の営業実績があることや本市の指名停止措置を受けていない者であること等の条件を付しております。

(2)入札対象物品の仕様については、どのようにされていたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒仕様についてですが、銘柄を「大阪府産ひのひかり」とし、総量の8割以上は高槻市域で収穫されたものなどとしております。

(3)JAたかつきが開示している「2023 JAたかつきレポート」というディスクロージャー誌の4ページには、「地元産米『ヒノヒカリ、キヌヒカリ』について、飯米を除く売り渡し希望数量の全量を買い入れ」たと記載されています。
 飯米(はんまい)というのは、自家用のお米や種籾のことですが、それ以外は、JAたかつきが全量を買い入れているようです。
 令和5年度において、高槻市では、地元産米は、全部で何トン生産されたのでしょうか?また、そのうち、JAたかつきが買い入れたものと、飯米とは、それぞれ、どれだけだったのでしょうか?その率も併せてお答えください。
(4)高槻市内で、組合員ではない米農家はどれだけあるのでしょうか?その収穫量は、令和5年度では、何トンだったのでしょうか?その流通は、どのようなものなのでしょうか?お答えください。

⇒3点目の地元産米と4点目の組合員以外の米農家等について、本市ではいずれも把握しておりません

(5)高槻市監査委員が、令和3年4月27日に告示した監査結果では、高槻市が、令和2年度に、高校生等のいる世帯への臨時支援のお米100トンの購入の随意契約の相手方として、JAたかつきを選定した理由について、「・・・供給体制に関し市内で生産される高槻産米の約9割以上を仕入れていること、設備等に関し市内の他の米穀店は有していない大型の処理能力を備えた精米施設を有していることから、高槻産米100tを精米し速やかに納入することが可能である事業者は、JAたかつきしかなく、当該契約者以外の第三者に履行させることが業務の性質上不可能であるとしている。」と認定しています。
 そうすると、100トンもの地元産米を納入できるのは、JAたかつき以外にはないと考えられるのですが、それ以外に、100トンもの地元産米を納入できる事業者は存在するのでしょうか?存在するのであれば、具体的な事業者名をお答えください。
(6)1者しか応札できないのに、入札を実施することには、問題はないのでしょうか?そういう入札を行うことには、どういう意味があるのでしょうか?市の見解をおきかせください。

⇒5,6点目ですが、地元産納入可能事業者について、具体的には把握しておりませんが、入札の結果として、応札者が1者となったものであり、何ら問題はないと認識しております。

<2回目>

(1)入札参加資格については、過去2年以上の営業実績があることなどであり、入札対象物品である100トンのお米の仕様については、銘柄を「大阪府産ひのひかり」として、総量の8割以上は、高槻市域で収穫されたものなどとした、ということです。
 つまり、少なくとも80トンは、高槻産米だというわけです。
 過去2年以上の営業実績があり、80トン以上の高槻産米を納入できる事業者は、JAたかつき以外には、存在するのでしょうか?存在するのであれば、具体的な事業者名をお答えください。
(4)1者しか応札できないのに、一般競争入札を実施しても、競争にはならないはずです。にもかかわらず、今回、このような入札を行ったのは、何故なのでしょうか?理由をお答えください。

⇒1点目と4点目についてですが、応札可能である事業者の有無が不明でしたので、今般、一般競争入札を執行したものです。

(2)この事業の資料には、「地元産米を給付し支援するとともに、地産地消の取組を推進する」ということも書かれていたのですが、先ほど申し上げたとおり、入札の仕様によれば、100トンのうち、2割は、高槻産米でなくてもよいようです。
 なぜ、こうした仕様にしたのでしょうか?十分な量の高槻産米を確保できない見込みだということなのでしょうか?理由をお答えください。
 また、高槻産米以外でも、例えば、泉南地域で採れたお米を、給付しても、地産地消の取組を推進することになるのでしょうか?見解をおきかせください。

⇒2点目ですが、繰り返しになりますが、地産地消を推進する観点から、総量の8割以上は高槻市域で収穫されたものとしております。

(3)先日、JAたかつきと、給食用のお米の購入に関して、契約を行ったとききました。今年は、何月何日に、10kgあたり何円で、契約を行ったのでしょうか?お答えください。

学校給食用で使用する米の契約は、11月1日付け1kg単位で行っており、契約単価は、七分づき米及び精白米が305円、無洗米が310円でございます。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 先ほど申し上げたとおり、監査委員の認定や、JAたかつきが開示しているレポートの内容からすれば、80トン以上の高槻産米を納入できるのは、JAたかつきしかないと考えられます。他に80トン以上の高槻産米を納入できる事業者が存在するのなら、具体的にどこなのかと尋ねましたが、市は、それを答えられないわけですから、やはりJAたかつきしかないのではないでしょうか。
 つまり、本件の入札を行っても、1者しか応札できないということは、事前に明らかだったわけです。受注予定者を、あらかじめ指名しているようなものです。入札をする前から、落札者が既に決まっていたも同然です。
 そういう状況で入札を行えば、当然、契約金額は相手の言い値になってしまいますよね。こんな入札をしてもよかったのでしょうか?本当に問題はないのでしょうか?私は、官製談合の疑いがあると言われても仕方がないと思います。
 学校給食用のお米の購入に関しては、同じJAたかつきと、随意契約で、契約したときいています。高槻産米に関して、入札を行っても何ら問題がないのであれば、何故、給食用のお米についても、入札を行わなかったのでしょうか?以前おききしたときは、給食用のお米の購入量は年間で200トンほどだということでした。この議案の100トンより多いのに、随意契約だったのは、やはり、JAたかつきしか納入できないからではないのでしょうか?
 本件の入札が行われたのは11月1日でしたが、その同じ11月1日に、給食用のお米の契約もしたということです。同じ日に、同じ高槻産米の購入について、同じJAたかつきが相手方なのに、この議案のものは10kgあたり約3550円で、給食用は無洗米でも3100円と、1割以上も単価が違います。不自然ですよね。
 給食用のお米の契約単価については、事前にJAたかつきと協議をして決めたはずです。そうであれば、この議案の、高校生等のいる世帯への臨時支援のお米についても、給食用のお米と同じ単価にしてほしいと、交渉することもできたのではないでしょうか?
 本件のお米の購入については、落札決定を取り消して、JAたかつきと、給食用のお米と同じ単価で、随意契約で、契約を締結すべく、交渉してください。
 以上のとおりで、この議案には、到底賛成することはできません。



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2024年11月19日

【スポーツ団体補助金訴訟】次回は来年1月17日に証人尋問

今日は11時から、大阪地方裁判所で、スポーツ団体補助金訴訟の第8回口頭弁論がありました。

次回は来年1月17日13時15分から、証人尋問が行われます。

法廷は大阪地裁806号法廷です。ぜひ傍聴にお越しください。


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2024年11月05日

芥川城跡からの戦国時代の囲碁の碁石の発掘を市HPに掲載しないのは、将棋振興に「不都合な真実」だから?

【関西 NEWS WEB】大阪 高槻市が「将棋のまち」PR チョコの王将駒お披露目

今日は、高槻市が、大手食品メーカーと、チョコレートでできた将棋の駒を作って、お披露目したというニュースがありましたが、そこでも言及されたとおり・・・

★【関西 NEWS WEB】大阪 高槻市が「将棋のまち」PR チョコの王将駒お披露目

高槻市は、これまでに江戸時代の将棋の駒が数多く見つかっていることなどから「将棋のまち」としてPRしていて、来月3日には大阪・福島区にある関西将棋会館が高槻市に移転し、開館します。


将棋振興を展開する理由を、高槻城跡から江戸時代の将棋の駒が出てきたことを根拠に、古くから将棋との関わりがあるからだとしています。

全国初 高槻市が「将棋のまち推進条例」を制定 関西将棋会館の高槻移転を契機にさらなる将棋振興を目指す 高槻市

高槻市は、かつて武家屋敷が広がっていた高槻城三の丸跡から江戸時代の小将棋や中将棋の駒が多数発掘されるなど、古くから将棋との関わりが深く・・・数々の将棋振興の取り組みを展開してきました。


ところが、昨日、たまたま「三好長慶四百五十年遠忌記念論文集・三好長慶」という本を読んだところ、三好長慶の居城であった芥川城跡から、戦国時代の囲碁の碁石が発掘されたという記述を見つけました。

三好長慶四百五十年遠忌記念論文集・三好長慶
(芥川城を)平成5年に高槻市教育委員会が発掘調査し、遺構や多数の遺物が確認された。
碁石さえも検出されている。碁石といえば囲碁の歴史は古く・・・室町時代には武士や庶民に広がり・・・さぞ芥川山城でも打たれていたであろう。戦国時代の城主たちの暮らしのロマンがしのばれる・・・

囲碁に関する記述がかなり長いですが、この論文を執筆したのは、元高槻市教育委員会参事の堀孝氏。発掘調査の当事者が書いているのですから、碁石があったというこの発掘の調査結果に間違いはないでしょう。

ところが、高槻市のサイトを見てみると、高槻城跡で将棋の駒が発掘されたという記載はあっても、囲碁の碁石については記載がありません。元参事の堀孝氏がこれだけ熱を入れて書いているのに、何故なのでしょうか?

たかつき歴史Web 高槻城跡

たかつき歴史Web 史跡芥川城跡

将棋を振興するうえで、江戸時代の将棋の駒を拠り所にしている以上、それより古い時代の囲碁の碁石の存在は、高槻市役所・濱田市長にとって、都合が悪いのかもしれません。

古くからの関わりを理由に、将棋を振興するのなら、囲碁の振興にも力を入れなければならないはずです。芥川城跡やその付近で、囲碁のイベントや囲碁のタイトル戦の招致などされてはいかがでしょうか?碁石の形のチョコレートも是非お願いします。

20241104hon2.jpg


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2024年11月02日

旧統一教会信者と選挙で協力し、有権者を騙した平田裕也議員とこうのきよし議員

高槻市議会の平田裕也議員が旧統一教会の信者と選挙で協力

高槻市議会の会派「自民・無所属議員団」に所属する平田裕也議員やこうのきよし議員らが、令和3年10月の衆院選において、旧統一教会の信者の方と、選挙で協力していた事実を、私がビラ配布等で訴えたところ、平田市議と鴻野議員が、私についてねつ造をし、平田市議に至っては、私に対して酷い誹謗中傷を行いました。

旧統一教会については、NHKのサイトでも・・・

旧統一教会と政治家との関係続々と 選挙に協力した宗教2世

・・・とされており、そのことは多くの方が認識されているかと思います。

こういう団体ですので、有権者の皆さんには、自民系の議員との選挙協力の事実をお知らせすべきと、ビラ配布等を行った次第です。

無論、壇上で、「天が遣わした候補者を国政に送るのが我々の使命である」といった旨の発言をして、「がんばろー!」の三唱を主導した方が信者であることについては、ご本人にも、自民党関係者にも、確認をしています。

普通であれば、「旧統一教会の信者と選挙で協力していた」と指摘されたら、その方が本当に信者かどうかを確認した上で、有権者に対して説明を行うものですが、平田裕也議員と、こうのきよし議員は、まともな説明をせず、以下のブログでの両名の声明のとおり、私の演説等について、ねつ造・デッチ上げを行い、有権者をだまし続けています。

【平田裕也、こうのきよしから皆様へ】

冒頭で、「高槻市議会議員の北岡隆浩氏が、私たちと旧統一教会のつながりがあるかのようなチラシを配り、演説をしていますが、全くの事実無根です。」としていますが、「○○かのような」とされているとおり、私は「旧統一教会のつながりがある」などとは記載等していません(「○○かのような」ということは、実際には○○ではないということです)。私はあくまで、両議員らが信者の方と選挙で協力していたという事実等を書いたまでです。「全くの事実無根」ともされていますが、事実しか書いていません。冒頭からして嘘・捏造です。

「私たちには旧統一教会信者の知り合いは一人もおらず、つながりの持ちようもありません。」とありますが、問題は、壇上で「がんばろうコール」を主導した方が、信者か否かのはず。なぜ知り合いの話が出てくるのでしょうか?壇上の方が、知り合いなのでしょうか?知り合いの話にすり替えて、論点をずらしたいのでしょうか?
また、「私たちには旧統一教会信者の知り合いは一人もおらず・・・」ということですが、そんなことは、知り合い全員に思想調査でもしなければ分からないはずです。滅茶苦茶なことを書いたとは思わないのでしょうか?

「令和3年10月に、衆議院議員候補であった大隈和英氏の個人演説会にゲストとして呼ばれ出席しました。」ということで、選挙中に立候補者の個人演説会に出席したことを認めているので、やはり問題は、壇上の方が信者かどうかのはずです。そのことは、ご本人や候補者、自民党関係者に尋ねれば分かったのではないでしょうか?「自民・無所属議員団」の会派には、市議になる前から、この信者の方とお付き合いのある方が複数おられますし。

「北岡氏のチラシによると、集会の最後に壇上で『がんばろう』の発声をされた方が旧統一教会の方であるとの主張です。北岡氏は、そのことを指して、平田、こうのは旧統一教会と関係がある≠ニ街頭で演説しているのですが、私たちは大隈氏の応援のためにゲストで呼ばれて出席したのであり、北岡氏が旧統一教会の信者だと主張される方のことをそもそも存じ上げません。存じ上げない方と関係があるはずがありません。」としています。

北岡氏は、そのことを指して、平田、こうのは旧統一教会と関係がある≠ニ街頭で演説している」というのですが、これはです。「旧統一教会と関係がある」などと言ったことはありません。選挙で協力していたという事実しか言っていないのに、なぜ嘘をつくのでしょうか?なぜ捏造するのでしょうか?平田議員のX(旧ツイッター)の他の投稿でも・・・

高槻市議会議員平田裕也Xこれまるで僕が統一協会と関わりあるみたいやん

まるで僕が統一協会と関わりあるみたいやん!」としています。「まるで○○みたい」というのは、例えば、「まるで死んでいるみたいに熟睡している」というように、事実ではないこと用いてを比喩的に表現する文型です。つまり「まるで○○みたい」の「○○」の部分は、事実ではなく、「僕が統一協会と関わりある」ということを私が言ったというのも事実ではないのです。そのことを平田議員は認識しているわけです。私は、平田議員が統一協会と関わりがあるなどとは述べていません。何度も言いますが、選挙で協力していたという事実を述べただけです。それに対して、まともな説明もせず、なぜ嘘に嘘を重ねるのでしょうか?

平田議員は、このように、「北岡は、平田、こうのは旧統一教会と関係がある≠ニ街頭で演説している」という捏造・でっち上げを行って、それを前提に・・・

高槻市議会議員平田裕也X似たようなビラ配って捕まったアホ議員いたのにこんなことする辺り、余程自分の能力に自信のない対立候補の仕業かただの愉快犯か

・・・などと、第三者のツイートをリポスト(旧リツイート)もして、私を誹謗中傷しました。良識があるなら、第三者のこうした投稿を戒めるべきですが、平田議員は逆にそれらを煽る形で、私への誹謗中傷を加速させたわけです。その結果、私に関して、以下の投稿がされました。
「こんな馬鹿なことを張り切ってする議員が高槻にいる」、
「私と旧統一教会が関係があるというのは明らかなデマ」、
「似たようなビラ配って捕まったア○議員いたのにこんなことする辺り、余程自分の能力に自信のない対立候補の仕業かただの愉快犯か…」、
「事実ではないことを言いふらされてとても困っています😅」、
「こんな姑息な手段を使ってまで有権者の支持を集めたい」、
「内容がデマ」、
「挑発して自分の土俵に引きずり込むやり方は維新系候補の典型的な手口」、
「卑劣なやり方」、
「『平田は旧統一教会と関係がある』というデマを垂れ流していた」、
「情けない」、
「嫌なことをしている議員」、
「恥ずかしい」、
「ほんとに恥ずかしい」、
「こんな幼稚なことする議員」、
「こんな奴に限ってまともな仕事はできない」、
「みっともない」、
「捕まればいい」、
「悪質」

そして最後には・・・

高槻市議会議員平田裕也Xデマを垂れ流していた議員

・・・と、私が旧統一教会に関する演説をしていない日も、「デマを垂れ流していた議員」と嘘を吐いて中傷し、「どんどんやってくれてもいいのに。」と挑発してきました。さすがにここまでやられると、誰でも頭にくるのではないでしょうか?

このように、「デマを垂れ流していた」と嘘をでっち上げて、自分が被害者であるかのように装い、「激励もフォロワーも増えるからどんどんやってくれてもいいのに」と、虚偽によって同情を集めて、Xのフォロワーを増やそうとまでもしているわけです。

こういうふうに、有権者を騙し続けている高槻市議会議員が存在するということを、有権者の皆さんには、ぜひ知っていただければと思います。

それにしても、旧統一教会信者と選挙で協力した事実を嘘でごまかし、有権者を騙すのは何故なのでしょうか?平田議員と鴻野議員には説明する責任があるはずです。

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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 21:11| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月01日

【平田市議名誉毀損訴訟】控訴審でも敗訴

高槻市議会の平田裕也議員が旧統一教会の信者と選挙で協力

平田市議が私に対して名誉毀損等をしたとして賠償を求め、今年4月14日に提訴した訴訟。一審に続き、二審も敗訴でした。

簡単に経緯を振り返ると、平田市議が所属する高槻市議会の会派「自民・無所属議員団」の議員らが、令和3年10月の衆院選において、旧統一教会の信者の方と、選挙で協力していた事実を、私がビラ配布等で訴えたところ、平田市議は、「北岡氏が旧統一教会の信者だと主張される方のことをそもそも存じ上げません。存じ上げない方と関係があるはずがありません」と、自分の頭の中だけを根拠に、@「事実無根」だとし、A「有権者を惑わすような許されない行為」とも評しました。

他にも、B「こんな馬鹿なことを張り切ってする議員が高槻にいる」、C「私と旧統一教会が関係があるというのは明らかなデマ」、D「似たようなビラ配って捕まったア○議員いたのにこんなことする辺り、余程自分の能力に自信のない対立候補の仕業かただの愉快犯か…」、E「事実ではないことを言いふらされてとても困っています😅」、F「こんな姑息な手段を使ってまで有権者の支持を集めたい」、G「内容がデマ」、H「挑発して自分の土俵に引きずり込むやり方は維新系候補の典型的な手口」、I「卑劣なやり方」、J「『平田は旧統一教会と関係がある』というデマを垂れ流していた」、K「情けない」、L「嫌なことをしている議員」、M「恥ずかしい」、N「ほんとに恥ずかしい」、O「こんな幼稚なことする議員」、P「こんな奴に限ってまともな仕事はできない」、Q「みっともない」、R「捕まればいい」、S「悪質」等の言葉を、ブログやX(旧ツイッター)に投稿あるいはリツイートしました。

これらは名誉毀損等になると考えたのですが、大阪高裁は・・・

 上記各ツイート及び本件ブログ投稿により控訴人の社会的評価が低下したと認められるかについてみると、上記各ツイートの中には、デマ、ネガティブキャンペーンという言葉が使われ、特に本件ツイート8は、デマを垂れ流すといういささか強い表現を用いている。しかし、デマという文言ば、本件街頭演説等により控訴人が公表した内容を否定するために用いられたものであり、また、ネガティブキャンペーンであるとする部分も、本件街頭演説等の内容を否定することに主眼があるというべきである。そして、上記各ツイート及び本件ブログ投稿は、被控訴人が本件集会に出席して別の選挙候補者を応援したことに関して、控訴人がこれを批判する本件ビラの配布を含む本件街頭演説等の政治活動をしたことから、被控訴人がこれに対抗するために行ったとみることができる。このような経過を踏まえると、控訴人においては本件街頭演説等を批判されたことに対して更なる街頭演説等により反論することが想定されるというべきであって、被控訴人の発信中に「デマを垂れ流している」といった不適切な表現が含まれているとしても、不法行為として損害賠償責任を認める程度に社会的評価を低下させるものではないと判断することが相当である。


・・・としました。

平田議員の投稿は、否定や対抗を超えたものだと思うのですが・・・デマではなく、真実なのに、「デマを垂れ流している」とまで言われて、黙っている人間がいるでしょうか?高裁も、「更なる街頭演説等により反論することが想定される」としているので、後日、あらためて詳細に書こうと思います。

刑事のほうでも、警察は、平田裕也議員とこうのきよし議員を書類送検したものの、検察は不起訴処分としました。

非常に残念です。

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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年10月31日

【自治会不法占拠訴訟】【棒振り神事訴訟】次回は12月20日

今日は、大阪地方裁判所で、10時から自治会不法占拠訴訟の第3回口頭弁論と、棒振り神事訴訟の第3回口頭弁論が、それぞれありました。

次回は、両方の訴訟とも、12月20日11時から大阪地裁806号法廷とされました。原告も被告も同じなので、同じ時間帯に続けて弁論を開くということです。ぜひ傍聴にお越しください。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年10月28日

【高槻市営バス】今年度3回目の募集要項の配布を開始するも相変わらず正規職員ではなく会計年度任用職員を5名募集

本日、高槻市交通部が、今年度3回目の募集要項の配布を開始しました。

【第3回】令和6年度会計年度任用職員(バス運転業務従事職員)募集

第3回の募集内容 募集⼈数 5名程度
(以下略)


ぜひ奮ってご応募いただきたいところです。

ただ、先月の議会では、最初から正規職員として採用される京都市営バスと同じ採用条件にすればと提案したのですが、これまでと同様、会計年度任用職員を募集するということで、残念です。募集人数の5名も、少ないのではないでしょうか?

昨今は状況が変わっきており、各社、運転士の奪い合いになっています。金剛バスの廃止の理由は「運転手不足」でした。

運転士が確保できなければ、「動く市道」である高槻市バスを維持できません。一刻も早く、時代に合せて変革すべきです。

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2024年10月26日

【阪南市長選挙の争点】建設残土処分場の問題

★動画【阪南市長選挙の争点】建設残土処分場の問題



オンブズマンの仲間の阪南市民の方の情報を基に作成しました。
高槻市でも同じような問題があったので、その時に撮影した動画も入れています。
阪南市民の方は是非ご覧下さい。

#阪南市長選挙 #阪南スカイタウン #阪南市 #ピチピチビーチ


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2024年10月25日

【スポーツ団体補助金訴訟】次回は11月19日

今日は10時30分から、大阪地方裁判所で、スポーツ団体補助金訴訟の第7回口頭弁論がありました。

次の次の期日に、証人尋問がされる予定です。

次回は11月19日11時から大阪地裁806号法廷とされました。ぜひ傍聴にお越しください。


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2024年10月16日

忠岡町長選挙に立候補した、勝元ゆかこ候補を応援。

オンブズマンの仲間の勝元ゆかこさん(前忠岡町議)が、忠岡町長選挙に立候補されたので、昨日、応援に行ってきました。

個人演説会の様子を録画しましたが、勝元候補のお話を聴いてもらえば、いかに彼女が有能で、バランス感覚・良識のある素晴らしい方かを、理解していただけると思います。

今後の忠岡町に関する重要な話題が盛りだくさんですので、ぜひ忠岡町民の方は、投票する前に、以下の動画をご覧下さい。

1.産廃処理施設について
https://youtu.be/ew9FSAId5KE


2.悪しき習慣とムダの排除、町長給与50%カット、有能な行政職員の登用
https://youtu.be/YL-pUh_uzZk


3.町内・駅前の活性化
https://youtu.be/Lna3D93AfOc


4.合併の再検討・教育を取りもどす
https://youtu.be/O8966OhzI7E



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2024年10月08日

【京口町債権時効消滅訴訟】控訴審の判決言渡しは12月5日

今日は、大阪高等裁判所で、京口町債権時効消滅訴訟の控訴審の第1回口頭弁論がありました。

一審の大阪地裁の判決では、時効の期限が来るまでに土地代(占用料相当額)等を請求しなかったこと違法だが、担当職員に過失はなかったいと、請求が棄却されたので(つまり敗訴)、6月11日に大阪高裁へ控訴しました。

今回で結審し、判決言渡しは、12月5日13時20分から大阪高裁82号法廷とされました。

今回高裁に提出した控訴理由書は以下のとおりです。公有地を不法占拠されても、土地代を請求するのに測量が必要だとか、訴訟のリスクがあるだとかいうことになれば、不法占拠者によって、容易く債務を時効で消滅させられることになってしまいます。高槻市の市有地の別の訴訟では、不法占拠された土地の面積について、投影面積での算定が認められました。不法占拠の早期解決のために、投影面積等の簡便な方法が認められるべきだと思います。もし認められないと、全国的にも、悪影響が出るのではないでしょうか。

控訴理由書
令和6年8月5日
控訴人 北岡隆浩

第1 管理懈怠により債権を時効消滅させた被控訴人担当職員の過失に関する原審の誤った判断等

本件は、原判決「第2 事案の概要」に記載のとおり、高槻市が平成17年3月31日から有する債権について、被控訴人が、時効期間の経過前に、行使しなかったために、債務者による時効の援用によって、その債権の一部が消滅した事案である。
本件について、原審は、「確かに、本件怠る期間において本件債権の行使を怠り、債務者に対する時効中断措置を採らなかったことは違法であり・・・、これにより高槻市に本件時効部分に係る損害が発生しているが、本件債権の金額等が特定しておらず、これを積極的に行使しないという判断にも相当の根拠がある上・・・請求を行っていないのは、課長個人の判断というよりは、本件基本方針に基づく高槻市全体としての対応方針に沿ったものであることからすると・・・公務員の過失に関する上記アの判断枠組みやその趣旨に照らし、本件怠る期間に係る本件債権の不行使(怠る事実)について、課長に個人賠償責任を負わせるべきほどの過失があったとは認められない。」等として、控訴人の請求を棄却した(原判決34頁16乃至25行目)。
しかし、この原判決には、以下のとおり、不備や誤りがある。

第2 原審が法定外公共物の事前調査の内容や結果を記載していない不備

1 本件債権は、本件各土地を不法占拠していた債務者に対する占用料相当額であるが、平成17年3月31日に国から高槻市へ本件各土地が譲渡される前に、被控訴人が、本件各土地等(里道・水路等の法定外公共物)について行った調査(以下「本件事前調査」という。)について、原審は、「高槻市は、平成14年ないし平成15年頃、譲与対象となる法定外公共物の存在について調査を行った。」としか記載していない。

2 本件事前調査では「山の奥の奥」まで「不明・不法占拠箇所の精密調査」も行われていたこと
しかし、本件事前調査では、「山の奥の奥」まで、「不明・不法占拠箇所の精密調査」も行われていた。
甲4・28頁下から9ないし5行目のとおり、当時の被控訴人代理人の佐々木弁護士の「先ほど原告のほうの質問の中で、里道については、一括譲与に際して山の奥の奥まで調査をして歩き回って調査をしましたということがあるんじゃないかということの質問があったかと思いますけど、調査は実際されたのはされたんですね。」との質問に対し、課長(本件の課長と同一人物である)は「はい。」と明確に答えている。
つまり、被控訴人は、山の奥の奥まで、現地で確認を行ったのである。
なお、本件各土地は、山の奥とは真逆の、阪急高槻市駅から徒歩5分ほどの市の中心部にあって、国道にも面しており、その土地上に債務者らは建物を有し、寿司屋やラーメン屋、居酒屋などのテナントを入れて、賃料収入を得ていた。このように、不法占拠された公有地で、堂々と、寿司屋などが営まれ続けてきたのである(甲19・2頁、乙9)。
甲13は、大阪地裁平成27年(行ウ)第15号事件の被告の証拠説明書であるが、被控訴人は、まさに「山の奥の奥」といえる高槻市大字奈佐原(固定資産評価額も1平米約25円しかない)の里道等も含め、「高槻市においては、法定外公共物の譲与に向けて、現地調査を、平成14年度から平成15年度にかけて順次行っていた」と主張しており(甲13の乙12の「立証趣旨」の欄)、写真まで撮影している(甲13の乙13の欄)。
その平成14年度から15年度の本件事前調査には、甲14のとおり「A不明・不法占拠箇所の精密調査」や「C地元関係者に事情聴取」も含まれている(甲14の左下の欄)。
被控訴人は、本件事前調査において、現地調査だけでなく、不法占拠箇所の精密調査も行っていたのである。それによって、次項のとおり、本件の不法占拠についても把握していたというべきである。

3 外観上明らかな不法占拠箇所は本件事前調査で十分に知り得たと別件訴訟では裁判所が認定
甲20は、本件と同様、高槻市の里道・水路を民間企業が不法占拠してきたことに関する住民訴訟の大阪地裁判決である。
裁判所は、前項のとおり、本件の課長も証人尋問で取り調べたうえで、「高槻市においては,上記(ア)の方針を受けて,高槻市職員により,国有財産特別措置法により譲与を受けることになっている土地(総延長640km)について調査を実施し,里道,水路等の存否を確認し・・・平成16年12月頃,高槻市議会の建環産業委員会における管理条例の制定に関する審議において,上記のような調査が行われていることが報告された」と認定し(甲20・37頁最終行ないし38頁7行目)、「・・・被告は,@本件里道は,高槻市が平成17年3月31日に一括譲与を受けた総延長が640kmに及ぶ特定公共物の一部であって,その全てについて逐一現況を確認することは事実上困難である,A高槻市においては,法定外公共物の譲与に関する方針を定め,苦情等がある時のみに対応するとしていたところ,本件里道について,本件構造物の設置者から占用許可申請がなく,近隣住民からの苦情もなかったことから,被告において本件里道の使用状況に問題があるとしてもこれを知りようがなかった,B占用料又は占用料相当額を徴収するためには土地の境界や占有面積が確定していることが前提となるが,本件においてはこのような前提を欠いている・・・から,被告において管理を怠っているとの指摘は当たらないと主張する。しかし,上記@及びAについてみるに,補助参加人は本件構造物により本件東西里道構造物部分を占有しているところ,本件構造物は平成17年4月1日以前から本件東西里道上に存在し,高槻市職員が譲与の対象となる財産の存在を調査等した際,少なくとも本件東西水路部分の上空に本件構造物が存在することを把握していたこと・・・に照らせば,補助参加人らによる権原に基づかない本件東西里道構造物部分の利用について十分に知り得たものと認められるから,上記@及びAの主張には,理由がないというべきである。上記Bについてみるに・・・侵害範囲の特定が可能であって不法占有を理由とする損害賠償及び不当利得返還を請求し得る場合にこれらの請求をしないことが許容されるものとは解されない。」と判示した(甲20・48頁15行目ないし49頁16行目)。
つまり、構造物による、外観上明らかな里道・水路等の法定外公共物の不法占有については、被告は、国からの一括譲与の際の調査によって、十分に知り得たし、侵害範囲(不法占拠された範囲)の特定も可能であって、損害賠償及び不当利得返還を請求しなければない義務があったのである。
本件各土地の上には、債務者が有する本件各建物があって、乙9の写真や図面のとおり、法定外公共物である水路上に建物が張り出すなど、外観上、不法占拠されてきたことが明らかだったのであるから、本件事前調査の際に、被告は、本件の不法占拠に気付いていたというべきであり、本件債権についても「損害賠償及び不当利得返還を請求し得る場合にこれらの請求をしないことが許容されるものとは解されない。」というべきである。

4 小括
以上のとおり、被控訴人は、本件事前調査により、現地で直接調査を行ったのみならず、不法占拠箇所についても精密調査を行っていた。
本件の不法占拠箇所については、乙9の写真や図面のとおり、法定外公共物である水路上に建物が張り出すなど、外観上、不法占拠が明らかであるが、甲20の裁判において、外観上、明らかに不法占拠されてきたものについては、債権の不行使は許容されないと判示されたところである。
当然、本件の不法占拠についても、被控訴人は、本件事前調査の際に、把握していたというべきであるから、本件債権の時効の期限までには、十分に債権の行使ができたといえる。
こうした事実関係を記載していない原判決には、事実認定に不備がある。
第3 時効期限前の平成26年12月頃には不法占拠が認識されていたこと
原審は、「管理課は、平成26年12月頃、本件各建物が東部排水路上に張り出している状況を確認した。」と認定している(原判決25頁11及び12頁)。
本件債権の消滅時効期間が満了し始めるのは平成27年4月1日からである(原判決7頁13及び14行目)。
被控訴人は、上記のとおり、平成26年12月頃に、外観上、明らかに、本件各建物が東部排水路上に張り出している状況を確認したのであるから、仮に、本件事前調査の結果に虚偽があったとしても、本件債権の消滅時効期間が満了し始める平成27年4月1日までには、少なくとも、東部排水路の部分の不法占拠について、債権を行使できたはずである(本件各建物が水路上に張り出してしている部分については、メジャー等で測定することが可能であった)。
不法占拠の調査に当たっては、公図を確認するのは最低限の事務であるから、それによって、東部排水路だけではなく、東西里道水路等についても、不法占拠されてきたことが判明したはずである。すると、やはり、本件の不法占拠の部分の全部について、被控訴人は、平成27年4月1日までに、債権を行使できたといえる。

第4 投影面積による侵害範囲(不法占拠された範囲)の特定が本件でも可能であったこと

1 別件訴訟(甲20)では投影面積で侵害範囲を認定
別件訴訟(甲20)では、裁判所は、構造物による侵害範囲(不法占拠された範囲)を、別件訴訟の甲6等に基づき「本件東西里道構造物部分の面積は30uを下らない。」と認定した(甲20・34頁下から3ないし2行目)。
甲21は、上記別件訴訟の甲6である。これは、控訴人が作成したものであるが、投影面積(勾配を考慮せず、平坦な面に投影された形の面積)を、侵害範囲とした。
投影面積は、土地の勾配を考慮しないので、実際の面積よりは、やや小さいものとなる。

2 実際にも投影面積に基づき債権の行使がされたこと
被控訴人は、実際にも、投影面積で不法占拠された部分の面積を算出し(原判決40頁の別添の図)、債務者らに対し、請求書を郵送するなどして、債権の行使をした(原判決7頁8ないし12行目)。
債務者は、消滅時効の援用は行ったが(原判決7頁18ないし21行目)、不法占拠の面積や境界、債務額について、何ら争ってはいない。

3 原審の判断の誤り
原審は、「原告は、本件債権の金額が特定していなかったことに関し、投影面積の方法による占用料相当額の算出を行うことで、本件債権を行使することは可能であったなどと主張する。しかし、投影面積の方法等を用いた概算の請求で足りるとするかは正に解釈の分かれ得るところ・・・」として(原判決34頁最終行ないし35頁4行目)、控訴人の主張を認めなかった。
しかし、上記のとおり、別件訴訟(甲20)では、本件と同様の高槻市の事案について、この投影面積を、侵害範囲として認定していたし、実際にも、被控訴人は、投影面積に基づき債権の行使を行ったのであるから、原審の判断は誤っているというべきである。
次の本状第5第3項のとおり、被控訴人は、実務においても、簡単な図面によって占用許可をしており、投影面積の方法等を用いた請求で足りるというべきであるから、やはり、原審の判断は誤っている。

第5 測量費用を要する場合には不法占拠者が負担すべきであること

1 条例では占用者に場所と面積を特定する責務があること
高槻市が里道・水路等に関して定めた「高槻市特定公共物管理条例」(甲22)4条では、「特定公共物の敷地又はその上空若しくは地下に工作物、物件又は施設(以下「工作物等」という。)を設けて特定公共物をその本来の用途以外の用途に使用」(1項1号)しようとする者は、特定公共物の占用等の場所(2項3号)や面積(2項4号)等を記載した申請書を市長に提出し、市長の許可を受けなければならない。
つまり、場所や面積を特定する責務は、上記申請書提出者にあるのである。

2 不法占拠された里道・水路の場所や面積を特定する必要があるのであれば、その責務は不法占拠者にあること
前項のとおり、条例に基づき占用許可を得ようと申請する者には、その場所や面積を特定する責務がある。そのことからすれば、不法占拠についても、里道・水路の場所や面積を特定する必要があるのであれば、当然、本来的には、不法占拠者に、それらの責務が生じるというべきである。

3 実際の被控訴人による占用許可は簡単な図面でされていること
甲23は、前項の申請により実際に許可がされたものの一例である。
その3頁目は、申請者により手書きで占用の場所が記載された「高槻市地形図」であるが、この「高槻市地形図」の作成者は、欄外に記載のとおり、高槻市都市創造部管理課である。
また、同じく欄外には「この地形図は平成25年1月に撮影した航空写真により作成し、部分修正を加えたものです。」、「この地図は地形の状況を示すもので、土地の境界等権利関係を示すものではありません。また各種証明に用いることもできません。」と記載されている。つまり、測量によって作成されたものではなく、土地の境界も示されていない、各種証明に用いることができない精度の低いものなのである。
この「高槻市地形図」に、申請者によって、距離だけが手書きで書き込まれているのだが、被控訴人による占用許可は、面積でされている(甲23・1頁)。この面積の算定根拠については記載されておらず、不明である。
つまり、被控訴人は、土地の境界が示されておらず証明に用いることができない精度の図面に距離だけが記載され、測量に基づいたものではなく算定根拠も未記載・不明な面積による申請であっても、占用許可をしてきたのである。

4 原審の判断の誤り
原審は、「・・・不確実な請求や不正確な請求は許されず、債権の存否や金額等につき誤りがないと判断できる状態に至らなければ歳入の調定はできないという理解にも、その規定内容に照らして相当の根拠があるといい得る・・・。そして、このような理解の下では、本件債権について歳入の調定をするためには、本件債権の存否やその金額等を確定するため、本件各土地と南北隣接土地との境界を確定し、東西里道水路や東部排水路のうち本件各建物により占有されている部分の面積を確定し、併せて、本件各土地の占有権限の有無や占有者(債務者)の不法占有の認識等を確定しなければならない・・・。しかるに、これらの点について、占用料相当額の支払を求められる債務者や債務者との間でその認識が一致するとは限らず、境界の位置、不法占有の認識、不当利得の存否・金額等について争いが生じるといった事態は十分にあり得ることであって、いったん紛争となれば、高槻市において、本件各土地の境界に係る測量を実施し、筆界特定等の手続を通じて境界を確定し(しかも、里道・水路等の境界を確定することは、資料や手掛かりに乏しく、実務上困難を極めることが少なくない。)、善意主張を覆す証拠等を収集し、不当利得返還請求訴訟等を提起して認容判決を得た上、最終的には強制執行を行って回収する必要が生じ得る。」などとする(原判決32頁20行目ないし33頁12行目)。
しかし、不法占拠者の不法占有の認識の確定は、客観的に、不法占有の事実があれば、不要である。このように不法占有の認識の善悪を問題とするならば、善意・無過失での土地の時効取得の可能性を考慮すると、むしろ、一刻も早く法的手続き等を行うべきであったはずで、本件のように、時効期間を徒過しても、被控訴人が、何らの手続きもとらなかったということはありえなかったはずである。
また、境界や占有されている部分の面積の確定については、上記のとおり、本来は、条例の趣旨からして、不法占拠者の責務である。これを、行政側が確定して、債権を行使する場合には、甲20の判例上も、投影面積で足りるというべきである。
高槻市においては、条例に基づく占用許可の実務において、前項のとおり、簡単な図面に手書きの記載でも、占有部分の面積として認め、許可がされている。
原審が言うように、土地の境界に係る測量を実施し、筆界特定等の手続を通じて境界を確定して、極めて正確に面積や占用料相当額を算出する必要があるのであれば、条例に基づく占用許可についても、そうした厳密な測量や占用料の算出が必要ということになる。しかし、条例には、そこまで求める条項は存在しない。実務において、住民個人に対する水路上の通路橋の占用許可等、わずかな面積のものについても、測量や境界確定をしなければ許可ができないということになれば、市民生活に大いに支障が生じる。原判決が確定すれば、市民生活や行政実務に非常な困難を強いることにもなりかねないのである。
公平公正な社会を実現するため必要なことは、本件のようなケースについては、不法占拠の状態を一刻も早く解消するため明渡し請求を行い、時効が援用されないように、消滅時効の期限が到来するまえに、債権を行使することである。そのためには、投影面積による方法等で迅速に対応すべきであって、それについては甲20の判例も肯定している。原審の言うような厳密さは、実務上無理難題であり、むしろ、公平公正さを阻害するというべきである。
仮に、紛争となって、測量等が必要となれば、その費用は、前々項の条例の趣旨からすれば、不法占拠者が負担すべきである。
これを、行政側が負担する必要があり、その費用負担ゆえに、不法占拠を野放しにすることになれば、社会正義が実現されないし、条例に基づいて占用許可を得た者との均衡も図れないことになり、憲法が定める平等原則に反する。
したがって、原審の判断は誤っているというべきである。

第6 紛争の懸念について

原審は、前項のとおり、法的な紛争が生じた場合について、様々な懸念を示している。
しかし、本件については、被控訴人が債権を行使しても、争いは生じなかった。その理由は、境界が画定していなくても、里道・水路等の位置や幅等から、原判決40頁の別添図面の程度には、投影面積により、面積が確定でき、甲20の判例も存在するからだと考えられる。
仮に、面積や境界について争いが生じても、甲20の判例がある以上、被控訴人は、原判決40頁の別添図面を示せばよく、それ以外は不要である。不法占拠者が、同図面の面積を不正確だと主張するならば、その立証責任は不法占拠者にあるのだから、測量の必要が生じたとしても、不法占拠者の費用負担により行われるだけである。
法的紛争そのものに費用がかかるというかもしれないが、訴訟のリスクはどのような場合でも存在するのであり、本件に限ったことではない。
したがって、原審の判断は杞憂であり誤りというべきである。

第7 まとめ

以上のとおり、原審の判断には誤りがあり、課長には故意又は過失があって、市長についても、本件怠る期間に係る本件債権の行使を怠る事実につき、課長に対する指揮監督上の義務違反があったというべきである。
原判決をこのまま認めてしまえば、公有地を不法占拠しても、行政に対して争う姿勢をチラつかせれば、債務を時効で消滅させられることになり、不法占拠の野放しにつながってしまう。これでは不法行為をした者が得をして、条例に基づいて真面目に占用許可を得て、占用料を支払っている者が、馬鹿を見るのであって、社会正義が実現されない。
本件は、甲20の判例や、本件事前調査の内容、簡単な図面でも条例に基づき占用許可をしている実務の実態等を鑑みれば、単に、債権の時効期間の管理を怠って、故意又は過失により、債権の一部を消滅させた事案であって、債権管理の基本中の基本を怠ったものというべきである。
裁判所が、被控訴人の担当職員の言い訳を認めて、責任を認定しなければ、行政事務の底が抜けてしまうのではないかと、控訴人は危惧する。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年10月05日

市政報告会、無事終了。

市政報告会

本日、恒例の市政報告会を行いました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!

次回は4月上旬を予定していますので、よろしくお願いします。

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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 19:27| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月29日

【高槻ジャズストリート】「高槻市市制施行80周年記念ステージ」の最初の出演者が何故「在日米陸軍軍楽隊」?

「高槻市市制施行80周年記念フェスタ」の特設ステージでは、高槻市出身・高槻市在住アーティストのハナフサマユさんの音楽ライブのほか、高槻市の歴史や80周年記念をテーマにしたクイズ大会などが行われた

先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

昨年度は、高槻市が市になって80年ということで、様々な記念事業が開催されました。

上の画像のとおり、「高槻市市制施行80周年記念フェスタ」の特設ステージでは、高槻市出身・高槻市在住アーティストの方の音楽ライブや、高槻市の歴史や80周年記念をテーマにしたクイズ大会などが行われました。高槻市の周年記念ですので、このように、普通は、高槻市に関係する催しがされるものです。

ところが、高槻市が補助金200万円を交付した、高槻ジャズストリートの「高槻市市制施行80周年記念ステージ」では・・・

高槻ジャズストリート・高槻市市制施行80周年記念ステージ

初日のトップバッターは「在日米陸軍軍楽隊」、2日目は「伊丹市立伊丹高等学校」でした。

高槻市の80年の歩みと、在日アメリカ陸軍や伊丹市立の伊丹高校とは、どういう関係があるか?市の補助金からは、どのミュージシャンに関する支出がされたのか?・・・議会でいろいろと質問をしたところ、突然、答弁の予定のなかった濱田市長が立ち上がり、「高槻ジャズストリートは、高槻を代表するイベントとして知られており、ジャズを広く高槻でやることがイベントの趣旨で、そういう意味では、80周年を記念して、高槻ジャズストリートを開催するということに意味がある」といった旨の答弁をしました。

濱田市長は、質問をちゃんと聞いていなかったのか、まったく勘違いをしていますが、この80周年記念ステージは、高槻ジャズストリートの数多ある会場の中の一つでされたものであって、濱田市長が答弁したように、80周年を記念して高槻ジャズストリートが開催されたわけではありません。

高槻ジャズストリートで、いろいろなアーティストの方が出演されるのは良いことだと思いますが、高槻市が税金から200万円の補助金を出して「高槻市市制施行80周年記念ステージ」を開催する以上は、それに相応しいアーティストが選ばれるべきではないでしょうか?それが、よりにもよって、何故、アメリカ軍なのか・・・市は、出演者は実行委員会が決定したという答弁を繰り返したのですが、政治的な意図がなかったのか調査していただきたいと、最後に要望しました。

今回の一般質問では、3回も、予定にない答弁をされたので、最後の意見を省略せざるをえませんでした。平田裕也議長に、そういった答弁をさせないようにしてほしいと要望したのですが、議長が判断すると、まったく取り合ってくれませんでした。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■5.高槻ジャズストリート等について

<1回目>

(1)高槻ジャズストリートのガイドブックによると、令和5年5月3日の、高槻城公園芸術文化劇場南館トリシマホールにおける「高槻市市制施行80周年記念ステージ」の、最初の出演ミュージシャンは、「在日米陸軍軍楽隊」でした。翌日の5月4日の、最初の出演ミュージシャンは、伊丹市立伊丹高等学校でした。
 高槻市の80年の歩みと、在日アメリカ陸軍とは、どういう関係があるのでしょうか?高槻市の80年の歩みと、伊丹市立の伊丹高校とは、どういう関係があるのでしょうか?具体的にお答えください。
(2)この「高槻市市制施行80周年記念ステージ」には、他に10組のミュージシャンが出演していたようですが、高槻市の80年とは、どういった関係があるのでしょうか?具体的にお答えください。
(3)この「高槻市市制施行80周年記念ステージ」については、補助金を原資として、設営費や、ミュージシャンへの出演料等が支払われたといったご答弁でした。どのミュージシャンに関する設営や出演等に関して、何円が、払われたのでしょうか?お答えください。

⇒1点目から3点目のご質問についてですが、高槻城公園芸術文化劇場トリシマホールにおける5月3日、4日両日のステージで、来場者に対し、1日3回の入替毎に、スクリーンで市のPR動画を上映するとともに、MCにより市制施行80周年を迎えた本市の紹介が行われました。
 なお、出演者については実行委員会で決められているものです。

<2回目>

(1)ご答弁からすると、5月3日と4日のトリシマホールで演奏したすべてのミュージシャンが、高槻市と関係のない方々だったようです。演奏された音楽についても、すべて高槻市と無関係のものだったのでしょうか?お答えください。
(2)令和5年11月11日に開催された「高槻市市制施行80周年記念フェスタ」の特設ステージでは、高槻市出身・高槻市在住アーティストのハナフサマユさんの音楽ライブのほか、高槻市の歴史や80周年記念をテーマにしたクイズ大会などが行われたということです。
 普通は、「高槻市市制施行80周年記念ステージ」ということであれば、高槻市ゆかりのアーティストの出演など、高槻市に関係するコンテンツを、想像し、期待するものだと思います。
 5月3日と4日のトリシマホールでの演奏については、市民の皆さんや来場者の皆さんに対して、高槻市とは無関係なアーティストだけが出演するということを、事前に、お知らせしていたのでしょうか?していたのであれば、どのように行ったのでしょうか?お答えください。
(3)この補助金の交付の条件には、高槻市ゆかりのアーティストの出演が含まれていなかったのでしょうか?含まれていなかったのであれば、何故なのか、理由をお答えください。
 また、出演アーティストや演目については、実行委員会と、事前に、どういった話し合いをされたのでしょうか?お答えください。
(4)「在日米陸軍軍楽隊」は、アメリカ陸軍の一部隊だそうです。演奏時の画像を見ると、階級章のついた軍服を着ているようですが、軍楽隊の皆さんは、アメリカ軍の軍人なのでしょうか?お答えください。
 また、「在日米陸軍軍楽隊」に関連する支出については、どういったものが、何円だったのでしょうか?お答えください。

⇒2問目のご質問についてですが、1問目でお答えしましたとおり、5月3日・4日に開催されたトリシマホールでのステージは、本市市制施行80周年を広く周知することを目的としたもので、来場者に対し、1日3回の入替毎に、スクリーンで市のPR動画を上映するとともに、MCにより本市の紹介が行われたものです。なお、出演者につきましては、先程もお答えしましたとおり、実行委員会で決められています。

⇒【唐突に市長が答弁した内容の要旨】議員が何をおっしゃりたいのかよく分からないが、皆さんご承知のとおり、高槻ジャズストリートというのは、長年、高槻のイベントとして非常に宣伝されているイベントであり、高槻といえばジャズストリートだという方も、全国的に広くおられるといった、高槻を代表するイベントの一つです。出演者が高槻にゆかりがある方ばかりであれば、それでいいが、ジャズを広く高槻でやるということが、イベントの趣旨であって、そういう意味では、80周年を記念して、高槻ジャズストリートを開催するということに意味があるわけで、議員もそのことはよくご存知だとは思うが、念のため答弁させていただいた。

<3回目の発言要旨>

 高槻ジャズストリートはいいが、何故、記念ステージのトップバッターが、在日アメリカ陸軍なのか。そこが非常に疑問。それでもいいとおっしゃるのは、何か、政治的な意図があるのかなと、非常に勘繰ってしまう。こういうことを市民の方が聞かれたら、そんなことに税金が遣われたのかと、憤られる方もおられるんじゃないか。そういうふうに政治的な意図がなかったのか。ミュージシャンに関しては、実行委員会が決めたということですが、本当にどうだったのか、あらためて調査していただきたい。
 あと、訂正ですが、先日の本会議で、高槻ジャズストリートの公式ガイドブックに「高槻市市制施行80周年記念ステージ」に関する記載はなかったといった発言をしましたが、答弁を受けて、あらためてよく見てみると、記載がされていました。お詫びして、訂正いたします。言い訳をさせていただくと、ガイドブックをPDFファイルで見ていたんですが、文字が潰れていて、発見することができませんでした。今後は注意深く・・・(時間切れ)


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2024年09月28日

高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設の完工式に参列

高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設

今日は、高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設の完工式に参列しました。

9月議会の総務消防委員会で質問したところ、新しい富田分署により、消防車・救急車の到着の平均時間が早くなるとのこと。救われる方が増えることを期待しております。

消防団の皆さんの訓練施設も兼ねているので、訓練の成果を、是非、活かしていただきたいと願っています。

高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設
高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設
高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設
高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設
高槻市中消防署富田分署・高槻市消防団拠点施設


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2024年09月27日

【信長の野望 出陣】「芥川城」でSSR三好長慶がゲットできるチャンスに、しろあと歴史館のサイトの更新を怠っていては・・・

20240927bottotakatsukix.jpg

先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

上の画像のとおり、Xの「【高槻市公式】BOTTOたかつき」のアカウントで、「信長の野望 出陣」に新登場した「芥川城 」を訪問すると「SSR三好長慶」がゲットできるとの投稿があったので、この件等について質問し、最後に以下の意見を述べました。

 スマートフォンのGPS機能を使ったゲームで、戦国武将にゆかりのある城跡などに実際に行かないと、その武将のキャラクターを入手できないというのは、非常に面白い仕掛けですし、「信長の野望」というメジャーなゲームで、そのスポットが、高槻市立しろあと歴史館に設定されたというのは、大変なチャンスだと思います。
 「ポケモンGO」では、レアポケモンが出現する場所には沢山の人が訪れました。今回の「信長の野望」の設定も、しろあと歴史館への来館や市内の観光に繋げたいですよね。ところが、しろあと歴史館で6月15日から「芥川城と三好一族」という、まさに三好長慶に関係する常設展示が開始されたのに、しろあと歴史館のサイトの常設展示のページのほうが、昨年3月から更新されていないというのは、なんとも、もったいないと思います。
 「BOTTOたかつき」の担当職員の方は、情報発信の際に、さらに観光客や来館者を増やすために、ユーザー目線で、市外の方の目線で、市の施設や観光スポットの現状、市のサイトの更新状況などもチェックしてください。
 先日、しろあと歴史館に行きましたが、限定デザインの松永久秀の武将印が売れ残っていました。松永久秀も、「戦国のボンバーマン」とも呼ばれる人気の武将なのに、数量限定の武将印が売れ残るなんて、どういうことなのかなと悲しくなりました。こういうものも、この機会にアピールしてください。
 それから、現実の三好山の芥川城跡が整備されて、通信環境も整ったら、ゲームの芥川城のスポットを、本来の位置に再設定してもらって、芥川城跡の観光に繋げてください。提案しておきます。


以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■4.歴史等について

<1回目>

(1)Xの「【高槻市公式】BOTTOたかつき」のアカウントで・・・
「#信長の野望 出陣」1周年!
名城図鑑でついに続日本100名城の #芥川城 が登場!
訪問するとSSR#三好長慶がゲットできますので、ぜひお越しください!

・・・という投稿がありました。ところが、それに続けて・・・
通信環境の関係上、「芥川城」のスポット座標は高槻市立しろあと歴史館となっています。

・・・と、投稿されています。
 芥川城跡の通信環境は、どれくらい悪いのでしょうか?今後改善されるのでしょうか?ゲーム上の「芥川城」のスポット座標が、本来の芥川城跡の位置に戻ることはないのでしょうか?お答えください。

⇒ゲーム制作会社の判断によるもので、市がお答えする立場にございません。

(2)このゲームで、実際に、しろあと歴史館を訪れて、SSR#三好長慶をゲットした方々の人数や、年齢等の属性などは、分かるのでしょうか?どのような情報が、どれだけ分かるのでしょうか?お答えください。

⇒現時点で人数等の情報は把握しておりません。

(3)富田の普門寺の東隣の土地の遺構は、どの時代の、何の遺構だったのでしょうか?お答えください。

⇒普門寺東隣の発掘調査では、江戸時代以降の土塀の遺構が見つかっております。

<2回目>

(1)SSR三好長慶は、しろあと歴史館に入らなくても、200m以内に近づいて、スマホに表示される「芥川城」をタップすれば、手に入るということなんですが、8月29日のゲームのアップデート以降、しろあと歴史館の来館者数は、例年と比べて、増えたのでしょうか?増えたのであれば、どれだけ増えたのでしょうか?お答えください。

⇒現時点でゲームによる入館者数への影響は把握しておりません。

(2)しろあと歴史館のサイトの常設展示のページが令和5年3月30日から更新されていません。
 そのために、6月15日から始まった「芥川城と三好一族」の常設展の存在を知らないまま、SSR三好長慶をゲットするためにだけ、近くに来て、しろあと歴史館に入らずに、帰った人もいたのではないでしょうか?なぜ、1年半も更新していないのか、お答えください。
(3)しろあと歴史館では、今年6月15日から常設展「芥川城と三好一族」が開設されています。また、それにあわせて、同じ日から、松永久秀の武将印の限定デザインのものも販売されました。
 Xの「【高槻市公式】BOTTOたかつき」のアカウントで、こうした、しろあと歴史館の取り組み等を、紹介しなかったのは、何故なのでしょうか?お答えください。

⇒2点目と3点目についてですが、「芥川城と三好一族」の展示及び武将印の販売については、プレスリリースを行うとともにトピックスのページで紹介しました。なおSNSの活用につきましては、状況に応じて適宜行っております。

(4)普門寺東隣の発掘調査では、江戸時代以降の土塀の遺構が見つかったということです。これは当時の普門寺のものなのでしょうか?お答えください。
 また、この調査から、当時の普門寺の範囲なども、一部判明したのでしょうか?この調査で、どういうことが分かったのか、具体的にお答えください。

⇒普門寺の土塀基礎の一部と考えられますが、普門寺の範囲は不明です。

<3回目>

 あとは意見です。
 スマートフォンのGPS機能を使ったゲームで、戦国武将にゆかりのある城跡などに実際に行かないと、その武将のキャラクターを入手できないというのは、非常に面白い仕掛けですし、「信長の野望」というメジャーなゲームで、そのスポットが、高槻市立しろあと歴史館に設定されたというのは、大変なチャンスだと思います。
 「ポケモンGO」では、レアポケモンが出現する場所には沢山の人が訪れました。今回の「信長の野望」の設定も、しろあと歴史館への来館や市内の観光に繋げたいですよね。ところが、しろあと歴史館で6月15日から「芥川城と三好一族」という、まさに三好長慶に関係する常設展示が開始されたのに、しろあと歴史館のサイトの常設展示のページのほうが、昨年3月から更新されていないというのは、なんとも、もったいないと思います。
 「BOTTOたかつき」の担当職員の方は、情報発信の際に、さらに観光客や来館者を増やすために、ユーザー目線で、市外の方の目線で、市の施設や観光スポットの現状、市のサイトの更新状況などもチェックしてください。
 先日、しろあと歴史館に行きましたが、限定デザインの松永久秀の武将印が売れ残っていました。松永久秀も、「戦国のボンバーマン」とも呼ばれる人気の武将なのに、数量限定の武将印が売れ残るなんて、どういうことなのかなと悲しくなりました。こういうものも、この機会にアピールしてください。
 それから、現実の三好山の芥川城跡が整備されて、通信環境も整ったら、ゲームの芥川城のスポットを、本来の位置に再設定してもらって、芥川城跡の観光に繋げてください。提案しておきます。


高槻市立しろあと歴史館


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年09月26日

【高槻市営バス】土日祝のJR高槻〜安満遺跡公園東の乗降客は1便平均3人!廃止してイベント時だけ臨時便を

20240926busamaiseki.jpg

先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

高槻市営バスでは、土日祝日に、JR高槻駅南〜安満遺跡公園東の便を運行しています。高槻市のランドマークである安満遺跡公園の全面開園の際に、市長肝煎りの路線として設置されたのですが、1便あたりの平均乗降客数は約3人。明らかに赤字です。

公園で遊ぼうという元気な方々が、駅近くの公園に行くために、わざわざバスに乗るだろうかという疑問は、以前、交通部の職員の方にぶつけたのですが・・・

ちょうど今日、この便の乗降客数のデータが公開されました。
20240926busamaiseki2.jpg
・・・JR高槻駅南で乗車した方のうち、阪急高槻駅で降りる方が、約2割。この方々にとっては、それ以降の行き先がどこであろうがどうでもいいわけで、この約2割を差し引くと、さらにこの便の不要の度合いが増します。

私も、9月8日(日)の10時15分JR高槻駅南発の便に乗ってみましたが、乗客は私だけ。つまり、実質、乗客は0人でした。バスを降りるときに、運転士さんと少し話をしましたが、イベントのあるときは、お客も増えるということです。この便は廃止して、イベントのときにだけ、臨時便を出すべきではないでしょうか?

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■3.交通部等について(土日祝の安満遺跡公園東止まりの便)

<1回目>

(4)土日・祝日に運行する安満遺跡公園東止まりの便は、1日に8便出ているようです。この便は、今年8月末までで、累計何便、運行したのでしょうか?それまでの、総乗客数は何人だったのでしょうか?乗降客が0人、1人、2人だった便は、それぞれ何便だったのでしょうか?営業係数は、どれだけだったのでしょうか?安満遺跡公園東を始発とする便についても、併せてお答えください。

⇒土日祝日のみ運行している安満遺跡公園東を終点及び始発とする便の、令和5年4月から令和6年8月までの累計運行便数は2,816便、総乗降客数は約8000人で、この間の1便あたり平均乗降客数は約3人となっています。なお、営業係数は前島線全体で算出しているため、これらの便のみの算出はしておりません。

(5)緑が丘営業所では、月末の日の終業から、翌月1日の早朝の始業まで、正門が開いたままの状態のようです。なぜ、開けたままにしているのでしょうか?理由を具体的にお答えください。

⇒夜間の緑が丘営業所の門扉は、必要に応じて、開けたままにすることもありますが、通常、月末日の終業から翌月1日の始業までの間は、閉門しております。

<2回目>

(6)土日祝日の安満遺跡公園東を終点及び始発とする便については、1便あたりの平均乗降客数は約3人ということです。9月8日(日)の10時15分JR高槻駅南発の便に乗りましたが、乗客は私だけでした。つまり、実質、乗客は0人でした。
 平均3人というのは、市長肝煎りの路線としては、非常に少ないと思いますが、乗客が何人になれば、採算がとれるのでしょうか?お答えください。
 また、バスを降りるときに、運転士さんと少し話をしましたが、イベントのあるときは、お客も増えるということです。この便は廃止して、イベントのときだけ臨時便を出すことはできないのでしょうか?お答えください。

⇒先日の本会議質疑でもご答弁いたしましたが、当該路線は、従来からある前島線の一部を経路変更することにより、公園利用者や沿線住民の新たな需要を取り込み、路線収支の改善を図ることを目的に、定期便として運行しているものです。
 収支については、前島線全体で算出しており、その一部である、安満遺跡公園東を終点及び始発とする便のみの収支は算出しておりませんが、従来から赤字であった前島線の営業係数は、令和4年度150.8円から令和5年度143.9円へと改善しております。

(7)土日祝日の安満遺跡公園東を終点及び始発とする便の総乗降客数は約8000人だったということですが、そのうち、高齢者割引乗車券・無料乗車券を利用された方は何人だったのでしょうか?お答えください。

⇒令和5年4月から令和6年8月までの高齢者割引及び無料乗車券による乗降客数は、約4000人となっております。

(8)月末日の終業から翌月1日の始業までの間、緑が丘営業所の門扉は、閉門しているということですが、7月1日の午前2時頃と8月1日の午前0時頃に見に行くと、門が開いていました。敷地内では、職員の方の自家用車らしき車が、バス車両の前などに停められていて、何人かの方がウロウロされておられましたが、芝生営業所と同じく、職員の方が、有給休暇の申請のために、日を跨いで並んでいたのでしょうか?その職員の方たちのために、門を開けていたのではないのでしょうか?お答えください。
 また、月末日の終業から翌月1日の始業までの間、緑が丘営業所の運輸主任の方は、勤務されていたのでしょうか?お答えください。

⇒運転士からの要望を踏まえ、先着順としている有給休暇を受け付ける場合、早朝に開門することがありますが、原則、月末日に勤務している運輸主任が業務終了後に閉門し、翌日勤務の運輸主任が出勤時に開門しております。
 なお、営業所の閉門は、最終バスが営業所に戻ってから退勤点呼等、各種の確認を行った後に行うため、最終便の時間によって深夜0時を過ぎることがあり、ご質問の8月1日については前日からの勤務中です。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 土日祝日の安満遺跡公園東を終点及び始発とする便については、約半数が高齢者パスの方ということです。高齢の方は、一区間だけ乗る方もおられるので、JR高槻で乗って、阪急高槻市で降りるようなケースも結構多いかもしれません。前島線の営業係数を出して、混同させようとしているようですが、1便あたりの平均乗降客数が約3人というのは、明らかに赤字ですし、この3人というのも、イベントのときの乗客も含めた数字ですので、やはり、この便は廃止して、イベントのときだけ臨時便を出すべきではないでしょうか?提案しておきます。
 緑が丘営業所の件ですが、ご答弁からすると、少なくとも7月1日の午前2時前後については、門が開きっぱなしだったということでしょうか。芝生営業所でも、年末年始はそういう状態でしたが、運転士の職員から有給休暇の申請を受け付けるためだとしても、職員の健康面だけではなく、セキュリティ上も問題があると思いますので、電子申請を可能にするとか、抽選にするとかして、深夜から早朝に営業所で職員が並ぶような状態を解消してください。要望しておきます。

【答弁要旨】
 前島線と混同させようとしているとおっしゃられたが、直通便を新設したわけではなく、前島線の路線を変更して、新たな需要を取り込むことで、テコ入れを図ったものである。


令和6年7月1日午前2時頃緑が丘営業所
令和6年8月1日午前0時頃緑が丘営業所

なお、この高槻市バスに関する質問の前に、令和5年度の決算に関する質疑で、以下の質問を行いました。

■認定第8号 令和5年度高槻市自動車運送事業会計決算認定について

<1回目>

(2)令和5年の11月上旬だったと思いますが、交通部がHPで「安満遺跡公園の路線がピンチです!」とのタイトルで、前島・安満遺跡公園線について・・・
・・・「土曜日、日曜日及び祝日」は安満遺跡公園東止まりの便を運行していますが、残念ながら大変ご利用人数が少ないです。しかし!!その分、ベビーカーにお子さまを乗せたままご乗車していただきやすくなっています。こうのとりパスやかるがもパスもご利用いただけますので、公園へ行く際、特に遊び疲れた帰りに是非、市営バスをご利用ください。
・・・といった呼びかけをしました。
 多くの方がSNSで拡散して下さり、私も微力ながらX・旧ツイッターに投稿させていただきましたが、この路線の収支は、この呼びかけをするまでは、どれだけだったのでしょうか?運行損失は、何円だったのでしょうか?お答えください。
 また、この呼びかけの後は、この路線の収支・運行損失はどうなったのでしょうか?改善されたのでしょうか?具体的な乗客数の推移と共にお答えください。
(3)交通部の説明では、この路線は、濱田市長の肝煎りで設置されたということでした。路線の設置の検討の段階では、どのような根拠に基づいて、どれだけの乗客数や収支、損益を予測していたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒2点目、3点目についてですが、安満遺跡公園線は、市の重要なランドマークである、同公園の全面開園を踏まえ、従来からある前島線の一部経路を変更したものです。
 その結果、収支につきましては、公園利用者及び緑町(みどりちょう)、高垣町等の新たな需要により、改善傾向となっております。

(4)芥川緑地に、市の施設である「健康づくり広場『アクトレ』」が、今年の3月にオープンしました。最寄りのバス停は、「南平台小学校前」です。期間は短いですが、この路線の売上は、アクトレの供用開始後、どれだけ増えたのでしょうか?あまり増えなかったのでしょうか?お答えください。

⇒アクトレが供用を開始した令和6年3月の当該停留所の乗降客数は、令和5年3月に比べて、約5%増加しております。

<2回目>

(4)安満遺跡公園線は、前島線の経路を一部変更したものですが、変更前と比べると、収益は増えたといえるのでしょうか?変更前と後とを比較すると、収益は、どちらがどれだけ多かったのでしょうか?お答えください。
(5)安満遺跡公園線の収支は、具体的にどれだけだったのでしょうか?何円の赤字だったのでしょうか?お答えください。
 また、交通部がHPで「安満遺跡公園の路線がピンチです!」と呼びかけてから、収支はどれだけ改善されたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒4点目、5点目についてですが、1問目でご答弁いたしましたとおりですが、路線変更の結果、従前より赤字路線であった前島線の収支は改善傾向にあり、100円の利益を得るために必要な経費を示す営業係数は、令和4年度150.8円から、令和5年度143.9円に改善したほか、市営バスHP等に当該記事を公開して以降の乗降客数も、若干改善しております。

(6)アクトレの供用の開始がされてから、乗降客数が約5%増加したということです。芥川緑地プール「ぷーるぴあ」があった当時と比べると、乗降客数は、どれだけ増減したのでしょうか?お答えください。

⇒芥川緑地プール営業時の比較可能な乗降データはございません。

<3回目>

(2)ご答弁をおききしても、よく分からないのですが、令和5年の11月に、HPで、「安満遺跡公園の路線がピンチです!」と訴えたときには、どれくらいのピンチだったのでしょうか?実際はピンチではなかったのでしょうか?なぜピンチだと大袈裟に訴えたのでしょうか?この時には、どれくらいのピンチだったのか、また、そのピンチを脱するには、どれだけの収益の増加が必要だったのか、お答えください。
(3)安満遺跡公園線の設置の検討の段階では、どのような根拠に基づいて、どれだけの乗客数や収支、損益を予測していたのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒先ほどもご答弁したとおり、当該路線は市の重要なランドマークである同公園の全面開園に合せて、従来からある前島線の一部を変更することで、公園利用者や沿線住民の新たな需要を取り込み、路線収支の改善を図るため整備したもので、当初の目的は果たしていると考えている。
今回のHPでの発信については、ベビーカーでの乗車等、利用促進の一環として行ったもの。

(4)当初、採用を計画していた運転士の人数は、何人だったのでしょうか?お答えください。
 また、超過勤務や公休出勤を、他の部署並にするには、何人の採用が必要だったのでしょうか?お答えください。

⇒年間の採用試験の日程等は、年度当初にHPで公表しているが、実際に採用する人数については、募集時点で必要な人数としている。
 なお、時間外勤務等の状況を他部局並みにとのご質問ですが、交通部としては、国が示す改善基準告示等の内容を満たす人員の確保に努めたもので、市と同様にする考えはない。

 あとは意見を述べます。
 安満遺跡公園線が、具体的に、どれだけピンチなのか、まともにお答えいただけなかったので、分かりませんが、路線を元に戻すか、見直しをして、大きなイベントがあるときにだけ、臨時便を出すようにするというのも、選択肢の一つだと思います。提案しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年09月25日

【高槻市営バス】正規職員への登用は狭き門。「会計年度任用職員として3年以上在職」の謎ルールの廃止を。

20240925bus.jpg

先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

上の図のとおり、民間のバス会社や京都市営バスでは、すぐに正規職員として採用されるのに、高槻市営バスでは、まず会計年度任用職員(フルタイムの非常勤)で採用され、3年以上在籍すると、やっと正規職員の登用試験が受けられます。しかし、この試験の合格率が10%前後と低く、正規職員への道は非常に厳しいものとなっています。

若くして正規職員になれば、年収1000万円もありえるかもしれませんが、昨年度の常勤職員の最年少は35歳・・・京都市バスと同じ採用条件にしなければ、運転士の確保が難しくなるのではないでしょうか?

私は質問の3回目に以下の意見を述べました。

 あとは意見を述べます。
 会計年度任用職員から正規職員への登用の試験を受けるためには、会計年度任用職員として3年以上在職していること等が条件で、試験の合格率は、10%程度だということです。
 求職者にとっては、最初から、正職員として採用される京都市営バスと比べると、高槻市営バスで正規職員になるのは、非常に狭き門だと、感じられるのではないでしょうか?
 若いうちに正規職員になれれば、年収1000万円も夢ではないけれども、会計年度任用職員のままだと、仕事の内容は正規職員と同じなのに、年収は、ずっと、阪急バスの正職員の1年目より低い4百云十万円だということになると、転職を考えても不思議ではないですよね。
 今年度に実施した1回目の採用試験の合格者は1人で、2回目は4人だったということですが、先ほどの3年以上在籍という条件や、正規職員への登用試験の合格率の低さを、何とかしないと、受験者が他所へ流れて、良い人材を確保できず、運転士不足を解消できないのではないでしょうか。
 3年以上会計年度任用職員として在職することについては、根拠がないようですし、会計年度任用職員も正規職員と同じ業務を行っているわけですから、会計年度任用職員の皆さんを、全員、正規職員にしたうえで、新規職員の採用条件については、京都市営バスと同じにすればいいのではないでしょうか?提案しておきます。

【答弁要旨】
 過去、北岡議員から、正規職員の採用をやめて、非常勤職員を採用すべきとの発言を複数いただいているので驚いた。我々も、乗務員の確保は重要だと考えているし、例に挙げられた京都市交通局から転職された方も昨年度おられた。


最後の答弁に対して、私は「時代は変わったということです。」と発言したのですが、一つの質問項目については、原則3回までしか質問できず、議長の許可なく4回目の発言はできないので、この私の発言は、議事録から削除されることになりました。

当時、私が非常勤の運転士の皆さんから直接お話をお聞きすると、民間バスの正社員より、公営バスの非常勤のほうが、給与は低いが楽だし良いということでしたし、少子高齢化で乗客が減少すると予想される高槻市バスの経営状況も考慮して、非常勤職員を増やすべきだと主張していたわけです。

しかし、昨今は状況が変わっきており、各社、運転士の奪い合いになっています。金剛バスの廃止の理由は「運転手不足」でした。そんなことを10年前に誰が予測できたでしょうか?

運転士が確保できなければ、「動く市道」である高槻市バスを維持できません。高槻市交通部も、時代に合せて素早く変革すべきです。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■3.交通部等について(正規職員への登用・職員の採用)

<1回目>

(1)先日の本会議で、バス運転士の常勤職員の最年少が35歳等である理由をおききしたところ、会計年度任用職員として採用し、一定の経験を積んだ後、正規職員として登用しているためだといったお答えでした。
 この「一定の経験」とは、どれだけの経験なのでしょうか?具体的にお答えください。
 また、どういった条件を満たせば、会計年度任用職員は、正規職員になれるのでしょうか?お答えください。
(2)会計年度任用職員を正規職員に登用することについてのルールに関しては、どこに、どのように記載されているのでしょうか?お答えください。

⇒1点目及び2点目についてですが、令和5年度の受験資格は、令和6年4月1日時点で、交通部のバス運転業務従事職員として、3年以上在職していること等としており、筆記試験及び面接試験に合格した方を正規職員として登用しております。

(3)今年度のバス運転業務従事職員の採用試験の応募者は、現在までで、何人なのでしょうか?そのうち、実際に試験を受けた方は何人だったのでしょうか?合格発表までに辞退した方は何人だったのでしょうか?採用されたのは何人なのでしょうか?お答えください。

⇒今年度実施済の採用試験への応募者数は14名、実際の受験者数は12名で、そのうち合格したのは5名でした。

<2回目>
(1)会計年度任用職員から正規職員への登用については、3年以上在職していること等が条件だということです。3年以上の在籍というのは、法令で定められているのでしょうか?定められているのであれば、どこに、どのように定められているのか、お答えください。
 また、京都市営バスでは、会計年度任用職員としてではなく、最初から、正職員として採用しているようですが、高槻市交通部で、会計年度任用職員として3年以上の在籍を条件としている理由を、具体的にお答えください。

⇒受験資格等は、交通部の正規職員募集要項にて定めており、高槻市のバス運転業務従事職員としての経験を積む期間として、3年以上の在職を要件としております。

(2)会計年度任用職員・非常勤職員から、正規職員へ、登用された率はどれだけだったのでしょうか?過去3年度の受験者数と合格者数、合格率を、それぞれお答えください。
また、4年目に、正規職員になった率は、どれだけなのでしょうか?5年目、6年目についてもお答えください。

⇒受験者数・合格者数・合格率の順に、令和3年度が31名・3名・9.7%、令和4年度が25名・2名・8%、令和5年度が26名・3名・11.5%でした。
 また、在職年数ごとの合格者の割合は、令和3年度は4年目が16.7%、5年目が33.3%、6年目が0%で、令和4年度及び令和5年度は、これらに該当する職員はいませんでした。

(3)現在の交通部の職員定数は何人なのでしょうか?それに対して職員は何人在籍しているのでしょうか?お答えください。

⇒職員定数条例における定数は233名で、令和6年9月時点で在籍している職員数は196名です。

(4)交通部のサイトを見ると、今年度の2回目の採用試験での採用は4名でした。合格は5名というお答えでしたが、1回目は1名だけの採用だったのでしょうか?お答えください。
 また、今年度は、計何人の採用を予定しているのでしょうか?12月には3回の採用試験もあるようですが、3回目では、何人を採用したいと考えているのでしょうか?お答えください。

⇒今年度に実施した1回目の採用試験の合格者は1名で、3回目の採用試験では、募集時点で必要な人数を採用する予定です。

(5)阪急バスのサイトの正社員運転士の採用のページでは、「見込平均年収」が示されていて、1年目が485万円、6年目が500万円、14年目が565万円、21年目が630万円となっています。
 高槻市交通部の運転士の正規職員の、1年目、6年目、14年目、21年目の見込平均年収はどれだけなのでしょうか?会計年度任用職員についても、あわせてお答えください。
 また、運転士の職員の最高年収はどれだけなのでしょうか?令和5年度の額をお答えください。

⇒運転士の見込平均年収は試算しておりませんが、参考として、実績に基づく平均月額を会計年度任用職員の募集要項に記載しており、直近の採用試験では、諸手当込みの平均月額は、約34万4千円でした。
 なお、令和5年度における、毎月の給与に時間外、期末・勤勉等の手当を加えた運転士の最高年収は、約1036万円でした。

<3回目>
 あとは意見を述べます。
 会計年度任用職員から正規職員への登用の試験を受けるためには、会計年度任用職員として3年以上在職していること等が条件で、試験の合格率は、10%程度だということです。
 求職者にとっては、最初から、正職員として採用される京都市営バスと比べると、高槻市営バスで正規職員になるのは、非常に狭き門だと、感じられるのではないでしょうか?
 若いうちに正規職員になれれば、年収1000万円も夢ではないけれども、会計年度任用職員のままだと、仕事の内容は正規職員と同じなのに、年収は、ずっと、阪急バスの正職員の1年目より低い4百云十万円だということになると、転職を考えても不思議ではないですよね。
 今年度に実施した1回目の採用試験の合格者は1人で、2回目は4人だったということですが、先ほどの3年以上在籍という条件や、正規職員への登用試験の合格率の低さを、何とかしないと、受験者が他所へ流れて、良い人材を確保できず、運転士不足を解消できないのではないでしょうか。
 3年以上会計年度任用職員として在職することについては、根拠がないようですし、会計年度任用職員も正規職員と同じ業務を行っているわけですから、会計年度任用職員の皆さんを、全員、正規職員にしたうえで、新規職員の採用条件については、京都市営バスと同じにすればいいのではないでしょうか?提案しておきます。

【答弁要旨】
 過去、北岡議員から、正規職員の採用をやめて、非常勤職員を採用すべきとの発言を複数いただいているので驚いた。我々も、乗務員の確保は重要だと考えているし、例に挙げられた京都市交通局から転職された方も昨年度おられた。


最後の答弁に対して、私は「時代は変わったということです。」と発言したのですが、一つの質問項目については、原則3回までしか質問できず、議長の許可なく4回目の発言はできないので、この私の発言は、議事録から削除されることになりました。

当時、非常勤の運転士の皆さんから直接お話をお聞きすると、民間バスの正社員より、公営バスの非常勤のほうが、給与は低いが楽だし良いということでしたし、少子高齢化で乗客が減少し続けている高槻市バスの財政状況も考えて、非常勤職員を増やすべきだとしていたわけです。

しかし、昨今は状況が変わってきており、各社人手不足で、運転士の奪い合いになっています。金剛バスの廃止の理由は「運転手不足」でした。そんなことを10年前に誰が予測できたでしょうか?

運転士が確保できなければ、「動く市道」である高槻市バスを維持できません。高槻市交通部も、時代に合せて素早く変革すべきです。

なお、この高槻市バスに関する質問の前に、令和5年度の決算に関する質疑で、以下の質問を行いました。

■認定第8号 令和5年度高槻市自動車運送事業会計決算認定について

<1回目>

(1)監査委員の「令和5年度 高槻市公営企業会計 決算審査意見書」の44ページには、「運転士(技能労務職)における49歳から60歳までの職員が72.5%を占めており、若年層の運転士の確保が課題であると考えられる。」と書かれています。その下のグラフを見ると、20代と30代の運転士がほとんどいないようです。77ページには、水道部の職員のグラフがありますが、水道部には、それなりに、20代・30代の技術職の職員がいます。
 高槻市営バスの、20代と30代の運転士は、それぞれ、何人なのでしょうか?最年少の運転士は何歳なのでしょうか?お答えください。
 また、高槻市バスが、若年層の運転士を確保できない原因は何なのでしょうか?お答えください。

⇒令和6年3月31日時点で、会計年度任用職員を含めると、20代の運転士が8名、30代の運転士が16名で、最も若い運転士は25歳です。
 大型二種免許保有者の減少や高齢化は社会問題となっており、警察庁が公表している2023年版の運転免許統計では、30代以下の若手運転士の割合は4.2%となっていますが、交通部の同日時点の30代以下の割合は10.4%となっております。

<2回目>

(1)会計年度任用職員には、20代・30代の運転士がそれなりにいるということです。
 常勤職員に限ると、高槻市営バスの、20代と30代の運転士は、それぞれ、何人なのでしょうか?最年少の運転士は何歳なのでしょうか?お答えください。
(2)監査委員の意見は、「運転士(技能労務職)における49歳から60歳までの職員が72.5%を占めており、若年層の運転士の確保が課題であると考えられる。」というものですが、先ほどのご答弁からすると、この監査委員の意見は誤っているということになるのでしょうか?見解をおきかせください。

⇒1点目、2点目についてですが、令和6年3月31日時点で、正規職員のうち、30代の運転士は3名、最年少の運転士は35歳で、20代の運転士はおりません。
 また、1問目でご答弁いたしましたように、大型二種免許の保有者数は全体として減少傾向にあり、中でも、保有者全体に占める30代以下の割合は低い状況でございます。

(3)運転手不足を解消するために、令和5年度は、採用方法について、どのような改善を行ったのでしょうか?令和4年度までとの違いは、どういったところにあったのでしょうか?お答えください。
 また、計画していた人数の運転士を採用できたのでしょうか?当初の計画の人数と、実際に採用できた人数をお答えください。

⇒令和5年度は、年間の採用試験の実施回数を、令和4年度の2回から3回へと変更することで、合計の応募者数も増えたことから、採用者数を令和4年度の8名から16名へと大幅に増やす等、2024年問題に対応するため、大型二種免許の保有者数が減少傾向にある中でも、必要な運転士の数の確保に努めました。

<3回目>

(1)運転士の、会計年度任用職員は20代が8名もいるのに、常勤職員は、最年少が35歳で、30代は3名しかいないのは、何故なのでしょうか?お答えください。

⇒会計年度任用職員として採用し、一定の経験を積んだ後、正規職員として登用しているため。

 あとは意見を述べます。
 3月議会では、職員定数について質問しましたが、233人としている根拠に関して、まともなご答弁はありませんでした。その算定根拠のよく分からない職員定数に対してさえ、15%も職員が不足しているのは、大変な問題だと指摘もさせていただきました。
 主要事務執行報告書の61ページに、交通部運輸課の職員1人当たりの月平均の超過勤務時間数が掲載されていますが、これによると、令和3年度が41.0時間、4年度が46.1時間、5年度が49.7時間となっています。バス運転士の超過勤務が多いことは、以前から度々指摘されているところですが、必要な職員数である定数の算定根拠を明確にしたうえで、抜本的に、採用の方法や待遇を検討しなければ、ブラックな職場を嫌って、転職者が増えて、さらに超過勤務が増えて、ますますブラックになるという悪循環に陥るのではないのでしょうか?
 「動く市道」たる高槻市営バスを今後も維持するために、運転士の職員が不足しているという現状に、しっかりと向き合って、職員の採用条件や待遇等については、少なくとも京都市バスに劣らないものにしてください。あらためて要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)

■阪急バスの正社員運転士
 見込平均年収
  1年目 485万円
  6年目 500万円
  14年目 565万円
  21年目 630万円

■高槻市営バスの運転士
・まず会計年度任用職員(フルタイムの非常勤)で採用
・平均月収は諸手当込みで約34万4千円=年収約410万円前後
・3年以上の在籍で正規職員の登用試験が受けられるが、その合格率は10%前後
・正規職員の運転士の最高年収は約1036万円(令和5年度)
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2024年09月23日

PTAから学校への寄附・寄贈は要注意。PTAが事故の責任を負う可能性も。

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先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

PTAから学校への備品の寄贈について、高槻市では、正しい手続きが行われていないケースが多いようです。全国PTA連絡協議会のサイトでは、以下のとおり注意喚起がされています。

一般社団法人 全国PTA連絡協議会

■寄付・寄贈にあたっての注意


PTAから備品を寄付・寄贈する場合は、自治体が定める手続きが必要です。具体的には、自治体に寄付・寄贈という意思を示し、自治体がこれを受諾することにより成立する契約を、学校にお願いし「寄附採納」の処理をしてもらうことが必要です。

寄附採納の手続きをしていない場合、PTA所有物の扱いになるため、将来の買い換えや修理、廃棄などはPTAの責任において行うことになります。

特に、PTAによる寄付・寄贈の備品などで事故が起こった場合は、PTAが管理責任などを問われるケースもあるため注意が必要です。


議会で質問すると、高槻市教育委員会は、ちゃんと寄附採納の手続きがされたもの以外に関しては「把握していない」と答弁。事故が起きたら誰の責任になるのかと問うと、「想定の段階での答弁は控えさせていただきたい」とのこと。

下手をすると、PTAに責任を負わされかねませんので、各PTAの皆さんは、今からでも寄附採納の手続きを求める等、しっかりと対応されたほうがよろしいかと思います。寄附採納の決定は教育委員会が行っているということですので、学校が対応しない場合は、市教委に申し入れをされるべきでしょう。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■2.学校等について(児童生徒の安全)

<1回目>

(4)学校で、教職員から、児童生徒に配布される、民間事業者のチラシやPTAのプリント等については、誰が、どのような基準で、収受を決定して、どこで受け取っているのでしょうか?お答えください。
 また、このチラシ類の受け取りや仕分け、配布には、教職員1人当たり、1日に、どれくらいの作業時間を要しているのでしょうか?お答えください。

⇒教育委員会の作成した基準などに基づいて、各学校で決定しております。また、仕分けや配布にかかる時間については、把握しておりません。

(5)PTAからの学校への寄附・寄贈に関して、寄附採納手続きがされないまま、学校が寄付・寄贈を受けた事例は過去3年度で何件あったのでしょうか?お答えください。
 また、それらの寄附・寄贈は、どういったものだったのでしょうか?総額では何円になるのでしょうか?お答えください。

⇒把握しておりません。

(6)学校への寄附・寄贈の受け入れについては、どういった手続きで行われているのでしょうか?お答えください。
 また、誰がそれを決定しているのでしょうか?学校長の判断で受け入れているのでしょうか?お答えください。

⇒要綱に基づき、教育委員会にて受け入れを決定しております。

(7)PTAからの学校への寄附・寄贈に関して、寄附採納の手続きがされたものは、過去3年度で、どういったものが、何件あったのでしょうか?お答えください。

⇒PTAに関するもので、トランシーバー、イヤホンマイク、図書、スピーカー、学校旗、電動アシスト自転車で、4団体から寄附採納を決定しております。

(8)学校で使用する備品を、PTAが購入する場合、校長等の教職員は、事前に、PTAの役員と話し合いをしているのでしょうか?お答えください。
 また、そういった事前の話し合いがないにもかかわらず、PTAが備品を購入したことはあったのでしょうか?あったのであれば、どういったケースが、何件あったのか、お答えください。

⇒事前の話し合いについて、把握しておりません

<2回目>

(4)学校で、教職員から児童生徒に配布される、民間事業者のチラシやPTAのプリント等については、教育委員会の作成した基準などがあるということですが、そうした基準については、情報公開請求に対して、昨年8月に、不存在だとする決定をされたと聞いています。その基準は、いつ作られたのでしょうか?また、内容はどういったものなのでしょうか?お答えください。

⇒1問目でお答えしたのは、文書事務を示した収受に関するもので、平成21年に作成したものです。

(5)PTAからの学校への寄附・寄贈に関して、寄附採納の手続きがなされないまま、学校が寄附・寄贈を受けた事例については、把握していないということです。少なくとも、阿武野小学校の創立140周年を祝してPTAから贈られたテントや、PTAがせっかく購入したにもかかわらず五領小学校の敷地内に打ち捨てられていたバスケットゴール、九中のPTAが購入した朝礼台については、寄附採納の手続がされていないと聞いていますが、これらはどういった位置付けで、学校に置かれているのでしょうか?学校が、教育委員会に対する寄附採納の手続の申請等を怠っているのでしょうか?具体的にお答えください。
(6)PTAが購入し、学校が使用する備品等について、寄附採納以外で、学校に置かれる場合もあるのでしょうか?その場合には、どういった契約や許可等がされるのでしょうか?貸与の契約や、占用許可が、書面でされているのでしょうか?あるいは、そういったことは、まったく、されていないのでしょうか?お答えください。

⇒5点目、6点目については、把握しておりません

<3回目>

(1)PTAが購入等して学校に置かれているにもかかわらず、寄附採納の手続きがされていないものによって事故が起きた場合、誰の責任になるのでしょうか?PTAの責任になるのでしょうか?お答えください。

⇒【答弁要旨】状況により異なるので、想定の段階での答弁は控えさせていただきたい。

 あとは意見等を述べます。
 PTAからの学校への寄附・寄贈に関しては、教育委員会で把握していないものが多いようです。先ほど申し上げた五領小学校のバスケットゴール等については、PTAと学校との事前の話し合い等も含め、しっかりと調査し、把握して、適切な手続きを行ってください。
 ちゃんと手続きをされたのか、また、議会で確認したいと思います。
 寄附採納の手続きについては、各学校に周知徹底してください。
 要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
posted by 北岡隆浩 at 12:48| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 高槻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月22日

豊中市では午前7時から小学校で児童の見守り。高槻市でも実施を。

高槻市立のある小学校。校門は開いているが、児童は8時までは学校に入れてもらえず、8時頃には百人弱の児童が校門付近にたむろする状態に。

先日の9月議会の一般質問ではこの件も。

以前、校門が開いているにもかかわらず、午前8時まで児童は学校に入れず、8時頃には100人弱の児童が校門付近にたむろする状態になっていたことから、8時前でも児童を学校の中に入れて安全を確保すべきだと、議会で要望したことがありました。児童はじっとしていないので、近くを自転車やバイクが通るたびにヒヤリとしました。

先日、市民の方から、豊中市では、朝7時から小学校で児童の見守りを開始したとの情報をいただきました。

★【朝日新聞】学校開門は7時 豊中市が始めた「小1の壁」対策、多くの利用に驚き
2024年9月6日

 大阪府豊中市の市立小学校の校門を午前7時に開けて、児童を体育館などで見守る事業について、長内繁樹市長は5日の記者会見で、1学期の利用者が延べ約5900人だったと明らかにした。「こんなにもニーズがあるとは思わなかった。さらに拡充したい」と話した。

 事業は「小1の壁」と呼ばれる問題を踏まえて始まった。共働き家庭の場合、小学校入学前までは延長保育を使って午前7時から子どもを預けられたが、小学校入学後は預け先が見つからず、早く出勤しなければいけない親は働きづらくなる。そこで、市は今年度から全39の市立小学校で開門時間を早めた。登校した児童の見守りは、市教育委員会から委託を受けたスタッフ(各校2人)が担う。委託料は年間で約7100万円という。


高槻市でも、すぐに実施すべきだと思います。

以下は先日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■2.学校等について(児童生徒の安全)

<1回目>

(1)校区安全マップで、危険だとは示されていない場所で起きた事故等は20件あったということです。それらは、校区安全マップに反映されたのでしょうか?お答えください。
 また、反映されていないのであれば、なぜ、反映されなかったのか、具体的な理由をお答えください。

⇒校区安全マップについては、先日の質疑にてお答えしたとおり、児童生徒の安全意識の向上や危険予測・回避能力の育成につなげるための教材として作成しているものであり、更新については学校の協力を得て必要に応じて行っているものです。

(2)児童が登校しても、午前8時までに学校到着した場合には、校門に入れない学校があります。8時前でも入れてくれる学校もあるのですが、以前、入れてくれない学校をいくつか見に行ったところ、校門前に児童がたむろして、車や自転車と接触しないか心配になる場面もありました。
 8時前に到着した児童や生徒を校門に入れない学校はどれだけあるのでしょうか?お答えください。
 また、なぜそのようにしているのでしょうか?理由をお答えください。

⇒登校時の対応については、朝の登校時間は児童生徒の安全面に配慮しながら各学校で決めております。また、登校時間については、児童生徒に指導するとともに、保護者にも協力を求めているところです。

(3)10月1日から、小学校5校において、平日は、授業終了後から午後5時まで、見守り付き校庭開放事業を実施するということです。資料には、見守り員2名の委託先は、シルバー人材センターだと記載されていました。
 豊中市では、午前7時に学校の校門を開けて、児童を体育館などで見守る事業を開始したということです。高槻市でも、放課後等だけではなく、朝7時から、見守り事業を行うことはできないのでしょうか?お答えください。

⇒見守り付き校庭開放事業については、放課後のこどもの居場所づくりを目的として実施するものです。

<2回目>

(1)校区安全マップで、危険だとは示されていない場所で起きた事故等は20件あったということです。それらの場所については、児童生徒や保護者に伝えているのでしょうか?伝えているのであれば、どういった方法で伝えているのか、お答えください。

⇒校区安全マップについては、児童生徒の状況等に応じ、安全教育の中で取り扱っております。

(2)午前8時より前に学校到着した場合でも、入れてもらえる学校もありますが、その場合、児童を、誰がどのように見守っているのでしょうか?お答えください。

⇒登校時の対応については、登校時の対応については、各校の状況に応じて、見守り活動を行っております。

(3)あらためておききしますが、豊中市では、午前7時に学校の校門を開けて、児童を体育館などで見守る 事業を開始したということです。高槻市でも、放課後等だけではなく、朝7時から、見守り事業を行うことはできないのでしょうか?できないのであれば、何故なのか、具体的な理由をお答えください。

⇒繰り返しの答弁となりますが、見守り付き校庭開放事業については、放課後の自由な遊び場としてのこどもの居場所づくりを目的として実施するものです。

<3回目>

 あとは意見等を述べます。
 校区安全マップでは危険だとは示されていない場所で起きた20件の事故等についても、しっかりと児童生徒や保護者に伝えてください。伝えないまま、同じ場所で事故等が起きたら、それは教育委員会の責任です。
 午前8時より前に到着した児童を学校に入れている場合、誰が見守りをしているのか、はっきりした答弁はありませんでした。
 高槻市でも、豊中市のように、午前7時に学校の校門を開けて、見守り員を配置して、児童を体育館などで見守ってください。要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年09月21日

【市長への贈答品】ガンバ大阪のユニフォームとプロ棋士の色紙は不適切では?

ガンバ大阪「高槻市民応援デー」でガンバ大阪のユニフォームを着用する濱田剛史市長と平田裕也議長

一昨日の9月議会の一般質問ではこの件も。

最近、兵庫県の斉藤知事が、たくさんの贈答品を受け取っていたと報道されていましたので、議会で「濱田市長は、就任以来、贈答品を受け取ったことがあるのでしょうか?あるのであれば、いつ、どういった贈答品を、誰から受け取られたのでしょうか?」と尋ねたのですが、「茶菓や行事の記念品などを受け取ったことはありますが、記録はしておりません。」との答弁で、具体的に何を受け取ったのかは答えませんでした。

Xの「濱田剛史(高槻市長)」のアカウントによる投稿を見ると、上の画像のとおり、今年5月20日付で、「昨日はガンバ大阪「高槻市民応援デー」に行ってまいりました。平田裕也高槻市議会議長とスタジアムで記念撮影。」等の文章と共に、ガンバ大阪のユニフォームを着たお二人の写真が掲載されていました。

市長らは、どうやらこのユニフォームを受け取ったようですが、ちょっと不味いのでは・・・

以下は一昨日の本会議でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■1.市長等について(贈答品とXのアカウント)

<1回目>

(3)最近、兵庫県の斉藤知事が、たくさんの贈答品を受け取っていたと報道されていますが、濱田市長は、就任以来、贈答品を受け取ったことがあるのでしょうか?あるのであれば、いつ、どういった贈答品を、誰から受け取られたのでしょうか?お答えください。
 また、そうした贈答品については、どの公文書に、どういった記録がされているのでしょうか?お答えください。

⇒茶菓や行事の記念品などを受け取ったことはありますが、記録はしておりません

(4)高槻市長は、X(旧twitter)の「濱田剛史(高槻市長)@hamada_takeshi」のアカウントでの文章や画像の投稿について、執行機関である市長が行った旨の主張をしていました。
 このアカウントは、執行機関たる市長のものなのでしょうか?それとも濱田剛史さん個人のものなのでしょうか?どちらなのか、お答えください。
 また、このアカウントの開設や投稿には、公金が使われたことがあるのでしょうか?あるのであれば、どういったことに、何円、使われたのでしょうか?お答えください。

⇒係争中につき、答弁を差し控えさせていただきます。

<2回目>

(5)茶菓や行事の記念品などを受け取ったことはあるということです。それは、市として受け取ったのでしょうか、それとも濱田市長個人が受け取ったのでしょうか?お答えください。
 また、茶菓や行事の記念品などは、どうなったのでしょうか?市長がご自宅にお持ち帰りになられたのでしょうか?何について、どうされたのか、それぞれについて、具体的にお答えください。

⇒ご厚意や記念として適宜、頂戴しています

(6)市長のXを見ると、ガンバ大阪「市民応援デー」の際、スタジアムで、ガンバ大阪のユニフォームを着ておられる写真がありました。このユニフォームは、持ち帰られたのでしょうか?それとも、その日のうちに、ガンバ大阪に返却されたのでしょうか?お答えください。

⇒ユニフォームは行事での着用のため提供を受けたものです。

(7)市長は、日本将棋連盟やプロ棋士の方から、サイン色紙や、揮毫入りの扇子、将棋の駒などを受け取られたこともあるのでしょうか?受け取られたことがあるのであれば、誰から、どういったものを、受け取ったのか、具体的にお答えください。

棋士の方の色紙をいただいたことはございます。

(8)Xの「濱田剛史(高槻市長)@hamada_takeshi」のアカウントが、執行機関たる市長のものなのか、濱田剛史さん個人のものなのかについては、係争中につき、答弁を控えるということです。
 市民の皆さんは、このアカウントでの発信を、どのように、とらえるべきなんでしょうか?市の公式のものなのか、あくまでも濱田剛史さん個人のものなのか、市の公金が使われているのか、市民に対して、情報を発信している以上は、ちゃんと説明すべきではないのでしょうか?ご説明ください。

⇒係争中につき、答弁を差し控えさせていただきます。

<3回目>

 ガンバ大阪からは、ユニフォームの提供を受けたということですが、今から13年ほど前に、ガンバ大阪が、我々、高槻市議会議員に、公式戦の観戦チケットを配ったことについて、団体から政治家個人への寄付を禁じた政治資金規正法に抵触する恐れがあると市の選管から指摘されて、チケットが回収されたということがありました。
 ユニフォームについても、結構高価なものですし、法に抵触する恐れはないのでしょうか?非常に心配しております。
 棋士の方から色紙をいただいたということですが、高槻市は、日本将棋連盟に対して、補助金の交付や固定資産税等の免除を行うわけです。そういう日本将棋連盟に所属するプロ棋士の方から、サイン色紙をもらうのは、適切とはいえないと思います。補助金等の見返りだと受け取られかねませんので、不適切ではないでしょうか。。

【答弁要旨】
 記念品等にいては、ご厚意や記念として受け取ったもので、社会通念上相当と認められる範囲での受け取りである。
 ガンバのユニフォームについても、行事での着用のために提供を受けたものだ。
 今後も市民への信頼の確保を念頭に適切に対応する。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)

ガンバ大阪のユニフォームの値段
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2024年09月20日

【自治会不法占拠訴訟】【棒振り神事訴訟】次回は10月31日

今日は、大阪地方裁判所で、10時30分から自治会不法占拠訴訟の第2回口頭弁論と、棒振り神事訴訟の第2回口頭弁論が、それぞれありました。

次回は、両方の訴訟とも、10月31日10時から大阪地裁806号法廷とされました。原告も被告も同じなので、同じ時間帯に続けて弁論を開くということです。ぜひ傍聴にお越しください。


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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年09月19日

【市長の公用車の使用】公務と証明できないのだから私的に乗り回していたとしかいえない

公用車に乗り葬儀場を後にする濱田剛史市長

今日は9月議会の最終日。一般質問があり、私も大きく5項目について質問しました。

最初に「市長等について」として、市長の公用車の使用や、市長が受け取った贈答品、市長のX(旧twitter)のアカウントに関して質問しました。

公用車の使用については、先日の議会でも質問しましたが、今年8月に、たまたま市長が葬儀場に公用車でやってきたところに出くわしたので、先月のことですし、記録はしていなくても、さすがに記憶にはあるだろうと、8月には何回、葬儀等に参列したのかと尋ねたのですが、まともな答弁はありませんでした。

私は最後に以下の意見を述べました。

 公用車の使用等に関して、結婚については、記録もなく、記憶にもないので、「なかった」と言い切れるということです。
 一方で、お葬式については、市に貢献した市政関係者に対して、市として弔意を示すため、市長がわざわざ参列したとする割には、記録はとっていないし、先月のことに関しても、記憶が新しいはずなのに、参列した回数や、故人と高槻市との関係をお答えになられませんでした。本当に故人が市政関係者なら、そんなことはないはずですし、実際には、市政関係者といえるような方ではなかったのではないかと思います。
 市は、市長の葬儀への参列を、公務だと主張されていますが、公用車を使って、税金から運転士の職員に給与等を支払っているにもかかわらず、市政関係者だとする故人や葬儀に関する記録もなく、先月のことすら議会で答えられないわけです。つまり、公務だと証明できないわけです。市長は単に、公用車を、私的に乗り回していただけではないのでしょうか


以下は本日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

令和6年9月議会 一般質問

■1.市長等について(公用車)

<1回目>

(1)先日の本会議では、石下副市長が自腹で「高槻市長」名義の供花を贈ったご葬儀に、濱田市長が参列したことについて、市長は公用車を使用したが、公務だったといったご答弁がありました。しかし、公務だけれども、葬儀の参列については記録をしていないということで、令和5年度の参列の回数に関しては、お答えになられませんでした。
 今年の8月も、市長は、公用車を使って、市民の方のお通夜等に参列されたかと思います。記録はなくても、先月のことですし、ご記憶はまだ新しいのではないでしょうか?今年の8月は、何回、公用車を使用して、お通夜やご葬儀に参列されたのでしょうか?お答えください。
 また、それは公務だったのでしょうか?なぜ公務といえるのでしょうか?お答えください。

⇒市政関係者のご葬儀に際し、市として弔意を示すため、公務として参列しています。

(2)市長の日々の公務の内容は特に記録していないという答弁もありましたが、結婚については、公用車の使用や公費の支出はないというお答えでした。記録がないのに、何故、「ない」と言い切れるのでしょうか?実際には何らかの記録があるのではないのでしょうか?理由をお答えください。

⇒以前にも答弁いたしましたが、結婚について、公用車の使用や公費の支出はありません。

<2回目>

(1)今年の8月に、市長が、公用車を使用して、お通夜やご葬儀に参列された回数をおききしましたが、先月のことにもかかわらず、お答えになられませんでした。記録していないだけではなく、市長の記憶にもないのでしょうか。
 回数すら答えられないということは、濱田市長個人としては、故人との思い出も特にないし、単に公務として参列しただけだったということで、よろしいでしょうか?お答えください。
(2)市政関係者のご葬儀だから、公務として参列したというお答えでした。今年の8月15日と19日のお通夜にも、公用車を使用して、参列されたかと思いますが、そのご葬儀の故人については、高槻市政と、具体的にどういった関係があったのでしょうか?それぞれお答えください。
(3)その故人の方々は、市政関係者というよりは、濱田市長の選挙や政治活動、後援会の関係者というべきではないのでしょうか?その故人の方々は、濱田市長の選挙や政治活動に、まったく協力されていなかったのでしょうか?お答えください。

⇒1点目、2点目、3点目についてですが、市へのご貢献に鑑み、市として弔意を示すため、公務として参列しています。

(4)あらためておききしますが、記録がないとしているのに、なぜ、結婚に関しては、公用車の使用等がなかったと言い切れるのでしょうか?理由をお答えください。

⇒結婚については、記録も記憶にもありません。

<3回目>

 あとは意見を述べます。
 公用車の使用等に関して、結婚については、記録もなく、記憶にもないので、「なかった」と言い切れるということです。
 一方で、お葬式については、市に貢献した市政関係者に対して、市として弔意を示すため、市長がわざわざ参列したとする割には、記録はとっていないし、先月のことに関しても、記憶が新しいはずなのに、参列した回数や、故人と高槻市との関係をお答えになられませんでした。本当に故人が市政関係者なら、そんなことはないはずですし、実際には、市政関係者といえるような方ではなかったのではないかと思います。
 市は、市長の葬儀への参列を、公務だと主張されていますが、公用車を使って、税金から運転士の職員に給与等を支払っているにもかかわらず、市政関係者だとする故人や葬儀に関する記録もなく、先月のことすら議会で答えられないわけです。つまり、公務だと証明できないわけです。市長は単に、公用車を、私的に乗り回していただけではないのでしょうか

【答弁要旨】
 市政へのご貢献に鑑み、市として弔意を示すために参列した。公用車についても、公務を円滑に遂行するため適切に使用している。



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2024年09月12日

【スポーツ団体補助金訴訟】次回は10月25日

今日は14時から、大阪地方裁判所で、スポーツ団体補助金訴訟の第5回口頭弁論の予定だったのですが、私が欠席してしまい、急遽、電話での弁論準備にしていただきました。関係者の皆様にはご迷惑をおかけしてしまいました。誠に申し訳ありません。

次回は10月25日10時30分から大阪地裁806号法廷とされました。ぜひ傍聴にお越しください。


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【市政報告会】10月5日に報告会を開催

10月5日(土)15時から、高槻市役所・総合センター(市役所の新館)3階の生涯学習センター・第3会議室で、報告会を行います。

参加をご希望の方は、こちらから事前にご連絡下さい。
http://form1.fc2.com/form/?id=677457

事前にご連絡のない方や体調の悪い方は、参加をお断りさせていただく場合があります。

よろしくお願いいたします。


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2024年09月10日

令和6年9月議会の総務消防委員会での質問

今日は高槻市議会の総務消防委員会があり、時間額制会計年度任用職員(アルバイト)の時給や、消防署の富田分署の移転、(仮称)総合防災センターについて、以下の質問をしました。

その後、新旧の富田分署へ行き、撮影してきました(1枚目が現在の富田分署、2枚目と3枚目が新しい富田分署です)。

高槻市中消防署富田分署

高槻市中消防署富田分署
高槻市中消防署富田分署

以下は今日の委員会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので、不正確な部分もあることをご了承ください。

■議案第66号 高槻市会計年度任用職員の給与等に関する条例中一部改正について

<1回目>

 中央最低賃金審議会の答申及び大阪地方最低賃金審議会の答申に基づき、大阪府における最低賃金額が1時間につき1114円(現行:1064円)に引き上げられる見込みであることを踏まえ、時間額制会計年度任用職員のうち10等級のものの報酬時間額(現行初号給:1110円)を5円引き上げたいということです。
 近隣の自治体では、どれだけの引き上げなのでしょうか?お答えください。

【答弁】
今回の報酬改定の趣旨は、令和6年10月1日に引き上げられる予定の大阪府の最低賃金を下回らないようにするためのものであることから、特に他団体の状況については把握しておりません。

<2回目>

(1)時間額制会計年度任用職員の報酬については、高槻市では、いつ、どのようにして、他団体の状況について把握してきたのでしょうか?お答えください。
(2)地方公務員の給与は、地方公務員法第24条第2項によって、生計費や民間企業の賃金、国・他の地方公共団体の職員との比較などによって定めなければならないとされています。これは均衡の原則と呼ばれていますが、時間額制会計年度任用職員の報酬については、そういった法令の定めがあるのでしょうか?あるのであれば、具体的に、何によって、どのように定められているのでしょうか?お答えください。
(3)時間額制会計年度任用職員の報酬については、高槻市では、民間企業の賃金の状況は、考慮されてきたのでしょうか?お答えください。
(4)時間額制会計年度任用職員の報酬について、高槻市では、他団体等の状況を踏まえて、どのようにしてきたのでしょうか。他団体等のものを上回るようにしてきたのでしょうか?下回らないようにしてきたのでしょうか?やや下回るようにしてきたのでしょうか?お答えください。

⇒本市の会計年度任用職員の給与等については、常勤職員と同様、地方公務員法の定めに基づき、令和2年度の制度導入以降、原則、毎年の人事院勧告を参考に見直しを行っております。
 また、このほかにも、適宜、近隣自治体の会計年度任用職員の報酬額などを調査し、必要に応じて、一部の職種の職員の報酬額を引き上げるなど、近隣自治体と均衡の取れた制度となるよう努めております。」

<3回目>

 あとは意見です。
 会計年度任用職員の給与等についても、地方公務員法の定めに基づいて、見直しを行っているということです。
 先ほど申し上げたとおり、地方公務員法24条2項では、民間企業の賃金も、比較の対象となっています。
 最近では、橋本環奈さんがテレビCMに出演している「タイミー」など、スキマ時間にすぐ働けるアルバイト先を見つけられるサービスが、広く宣伝されています。このサービスは、スマホのアプリに入力するだけで、企業と働き手をマッチングしてくれるそうです。
 そういうサービスの利用者も増えてくると、民間も人手不足ですし、割のいいバイトに人気が集まって、時給の平均もどんどん上がっていくのではないでしょうか?
 近隣自治体との均衡も大事ですが、人材を確保するためには、こういう民間の給与水準も注視すべきだと思います。
 この議案には賛成しますが、こういう1時間あたりの最低賃金額の引き上げがされた場合には、その機会に、高槻市の時間額制会計年度任用職員の報酬が、民間企業のものと乖離していないか、調査をしていただいて、アルバイトをお考えの方が、高槻市役所の時給にがっかりしないような、適切な額にしていただきたいと思います。要望しておきます。


■議案第67号 高槻市消防署の設置、位置、名称及び管轄区域に関する条例中・部改正について

<1回目>

 老朽化した中消防署富田分署について、防災拠点機能の強化を目的とした建て替えにより、現在の栄町一丁目5番1号から、川添一丁目18番4号に移転したいということです。
 現在の富田分署の土地と建物については、今後どうするのでしょうか?計画があるのであれば、お答えください。

⇒現在の富田分署の土地と建物についての御質問にお答えします。
 今後の利用については、現在のところ、計画はございません。

<2回目>

(1)新しい場所に移転することによって、消防車や救急車の到着時間には、どういった影響が見込まれるのでしょうか?平均的に早くなるのでしょうか?お答えください。

⇒移転による到着時間への影響につきましては、1階に事務所を配置して出動準備室を設けたことなど、現在の庁舎と比較して円滑な出動が可能なため、出動までの時間短縮が図られ、現場到着時間の平均は短縮できるものと考えております。

(2)新しい建物には、現在の建物にはないような新しい機能があるのでしょうか?出動が早くできるような工夫などがされているのでしょうか?お答えください。

⇒新しい機能につきましては、災害時対策として非常用発電設備や受水槽を設置したほか、感染防止対策や女性消防職員専用施設などを有しております。
 また、出動が早くできる工夫につきましては、1点目でお答えしましたとおりでございます。

<3回目>

 素晴らしいですね。10月1日からの稼働に、大変期待をしております。9月28日の完工式も楽しみにしております。議案には賛成します。


■議案第76号 令和6年度高槻市一般会計補正予算(第2号)
 ※竹中議員が先に質問したため、重複部分は省略。

<1回目>

(仮称)総合防災センターを、総合センターの6階に整備し、平常時には、防災の普及啓発のための防災学習スペースや、防災に関する研修等の場としての活用を検討するということですが、その定員は何名とするのでしょうか?お答えください。
 また、予約制にするのでしょうか?それとも、誰でも、ふらりと立ち寄ることができて、いつでも利用できるものにするのでしょうか?お答えください。

⇒(仮称)総合防災センターの活用における具体的な内容については、現在検討を行っているところでございます。

<2回目>

 あとは意見ですが、(仮称)総合防災センターは、災害時には、災害対策の中枢拠点となりますし、総合センターというビルの6階にあるわけですから、あまり多くの方が、防災学習や研修のために来ておられると、災害が発生した場合には、業務に支障が生じる可能性があります。そういうことも考慮して、防災学習や研修等については、定員を定めて、予約制にしてください。提案しておきます。



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2024年09月09日

【高校生等のいる世帯へ臨時支援米10kg】契約金額が給食用米のものを超えないか要チェック

先日の本会議では、高校生等のいる世帯への臨時支援米の予算案についても質問。

「物価高騰の影響が長期化している中、食費に大きく影響を受けやすい子育て世帯への支援策として、16歳から18歳までの高校生等に地元産米を給付し支援するとともに、地産地消の取組を推進する。」ということで、以前と同じく、1人当たり10kgを贈るとのこと。

以前の支援米については、お米や配送の随意契約の契約金額が高いのではないか等と、議会で指摘し、住民訴訟もしました。残念ながら、住民訴訟は負けてしまいましたが、今回、その経験を活かして質問し、最後に次の意見を述べました。

 先ほども申し上げたとおり、学校給食用では、無洗米が、1kgあたり310円ということですので、この臨時支援のお米は、10kgあたり3100円以下にできるはずです。
 お米の配達については、JAたかつきで、10kgあたり100円ですから、それ以下にならないとおかしいはずです。
 可能なら、お米を、JAたかつきの支店やセンター等に、取りに来てもらってほしいと思います。そうすれば、配達料もかかりませんし、お米以外の、高槻市内の農産物を知ってもらう機会になると思います。


JAたかつきの農風館・野見町店1
JAたかつきの農風館・野見町店2

以下は先日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■議案第77号令和6年度高槻市一般会計補正予算(第2号)

1.高校生等のいる世帯への臨時支援事業・5788万2千円について

<1回目>

 資料によると、「物価高騰の影響が長期化している中、食費に大きく影響を受けやすい子育て世帯への支援策として、16歳から18歳までの高校生等に地元産米を給付し支援するとともに、地産地消の取組を推進する。」ということです。まず8点伺います。

(1)予算の内訳には、「消耗品費(主に精米)」として4007万2千円が計上されています。支給対象者数を約10000人と想定しているので、1人当たり約4007円になりますが、JAたかつき管内で多く作付けされている「ひのひかり」という品種は、税込みで10kg3550円とされています。山間地で作付けされている「きぬひかり」という品種でも、税込みで10kg3600円です。
 この議案のお米については、10kgあたり、何円として、予算を見積もったのでしょうか?お答えください。
 また、高校生等には、「ひのひかり」か「きぬひかり」か、どちらをお送りするのでしょうか?お答えください。

⇒昨今のお米の価格を踏まえて見積もっており、品種については、「ひのひかり」を想定しております。

(2)JAたかつきには、学校給食用のお米も売っていただいていますが、その単価はいくらになっているのでしょうか?4年ほど前に確認したときには、納入単位は10kgで、価格は、税込みで1kgあたり295円、つまり、10kgで2950円でしたが、現在も変わらないのでしょうか?お答えください。

⇒学校給食用のお米の契約単価は、七分づき米が1キログラムあたり305円、無洗米が1キログラムあたり310円でございます。

(3)4年前には、今回と同じく「高校生等のいる世帯への臨時支援」として、10kgのお米を支給したために、高槻産米が不足して、給食のお米が、一時期、奈良県産になりました。今回は、こういう心配はないのでしょうか?お答えください。

⇒学校給食用のお米には、影響がないものと見込んでおります。

(4)予算の内訳には、「委託料(梱包発送等)」として1650万円が計上されています。
 これを1万人で割ると、1人当たり1650円になりますが、この1650万円の根拠は何なのでしょうか?お答えください。
 また、JAたかつきのサイトには、配達料は、10kgの場合100円だと記載されています。JAに配達してもらえないのでしょうか?お答えください。
(5)地元のお米屋さんであれば、無料で配達してくれる場合も多いと思いますが、JAが地元のお米屋さんにお米を卸して、そのお米屋さんに対象世帯へ配達してもらうことはできないのでしょうか?お答えください。
(6)JAたかつきは、高槻市内に、20か所以上の支店やセンター等をもっているので、高校生等に、そこへ、お米を取りに行ってもらうことはできないのでしょうか?お答えください。

⇒4点目から6点目までの配送等についてですが、委託料については、約100トンもの精米の配送業務に加え、精米の保管スペースや梱包作業等を含め見積っており、支援方法については、受取り等にかかる各世帯の負担を考慮し、配送によることとしております。

(7)4年前のお米の段ボール箱への梱包については、「J Aたかつきから、梱包、保管、配送業者に引き渡すためのスペース」として「J Aたかつき営農センターのスペース」の提供を受け
て、段ボール箱への梱包は、高槻市職員が行ったということです。
 この作業には、延べ何人の市職員が、何時間、従事したのでしょうか?お答えください。
 また、今回も、こうしたことを行うのでしょうか?お答えください。

⇒前回の梱包作業には、延べ約85人の市職員が約560時間従事しました。今回は、梱包作業を含めて事業者に委託することを想定しております。

(8)家庭によっては、普段、無洗米を使っていたり、逆に、玄米を食べていたり、する場合もあると思います。精米の具合に関して、各家庭の要望を聞いていただくことはできないのでしょうか?お答えください。

⇒大量のお米を一時期に精米する必要があることから、個々の家庭の要望を踏まえた対応は困難と考えております。

<2回目>

(1)学校給食用では、一番精米に手間がかかる無洗米でも、1キログラムあたり310円ということです。この議案の臨時支援のお米の単価については、それと同じか、それを下回る価格、つまり、1キログラムあたり310円以下、10kg3100円以下になると考えてよろしいでしょうか?お答えください。
 もし、そうでないのであれば、その理由を具体的にお答えください。

⇒お米の単価については、繰り返しになりますが、昨今のお米の価格を踏まえて見積もっております。

(2)お米の受け渡しの方法については、各世帯の負担を考慮して、配送にするということです。
 先ほど申し上げたとおり、JAたかつきでは、10kgあたり100円で配達してくれるということです。JAに配達してもらうということで、よろしいでしょうか?お答えください。
(3)JAたかつきの支店やセンター等に、受け取りに来てもらえば、配達料もかからないうえに、高槻市役所本館の斜め向かいのJAたかつきの農風館・野見町店に入っていただくとお分かりのとおり、高校生等に、高槻市内の農産物を知ってもらう機会にもなるかと思います。
そういう対応はしていただけないのでしょうか?お答えください。
(4)JAたかつきが高槻市内のお米屋さんにお米を卸して、そのお米屋さんに配達してもらえば、地域経済のためにもなるかと思うのですが、そういうことはできないのでしょうか?お答えください。

⇒2点目から4点目までですが、繰り返しになりますが、支援方法は、受取り等にかかる各世帯の負担を考慮し、配送によることとしており、お米の配送業者については、今後、適切に選定してまいります。

<3回目>

(1)はっきりとしたお答えがなかったので、あらためておききしますが、学校給食用では、無洗米が、1kgあたり310円ということですので、この臨時支援のお米は、10kgあたり3100円以下になると考えてよろしいでしょうか?お答えください。
 もし、そうでないのであれば、その理由を具体的にお答えください。

⇒お米の単価については、繰り返しになりますが、昨今のお米の価格を踏まえて見積もっております。

(2)お米の配送業者については、適切に選定するということです。先ほど申し上げたとおり、JAたかつきでは、10kgあたり100円で配達してくれるということですので、これより安い配達料になると考えてよろしいでしょうか?お答えください。
 もし、そうでないのであれば、その理由を具体的にお答えください。

⇒2点目、配送等については、大量のお米の配送業務に加え、精米の保管スペースや、梱包作業等を含めて見積もっており、当該業務を実施できる事業者を、今後適切に選定してまいります。
 なお、議員は、お米の購入金額については、学校給食用のものとの比較や、配送については、JAたかつきの配送料と関連付けて主張されていますが、今回の高校生等のいる世帯への地元産米の費用に関しましては、それぞれ諸条件が異なっておりますので、そのまま当てはめて考えることは困難であると、認識しております。
 また、本事業につきましては、令和2年に、類似の事業を実施したところ、当時、住民訴訟が提起されましたが、本市の勝訴となったほか、配送先の方々から、美味しくいただきました、どこで購入できるか教えてほしいなどといったお声もいただき、好評だったと認識しております。

あとは意見を述べます。
 先ほども申し上げたとおり、学校給食用では、無洗米が、1kgあたり310円ということですので、この臨時支援のお米は、10kgあたり3100円以下にできるはずです。
 お米の配達については、JAたかつきで、10kgあたり100円ですから、それ以下にならないとおかしいはずです。
 可能なら、お米を、JAたかつきの支店やセンター等に、取りに来てもらってほしいと思います。そうすれば、配達料もかかりませんし、お米以外の、高槻市内の農産物を知ってもらう機会になると思います。
 提案しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)
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2024年09月08日

葬儀参列は市長の公務?市長の安全管理上も、高槻市の危機管理上も、市長等の公用車の行き先は公文書に記録せよ

先日の本会議では、慶弔等についても質問。

石下副市長が、令和5年7月に、自腹で、「高槻市長」名義の供花を、ある市民の方のご葬儀に贈っていたということがありました。ルール上、市としては贈れないので、自腹で贈ったというわけです。

そのお通夜には、濱田市長も参列していたのですが、供花すら市として贈れないわけですから、公務ではなく、私的に参加したのかと思いきや、先日の本会議で質問したところ、公務として参列し、公用車も使用していたとのことでした。

では令和5年度は、濱田市長らはどれだけ葬儀・通夜等に参列したのかと尋ねると、記録していないとの答弁。

(4)通夜、葬儀について、市長や副市長が、公用車を使用したり、公費を支出したりして、参列した回数については、記録していないということです。先ほどのご葬儀については、公用車を使用したとお答えになられましたが、どのような記録をされていたのでしょうか?お答えください。
 また、市長や副市長の通夜・葬儀の参列については、どの公文書に、どのように記録されているのでしょうか?お答えください。

⇒参列については記録しておりません
が、ご質問の葬儀については、公用車を使用したことを把握しています。


公務なのに、記録していないというのは、どういうことなのでしょうか。

公用車の使用記録である「運転日誌」が、私が問題を追及した後に、改悪されたということを以前書きましたが、最近は、運転手の職員の名前しか書かれなくなってしまいました。

市長選用の公用車の運転日誌の改悪がさらに

これでは誰が乗ったのかも、行き先も、まったく分かりません。

私は最後に以下の意見を述べました。

 市長や副市長の公用車の使用目的や行き先については、記録をとっていないようですが、公用車で出かけたまま、まったく連絡が取れなくなったら、どうするんでしょうか?議員のほうでも、最近、議会を欠席して、しばらく連絡がとれなかったケースがありましたけれども、そんな時に、災害などが起きた場合には、高槻市役所に、司令塔がいないということになってしまいます。
 市長等の安全管理上も、高槻市の危機管理上も、市長等の公用車の行き先については、公文書に記録を付けるべきではないのでしょうか?ぜひ記録をつけてください。要望しておきます。


以下は先日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■認定第1号 令和5年度高槻市一般会計歳入歳出決算認定について

▲2.慶弔等について

<1回目>

(1)役所交際費については、何に、どれだけ支出したのでしょうか?お答えください。

⇒弔慰として1件、5千円、会費として4件、2万6千円、賛助として2件、2万円、その他として1件、1万7千710円、合計で6万8千710円を支出しております。

(2)慶弔内規に基づくものについては、何に、どれだけ支出したのでしょうか?お答えください。

⇒弔慰として1件、5千円を支出しています。

(3)結婚について、市長や副市長が、公用車を使用したり、公費を支出したりして、参列した回数は、どれだけだったのでしょうか?お答えください。

⇒公用車の使用や公費の支出はありません。

(4)通夜・葬儀について、市長や副市長が、公用車を使用したり、公費を支出したりして、参列した回数は、どれだけだったのでしょうか?お答えください。

⇒参列の回数については、記録しておりません。

(5)石下副市長が、令和5年7月に、慶弔内規に反して、自腹で、「高槻市長」の名義の供花を、ある市民の方のご葬儀に贈っていたということがありました。そのお通夜に、濱田市長も参列されたということですが、その際も、公用車を使用されたのでしょうか?お答えください。

⇒公用車を使用しています。

<2回目>

(1)役所交際費について、「その他として1件、1万7千710円」の支出もあったということです。これは、具体的には、どういったことに対して、何に何円を、支出したものなのでしょうか?お答えください。

⇒その他として友好都市・常州市の友好訪問団の来訪に伴う記念品代を支出しています。

(2)弔慰については、役所交際費で1件、慶弔内規に基づくものとして1件、支出したということです。この2件に関しては、市長や副市長は、ご葬儀やお通夜に、公用車を使って、参列されたのでしょうか?お答えください。
 また、この2件以外で、公用車を使って、参列したご葬儀やお通夜は、何件あったのでしょうか?お答えください。

⇒慶弔内規に基づき役所交際費で1件を支出しております。参列の件数については記録しておりません。

(3)石下副市長が、自腹で、「高槻市長」の供花を贈ったご葬儀には、濱田市長が、公用車を使用して、参列されたということです。
 この葬儀は、公務ではないと思いますが、なぜ、公用車を使用されたのでしょうか?お答えください。

⇒公務として公用車を使用しています。

(4)通夜、葬儀について、市長や副市長が、公用車を使用したり、公費を支出したりして、参列した回数については、記録していないということです。先ほどのご葬儀については、公用車を使用したとお答えになられましたが、どのような記録をされていたのでしょうか?お答えください。
 また、市長や副市長の通夜・葬儀の参列については、どの公文書に、どのように記録されているのでしょうか?お答えください。

⇒参列については記録しておりません
が、ご質問の葬儀については、公用車を使用したことを把握しています。

(5)懇親会の類に関しては、市長や副市長が、公用車を使用したり、公費を支出したりして、参加したものについては、どういったものが、どれだけあったのでしょうか?お答えください。

⇒各種団体の懇親会費として4件を支出しています。

<3回目>

(1)市長や副市長の日々の公務の内容については、どの公文書に、どういった記録がされているのでしょうか?お答えください。

⇒日々の公務の内容は特に記録していない。

(2)石下副市長が自腹で「高槻市長」名義の供花を贈ったご葬儀に関して、市長の参列については記録していないけれども、公用車を使用して参列したことは把握しているということです。どのようにして把握したのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒ご質問の葬儀については、令和5年9月議会で答弁しているため把握。

(3)一般の職員の公用車の使用に関しては、使用目的や行き先について、どの公文書に、どういった記録をしているのでしょうか?お答えください。
 また、市長や副市長の公用車については、そうした記録をしていないようですが、何故なのでしょうか?具体的な理由をお答えください。
(4)市長や副市長が、公用車を使用した目的や行き先については、市に記録がないので、すべて、公文書に基づいた説明ができないということで、よろしいでしょうか?お答えください。
 あるいは、市長や職員のどなたかが、私的にメモをとるなどして、記録されているのでしょうか?お答えください。

⇒(3)(4)市長等の公用車も、一般職員の公用車同様に、運転日誌に記録。

(5)石下副市長が、自腹で、「高槻市長」名義の供花を贈ったご葬儀に、濱田市長が参列されたことについては、公務だというお答えでした。慶弔内規に基づいても、供花を贈ることができないケースなのに、なぜ、このご葬儀への参列が、公務になるのでしょうか?理由をお答えください。

⇒市政へのご貢献に鑑み、市として弔意を示すため、公務として参列。

(6)各種団体の懇親会費として4件の支出をしているということです。それぞれ、どの団体の、どういった懇親会等だったのでしょうか?お答えください。
 また、市長や副市長は、その懇親会等へ、公用車で出席したのでしょうか?お答えください。

⇒防犯活動や交通安全活動を行っている団体の総会後の懇親会が3件、全国将棋サミットの懇親会が1件。
 公務の内容や公用車の行き先については、具体的な内容をその都度記録していないが、市長等の公用車は、市民福祉の増進等、行政の役割を果たすために、必要な公務を円滑に執行するために適切に使用している。

 あとは意見です。
 市長や副市長の公用車の使用目的や行き先については、記録をとっていないようですが、公用車で出かけたまま、まったく連絡が取れなくなったら、どうするんでしょうか?議員のほうでも、最近、議会を欠席して、しばらく連絡がとれなかったケースがありましたけれども、そんな時に、災害などが起きた場合には、高槻市役所に、司令塔がいないということになってしまいます。
 市長等の安全管理上も、高槻市の危機管理上も、市長等の公用車の行き先については、公文書に記録を付けるべきではないのでしょうか?ぜひ記録をつけてください。要望しておきます。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)

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2024年09月07日

【いじめ・不登校】令和5年度も過去最悪を更新。高槻市教育委員会は本当に「重大事態」として対応したのか?

一昨日の本会議では、学校安全やいじめ・不登校についても質問。

昨年も、令和4年度はいじめ・不登校が過去最悪だったとして議会で取り上げましたが、令和5年度は、残念なことに、それをさらに上回ってしまいました。

高槻市の小中学校のいじめ・不登校の認知件数等

保護者の方から、あるいじめの事案について、いじめ防止対策推進法に基づけば、「重大事態」に当たるのに、高槻市教育委員会は「重大事態」と認定しないとの相談がありました。

以下は栃木県のHPにあった「いじめ防止対策推進法」の概要からの抜粋です。

(1)重大事態の意味
ア「生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑い」
 ・児童生徒が自殺を企図した場合。
 ・身体に重大な傷害を負った場合。
 ・金品等に重大な被害を被った場合。
 ・精神性の疾患を発症した場合。等を想定
イ「相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑い」
 ・年間30日を目安。一定期間連続して欠席しているような場合などは、迅速に調査に着手。
※児童生徒や保護者からいじめられて重大事態に至ったという申立てがあったときは、その時点で学校が「いじめの結果ではない」あるいは「重大事態とはいえない」と考えたとしても、重大事態が発生したものとして報告・調査等に当たる。


以上のとおり、年間30日以上欠席している場合にも、重大事態が発生したものとして報告・調査等に当たらなければならないとされています。ところが、議会で質問しても・・・

(3)児童・生徒が年間30日以上欠席しているケースで、児童・生徒あるいはその保護者が、いじめが原因だと主張しているものは、何件あるのでしょうか?お答えください。
 また、そのうち、「重大事態」に当たると判断したものは、何件なのでしょうか?お答えください。
(4)児童・生徒が年間30日以上欠席しているケースで、児童・生徒あるいはその保護者が、いじめが原因だと主張しているにもかかわらず、「重大事態」に当たらないとしたものについては、どういう理由で、「重大事態」に当たらないとしたのでしょうか?お答えください。

⇒3点目・4点目の重大事態の認定については、いじめ防止対策推進法に基づき判断しております。令和5年度に、いじめが原因で不登校になったことにより重大事態として調査を行ったものは2件ございます。


・・・まともな答弁はありませんでした。本当に、法律どおりに、いじめに対応しているのでしょうか?

また、登下校時や通学路で、児童生徒が事故等に巻き込まれた件数は、答弁によると、25件だったとのこと。けれども、校区安全マップには、すべてが反映されていないようです。実際に事故が起きたわけですから、反映させるべきではないでしょうか?

以下は一昨日の議会でのやり取りです。原稿とメモに基づいているので不正確な部分もあることをお許しください。

■認定第1号 令和5年度高槻市一般会計歳入歳出決算認定について

▲3.学校安全等について

<1回目>

(1)登下校時において、あるいは通学路において、児童・生徒が、事件・事故にあった件数は、どれだけだったのでしょうか?お答えください。

⇒令和5年度登下校時や通学路において、児童生徒が事故等に巻き込まれたとの報告は、25件ございました。

(2)校区安全マップを学校ごとに作成しているということですが、どういったタイミングで見直しをされているのでしょうか?お答えください。

⇒校区安全マップについては、学校の協力を得て毎年必要に応じて更新しております。

(3)いじめや不登校の件数が、年々増加していますが、令和5年度は、どういった対応をされたのでしょうか?お答えください。

⇒いじめの対応についてですが、いじめを受けた児童生徒の安全確保を最優先にしながら、事実を明らかにするための調査を行い、関係児童生徒や学級・学年の児童生徒に対して指導や支援を行いました。
 また、不登校の児童生徒への対応についてですが、個々の状況に応じて、家庭訪問や、スクールカウンセラーによるカウンセリング、校内適応指導教室や教育センターの不登校児童生徒支援室「エスペランサ」等を活用した学習支援などを行いました。

<2回目>

(1)登下校時や通学路において、児童生徒が事故等に巻き込まれたとの報告は、25件あったということです。そのうち、校区安全マップで、危険だと示された場所で起きたものは、何件あるのでしょうか?お答えください。

⇒事故等の件数のうち、校区安全マップに掲載の危険箇所で発生したと把握しているものは5件でございます。

(2)校区安全マップで、危険だとは示されていない場所で起きた事故等については、校区安全マップに反映されたのでしょうか?反映されたのであれば、いつ、反映されたのでしょうか?お答えください。
 また、反映されていないのであれば、なぜ、反映されなかったのか、具体的な理由をお答えください。

⇒校区安全マップは、交通安全、防災、防犯の3つの観点から、通学経路等を児童生徒自身が書き込み、児童生徒の安全意識の向上や危険予測・回避能力の育成につなげるための教材として作成しており、更新については学校の協力を得て毎年行っているものです。

(3)児童・生徒が年間30日以上欠席しているケースで、児童・生徒あるいはその保護者が、いじめが原因だと主張しているものは、何件あるのでしょうか?お答えください。
 また、そのうち、「重大事態」に当たると判断したものは、何件なのでしょうか?お答えください。
(4)児童・生徒が年間30日以上欠席しているケースで、児童・生徒あるいはその保護者が、いじめが原因だと主張しているにもかかわらず、「重大事態」に当たらないとしたものについては、どういう理由で、「重大事態」に当たらないとしたのでしょうか?お答えください。

⇒3点目・4点目の重大事態の認定については、いじめ防止対策推進法に基づき判断しております。令和5年度に、いじめが原因で不登校になったことにより重大事態として調査を行ったものは2件ございます。

(5)いじめや不登校に関して、いろいろと対策をされたということですが、令和4年度までとの違いは何なのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒令和5年度は、令和4年度より実施の不登校減少に向けた生徒指導研究指定校による研究を進めるとともに、スクールソーシャルワーカー等の専門家の校内ケース会議への参加を促進するなど、各学校における組織的な生徒指導体制の充実に向けての支援を行いました。

<3回目>

(1)校区安全マップで、危険だとは示されていない場所で起きた事故等は20件あったということです。それらは、校区安全マップに反映されたのでしょうか?お答えください。
 また、反映されていないのであれば、なぜ、反映されなかったのか、具体的な理由をお答えください。

⇒繰り返しとなりますが、児童生徒の安全意識の向上や危険予測・回避能力の育成につなげるための教材として作成しているものであり、更新については学校の協力を得て毎年行っているものです。

(2)あらためておききしますが、児童・生徒が年間30日以上欠席しているケースで、児童・生徒あるいはその保護者が、いじめが原因だと主張しているものは、何件あるのでしょうか?お答えください。
 また、そのうち、「重大事態」に当たると判断したものは、何件なのでしょうか?お答えください。
(3)あらためておききしますが、児童・生徒が年間30日以上欠席しているケースで、児童・生徒あるいはその保護者が、いじめが原因だと主張しているにもかかわらず、「重大事態」に当たらないとしたものについては、どういう理由で、「重大事態」に当たらないとしたのでしょうか?お答えください。
(4)高槻市では、児童生徒側から、いじめられているという訴えがあっても、いじめたとされる側がいじめを否定したり、明らかな証言が得られなかったりした場合には、いじめを認定しない運用としているのでしょうか?お答えください。
(5)高槻市では、重大事態の認定のためには、児童生徒本人へのヒアリングを必要としているのでしょうか?お答えください。
 また、そうである場合には、その理由を具体的にお答えください。
(6)いじめ防止法に基づかずに、重大事態か否かを判断した事案はあるのでしょうか?あるのであれば、どういった事例が、何件あるのでしょうか?具体的にお答えください。

⇒繰り返しとなりますが、令和5年度に、いじめが原因で不登校になったことにより重大事態として調査を行ったものは2件ございます。
 また、いじめや重大事態の認定につきましては、いじめ防止対策推進法に基づき判断しております。
 いじめの訴えがあった場合については、学校において、事実を明らかにするための調査を行います。関係児童生徒からの聞き取りが困難な場合については、周囲の児童生徒や教職員等から、多角的に情報収集をするなど、状況に応じて、適切に対応を行っております。



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高槻ご意見番 代表 北岡隆浩(高槻市議会議員)

■高槻市立小学校のいじめの認知件数
令和5年度  683
令和4年度  487
令和3年度  394
令和2年度  376
令和元年度  303
平成30年度 376
平成29年度 245
平成28年度 94
平成27年度 39
平成26年度 41
平成25年度 54
平成24年度 38
平成23年度 33

■高槻市立中学校のいじめの認知件数
令和5年度  439
令和4年度  288
令和3年度  228
令和2年度  170
令和元年度  151
平成30年度 138
平成29年度 113
平成28年度 60
平成27年度 51
平成26年度 29
平成25年度 20
平成24年度 43
平成23年度 28

■高槻市立小学校の不登校の認知件数
令和5年度  335
令和4年度  307
令和3年度  241
令和2年度  157
令和元年度  122
平成30年度 109
平成29年度 91
平成28年度 90
平成27年度 76
平成26年度 82
平成25年度 62
平成24年度 60
平成23年度 70

■高槻市立中学校の不登校の認知件数
令和5年度  474
令和4年度  407
令和3年度  329
令和2年度  242
令和元年度  210
平成30年度 203
平成29年度 246
平成28年度 254
平成27年度 218
平成26年度 226
平成25年度 257
平成24年度 276
平成23年度 285
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